転生したらもっふもふの九尾狐だった件   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 進化を行い、新たな力を身につけた九尾の仔狐は、のんびりゆったりと穏やかに過ごす。
 すると、眠っていた幼馴染みスライムが目を覚まして・・・?



リムルが起きまして

 【九尾の狐】から【守護獣・白蓮九尾】へと成長した私は、ゴブリナのお姉さん達にモフモフを整えてもらったり、リムルを優しく拭いてもらったりしながら、のんびりとした時間を過ごしていた。

 

『告。個体名:リムル=テンペストの魔素が十全に補填されました。低位活動状態(スリープモード)を解除します。』

 

『あ、リムルが目を覚ますんだね〜。よかったよかったぁ。』

 

 すると、リムルに接触していたことにより使用できる【大賢者】さんから、リムルが目を覚ますことを教えられる。

 リムルが目を覚ますんだ。嬉しくなって尻尾をゆらゆらと緩やかに揺らす。

 

「ハルナお姉さん。リムルが目を覚ますそうなので、リグルドおじさんを呼んできて〜。」

 

「はい!畏まりました!」

 

 【大賢者】さんの言葉を聞き、私はすぐにハルナお姉さんにリグルドおじさんを呼んできてもらう。

 みんな、リムルが目を覚ますのを待っていましたが、まずは一番偉い人に挨拶をしてもらった方がいいと思ったので。

 私の言葉を聞いたハルナお姉さんは、私が伝えたいことがわかったのか、すぐに笑顔で頷き、私とリムルがお休みしていたお家から外に出た。

 

「ん・・・んん・・・なんだ?ものすごくモフモフしているような・・・めちゃくちゃ眠り心地良いな・・・外暗いし、まだ寝ていいかな・・・。」

 

「リムル〜。起きた〜?」

 

「ん?んん?ええ!?コリン!?ど、どうなっちゃったんだそれ!?」

 

 ハルナお姉さんを見送っていると、リムルがモゾモゾと僅かに動く。

 目を覚ましみたいだけど、なんだかまた眠りそうだったので、念の為に声をかけてみると、リムルはビックリしていた。

 スライムの身体からビックリはてなのマークが飛び出たことに、ちょっとびっくりなお狐様でした。

 

「リムルが眠ってる間に、【大賢者】さんが私に色々教えてくれたんだ〜。それでね?私の種族の【九尾の狐】は、条件によって違う進化をすることができるって教えてもらって、私の場合は村のみんなからの信仰?ってヤツを少しだけ使って、【九尾の狐】から【守護獣・白蓮九尾】ってヤツになったんだ〜。

 これだとみんなを沢山守ることができるんだって。病気なんかも治せるんだって。

 すごいでしょ?お狐様は、もっともっと強強なお狐様になったのです!なんかでっかいモフがさらにでっかいモフになっちゃったけど。」

 

 むっふー!とリムルに笑いながら、今の私のことを教えると、リムルは一瞬、驚いたような声を漏らす。

 だけど、すぐになんだかすごく嬉しそうな様子を見せた。

 

「・・・そっか。こっちの世界では、コリンもいっぱい成長できるんだな。」

 

 その声は不思議と、いつものリムルの声とは違う、大人の男の人の声のように聞こえた。

 

「にしても・・・本当にでっかいモフモフがさらにでっかいモフモフになったなぁ・・・・・・・。」

 

 一瞬聞こえた大人の男の人の声に首を傾げていると、いつもの声のリムルに戻った。

 さっきのはなんだったんだろう?と思いながらも、身体を小さくする。強強お狐様の姿だと、このお家から外に出るのがちょっと大変なので。

 

「・・・ちっちゃいモフでもちっちゃくてでっかいモフになってる。」

 

「俺はこの毛並み好きだけどな。暖かくて柔らかいし。でも、お腹の毛がちょっと地面につきそうになっちゃってるな。」

 

「外に出たら、またでっかいモフに戻るのです・・・・・・。」

 

「それがいいかもな・・・・・・。」

 

 モフが汚れるのはちょっと嫌なので、とりあえずお家から出るまではちっちゃいモフのままにして、外に出たらさっきのモフに戻ろうと話していると、お家の中に誰かが入ってくる。

 

「コリン様。ハルナからお聞きしました。リムル様がお目覚めになられたとか!」

 

