気が付いたら、ウルベルトになっていた。(R15バージョン)   作:コインランドリー

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オリジナル設定が多いので、ご注意をお願い致します。

一部ですが、原作のネタバレや時系列の矛盾もありますので、ご理解の程宜しくお願い致します。



エンリとンフィーレア

 

アインズは、モモンガ聖王国の建国計画の資料を見ていた。

 

「ローブル聖王国の全長100kmの城壁付近に、7万の亜人連合軍を集結さて、膠着状態を1週間程続ける。そして、王都のホバンスを数百の悪魔達が空から襲撃して、聖王女を誘拐して、聖王女に挨拶に向かう途中のデミウルゴス将軍が助けるのか・・・」

 

アインズは、資料に注意書きとして、亜人連合軍の死者も最小限にして、食料も提供すると書いてあったのを見付けた。

 

そして、聖王女が1人だと不安だと思うので、聖王国騎士団の者を1人攫うと書いてあった。

 

「まぁ、この前段作戦で、聖王女に好印象は与えられるな。国のピンチの時に、聖王女が誘拐されるのを防ぐのだからな・・・」

 

アインズは、犠牲を出さないように行動しているので、後手に回る事になったり、前回の余興での失敗のような事が起きれば違和感を感じる者も出てくると思った。

 

「う~ん・・・モモンガ聖王国は、ギルドメンバーを保護する為の国だが・・・コキュートス魔神国の名前を変えた方が早いよな?」

 

アインズは、少しだけ考えてから、ある結論にたどり着いた。

 

「あっ!デミウルゴスが、聖王国の北部をモモンガ聖王国にすると提案したからか・・・気を遣ったのか!」

 

アインズは、どのように作戦に参加するかを考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインズは、考えがまとまったので、皆を王座の間に集めた。

 

玉座の間には、夏樹・守護者・パンドラ・セバス・プレアデスが揃っていた。

 

「モモンガ聖王国を建国する作戦に、私も参加をさせてもらう!」

 

周りの者達は、喜びの声を上げた。

 

「説明の前に、確認をしたい事がある。シャルティアよ・・・外の任務では、髪を黒くして偽装をしてもらうが大丈夫か?」

 

「大丈夫でありんす!」

 

アインズは、シャルティアが笑顔で返事をしたのを確認してから話を続けた。

 

「私は、第七位階の魔法が使えるマジックキャスターとして参加する。妻役はアルベドで娘役はシャルティアとナーベだ」

 

アルベドは、興奮していた。

 

「妻役でなくて、妻でも大丈夫ですわ!」

 

シャルティアは妻役でない事に、少しだけ困惑していたが、特に文句はない表情をしていた。

 

アインズとアルベドと一緒に過ごした事で、少しだけ心に余裕ができていた。

 

ナーベラルは、アインズの娘役のプレッシャーに押し潰されそうになっていたが、何とか持ち堪えた。

 

アインズは、周りが落ち着いてから話を続けた。

 

「前段の作戦では、聖王国の城壁付近に、7万の亜人連合軍を集結さて、膠着状態を続けてから、王都のホバンスを数百の悪魔達が空から襲撃して、聖王女を誘拐して、聖王女に挨拶に向かう途中のデミウルゴス将軍が助ける事になっている」

 

アインズは、手を前にだして、少しだけ体を動かした。

 

「前段作戦の前に、王国が聖王国の事件に介入しないようにするために、私が、ヤルダバオトの侵入を防ぐマジックアイテムを王国に売るのだ。その際に、アダマンタイト冒険者のナーベの父親だと伝えたら、王国も信頼して購入がしやすいだろう!シャルティアは、名前変えずに変装をして、大人しい娘を演じるのだ!」

 

アインズは、作戦に少しだけ参加をして、夏樹やシャルティアを襲った者達が表れたら、撃退するつもりでいた。

 

「素晴らしい作戦ですわ!アインズ様!前段の作戦では、あまり前に出ずに後段作戦の準備を進めるのですね!」

 

アルベドは、妻役の興奮が冷めていないが、しっかりと後段作戦について考えていた。

 

