ちょっと風邪気味で執筆意欲が湧きませんでした、コンスタント更新とか毎日更新が出来る人はマジリスペクトっす!
あと呪術廻戦最終巻を読んでて感動に震えてました、書き下ろし多くて単眼猫先生ありがとうございました!
エンマの休日が1月4日までコミックシーモアで無料で読めるんでまだ読んでない妖怪ウォッチ好きは急げ!(ダイマ)
ちなみに栗原渚がアオダイショウを飼っていたというのはオリジナル設定です、でもあれだけたくさんの生き物を飼っていたんだから蛇の1匹や2匹飼っているでしょ、というのが読者の見解です。
栗原渚は毒蛇を先手必勝で素手で捕獲できます。
◇◇◇ side 栗原渚◇◇◇
チョーシ堂のお爺さんに結界を修復したことを報告して私たちとさくらニュータウンには平穏な日々が戻って来た。
ひとまずスグルくんたちと別れて自宅に戻った私は別れ際に言われた通りオロチと影オロチを呼び出すことにしたのだった。
「私の友達!出て来てオロチくん!影オロチくん!妖怪メダルセットオン!!」
「ニョロローン!デロローン!ソロソロ、イイダローン!?」
「オロチ!やっと呼んでくれたのだな…嬉しいぞ渚」
「影オロチ!誰を消そうか?」」
相変わらずやけに距離近いなぁ…というか影オロチくんなんか物騒なこと言ってる…!?
「えーと、私は確かに栗原渚だけど誰かと間違えてない?少なくとも私は君たちのこと知らないよ…」
「いや、ソイツらは俺たちと同類だぞ、久しぶりじゃねぇか」(ガラッ)
「お茶入ったわよー、今日はケーキも焼いてみたの」
クローゼットでくつろいでいたやもりくんがそう言って現れてじょろくんはサッサッと私たちの前に冷たいお茶と切り分けたケーキを配ってくれた。
私よりも手慣れてるし女子力高いよ、君確か男だよね?
「そりゃ女郎ですもの」
「思考読まないで、やもりくんとじょろくんの同類ってことは君たちも私とは前世からの付き合いってことかな?」
「ああ、そうだ。この姿ではわからないか」
「今、かつての姿に戻りましょう」
そういうと2体のいたところに紫煙がたちのぼり消えるとそこには青灰色のアオダイショウとアルビノのアオダイショウが這っていた、そうだ…!私は前世に蛇を捕まえて飼っていた…!
「もしかして私の飼っていたアオダイショウのアオくんとシロくん?」
「その通りだ、やっと気づいてくれたな」
「ようやく分かってくれたか、嬉しいぞ」
再び紫煙が立ち上るとそこには少年の姿の2体がいた、飼っていた時から「ウチの子美蛇じゃない?」とか思っていたけれど本当に美少年になって現れるとは…!
でも、私の転生に巻き込んだ形になるんだよね…と少しブルーになっていると2体はこちらを向いた。
「私はお前の死後、野に放たれた。元々野生だったし気にしていないからいいんだ、この世界ではこうして妖怪になれるくらい生きているしな」
「私はあの後、水族館に寄贈されて見せ物の憂き目に…。正直、もう人目につくのが嫌だからこの世界では影の存在…隠密として生きている」
「アルビノって珍しいからね、シロくんはその…ドンマイ」
そう言って喉が渇いたのでお茶をいただく、ふと思い出すとさっきのオロチくんたちは「私たちは妖魔界の最高権力者であらせられるエンマ大王の密命を受けてここに来た」って言ってたよね。
そのことを聞いてみるとオロチくんと影オロチくんたちは「話せる範囲で話すとだな…」と教えてくれた。
「妖怪の世界こと妖魔界はエンマ大王を最高権力者に据えて栄えているのだが最近良からぬ者…ぶっちゃけると自分がその座に立とうとし国家転覆を狙う者が蠢き出している、さっきの結界騒ぎは嵐の前兆に過ぎない」
「私たちは反逆者の尻尾を掴んで引きづり出すべく人間界で密命を受けている、詳しいことは言えないが渚の周囲の人間にも関わると言っておこう」
思っていたよりも大事だった。私の周囲にも関わって来るのか…、誰なんだろう。
「めちゃくちゃ大事じゃないか、こんなところでお茶していて良いのかい?」
「他にも密命を受けた者はいるから大丈夫だ、それよりも渚には自分の心配をしてもらうぞ」
そう言うとオロチくんはPadを取り出して何やらスワイプしている、気のせいかな。今私の顔写真が写った気がしたけど…。