「あ、リグルドおじさん。そうだよ〜。リムル起きた〜。」

 

「・・・・・・・・・。(いや、誰だよっ!!?は!?リグルドなのこの人!?)」

 

 それはハルナお姉さんに呼んできてもらったリグルドおじさんで、私が笑顔でおじさんを迎える中、リムルは大混乱したのか固まってしまった。

 リムルがビックリしてる〜・・・と呑気に考えながらも、私はその場で立ち上がった。

 

「リムルリムル〜。」

 

「すまん、コリン。ちょっと待ってくれ。色々混乱していて何がなんだか・・・・・・」

 

 うんうん。わからないよね〜。私も最初、ハルナお姉さん達やリグルドおじさん達がこんな風になるとは思わなかったので気持ちはよ〜くわかるのです。

 でも、だからこそ教えなくては〜・・・・・・。

 

「あのね〜リムル。こちら、リムルが名前をつけたことによりゴブリンからホブゴブリンに進化してムキムキおじさんになっちゃったリグルドおじさん御本人です。」

 

「・・・・・・え゛え゛─────っ!!?

 

 うん。なかなかの吃驚ムル(びっくりむる)声が聞けました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ܀ꕤ୭*

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・わー・・・みんな姿が変わりまくってるー・・・・・・」

 

「名前をつけると、名前をつけた存在から名前をつけられた存在へと魔素が分配されるので、分配された魔素に合わせて進化することがあるみたいだよ?」

 

「そんなの知らなかったんだけど・・・・・・。だから俺、あの時身体がものすごく怠くなって動けなくなったのか・・・・・・。」

 

「そのと〜りなのです。」

 

 あれから、リグルドおじさんからみんなが外で待っていると言われ、リムルを背中に乗せたまま外に出た。

 外に出て、ちっちゃくてでっかいモフからでっかくてすごいモフに姿を戻し、リムルの視線を高くすれば、村にいたみんなの姿が変わっているのをリムルに見せることができた。

 まさかのことだったのか、リムルの声が棒で繋がれてるようなものになっている。

 

「えっとね〜・・・ゴブリンのお兄さんやおじさん達はホブゴブリンになって〜、ゴブリンのお姉さんやおばさん達はゴブリナになったみたいだよ〜?どっちもゴブリンに比べて強強なのです。

 それでね〜・・・・・・あ、ランガお兄さ〜ん!リムル起きたよ〜!」

 

 そんなことを思いながら、私は村の中にいたランガお兄さんに声をかける。

 すると、どこからともなくランガお兄さんが走って来て、私の前に現れた。

 

『!?どうしたのだ、その姿は?』

 

 だけどランガお兄さんは、リムルより先に私の方に目を向けてビックリしていた。

 そう言えばランガお兄さんには新しい強強お狐様モードを見せていませんでした。

 

「ん〜・・・・・・なんかね〜?お狐様は自分が持っていた魔素と、みんなから向けられていた想いでさらに強強なお狐様になったのです。

 モフモフのモフモフでフワフワのフワフワで強強のモフになったのです。」

 

『何が言いたいのかよくわからないが、妖気(オーラ)がとてつもない量に変貌していることはよくわかった。これではもはや幼獣とは呼べんな。』

 

「お狐様はまだまだ仔狐なピヨピヨひよこさんなので、別に気にしないんだけどなぁ・・・・・・。」

 

『そうは言ってもだな・・・・・・今のコリン殿は我らより一回り小さいだけで身体は大きく、妖気(オーラ)と魔素に関しては、我らどころか、主も軽く上回るのだが・・・・・・。』

 

「???」

 

 ランガお兄さんの言葉に首を傾げると、ランガお兄さんはなんでもないと私に言って、私の頭の上にいるリムルへと視線を向ける。

 

『御快復、心よりお慶び仕ります、我が主よ。』

 

「・・・・・・えっと・・・本当にランガなのか・・・?」

 

『はい。このような姿ではありますが、ランガの名を賜りました、旧牙狼族のボスの息子にございます。』

 

 尻尾をブオンブオンと大きく振りながら、ランガの名前をつけてもらった元牙狼族であることをリムルに伝えるランガお兄さん。

 リムルはと言うと、困惑しているのか無言だけを返している。

 

「名前をつけてもらうってことは、魔物からすると強くなるための手段だから、名前をつけてもらえることは本能的に嬉しいことなんだと思うよ?

