ちょっと食わず嫌いしていた作品ですが普通に面白いですね
ただ現代のマップが狭いのとしょっちゅうエラー落ちするのと虫捕りと魚釣りが無いのとイナホのスタメン落ちとケータとイナホのクラスメートの話とUSAの話が一切出て来ないのは不満しかない
マックがアニメに出てケータと冒険するのを見たい人生だった…
USA編は劇場版でやるべきだったと思います
「領域展開 極楽温泉郷(ゆーとぴあ)」
ゴーグルをずり下げて豚のくせになんかやけに綺麗な蒼い瞳をしたのぼせトンマンがそう唱えると周囲の景色が一変した。
いや、僕の感覚もおかしくなった。何が起こった…領域展開というのを受けたのか?
(湯気で)何も見えない
(温かくて)何も感じない
違う
何もかも(何故か知らない爺さんとワカメくんがダンスしているのが)見える!!
全て(お湯に入っている状態を)感じる!!
いつまで経っても風呂に入っている状態だという以外の情報が完結しない!!
故に風呂に入る以外のことが何も出来ない!!
ひたすらに混乱する僕にやけにイケボになったのぼせトンマン(CV中村悠◯)が声をかけて来る。
「ここは湯加減の内側、“知覚”“伝達”、生きるという行為に無限回の“風呂に入る”という作業を強制する」
「皮肉だよね、風呂の全てを与えられると何も出来ず緩やかにのぼせるなんて」
なんかパチモンくさいぞ!!!具体的に言うと今「銀髪に蒼い瞳のお兄さん」の虚億が似たようなこと言っているのが見えた。
君、そろそろ怒られるというより訴えられて負けるぞ。というか無限に風呂に入り続けてたらのぼせて当たり前じゃないか…!
ウィスパーなんてもうのぼせて真っ赤になっている、なんかタコみたいだな。
駄目だ…思考が茹だって来た…。このまま僕ものぼせてしまうのか…。
そう諦めかけたその時、
「ともだち召喚!出て来て陀艮くん!」
「ニョロローン!デロローン!ソロソロ、イイダローン!?」
「領域展開 蕩蘊平線」
女湯との境の壁の方から栗原さんの声が聞こえたと思うと再び周囲の景色が一変、南国のビーチのようになった。
そして「無事か夏油!」と甚爾師匠が風呂から僕を引っ張り出してくれた。
振り返ると何故かダイビングスーツを着た栗原さんが立っている。
「大丈夫かい!スグルくん!」
「栗原さん…どうしてここに…」
「私の家も給湯器が壊されてね、家族で銭湯に来たんだけど男湯が騒がしかったから助太刀に来たよ!」
「ありがとう、君がいなかったらあのままのぼせていたよ」
「話は後にしろ、奴さんはまだ健在だ…!」
そう言われてのぼせトンマンの方を見ると不思議な景色が広がっていた。
僕たちがいる周辺は南国のビーチなのにのぼせトンマンのいる周辺は何故か知らない爺さんとワカメくんが舞い踊る風呂場なのだ。
というかあの知らない爺さんとワカメくんは一体なんなんだ。
どういうことなのかと甚爾師匠に尋ねると「領域の押し合い状態なんだよ」と答えられた。
領域展開には対処法がいくつかあってその中で1番良いとされているのは“こちらも領域を展開すること”らしい、領域と領域がぶつかるとより洗練された領域が勝つそうだ。
今は拮抗状態ということか、なら僕たちが動けばこちらが有利になる!
「僕のともだち!出て来い!!ジバニャン!!妖怪メダルセットオン!!」
「プリチー!オレッチ、トモダチ!ふくはウチー!」
「ジバニャン!!だるいんですけど…」
「早速で悪いがアイツをやっつけるの手伝って欲しい」
「チョコボー3本で手を打つニャン」
「ありがとう、あとはありったけの呪霊をぶつける!」
蝿頭から牛型や百足、コモドドラゴンまで今持っているありったけの呪霊を召喚してのぼせトンマンにけしかける、周囲の心配しなくてもいい状態ってありがたいな。
横をチラッと見ると栗原さんも妖怪たちを追加召喚している、このまま一気に押し込むぞ!
