気が付いたら、ウルベルトになっていた。(R15バージョン)   作:コインランドリー

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オリジナル設定が多いので、ご注意をお願い致します。

レイナースの呪もオリジナルの設定ですので、ご理解の程宜しくお願い致します。


夏樹とアウラの結婚

 

ガゼフは、王国とアーグランド評議国の国境の都市で、警備の任務に就いている。

 

都市は、ヤルダバオト対策のマジックアイテムが発動しているが、安全とはいえない状態だった。

 

マジックアイテムの効果は10日しかないので、王都から追加のマジックアイテムが届くのを待っている状態である。

 

ガゼフは、都市の国民が不安にならないように、マジックアイテムが届くまで、都市を離れられない。

 

 

 

 

 

 

ガゼフは、待機所で休憩をとりながらヤルダバオトとの戦いで感じた違和感について考えていた。

 

戦闘中に、アルシェが体勢を崩して倒れた時に、ヤルダバオトの動きが一瞬止まった。

 

そのおかげで、マジックアイテムを起動する事が出来たが、ヤルダバオトが動きを止めた理由が分からなかった。

 

そんな事を悩んでいると、アルシェがお弁当を作って持って来てくれた。

 

「ワンコ殿・・・いつも、ありがとう」

 

アルシェは、ガゼフが悩んでいるように見えたので話しかけた。

 

「ストロノーフ様。何かありましたか?」

 

ガゼフは、違和感の事を話そうか迷っていた。

 

王都での戦いで、地方に住む一部の者達が、漆黒の英雄がヤルダバオトを逃がす為に攻撃をして遠くへ吹っ飛ばしたのではないかと噂をしていた。

 

ガゼフは、漆黒の英雄の姪であるアルシェをヤルダバオトが見逃したと噂話が広まったら混乱が起きると思った。

 

ヤルダバオトの対策のマジックアイテムを作ったのは恩人であるアインズで、アインズの娘は漆黒のメンバーなので疑うのは失礼だと思った。

 

ガゼフは、誤魔化す為に別の事を言った。

 

「その・・・年頃の娘さんに、お弁当を作ってもらって申し訳ないと思ってな。何か、お返しが出来たらと考えていたんだ」

 

アルシェは、恥ずかしそうに話し始めた。

 

「これは、助けてもらった時の・・・お礼です」

 

「そうか・・・けど、何かお返しがしたいな・・・3日後に、マジックアイテムの予備が届いたら、私もフォーサイトも王都に行く予定だったな。その時に、王都の案内をするよ」

 

アルシェは、笑顔で返事をした。

 

ガゼフは、ヤルダバオトが現れてから休みがない状態になっているので、王都では休暇を与えられる可能性が高い。

 

フォーサイトは、王都の冒険者組合での手続きをするだけなので、1時間程で終わる予定だった。

 

ガゼフの部下達は、ガゼフとアルシェに話し掛けた。

 

「戦士長!王都を案内するなら薔薇の公園がオススメですよ!」

 

「それと、薔薇の公園の近くにある見晴らしの良いレストランに行くと良いですよ!」

 

ガゼフは、部下達のオススメの公園とレストランに行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セバスとペストーニャは、夏樹とアウラの結婚式の準備をしていた。

 

「会場の設営は、終わりましたね」

 

「後は、ユリとソリュシャンが行う余興のリハーサルとウェディングケーキの完成を待つだけですね。わん!」

 

結婚式では、失敗は許されないと思って念入りに確認をしていた。

 

「セバス様!ウエディングケーキは、前日に完成予定っす。不測の事態に備えて、もう一つ予備を作ると連絡がありました!」

 

ルプスレギナは、セバス達に直接伝えに来た。

 

「分かりました」

 

ルプスレギナは、アルシェとガゼフの事を話し始めた。

 

「昨日なんですけど、アルシェとガゼフの会話を透明化した状態で聞いていたら、2人が王都に帰ったらデートをすると話していたっす!」

 

ペストーニャは喜んだが、セバスは複雑な表情だった。

 

「デートの場所は、薔薇公園に行ってから見晴らしの良いレストランに行くそうっす!」

 

「節度のある、お付き合いをしていますね」

 

セバスは、デートの内容を聞いて安心した。

 

「薔薇公園の近くのレストランを調べたら、建物の5階にあって、下の階はラブホテルになっているっす!」

 

「デートは、何日後ですか?」

 

セバスの表情は、娘を心配する父親の表情をしていた。

 

「干渉しすぎると、アルシェに嫌われますよ。アルシェとガゼフを信じましょう。わん」

 

セバスは、冷静になった。

 

シャド・ウデーモンが護衛をしているので、アルシェが攻撃される等の危険な状態になったら連絡が来るが、合意の上で繋がった場合は連絡はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デミウルゴスとセバスとパンドラは、障害物競走のコースを作って欲しいと依頼されたので準備をしていた。

 

デミウルゴス達は、夏樹の結婚式の準備と同時進行で、コースの準備をしていた。

 

「アルベドとシャルティアの第1王妃の争いは、この勝負で決着がつくね」

 

デミウルゴスは、嬉しそうに話した。

 