「王国は、結界のマジックアイテムを手に入れて守りの体制をとりますね!後段の作戦では、アインズ様が・・・それは、まだ秘密でございますね!」

 

デミウルゴスは、嬉しそうに眼鏡を触っていた。

 

「流石は、アインズ様!後段の作戦も含めて、素晴らしい計画です!」

 

パンドラは、オーバーアクションをしながら喜びを表現していた。

 

アインズは、支配者としての威厳を保つ為に、知らないとは言えなかったので困惑をした。

 

「後段作戦は、どんな感じになるの?」

 

夏樹が質問をしたので、アルベドとデミウルゴスとパンドラが答える。

 

「はっ!後段の作戦は、私が聖王女を救出してから、1週間程してからになります。亜人連合軍を戦闘なく撤退させます!」

 

アルベドが、続きを話を始めた。

 

「そのタイミングで、アインズ様と私とシャルティアとナーベが聖王国に訪れます。そして、ヤルダバオトが王都のホバンスを襲撃します」

 

パンドラは、オーバーアクションをしながら話を始めた。

 

「アインズ様とヤルダバオトとの激戦を、王都のホバンスが見える場所で繰り広げます!激戦の末に、アインズ様が勝利をして英雄になり、貴族の爵位を叙爵します!かなり高い地位を頂けるように調整を致します!」

 

話を聞いていた夏樹は、続きが分かった気がした。

 

「続きが、分かった気がした!それから半年くらいしてから、デミウルゴスと聖王女が結婚をして、聖王女が王位をアインズさんに譲るように誘導するんだね!」

 

アルベドてデミウルゴスとパンドラは、笑顔で頷いた。

 

他の者達も、夏樹が作戦の続きが分かった事に歓喜した。

 

だが、アルベド達は、計画に1つだけ我慢が出来ない事があった。

 

「貴族の地位に就いてから、王位に就くまでの半年程の間は、聖王女とはいえ人間に、アインズ様が頭を下げて指示に従う演技をしないといけないのが辛いですわぁ!?」

 

アインズは、国を乗っ取るのだから、それくらいは多目に見ようと伝えて皆を納得させた。

 

アインズは、夏樹の成長に驚いたが、支配者らしく振る舞う為に話を続けた。

 

「王位に就いたら、国名も変えられるな!モモンガ聖王国にな!」

 

王座の間に居る者達は、笑顔になって作戦の成功に向けての準備を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リ・エスティーゼ王国の王城の会議室で、ザナックとレエブン侯とガゼフが話し合いをしていた。

 

ガゼフは、王族派閥と貴族派閥が揉めていた時に、レエブン侯が裏で手を回して調整していたと、国王から聞いて認識を改めている。

 

ラナーに変身しているドッペルゲンガーは、この会話を盗み聞きしている。

 

シャド・ウデーモンを使った方が効率的なのだが、王城内には、第四位階を使えるマジックキャスター等の実力者が居るので、発覚すると対策を取られたり面倒な事に繋がるので、その方法は使用していない。

 

「ザナック様。お話というのは・・・例の件ですね」

 

「あぁ・・・そうだ」

 

ザナックとレエブン侯は、話し合いの内容を分かっているのだが、ガゼフには分からなかった。

 

「何か、あったのですか?」

 

レエブン侯が、説明をする。

 

「実は・・・八本指がバルブロ様に、ある計画を持ちかけた事が分かりました」

 

「八本指が!?」

 

八本指は、貴族達が真面目になった事と六腕が消えた事で力は弱まっているが、400人程の人員が王国で身を潜めている。

 

「何を、するつもりなのですか?」

 

ザナックは、ため息をついてから答えた。

 

「八本指が、漆黒の英雄のモモンとヤルダバオトが、手を組んでいると証拠を捏造するそうだ。計画の具体的な内容は不明だが、目的は判明している」

 

「えっ?」

 

八本指は、六腕をパンドラによって討伐されているので、パンドラに対して深い恨みがあった。

 

「王都以外の国民の一部が、疑念を抱いているのを刺激して、困らせたいのだろう・・・」

 

「確かに・・・モモン殿は冒険者になってから、アダマンタイトの冒険者になるまでの期間が短いので、嫉妬する者もいるそうですからね・・・」

 

