スパロボサルファやってたら遅くなりました
名作ゲームはスパロボ然り妖怪ウォッチ然り発売から何年経っても面白いですね
ただ、地球どころか宇宙滅亡の危機なのに人類同士の内ゲバ始めたブルコスとプラントは滅べ(殺意)
※食べ物を粗末にする描写を修正しました
◇◇◇栗原 渚◇◇◇
夏休みのある日、私とスグル君は久しぶりにクマ君やカンチ君と遊ぶ約束をして小学校前に集合しているのだった。
なんでも最近さくらニュータウンでは河童の目撃情報が相次いており、オカルトマニアの間では有名になっている…というのをネット記事で見かけたので私たちでも河童を探しに行こう、という話になったのだ。
「それにしても河童なんて本当にいるのかなぁ、見間違いじゃないの?」
河童実在説に否定的な意見を述べるカンチ君、カンチ君は基本的にオカルトは信じないタイプなんだよね。
ただ呪霊と妖怪の存在を知り、見える者としてはそのまま平和に過ごして欲しい。
「悪魔の証明って奴だろう、もしかすると僕たちが最初の発見者になるかもね」
「良いこと言うじゃん、そう考えるとワクワクして来たぞ!」
スグル君はカンチ君にそう答えるとこちらに耳打ちして来た。
「(今回の件、もしかしたら妖怪の仕業かもしれない。ウィスパーが河童に会える!ってうるさいんだ)」
「(妖怪ならまだ良いんだけどね、下手すると呪霊が生まれるかもしれないから気を抜かないようにしよう)」
「(そうしよう)」
噂に怪談や都市伝説…はたまたオカルトスポットに人々の負の感情が集まってその通りの呪霊が発生するというのも甚爾さんに習ったことの一つだ。
今回の河童も見間違いや本物の妖怪ならまだ良いが呪霊だったら私とスグル君の出番だろう。
呪術師はさくらニュータウンに近づかないらしいから被害が出る前に私たちで祓わないと。
「(でも本物の妖怪だったら是非友達になりたいよね)」
「(思う思う)」
「2人とも何コソコソしてるのさ」
そうカンチ君に言われたので「なんでも無いよ」と答えておく、話題を変えるか。
「それにしてもクマ君遅いね、いつもなら1番に来てるのに「お〜いみんな〜!」噂をすれば何とやらだ」
「遅いよ!クマ!」
「へへっゴメンゴメン、河童を捕まえるためのとっておきを用意してたんだよ!」
「とっておきって?」
「ああ!目指すはおおもり山のどんこ池だ!」
そんな会話をしつつ小学校を抜けておおもり山の参道を登り神社を通りすぎてしばらく行ったところにあるどんこ池に着いた。
クマ君の話ではこの辺りで河童の目撃情報が多いらしい。
一応周囲にフェンスはあるが老朽化が激しく子供なら簡単に通れてしまう、外来種も多いし安全性もイマイチ…まぁだからしょっちゅうバス釣りに来てるんだけど。
到着した私たちは河童を探すための作戦会議を始めたのだった。
「僕は河童の好きそうなものをネットで調べたよ」
そう言ってコンビニ袋からお寿司パックを取り出すカンチ君、確かにきゅうり巻きのことを河童巻きっていうよね。
でももったいないから餌にするとかは止めよう。
「僕も河童といえばきゅうりのイメージがあったからきゅうりを持って来たよ」
そういうと持ってたきゅうりの袋を出したスグル君、後ろではウィスパーがPadをスワイプしながら「間違いありませんよぅ!」と声をあげている。
「私はとりあえず釣具一式持って来たよ、きゅうりを餌にして釣ってみようか」
「お寿司はもったいないから後でみんなで食べよう」
私はそう言って昨夜組んで来た仕掛けや持って来たルアーを見せる、仕掛けの袋が風で飛ばされて環境を汚すかもしれないから仕掛けの組み立ては家でやるのが私のモットーだ。
「ふっふっふ!俺は河童の情報をもとにスッゲーもん用意したぜ!じゃ〜ん!」
そう言ってクマ君が取り出したのは指輪だった、駄菓子屋や玩具屋で売ってるいるような物ではなくちゃんとした指輪のように見える。
「河童は光る物で釣れるっていうのが俺様がゲットしたマル秘情報だ!だから母ちゃんの指輪を持って来たぜ!もちろん秘密でな!」
「それって不味くないか?せめて許可を取ってからにすべきだ」(正論)
「絶対失くすからやめた方が良いよ…」(大人の忠告)
「だいじょーぶだって!誰が河童を1番に捕まえられるか競争だ!」
「あーあ、僕知らないっと」
クマ君は私たちの忠告や説得を聞かずに釣竿と指輪を持って走って行ってしまった。
スグル君が大人っぽいからって通常の男子小学生の愚かさを甘く見ていたかもしれない…。
カンチ君も離れて行ったのでとりあえず万が一のため「水中行動出来る妖怪」を召喚しておく。
「私の友達!出て来て陀艮くん!妖怪メダルセットオン!!」
『ニョロローン!デロローン!ソロソロ、イイダローン!?』
「陀艮!渚よ、一体何があった」
「陀艮くんにお願いがあってね、池に潜る準備をしていて欲しいんだ」
「池!?」
そう言うと陀艮くんに事情を話すと見た目イカタコなのにだらだらと冷や汗をかいているではないか。
「渚よ、あらかじめ言っておくと私は海の生き物の化身であって淡水には適応していない」
「えっじゃあ池に潜って指輪や河童を探すってのは無理なのか」
「そうだ夏油スグル、それこそ川の妖怪…河童の手を借りるべきだろう」
そこまで会話したところで「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」というクマくんの声が聞こえたので陀艮くんと一緒に慌ててそっちに向かう、
「クマ君どうしたんだい!?」
「指輪が!指輪がぁ〜!!」
「失くしたんだな?」
「(コクリ)」
あまりにも早いフラグ回収…!私とスグル君じゃなきゃ見逃しちゃうね、まぁ予想はついてたので今にも池に飛び込みそうなクマ君を落ち着かせつつ悲鳴を聞いてやって来たカンチ君に説明するのだった。
「だから言っただろう、これはちゃんと謝るべきだ」(正論)
「これはクマが悪いよクマが」
「まぁ、止めきれなかった私たちも問題だからさ?一緒に謝ってあげるよ」
「うわぁぁぁぁぁぁん!!!」
とりあえず私たちはクマ君の家を目指しておおもり山を下山するのだった。
ここまでの閲覧ありがとうございました。
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