人力TASみたいな動きをする術師 作:苦労見てくれてる虎
ぶつける呪力は何故最小単位でなくてはならないのか。単純な話だ、そうでなくてはエネルギー保存の法則に反してしまう。
-2×-2=4ができてしまえば、それだけで永久機関の完成してしまう。
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-side 真人-
この術師、舐めた態度をとっちゃいるが隙がない。何時でも武器を抜けるようにしている。
…そして何か妙だ。今までに出会ったどんな呪霊、術師、非術師とも違う異質な気配。
「にしても、五条悟がいるってのに攻めてくるとは、お前達の頭は相当な馬鹿らしい」
「俺としてはこの程度を攻撃だと思ってるお前の頭を疑うけどね」
挑発に挑発を返し、そのまま言葉を投げかける。
「これは宣戦布告さ。戦力は削げるだけ削いでおくけど」
術師が眉をひそめる。
コイツが七三術師程度なら問題ないが、その上でもし俺に攻撃を通す術を持っていれば厄介だ。それにコイツが此処に来たということは、かなり実力を信頼されているんだろう。だがグダグダしてたらまず間違いなく他の術師も来る。ならここで取るべきは…
「取り敢えず…ニ、三回触れて人間辞めさせてあげる」
駆け出す。どうせ
足を馬のそれに変化させることによる、人間には到底不可能な加速。対人戦の考えであればこれで終わる。事実、先程まで俺がいた場所に転がってるバカどもはこれで終わった。コイツはどうなるか…
「せっかちだね、
「やるね君。でもやっぱり頭は悪そうだよ、病院行ったら?」
簡単にいなされ、両腕を切り落とされる。
俺の術式を知っていたのか…?いや、それよりは反応したって感じだな。
「君ホントに一級?」
「僕は一級って言ってないよ。人の話は聞こーね?」
コイツはめんどくさs…
……腕が再生しにくい。何だこれは?術式を封じられた訳でも、魂ごと斬られた訳でもない。再生しない訳でもなく再生しにくい。呪力が?
「あれ、呪霊のクセして腕も直せないの?弱くない?」
心底不思議そうな顔をして術師が言う。…白々しい。
取りあえず魂を延ばす形で腕の形を瞬時に形成する。手ではなく手の形に延ばされた肘だ。触れてもコイツの魂は弄れない。
…少しずつ再生しているが、この状態でコイツと戦うのは不味い。ここは逃げに徹する。…だがコイツのさっきの反応速度。単純に走り抜ける程度では逃げ切れないだろう。出口は術師の背後のみ。コイツを突破する必要がある。ならどうするか…
「どうした?この程度で喧嘩売ってたの?宣戦布告で死ぬなんて愚かすぎない?」
「黙ってろよ呪術師、一回腕斬った程度で調子乗って…内心喜んでるのが隠せてないよ」
…そうか。成程。
コイツの異質さ、その正体は…
逃げるか。流石にこの状況は分が悪い。
…良いこと思いついた。
「あっ!」と言って術師の背後を指さす。
「っ!」俺を視界に収めつつ背後も見える様にするため、横に飛び、壁に背中をつく。
「通してくれてありがと〜」術師の前を悠々と走り抜ける。
一回やってみたかったんだよね〜これ。あ〜楽し。またやりたいなぁ…もう一回くらいなら引っかかるかな?
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「通してくれてありがと〜」
……はぁ。
「逃げられた〜五条に馬鹿にされる…はぁ…」
こんな古典的なモノに引っかかるなんて…
…まぁ特級相当相手に生き残れただけラッキーだと考えよう。ワンちゃん
…はぁ。
愛鈴ちゃんの能力が分かってきたような…分からないような…くらいでしょうか。真人は分かってるっぽいことを言っていましたね。