ザナックは、話を続けた。

 

「レエブン侯とガゼフは、八本指の討伐をするために役人達を集めてくれ、400人程まで減っていると情報が入っているが、地下に潜られると探すのが厄介だ」

 

レエブン侯とガゼフは、お辞儀をした。

 

「私は、父上に伝えてくる」

 

ラナーに変身をしているドッペルゲンガーは、デミウルゴスに緊急の報告をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザナックは、父親である国王に報告に行った。

 

国王に報告する前に、八本指の討伐の対応をしたのは、バルブロが絡んでいるので、決断が鈍ると思っているからである。

 

「バルブロが、モモン殿を陥れる計画に加担しているだと!?」

 

「はい!兄上を監視させていた、部下からの報告です!」

 

国王は、王国の貴族達が真面目になったので、バルブロも真面目になるだろうと考えていた。

 

デミウルゴス達の教育で、真面目になったのを国王は知らない。

 

「父上!兄上に、厳しい罰を与えて下さい!」

 

国王は、肩を落としてから話を始めた。

 

「私は、バルブロの家族とラナー達を連れて、地方に移動をする・・・ザナックよ。王国の民を頼む」

 

ザナックは考え直すように説得をするが、国王は考えを変えなかった。

 

「ヤルダバオトが、帝国で暴れた情報を王国の民達が知って怯えている。そんな状況で、王族の失態が明るみに出たら・・・」

 

ザナックは、国王の考えを汲み取った。

 

本来なら王族の失態は隠蔽されるものであるが、ヤルダバオトのような強力な力を持つ悪魔のような存在に襲われた事がない王国にとって、危機的状態だと思い決断をした。

 

「分かりました・・・貴族達を集めて、王位継承についての会議を開きます」

 

2日後の会議で、次期国王がザナックになることが決定をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガゼフは、八本指の討伐作戦を終えてから王城に帰って来た。

 

ガゼフは、国王から呼び出しがあったので、国王の執務室に向かった。

 

「八本指の討伐・・・ご苦労だった」

 

国王が暗い表情だったので、ガゼフは体調を気遣った。

 

「陛下・・・体調は、大丈夫でしょうか?」

 

八本指の討伐に、ヤルダバオトの対応やバルブロの件での心労は計り知れないと思った。

 

「体調は、大丈夫だ」

 

国王は、ガゼフの目を見て話し始める。

 

「ガゼフに、伝えたい事がある・・・私は、国王の地位をザナックに譲ってから地方に移る」

 

ガゼフは、年齢的にも譲る決断をする時期なのと、バルブロの件等の責任の重圧を考えて決断をしたのだと思った。

 

「陛下・・・」

 

ガゼフは、様々な思いが心の中で交錯していた。

 

「お供致します!」

 

国王は、笑顔で話を始めた。

 

「ありがとう。だが・・・この国には、ヤルダバオトの件や帝国との関係の問題がある。ガゼフは、私が解決する事が出来なかった問題をザナックと一緒に解決して欲しい」

 

国王は、派閥の問題と八本指の討伐が終わって、王位継承の問題も解決したので、残った大きな問題は外交とヤルダバオトの問題だと思っていた。

 

帝国とは戦争を繰り返していたが、魔神国が建国してからは戦争はしていないが、友好的とはいえない関係だった。

 

ヤルダバオトに対応出来るのは、魔神王やアダマンタイトの冒険者やガゼフ等の一部の実力者達が協力しないと勝てないのが現状である。

 

「はっ!ヤルダバオトの討伐と帝国との関係の改善が終わりましたら、陛下の元に向かいます!」

 

国王は、ガゼフの真面目な性格を知っていたので、その提案を受け入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10日後にザナックは、リ・エスティーゼ王国の国王に就任をした。

 

ランポッサⅢ世は、バルブロの家族とラナーとクライムと30人の使用人達と王都から馬で1日程掛かる都市に引っ越しをした。

 

ラナーとクライムに変身したドッペルゲンガーは、バルブロの監視とラキュースが訪ねて来た時の対応をするように命令された。

 