 だから、みんなあんな風に喜んだ。お狐様とリムルは、生まれ方が特殊?ってヤツだったから、ちょっとよくわからなかったけどね。」

 

「なるほどな〜・・・・・・。」

 

 とりあえず、名前がどれだけ大切なことかをなんとなく思った感想と一緒に伝えると、リムルは納得したような様子を見せる。

 そんなリムルを見たあと、村のみんなに目を向けてみると、みんなは嬉しそうな様子で、私とリムルを見つめていた。

 

「みんな!リムル様がお目覚めになられた!コリン様から言われた通り、食べられるものは用意できているな?我らの新たな生活と、リムル様の目覚めを祝い、そして、我らを守ると言ってくださったコリン様を歓迎する宴の準備を始めるぞ!!」

 

 そんなみんなに対して、リグルドおじさんが今からやることを伝える。

 すると、村にいるみんなはすぐに大喜びで準備に取り掛かり始めた。

 

「リムル様。コリン様。宴の準備は我らが行うので、ランガ殿と一緒にゆっくりしていてください。」

 

「・・・・・・だってさ、リムル。」

 

「そうだな・・・。本当は何か手伝えたらよかったんだが、俺は見ての通りスライムだし、コリンはランガ達と同じ四足歩行だし、手伝うのは難しいもんな。お言葉に甘えてゆっくりさせてもらおうか。」

 

「うん!あ、ランガお兄さん、リムル乗せとく?」

 

『いや、我が主を乗せるのはコリン殿で問題はないだろう。我の体毛はコリン殿の体毛に比べるとどちらかと言うと硬めだからな。

 我が主は目を覚ましたとは言え、病み上がりであることに変わりはない。であれば、硬質な我の体毛よりは、柔らかいコリン殿の体毛の方がリラックスできるはずだ。』

 

「同じモフでも違うモフ・・・・・・?」

 

『ああ。同じモフでも違うモフだ。我は我が主とコリン殿の護衛として側にいるとしよう。』

 

 ランガお兄さんの言葉に少しだけ首を傾げたけど、どうやら今のリムルには私のモフの方がゆっくりできるようなので、私はリムルを背中に乗せたまま、村の中でも広い場所へと歩いていく。

 ここならゆっくり休めそうなので、とりあえずお狐様の結晶をぱぱぱ〜っと。

 

「できた〜!」

 

「おおう・・・・・・なんだか蓮の花みたいなベッドができたな。しかもでっかいし。」

 

「大きくないと、お狐様の身体が入らないので〜。」

 

 よいしょっと言いながら、私は出来上がったお花の中央へと上る。

 花びらの先はちょっと痛そうなトゲトゲですが、中央は平なので。

 あとは、自然の魔素を集めて、ふかふかにな〜れ!

 

「むふー!お狐様特製のふかふかなお花のベッド、完成〜!」

 

「なるほど。自然を操る力を使って、魔素で花を咲かせたのか!」

 

「村に来る時にたくさん植物の種を見つけておいたので、こんなことができちゃうのです!」

 

「すごいぞコリン!でも、種がなくなったらお花のベッドが作れなくなっちゃうんじゃないか?」

 

「その時はその時で、またお花の種を集めるので〜。」

 

 ふかっとした植物のベッドに伏せるように転べば、ランガお兄さんが結晶のお花のすぐ側に身体を伏せる。

 ベッドはいらないのかな?と首を傾げていると、ランガお兄さんが私の視線に気づいたのか、視線をこっちに向けて来た。

 

『コリン殿はゆっくりと休みながら力の運用を行ってくれ。我は昔から大地に寝転ぶことに慣れている上、見ての通りコリン殿とは違い短毛寄りだからな。

 確かに首元はかなり長い毛に覆われているが、手入れはさほど難しくもないため、気遣いは無用だ。』

 

 どうやら、ランガお兄さんは地べたゴロンでも問題はないようです。それなら別にいいかな?なんて思いながら、私はその場でベッドに伏せた。

 すると、背中に乗っているリムルが私の身体を優しく撫で始める。それに気づき、リムルへと視線を向けてみると、リムルは穏やかな雰囲気を纏っていた。

 

「コリンは昔から優しかったよな。ランガの身体が冷えないようにって思ってベッドを作ろうと思ったんだろう?」

 