圧倒的な数の暴力に最初は風呂桶や石鹸で対抗したのぼせトンマンだったがコモドドラゴン呪霊の毒噛みつきから顔を庇おうとしたところで飛び出したジバニャンのひゃくれつ肉球を腹にくらい倒れた、へそが弱点だったようだ。
「うぅ〜、や〜ら〜れ〜た〜」
「やりましたよスグルくん!我々の勝利です!!」
「ウィスパーは何もして無いだろ」
のぼせトンマンが倒れたと同時に銭湯の景色に戻って来た、陀艮も領域展開を止めたようだ。
のぼせトンマンの領域展開が止んだおかげかいつのまにか復活していたウィスパーにツッコミを入れつつ、どうしてあんなオナヤミを依頼したのか聞き出すことにする。
「うぅ…オデは昔この銭湯を経営していた家族に飼われていた豚だったんだ…、自分で言うのもなんだがとても大事にされていて客が帰った後風呂を洗う前に湯に浸かるのが日課だった…」
「オマエも大切にされてたペットだったニャンね」
「そんなオデは寿命で死んだ後妖怪になってずっと銭湯を見守り続けてたんだが、なんと銭湯が閉店しちまうらしいじゃねぇか…」
「そうか!君は銭湯に人を集めようとしてあんなオナヤミを書き込んだんだな!」
「銭湯が繁盛すれば閉店の話も無くなると思ったんだよ…」
「それは違うんじゃよトン太郎!」
聞こえて来た声に入り口の方を向くと栗原さんの妖怪ウォッチを首から下げたお爺さんが栗原さんに付き添われて立っている。
「随分と大きくなっちまっているがトン太郎なんじゃろ…?」
「爺さん…!俺が見えるのか!?」
「私の妖怪ウォッチを貸したからね、君のことはばっちり見えているはずさ」
「感動の再会でウィスねぇ〜」
「ウィスパーはちょっと黙れ」
お爺さんはのぼせトンマンの方を見ながら「お前は勘違いしているんじゃよ」と言った。
「ワシらは客が来ないから銭湯を閉めるんじゃ無いんじゃ…むしろ繁盛しているから一旦閉めてスーパー銭湯に立て直す予定なんじゃ!」
「そういえば母さんがリニューアルオープンするためにしばらく休業するって言ってたな」
「そうじゃ、経営だって息子夫婦が継いでくれると言っておる」
「つまり閉店はオデの勘違いだったってコト!?」
「オデは勘違いでなんということを〜!」と米花町の犯人のような悲鳴を上げるのぼせトンマン、お爺さんはそんなのぼせトンマンに寄り添っている。
どうしようコレ…これ以上責任追及するのは心が痛むぞ、と思っていると足元から「給湯器のことなら俺たちに任せな!」と声がした。
するとポン骨がハンマーを両手に持った妖怪がうじゃうじゃいる。
「ウィスパー、この妖怪は!?」
「えーと!えーと!この妖怪はリボーン、ポン骨の進化系で物を壊すのではなく直す妖怪でウィッス!」
「俺たちは今回のオナヤミ解決で進化出来たポン骨だよ、俺たちが壊したんだ直すのも俺たちがやんねぇとな!」
「あとは片付けのオナヤミをつぶやいておけばこの近所のお風呂場は大丈夫そうですねぇ」
全く今日は妖怪に振り回された1日だったな…、そう思っているとのぼせトンマンとお爺さんがこちらに声をかけて来た。
「今回は散々世話をかけちまったな、お詫びと言っちゃあなんだが俺の妖怪メダルを受け取ってくれ、そっちの嬢ちゃんもだ」
「まぁ、貰っておくよ。もう勘違いで暴走するのはは止してくれよ?」
「まぁまぁスグルくん…のぼせトンマンも悪気があってやったわけじゃないし」
「お嬢ちゃんにはこの時計を返すぞい。トン太郎を止めてくれたお礼じゃ、ぜっぴん牛乳をご家族の分までタダであげよう」
「やったね!アレ一本で1500円もするんだよ!」
まぁ人間と妖怪が仲良くやっていくにはトラブルもつきもの、解決していくのも妖怪ウォッチを持つ者の義務なんだろう…と思うことにする。
ちなみに後日栗原さんになんで堂々と男湯に入っても大丈夫だったのか尋ねると影オロチに隠密の術をかけてもらっていて非術師には見えないようにしていたらしい。便利だな、ウィスパーもPad抜きでこれくらい有能になればな、と思わなくもない。
妖怪ウォッチ4クリアしました!
物足りない部分は結構あれど面白い作品だと思います、日野も素直に妖怪ウォッチ5を10周年記念で出しとけば良いのに。
日野はコンテンツ創りも得意だけどコンテンツ殺しを自分でやらかして自分で自分とファンの首を絞めているイメージあります。
学園は正直なところあまり魅力を感じないですね…