ザナックは、就任してから貴族達の領地を回った後に、魔神王と面会するために魔神国に向かった。

 

魔神国では、ザナックを歓迎する宴が開かれた。

 

「魔神王殿。リ・エスティーゼ王国の国王に就任したザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフです。両国が、友好的な関係を築く事が出来たらと思っています」

 

ザナックは、ヤルダバオトの討伐や帝国との良好な関係を築く上で、魔神王との関係を重要項目だと認識している。

 

「魔神国モ、友好的ナ関係ヲ、築キタイト思ッテイル」

 

コキュートスは、聖王国で行われる作戦では、王国が介入しないように上手に誘導をする必要があるので、慎重に接した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歓迎の宴では、レエブン侯と宰相のユリが、ヤルダバオトの対応について話をしていた。

 

宴は、政治的な話をする事が出来る数少ない場でもあるので、宴の会場の隣の控え室で密談をしている。

 

公の場で話すと、情報漏れが発生するので、密談の方が本音が聞けたりする。

 

「宰相殿は、ヤルダバオトの対策をどのようにお考えですか?」

 

ユリは、対策がある事を伝える。

 

「我が国では、結界を張る事のできるマジックアイテムを使用する事を計画しています」

 

「そのようなマジックアイテムが、あるのですか!?」

 

ユリは、笑顔で話を続ける。

 

「はい。エ・ランテルくらいの広さなら、結界で守る事が出来ます」

 

レエブン侯は、そんなマジックアイテムがあるのなら公の場で発表した方が国民が安心するのではと考えたが、すぐに問題点があるのだと思って質問をした。

 

「マジックアイテムに、何か問題点があるのですか?」

 

ユリは、俯いてから話を始める。

 

「魔法の効果は、10日で消えてしまいます。それに、作るのには時間が掛かります」

 

「その事をヤルダバオトが知ったら、作っている工房を襲撃する可能性がありますね」

 

レエブン侯は、ザナック以外には話さないようにすると伝えた。

 

そして、王国の各都市に、緊急時に10日間分の非常食を準備するように通達を出す事を決めた。

 

リ・エスティーゼ王国は、守りの体制を作る事になった。

 

マジックアイテムの価格が良心的だったので、レエブン侯は安心をした。

 

「結界を張るマジックアイテムは、アダマンタイト冒険者の美姫ナーベの父君である、アインズ・ウール・ゴウン様が、お一人で作成をしています」

 

「美姫ナーベ殿の父君が、作っているとは安心が出来ますね!ゴウン殿は・・・もしかして、カルネ村で戦士長を救った御方ですか?」

 

「はい!その通りです。第七位階の魔法が使える、高位のマジックキャスターです」

 

「第七位階ですか!フールーダ・パラダイン殿ですら、第六位階までしか使えないのに!第七位階は、人類未到達の領域と聞きましたが!?」

 

レエブン侯は、驚きの表情になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ンフィーはルプスレギナからカルネ村から少しだけ離れた場所に呼び出しを受けていた。

 

「何の用事だろう?ポーションの研究報告は、ユリ宰相にする事になってるし・・・」

 

デミウルゴス達が魔神国の建国後は、カルネ村の安全は魔神国軍が行って、ポーションの研究の報告書は、月に一度ユリの部下が取りに来る事になっている。

 

ルプスレギナは夏樹から、カルネ村でンフィーレアが研究しやすい環境を整えるようにと命令を受けていた。

 

「待たせたっす!」

 

ルプスレギナは、透明化の魔法を解いて姿を見せた。

 

「えっ!?ルプスレギナさん!驚かせないで下さいよ」

 

ルプスレギナは、笑顔で謝ってから本題に入った。

 

「実は、エンちゃんに、お見合いをしてもらおうと考えているっす!」

 

「お見合いですか!?」

 

「そうすっよ!お相手は、カルネ村に住むでいて、エンちゃんの事が大好きなのに、告白する事が出来ない、金髪の男っすよ!」

 

ンフィーレアは、その特徴を聞いて自分の事だと思った。

 

「それって・・・僕の事ですか?」

 

ルプスレギナは、目を輝かせた。

 

「告白する事が、出来ない事を認めたっすね!」

 

