やぶれかぶれ院長が3で普通に改心するとはこの海のリハクの目をもってしても(略
せっかくのクロスオーバーなので設定や展開盛るペコしてぇ…
◇◇◇side 栗原 渚 ◇◇◇
廃病院の中は案の定荒れ果てていた…いかにもなんか出そうな雰囲気、と思ったら普通に妖怪がウロウロしている。
ただ、どの妖怪も色を失った姿…モノクロカラーをしている。
「おやおや!今の妖怪の間ではホワイト&ブラックが流行のようでウィスねぇ〜!私の時代来てます?来てます!?」
「ウザいぞウィスパー」
「明らかにそういうオシャレでやってる感じじゃないよ…」
「テメー、アイツらの内通者じゃねぇだろうな?」
「ウィスパー黒幕説まさかの浮上ニャンね」
「オラも白いけどなんかあっちはもんげ〜不気味ズラ」
モノクロカラーの妖怪たちは明らかに正気を失った様子でこちらを見ると問答無用で襲いかかって来る、いつぞやの甚爾師匠以来の殺気を感じるよ!
だが、戦っているうちにモノクロ忘れん帽やモノクロ妖怪たちは奥の方から出て来ているということがわかった、襲いかかって来る妖怪たちを蹴散らしながら進んで行くと荒れ果てた廊下の奥から中庭に出た。
そこは昔は中庭として整備されてたのだろうがしぶとく伸び放題になっているシュロの樹、あとは雑草の生い茂った花壇と人工池があった。
「アレ?おかしいなぁ、この辺から出ていると思ったのに…」
「行き止まりだね、道を間違えたかな」
「いや、ここで間違いねぇみたいだぞ、見てみろ」
そう言って甚爾師匠は中庭にあった「触るな危険」と書いてある配電設備のカバーを開けた。
すると廃病院になって久しいはずなのに電気が来ていて最近人?の手が入った跡がある、やっぱり呪詛師が住み着いているのかな?
「よし!私の友達!出て来て…!」
『フシギ!フシギ!ブギウギ!オレたちゃ、オオハシャギー!』
「この地下から電波をビンビンに感じるぜぇ〜」
「電気の向かう先も池の地下だよ!ナギサ!スグル!トージ!」
そう言うのは召喚した友達妖怪、でんぱく小僧くんとはつでんしんくんだ。
でんぱく小僧くんは電波障害を起こしていたところをスグル君と2人で懲らしめたらメダルをくれた、はつでんしんくんは家電売り場で喧嘩をしていた夫婦をホノボーノくんで仲裁したらメダルをくれた、家電や電気のこと全般に強い頼もしい友達だ。
「じゃあ池の水を抜かないと駄目ですね、なんかゼルダの伝説やバイオハザード地味て来たな」
「『どこかで水の流れる音がした』だね、排水設備も生きているはずだよ」
「おー、なんかそれっぽいの落ちてたぜ」
すると甚爾師匠は丸いクランクを拾って来た、なんかますますRPGめいて来たぞ…!
クランクを池の排水設備に嵌めるとピッタリだった、力仕事だったため甚爾師匠にお願いすると馬鹿力でクランクがスイスイ回りみるみるうちに池の水が抜ける、すると地下室を発見したのだった。
「明らかに怪しい…絶対黒幕的な者が潜んでいる匂いがプンプンするでウィス!!」
「この病院、アンブレラ社と繋がりありそうニャンね」
「あんぶれらって何ズラ?」
池の底に降りて改めて友達妖怪たちを召喚し直す、戦いは数なんだよ。
甚爾師匠が扉を蹴破り素早く入り込む私たち、気分は特殊部隊だ、そこには地下への階段があり奥を見ると書類棚とハザードマークの書かれた扉がある。
「うわぁ〜またベタな悪のサイエンティストの秘密基地じゃないか!!絶対ヤバい研究してるよ!!!」
「おー書類棚見て見ろ、どうやらガチのキ◯ガイがいるみたいだぜ?」
「『合成妖怪創造計画』『完全生命体アマテラス』『妖怪の心を失わせて兵器化』『クーデター計画書』…うわぁ…」
とりあえずざっと見ただけでもヤバ気な計画の証拠がボロボロ出て来た、オロチくんが「やったな!渚、証拠品としては充分だ!」と言うので妖怪ウォッチの収納機能で押収して行く。
そしたら、ハザードマークの扉の奥から高笑いが聞こえて来たため突入フォーメーションを組み甚爾師匠が扉を再び蹴破る、するとそこには培養ポッドのような物がいくつも並びその中に妖怪が捕えられていた、奥には様々だが実験機器のような物が並ぶまさしく「悪のマッドサイエンティストの研究室」だった。
「ウワーハハハ!!!私の創り上げた妖怪増殖&洗脳装置!これで忘れん帽を増殖させてさくら中央シティの人間たちを記憶喪失にしてイカカモネ様の記憶を植え付ければ容易くこの街の支配は可能なのだァァァ!!!」
「(ピッ)はい、妖怪Padに録画完了。自白取れたな」
「やはり奴の仕業か」
「うわぁ…うわぁ…こんなベタなマッドサイエンティスト今どき現実でいるんだ…」
「案外、この世界こそがフィクションの世界かもしれないよ?」
「哲学やってる暇はねぇぞ、奴さんをさっさとブチのめす」
そう言うと自分の世界に浸ってた白衣を着たマッドサイエンティストの妖怪はこちらを振り向くとようやく私たちに気づいたようだ、今更過ぎるね。
「なんだ貴様ら!?この私がイカカモネ様直属で妖魔界屈指のエリート研究者やぶれかぶれ院長だと知っての狼藉か!!!」
「なんかこのヒト喋るたびに情報落としてますね」
「ウィスパーとは別ベクトルでヤバいニャン」
「正直は良いことズラよ」
マッドサイエンティストの妖怪ことやぶれかぶれ院長は「ここを見られたからには逃してはおけない!!ここで消えてもらう!!!」と襲いかかって来た…!マッドサイエンティストらしく怪し気な薬品の入ったフラスコを次々に投げつけて来る、喰らったらお陀仏な色と異臭を放っている。
他にもやぶれかぶれ院長から伸びたチューブの先に血液パックがぶら下がっており、やぶれかぶれ院長はそれらを吸収してダメージを癒すのだ、ならば…!
