呪術×妖怪モノ。スケッチブックを添えて   作:久保サカナ

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メリケンフード妖怪たちを「うまい!うまい!」と煉獄さんシャウトしながら貪り食う夏油傑というネタが降りて来たのでまずは第一部(妖怪ウォッチ1)完結を目指して頑張って行きたいと思います。

1ではそうですね…ワカメくんコンブさんメカブちゃんを喰って心身共に健康になると思います。
夏油1人だけアバタールチューナーやってんな。



呪霊がゲロ拭いた雑巾味なら妖怪は何味だろうか

◇◇◇ side 栗原渚◇◇◇

 

とりあえず丸くおさまったみたいだ、と張り詰めていた空気が緩んで行くのに私は胸を撫で下ろした。

誤解が解けて良かった…と思いつつスグル君の方を見るこ同じようにホッとしているようだ。

甚爾さんの殺気凄かったもんなぁ、と今更になって夏だってだけではない汗をかいていた事に気がつく。

 

「こうして知り合えたんだしひとまず自己紹介しませんか?私は栗原渚です」

「僕はクラスメートの夏油傑です」

「今時の子はしっかりしてるわねぇ〜、私の名前は伏黒恵子よ、それでこっちが」

「伏黒甚爾だ、コイツの旦那だよ」

 

そこまで自己紹介を終えると甚爾さんは訝しげな視線をウィスパーに向けた、まぁいきなり妖怪だなんて言われてもピンと来ないよね。

 

「ワタクシはウィスパーでウィス!スグル君の妖怪執事を務めていますよ!良いですか呪霊ではなくよ・う・か・いですからね!ドゥユーアンダースタン!?」

「ウィスパーウザイぞ」

「ガビーン!!」

「そいつらは放って置いて…俺は大やもりだ」

「私は女郎蜘蛛よぉ」

 

そう言って私たちは自己紹介を終えたのだった。

しかし、急にウィスパーがさっきまで呪霊が巨石に押し潰されたクレーター跡地ににフヨフヨと飛んで行った、何か気になるのかな。

 

「どうしたんだいウィスパー?」

「いやねー、帳も降ろさずに祓って大丈夫だったのかなー、とかコモドドラゴン怪魔…人間に倣ってここは呪霊と呼びますがおそらく準一級相当だったのに残穢がやけに少ないなー、とか気になる事がたくさん出て来たんでウィス」

 

とやけに専門用語を使い出したウィスパーに詳しく尋ねようとしたら急にクレーター跡地から黒い煙のようなものが立ち上ってスグル君の手のひらの中にギュルギュルと集まり出した!

 

「うわっ何だよコレ!?」

「スグル君落ち着いてててて!ヒッヒッフーですよ!ヒッヒッフー!」

「馬鹿!冗談言ってる場合!?」

「まさか…!呪霊操術…!?」

 

そうこうしているうちに煙は黒い玉になってスグル君の手のひらの内に完全に収まった。

スグル君は歳の割には落ち着いている方だとはいえ泣きそうになっている。

 

「一体何なんだよコレは…!」

「ねぇ、それさっきの怪魔だか呪霊だかじゃない?」

「ああ、そうだコレは「呪霊操術でウィスね!」(イラッ)」

 

スグル君に何かを説明してくれようとした甚爾さんの声をウィスパーが遮った、明らかに甚爾さんイラッとしてるよ、恵子さんがヨシヨシとフォローしてるよ…。

ウィスパーはそんな甚爾さんに気づかずに説明を続けていく。

 

「呪霊操術とはその名の通り、倒した呪霊を取り込んでしもべとして操る術式のことでウィス!それはさっき倒したコモドドラゴン呪霊が変化した呪霊玉!それを取り込めば呪霊を操れるようになるハズでウィスよ!!!」

「取り込むってどうやって…?」

「えーと、飲み込むとか…?」

 

なんか急に自信無さそうになり何処からともなくPadを取り出してスワイプし始めたウィスパーをスグル君はしら〜とした目で眺めると、持っている呪霊玉をしげしげと見た後にいきなり口に含んでそのまま飲み込んでしまった!!

 

「ちょちょ!!何やってんのスグル君!!」

「いや、呪霊操術の呪霊の取り込み方としてはアレで正解だ。俺が聞いた話じゃあ“口から飲み込む”という縛りがあるからこそ呪霊操術は強い術式として成立するらしいぜ」

「いや!それにしたって…スグル君めっちゃ顔歪めてるし青くなってるし…」

「……………!!!!!」

 

私たちがそういうやりとりをしているとスグル君は完全に呪霊玉を飲み込んだようだった、さっきの説明だと呪霊って人間の恨み辛み嫉みの塊だろ…!?絶対美味しい、とか健康に良いようには思えないよ…!

 

「大丈夫でウィスかスグルきゅ〜ん、ちなみにお味の方は?」

「クッッッッッソ不味い、ゲロ拭いた雑巾食べたらこんな味がするって感じ」

「あー、そのドンマイ」

「災難だったな坊主」

 

そうみんなでスグル君を励ましているとあたりは夏だけどもうとっぷりと暗くなっている事に気づいた、まさしく激動の1日だったし聞きたいことや分からないことはたくさんあるけれどそろそろ帰らないと両親を心配させてしまう。

 

「あのすみません、私たち小学生だからそろそろ帰らないと」

「うわっもう7時過ぎてるじゃないか、父さん母さんきっと心配してる」

「君たち本当にしっかりしてるわね、甚爾君にも見習って欲しいくらいだわ」

「うるせぇ」

 

そう言うと恵子さんはバッグからメモ帳を取り出して何かを書いて破くと私とスグル君に渡して来た、「団々坂 5丁目 こもれびハイツ201 」これは住所だな。電話番号も下に書いてあるぞ。

 

「私たちの住んでる部屋だよ、今日のお礼がしたいから是非遊びに来て欲しいな、良いでしょ甚爾君」

「ああ、俺としても礼はしてぇしコイツらには聞きたいこともあるから願ったり叶ったりだな、明日の午前中の9時に来い」

「「ありがとうございます」」

 

そう言うと2人は団々坂の方へ帰って行った。残された私たちは騒がしくなって来た虫の声を聞きながらひとまず家路を急ぐのだった。

 

 

 

 




評価をくださいオナシャス!

あと甚爾が物分かりが良くて親切だったり夏油がやけに素直なのは妖怪ウォッチ世界観補正+ママ黒さん生きてるから+小学生だからのボーナス優先ということでご了承下さい。
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