ンフィーレアは、質問攻めを受けて、告白する事を躊躇していると認めた。

 

「迷える子羊のンフィーレアに、お姉さんからのアドバイスよ。明日の昼過ぎに、エンリを呼び出してあげるわ」

 

ルプスレギナが、真剣な表情だったので、ンフィーレアも真剣な態度をした。

 

「そして、心の底の思いを伝えなさい!当たって砕けろよ!」

 

ンフィーレアは、真剣に考えてから気合を入れた。

 

「はい!分かりました!」

 

「それと、あの丘から少し離れた大木の裏側に、告白に適した小屋を作ってあげたから、小屋の中で告白する事をオススメするっすよ♪」

 

ンフィーレアは、少し怪しいと思ったが、カルネ村からそんなに離れてない位置だったので了承をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

エンリは、ルプスレギナにカルネ村から少し離れた位置にある丘の上に呼び出しを受けた。

 

「ルプスレギナさんは、まだ来てないのか」

 

ルプスレギナは、夏樹が言った『エンリとンフィーレアは、暖かく見守る事にしよう』という命令を、自分なりに考えて実行している。

 

エンリが5分程待っていると、ンフィーレアが現れた。

 

「ンフィーもルプスレギナさんに、呼ばれたの?」

 

「あぁ・・・うん」

 

ンフィーレアは、緊張していた。

 

「あの・・・一緒に行って欲しい所があるんだ」

 

ンフィーレアは、少し離れた大木の裏側にエンリを連れて行った。

 

「こんな所に小屋?三日前に、通った時は無かったよね?」

 

「ルプスレギナさんが、用意してくれたみたい」

 

小さめの小屋に入ると、ベットと布団が置いてあるだけで、他には何も無かった。

 

ンフィーレアは、準備されすぎだと思って小屋を出ようと、ドアを開けようとするが開かなかった。

 

「あれ?開かない。文字が書いてある」

 

ドアノブの下に、一度閉めたら1時間は開かないと、文字が彫ってあった。

 

「ルプスレギナさんらしいイタズラだね」

 

2人は、1時間待つしかないと思って、ベットに座って話をした。

 

村長になってからの事や文字を教えてくれた事を話して、あっという間に30分程の時間が過ぎた。

 

「エンリに、伝えたい事があるんだ!」

 

ンフィーレアが真剣な表情だったので、エンリは緊張した。

 

「エンリ・・・ぼ、僕は、エンリの事がっ!?」

 

一旦落ち着こうと、ンフィーレアは深呼吸をする。

 

「エンリの事が好きだ!僕と、結婚して下さい!」

 

ンフィーレアは、エンリの手を握った瞬間に冷静になった。

 

結婚は、段階をかなり通り越してしまっているのではないかと思った。

 

「あっ!?あの!?」

 

ンフィーレアは、かなり焦った。

 

「ンフィー・・・あの、私で良いの?その・・・街に行ったら、私より綺麗な女の人とか居ると思うし・・・」

 

ンフィーレアは、エンリを抱きしめた。

 

「エンリと一緒に、過ごしたい!」

 

「うん・・・一緒に過ごそうね」

 

2人が、幸せを噛み締めていると、小屋のドアがゆっくりと開いた。

 

2人が外にでると、ルプスレギナとゴブリン達が拍手で出迎えてくれた。

 

「姐さん!おめでとうございます!」

 

「嬉しいです!」

 

「暖かく見守る作戦!成功っす!」

 

カルネ村では、2人を祝う宴会が開かれた。

 

この小屋は、ゴブリン達が建てた小屋で、ルプスレギナはドアが開かないように押さえてから中の声を聞いていた。

 

 

 

 

 

 

 

ンフィーレアが、宴会が終わってから部屋に戻るとエンリが訪ねて来た。

 

「夜遅くに、ごめんね」

 

「大丈夫だよ!エンリ!」

 

2人は、頬を赤く染めていた。

 

「ルプスレギナさんから、お祝いのジュースを貰ったから一緒に飲もうと思って」

 

2人は、ルプスレギナから貰ったジュースを飲んで楽しく語り合った。

 




最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
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