「はい!お二人共、この勝負で決めると仰っていました」

 

アルベドとシャルティアは、同じ部屋で過ごした事で心境の変化が起きていた。

 

パンドラは、オーバーアクションをしてから話し始めた。

 

「アインズ様の結婚式!心が躍ります!」

 

パンドラは、創造主の結婚の準備が整うのが嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイナース・ロックブルズは、皇帝の側で護衛任務に就いていた。

 

目の前では、皇帝とフールーダ・パラダインが会話をしていた。

 

「アインズ・ウール・ゴウン様は!第七位階魔法が、使える御方ですぞ!」

 

フールーダは、興奮しながら話している。

 

アインズとアルベドとシャルティアが、城に訪問してからフールーダと面会をした。

 

アインズは、魔神国の重要人物として話が通っていた。

 

アインズは、魔法の感知を妨害するマジックアイテムを外してからフールーダに力を見せた。

 

その際に、隠れていたマーレがフールーダの記憶を改変して、第七位階の魔法が使えるという記憶を刷り込んだ。

 

レイナースは皇帝に、自身の呪の解除を依頼して欲しいと伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後に皇帝とレイナースは、アインズ達と面会をした。

 

アインズが呪を確認したら、第八位階の魔法で解除出来る事が分かった。

 

「この呪の解除は可能だ」

 

「本当ですか!?」

 

レイナースは、涙を浮かべながら笑顔で喜んだ。

 

アインズは、空間からスクロールを取り出した。

 

「このスクロールには、第八位階の魔法が込められている」

 

皇帝とレイナースは、第八位階が神の領域の魔法だと知っていたので、驚きの表情をした。

 

「これは、貴重なスクロールだ。簡単には渡せない」

 

レイナースは、何をすればスクロールを譲ってくれるのかと考えた。

 

帝国四騎士の1人として金銭的な蓄えはあるが、神の領域のマジックアイテムに見合った物を準備するのは難しかった。

 

皇帝なら用意出来るだろうが、ヤルダバオトの対策等に予算をかけているし、帝国の国宝を譲る訳にもいけないので即答は出来なかった。

 

「どうしたものかな・・・アルベドよ」

 

アルベドは、笑顔で答えた。

 

「はい。ロックブルズ殿には、王国の国王であるザナック様とお見合いをしてもらうのが宜しいと思います」

 

アインズは、王国と帝国のわだかまりを解く為のお見合いだと思った。

 

「そうだな!それが良い!どうかな?」

 

皇帝は、王国と友好的に接したいと思っていたので了承した。

 

レイナースが笑顔で了承したので、アインズはスクロールを使ってレイナースの呪を解いた。

 

レイナースは、喜びのあまり雄叫びを上げた。

 

皇帝は、王国にお見合いの交渉をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王国の貴族達は、お見合いが上手く行くように動いている。

 

コキュートスの歓迎の宴で失敗をした貴族達は、名誉挽回の機会だと思って動いた。

 

ザナックとレエブン侯は、お見合いの件をどうするかの話し合いをしている。

 

「貴族達は、帝国との関係が改善する機会だと言っているが・・・レエブン侯は、どう思う?」

 

レエブン侯は、少しだけ考えてから答えた。

 

「ゴウン殿は要職には就いていませんが、魔神国の重要人物であり、魔神王も敬意を払う御方です。ゴウン殿が、王国と帝国の友好を望まれているので受けるべきだと思います」

 

レエブン侯は、難しい表情をしながら話を続ける。

 

「魔神王の歓迎の宴で、ヤルダバオトから精神攻撃を受けた貴族達が、お見合いの話を進めるように積極的に動いているのが気になります。もしも、ヤルダバオトが精神攻撃した者達を操る魔法を使えたら・・・」

 

「ヤルダバオトが、お見合いを成功させるように動いている可能があるか・・・」

 

ザナックは、少しだけ俯いてから話を続けた。

 

「ヤルダバオトから精神攻撃を受けた、貴族達を監視して様子を見るか」

 

ザナックとレエブン侯は、アダマンタイト冒険者の漆黒とヤルダバオトが裏で手を組んでいる可能性についても疑っている状態だった。

 

話し合いの結果、お見合いを受ける事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインズは、執務室でアルベドと会話をしていた。

 

「アルベドよ。お見合いの件は、王国と帝国のわだかまりが解けるきっかけになるかもしれないな」

 

「はい!アインズ様が、ウルベルト様の事を思い考えた作戦でございますので必ず成功をさせます」

 

アルベドは、アインズが夏樹の精神的な負担がないように動いていると考えてお見合いを提案した。

 

 

 

 

 

 

 

 

アルベドとシャルティアは、障害物競走のコースを眺めていた。

 

コースは、ログハウスから少し離れた場所に作られている。

 

「もう少しで、勝負が始まるわね」

 

「正々堂々と、戦うでありんすよ!」

 

不正がないようにするために、審判が誰かも知らされていない。

 

1時間後に、コースの周辺にナザリックの者達が集まった。

 

審判は、デミウルゴスとセバスとパンドラだった。

 

審判の最終確認が終ってから、障害物競走が始まった。

 

