言葉が通じたら争わないなら、相手国の言葉覚えたら解決じゃないですか。ソレぐらいなら月があっても問題ない筈です。
もし万が一、統一言語そのものに争いを無くす何かがあっても、五千年以上も統一言語無しを前提に進化してきた人類が今更適応できるとは思えません。どうせ月を破壊しても変わらないでしょう。
皆さんはどう思いますか?
アメリカも国連も俺に屈した。
反応兵器が通じないと分かった奴らは面白い程に焦っていた。
撃ったミサイルが空間を超えて全く別の所に落ちたのだから当然か。
とまあ、俺の空間接続によるカウンターを危惧してミサイル攻撃は中止。今度は部隊を派遣してきた。
だが、ソレも無駄に終わった。
地球に戻った俺はすぐさまパンドラボックスでスカイウォールを形成した。
日本を完全に世界から隔絶させる事で防衛はクリア。入れるのは渡り鳥などの人間以外の生物だけに設定した。
なのは世界で復活させたパンドラボックス、マギカ世界で集めたフルボトル。
こいつらは思った以上に仕事をしてくれた。トリガーを復活させた今でもちゃんと活きている。
次に、俺はインベスと森を召喚した。
キルバスとの戦いで大分消費したが、こいつらは俺の制御を離れて繁殖していた。
すぐさま制御を取り戻して繁殖を制限。放っておくと碌なことにならないからなこの外宇宙侵略種は。
で、選別序でにコイツらを召喚して報復に出た。俺にとっては在庫処分みたいなもの。むしろタダで消してくれた方がありがたい。
勿論、出来るだけ民衆に被害が出ないようにもした。
狙う箇所は軍事施設や政府の中枢部、或いは上層部が隠れている場所のみ。
クラックを操るだけじゃない。地球に直接アクセスすることで何が何処で何時行われているか知ることが出来る。
要は星そのもののサーバー化。俺はコレを「星の本棚」と名付けている。
とまあ、戦力だけじゃなく情報戦でも俺が上だ。
いざとなればシェム・ハから奪った「力ある言葉」もある。
負ける要素は一切ない。
俺の討伐は不可能だが、インベス共はそうでもない。
ライダーシステムも何もない人類にとっては厄介だが、倒せないわけじゃない。
散弾銃、グレネード、ロケラン、ミニガン、戦車、ナパーム弾、クラスター弾…。やりようはいくらでもある。
銃火器だけじゃない。はぐれ錬金術師も世界各国で協力しているなら在庫処分はスムーズに終わる筈だ。
そう思っていた時期が、俺にもあった。
はぐれ錬金術師の目的は俺の力であって国防は一切興味ない。
俺を倒すどころか日本に侵入することすら不可能と知った奴らは雇い主の国或いは国連に牙を剥いた。
あの時は呆れかえって物も言えなかった。
確かに、国が目的を果たせない以上は協力する義理はない。
だが、だからといってわざわざ裏切った上に積極的な破壊活動をする意味はあるのか?
あるわけがない。馬鹿にも程がある。
そもそも、何故インベスやヘルヘイムの森を研究しようとしない?
インベス共は奪って手にしたとはいえ俺の力の一部だ。
コイツらを解明すればその力の一部が手に入る可能性は十分ある。
現に、侵略を喰らっていた文明の中では、ヘルヘイムの森の実をエネルギー源にして兵器を作り、侵略に対抗していた。最期は負けて滅んだけど。
ヘルヘイムの森を掌握して色々と調べたが、似たようなケースはいくらでもあった。なのにこいつらは何故ソレをしない? 理解出来ん。
で、ブチ切れた各国、特にアメリカがはぐれ錬金術師が売った喧嘩を戦時中だというのに買いやがった。
ソコから大規模な内ゲバに発展。アメリア・国連vs各国のはぐれ錬金術師vs日本・俺という訳の分からない構造になった。
酷い有様だった。
内ゲバなんてものではない大内紛。
空前絶後の大惨事によって民衆が巻き込まれ、大きな被害を齎した。
勿論、俺がけしかけたインベス共が出した被害とは比べ物にならない程。文字通り天と地の差だ。
日本というか俺に負けた事もあって混乱は相乗された世界各国は大惨事に発展。
第三次世界大戦ならぬ大惨事世界大戦が勃発しかけた。
「やりすぎではないか、デュゼス」
「これはいくらなんでも…哀れとしか」
「俺のせいじゃないだろ!?」
あまりの無惨さにあの外道ジジイですら同情の念を隠しきれない。
それだけ酷かったという事だ。
「ああクソ!いっそこの星ごと食ってしまえばよかった!」
結局、俺は次のゲームステージに行くことが出来ず、侵略活動に翻弄される事になった。
僅か一年で地球はドゥゼスに侵略された。
ドゥゼスの力は人類と比べることすら烏滸がましい程であった。
惑星だけでなく太陽系そのものを滅ぼせる存在。
生物どころか存在すら規模が違う。
圧倒的な力と存在の前に、各国は次々と降伏。
人類の全てが彼にひれ伏した。
宙から降臨した神としてドゥゼスを祀り奉る。
日本を中心に神は君臨。
最初に神へ忠誠を誓った日本はその恩恵をどの国よりも受けた。
数年前までは考えられない程発展し、日本が生まれて以来の栄華を齎された。
次に欧州。
錬金術の本場となったそこでは錬金術師たちが日夜研究と切磋琢磨。
神が与えたもうた技術、ライダーシステムとフルボトルを中心に研究を進める。
最後にアメリカや国連。
神に敗れたことを機に、各国で次々と独立運動が勃発。
先の大戦で国力が大いに下がったというのも原因の一つ。
一番の理由は元から国への不信が強く、今回を機に爆発したというもの。
日本や欧州などが援助を行い、神もその力を示している。いつか復興出来るだろう。
そのいつかは不明だし、分裂した大国たちが復活することは先ずありえないだろうが。
各国は巫女を捧げた。
巫女であると同時に
神は作り直した月に王宮を設立し、シンフォギア奏者達とそこで暮らしている。
神は巫女に特殊な力を与えた。
ライダーシステムと似て非なる力。
神の遺伝子を直接与えられる事で使用できる神の力。
これによって巫女たちは神と繋がる事でその力を一部だけとはいえ行使できる。
文字通りの代理人。彼女達を通して神が神命を下し、神の代行者として力と権限を行使する。
神は常に人類を天上から見下ろしている。
地球の本棚を通じて何時でも全てを知る事が出来る。
ソレだけではなく様々な手段で、力ある言葉によってアクセスも可能。
シェム・ハの全てを奪った彼は、その全てを行使し、更に発展、進化させることも出来る。
人類は、地球は彼の支配下。
こうしてまた彼の支配する星が増えた。
『ユニバースフルボトル!』
彼は旅立った。
分裂体を置いて次の世界へと。
更なる力を付けて、宇宙の支配者は勢力を拡大させていった。
私はシンフォギア世界の人類がそんなに素晴らしいものとは最後まで思えませんでした。
主人公たちが特例なだけで、人類は相変わらずクソ。むしろ彼女たちの生育環境であんな聖人君主に育ったことに不自然さと気持ち悪さを少し感じました。
シンフォギアという物語はごく少数の聖人君主たちによる英雄賛歌。人類賛歌ではない。
彼女達を人類の代表にするにはあまりにも少数かつ例外過ぎる。別枠にすべき。
とまあ、ひねくれものである私はそう考えました。
というわけで、このssは人類侵略エンドにしました。
コレがバッドエンドかどうかは皆さんの判断に任せます。