というかこの世界、まだ90年代なのに当たり前のようにスマホやPadがあったりなんか前世で聞いたことの無い町がニュースでしょっちゅう映ったり妖怪や呪霊が居たり前世の常識のままでは生きるのに苦労しそうだよ…。
「妖怪オシラセッターに渚の情報を問題無い範囲で書き込んでおいた、これで他の転生妖怪たちに渚のことが伝わるはずだ!」
「プライバシーの侵害!?というか反逆者居るって話したばっかだよね!!」
「問題無い範囲で、と言っただろう。ホラ、早速返信があったぞ!」
Padを見せてもらうと「海で会えませんか?」「おおもり山で待っています」と書き込みがあるのが見えた。
「とりあえず行ってみないか?危険な相手だったら私たちが祓おう」
「う〜ん、本当に転生妖怪たちだったら待たせるの申し訳ないし行くだけ行ってみるか」
そう言って私たちは明日会いに行きますと書き込みをしてひとまずケーキをいただくのだった、ちなみにじょろくんのケーキは美味しかったけれどやもりくんがやけにおっかなびっくりしていた。
そういえばじょろくんって毒使いだったね、でも私はじょろくんを信用しているから食べちゃうぞ。そう伝えたら感極まったらしいじょろくんにハグされた、すごく良い香りした。
◇◆◇
そう言って次の日さくら中央シティの海へ来た私たちだったが例の相手はまだ来ていないようだ、こういう時は釣りでもして時間を潰すか…。
都会の海なのにこの辺は綺麗で運が良ければタイも釣れるんだよね。
持って来た竿に仕掛けをつけて伸ばすといきなり当たりが来た!しかも重いぞ!
「ぐぬぬぬぬ…フンヌラバッ!!!」
思わず出てしまった女の子が出しちゃいけないシャウトと共に竿を振り上げると釣り上げたのはなんと妖怪?だった!
その妖怪はタコやイカのような頭をした半魚人の姿をしている。
「流石は栗原渚!その竿捌きは相変わらずのようだ…!」
「えーと、君は一体?」
「私はかつてお前に飼われていたヒラメとか海水魚全般、それとお前に釣られて美味しく頂かれたアオリイカの生まれ変わり的なアレだ!見事な竿捌きには惚れ惚れしたぞ、私の友達メダルを受け取って欲しい」
「(アレかぁ〜、あの時は竿じゃなくてタモ、魚のついでだったことは言わない方が良さそうだね)」
そう言って渡された妖怪メダルには「陀艮」と書かれていた。ニョロロン族かぁ。
「ちなみに私は領域展開…まぁフィールドを南国のビーチにしたり海の生き物ならなんでも呼び出せる」
「すごいじゃん!」
そう言って私たちは海を後にして今度は山に向かうのだった。
◇◆◇
そうしておおもり山にやって来た私たちだった、件の妖怪は前にガシャガシャのあった御神木前で待っているらしい。
奥地に向かっているとガシャガシャの前に大木を擬人化したような妖怪?が立っているのが見えた、近づいてみよう。
「こんにちは〜栗原渚です」
「xxxxxxxxxxxxxxxxx」
「うわ!音としては意味不明なのに意味は理解出来る、不思議!」
「xxxxxxxxxx」
どうやら彼?彼女?は私の管理していたビオトープの植物や採取されて美味しく頂かれた野草の化身的なサムシングらしい、私は山菜獲るのは自信があるけど料理するのは下手っぴだったからなぁ…。なんか申し訳ないぞ。
「xxxxxxxxxx、xxxxxxxxxx」
「えっ私が輪廻転生の具現化?どういうこと?」
「xxxxxxxxxx」
「いずれ分かるかぁ…、なんかモヤっとするけどまぁいいか」
「xxxxxxxxxx」
「えーと君はどこにでも木を生やしたりお花を咲かせたり出来るんだ、すごいね!」
そう言って渡された妖怪メダルには「花御」と書いてあった、なんかフローラルな香りがする…!
そうやっているともうカラスが鳴き夕暮れになっていたので帰宅するのだった。
閲覧ありがとうございました、もし良ければ評価をください。
妖怪ウォッチシリーズの媒体によって出自の異なる人気者、ことオロチですがこの小説ではちゃお版と元祖版の設定…つまり元から蛇だった設定で行きます。
この世界に転生してレッドJに負けて荒れていたところを先代エンマ大王にスカウトされてエリート妖怪になったというバックボーンで行きます。
陀艮と花御が妖怪になっていますがご了承ください。
陀艮の元になったアオリイカはスケッチブック11巻、第150話に登場しています。