アルベドとシャルティアは、体操服を着て気合を入れている。

 

「アルベド様とシャルティア様の第1王妃の座をかけた戦いが始まったっすよ!」

 

ルプスレギナが実況をして、2人の戦いを盛り上げている。

 

「最初の障害物は、竹馬だぁ!シャルティア様がリードしているっす!」

 

観戦しているナザリックの者達の熱気も凄かった。

 

どちらか片方を応援すると後が怖いので、両方を応援する者達が多い。

 

「おっと!次の障害物は、跳び箱っす!」

 

アルベドとシャルティアは、10個の跳び箱を飛んで進んで行った。

 

「おっと!シャルティア様が、跳び箱を壊してしまったっす!セバス様が瞬時に取り替えたが、タイムロスをしてしまったっす!」

 

アルベドとシャルティアは、ゴールまで500メートルの所でラストスパートをかける。

 

審判のデミウルゴスは、2人のゴールの瞬間を見てから大きな声で結果を伝える。

 

「障害物競走の勝者は!」

 

障害物競走を見守っていた、者達が注目をする。

 

「アルベド!」

 

アルベドの雄叫びが響き渡った。

 

アルベドとシャルティアは、握手をしてからナザリックに居るアインズに報告に行った。

 

周りの者達は、歓声を送った。

 

アインズは、報告を聞いてからアルベドとシャルティアを第六階層に連れて行った。

 

「2人に見せたいものがあってな」

 

アインズが指を鳴らすと、綺麗な花火が打ち上がった。

 

アルベドとシャルティアは、神秘的な雰囲気に包まれた。

 

アインズは、パンドラがラキュースにするプロポーズを参考にしようと隠れて見ていたが、恥ずかしくなり途中で帰った。

 

なので、夏樹がアウラにしたプロポーズを参考にした。

 

第六階層は、花火が終って静寂に包まれた。

 

アインズは、2人にプロポーズの言葉を伝えてから指輪を贈った。

 

その指輪がアインズが自分で作った物だと聞いた2人は、心の底から喜んでアインズに抱きついた。

 

アインズはモモンガ聖王国を建国後に、パンドラとある事をしてからアルベドとシャルティアと結婚式を挙げると発表をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルベド達の勝負から2日後に、夏樹とアウラの結婚式が始まった。

 

アウラは、白色で綺麗なウエディングドレスを着ている。

 

「お姉ちゃん・・・にっ似合ってるよ!」

 

マーレは、おどおどしながらアウラに話し掛けた。

 

「ありがとう!」

 

アウラは、笑顔で答えた。

 

セバスの司会で、順調に結婚式が進んでいった。

 

夏樹とアウラは、アインズの前で夫婦になる事を誓った。

 

「アインズ・ウール・ゴウンの名において、2人を夫婦と認める。結婚おめでとう!」

 

2人は、笑顔で返事をした。

 

アウラは、創造主のぶくぶく茶釜にも心の中で報告をした。

 

「次は、余興のダンスになります」

 

ユリとソリュシャンの余興のダンスは、とても綺麗で夏樹とアウラを楽しませた。

 

「楽しいな〜アウラ」

 

「はい♪ウルベルト様」

 

アインズとシャルティアが、友人代表の挨拶をしたりして楽しい時間が過ぎていった。

 

「ウルベルト様とアウラ様による、ケーキ入刀でございます」

 

夏樹は、ケーキが美しく盛り付けをされていたのでもったいないと思った。

 

夏樹とアウラは、2人でケーキナイフを持ってからケーキ入刀を行った。

 

「共同作業だね」

 

アウラは、笑顔で答えた。

 

夏樹とアウラは結婚式が終ってから、魔獣達に乗って式場から寝室に移動した。

 

その姿を見てデミウルゴスは、夏樹とアウラの子供にも忠誠を尽くせる可能性を考えて興奮していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デミウルゴスは、モモンガ聖王国の建国準備を進める為の会議を開いていた。

 

会議の参加者は、デミウルゴスとシズと聖王女を誘拐する悪魔達である。

 

「亜人連合軍と聖王国軍を膠着状態にさせる作戦の後は、聖王女・カルカ・ベサーレスとネイア・バラハを誘拐する。バラハは、聖騎士団の訓練兵だ」

 

訓練兵の方が誘拐して助けた後に、何かと都合が良いだろうという理由で選ばれた。

 

「ウルベルト様から、カルカとバラハは丁重に扱うように言われている。バラハは、シズが助けるのでケアは任せたよ」

 

「了解しました...ネイア・バラハと仲良くします」

 

シズは、夏樹から命令を遂行しようと強く思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

アインズとアルベドとシャルティアは、ヤルダバオトが亜人達を掌握する為にナザリックを出発したのを見送った。

 

「アインズ様!いよいよ始まりますね!」

 

「あぁ!始まるな!」

 

シャルティアは、笑顔で話した。

 

「モモンガ聖王国の建国が、楽しみでありんす」

 

「する事は山積みだが、一つ一つ慎重に行うぞ!」

 

アルベドとシャルティアは、笑顔で返事をした。

 




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