「ウィスパー!ジバニャン!コマさん!血液パックを破壊して!浮いてたり素早かったり妖術が使える君たちなら出来る!!」
「「「合点承知ウィス/ニャン/ズラ」」」
そう言って本体狙いから血液パック狙いに変えた3体、やぶれかぶれ院長も「なぜ血液パックが私の弱点だと分かった!?」と狼狽している。
語るに落ちてるんだよなぁ…血液パックからスタミナも得ていたらしいやぶれかぶれ院長は早速ダウンしている。
「私はそもそも前世がこの病院の院長…インテリエリートだがバトルで長期戦が出来る体力は無いのだ…」
「ふーん、じゃああばよ」
そう言って三節棍でやぶれかぶれ院長をぶん殴る甚爾師匠、ホームランされて壁に叩きつけられたやぶれかぶれ院長は紫煙と共に消滅した。
私たちの勝利で良いんだよね…?と思っていると妖怪増殖&洗脳装置の中に閉じ込められた本物の忘れん帽くんが「助けて…助けて…」と助けを求めて来たので慌てて「緊急停止」と書かれたボタンを押して救出する。
スグル君と甚爾師匠も他の培養ポッドに閉じ込められていた妖怪たちを救出している、妖怪たちは「「「「「助けてくれてありがとう!!!」」」」」と言ってメダルを私たちに手渡して来た。
「一件落着でウィスねぇ〜」
「いや、まだ問題は残っている」
「やぶれかぶれ院長が言っていた『イカカモネ』、奴が一連の事件の主犯と見て良いだろう」
そう言うWオロチくんだったがスグル君が「まずは一旦外に出ないかい?薬品臭がすごくてたまったもんじゃ無いよ」と言うので廃病院の外に出る、やぶれかぶれ院長が投げた薬品臭から解放されて思わず深呼吸をしているとスマホの着信音が鳴った。
「すまない、ナギサ私のスマホだ…キュウビか、もしもし………なんだって!?」
スマホの出たと思うと突然声を荒げるオロチくん、表情の深刻さを見るに相当不味いことが起こったようだ。
「ああ………そうだな、いつもの場所で落ち合おう、私たちはウォッチャーたちを連れて行くぞ。それで良いな?」
そう言って数言喋るとスマホを切るオロチくん、私が「一体どうしたの…?」と声をかけると「不味いことが起きた」と深刻な表情でこちらに向き合って来る。
「例のクーデター犯が妖魔界で蜂起したらしい、既に妖魔界の3割が奴の手に落ちたそうだ。この街に影響が出るのもすぐだろう」
「不味いじゃないか!?エンマ大王はどうしているんだい!?」
そう声をかけるとオロチくんは「奴もこの隙を狙ってたんだ」と言う。
「USAのニュー妖魔シティにて執務を行なっているそうだ、しかしクーデター犯の攻勢を見るにお戻りになる頃には日本妖魔界は保たないだろう」
「さっきの奴が言ってたイカカモネって奴だよね?そんなヤバいのかい?」
「キュウビの話では奴には妖怪を洗脳して自らの支配下に置く能力があるらしい…さっきの白い妖怪たちがそうだ」
既にこの街にも影響は出ていたのか…確かに厄介な能力だね。
「ウォッチャーがどうのと言ってたが俺たちも行くのか?タダ働きはゴメンだぞ」
「討伐のあかつきには妖魔界の国庫から報酬が出るぞ?」
「よし、イカだろうがタコだろうが殺って殺ろうじゃねぇか!!!」
そう言う甚爾師匠に「まぁいつものだよね」と思う私たち、オロチくんは「別働隊のキュウビと合流するぞ、今夜0時にさくら小学校の屋上で待ち合わせだ、一旦家に帰ると良い、私たちはやることあるから後でな!」と言って紫煙に包まれて慌ただしく消えた。
空を見ると既に夕暮れになりかけていたので私たちは一旦別れて帰宅するのだった。
戦闘描写難しくて禿げそう(2回目)
初代と2以降の設定の変更を擦り合わせるのが難しい…!
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