「うん。地べたはひえひえなので、ちょっとは暖かくなるかなって。お狐様のこのベッドは、実は魔素を火属性に変換して結晶化させたものなのでぬくぬくなのです。

 だから、ランガお兄さんにもって思ったんだけどなぁ・・・・・・。」

 

『・・・・・・冬場に重宝できそうな力だな。寒くなった時はお願いしてもいいだろうか?』

 

 自分が休むために作り上げた結晶のお花の説明をすると、ランガお兄さんが冬場は使い勝手が良さそうだと言ってきた。

 確かに、冬はぬくぬく、夏はひえひえにできるので、使い方によってはすごくいい力なのです。

 

「寒くなったら頼っていいよ〜。あ、村のみんなのお家に一つずつあげるのもいいかも〜。」

 

「確かにな。やり方によっては、その時その時の適切な温度に変化するような結晶を作って、冬場も夏場も使える空調になりそうだ。

 ここに誰でも魔素を注げるような仕掛けをつけることができたら、コリンの力に頼り切りにならない立派な空調システムになりそうなんだが・・・。」

 

「???難しいことはよくわからないのです。」

 

「あ〜・・・・・・まぁ、こっちはもうちょっとコリンも知識を持ってからの方がいいかな。一応、【大賢者】にも聞いてみるか。」

 

 リムルが難しいことを言うので、頭の上にたくさんのはてなマークを浮かべる。

 どうやらこのお話は、私がもっともっとお勉強したら考えるお話のようです。

 

『告。個体名:コリン=テンペストの保有スキル、【共存者】の【見返り】条件が満たされました。

 個体名:リムル=テンペストが保有する全てのスキルから、一つのスキルを【永続共有】することが可能です。』

 

「「おわ!!?」」

 

『!?どうかなさいましたか!?我が主!コリン殿!』

 

 そんなことを思っていると、【大賢者】さんが私達に話しかけてきた。

 急なことに驚いたせいで、ランガお兄さんが勢いよく反応する。

 

「あー・・・すまん、ランガ。俺が持ってるスキルの一つの【大賢者】が俺とコリンに話しかけてきたからビックリしただけなんだ。緊急事態ってわけじゃないし、気にしなくても大丈夫だぞ。」

 

『左様でしたか。では、何かあればお伝えください。すぐに我らは動きますので。』

 

「ああ。ありがとな。」

 

 そんなランガお兄さんに、リムルはすぐに対応して落ち着かせる。

 そのあと、リムルは私に視線をちらっと向けて来た。ふむふむ。念話の回線を開くべきかな?

 

『よかった〜・・・・・・コリン、念話の回路を開くように伝わったか。』

 

『もちろんだよ〜。リムルのお目目はちょっとわかり難いのですが、お狐様はリムルの幼馴染みなので、大体の考えはわかるのです。

 まぁ、あまり長くいたわけじゃないけど、なんとなくはわかるよ。』

 

『そうだったな。さて・・・・・・【大賢者】。俺が保有してる全てのスキルから一つコリンに【永続共有】できると言ったな?【永続共有】とはどう言う意味だ?』

 

 すぐにリムルと念話を繋げると、リムルが【大賢者】さんに質問をし始めた。

 リムルが保有しているスキル・・・・・・それを【永続共有】するって言うのは、リムルが倒れちゃった時に【大賢者】さんが教えてくれたお話のことかな?

 

『解。個体名:コリン=テンペストが保有しているスキル【共有者】と【応対者】を獲得したことにより派生した【共存者】のスキルは、【共有者】の特性をそのまま引き継ぎ、尚且つ相手から向けられる信仰や感情といったものに準じて効能を伸ばせるようにしたユニークスキルのため、【共有者】としての特性である共有したものの量に見合った【見返り】を要求することができる特性を継続して持ち合わせています。

 【見返り】は、共有したものの量に合わせ、【スキルの一時的共有】と【スキルの永続共有】を選択できるようになります。

 この度は、個体名:リムル=テンペストの魔素の枯渇に伴い、個体名:コリン=テンペストがその分の魔素を共有したことにより、個体名:リムル=テンペストが保有する全てのスキルのうち一つのスキルを【永続共有】が可能になる条件を満たすことができたため、【永続共有】したいスキルを一つ選択することが可能になりました。』

 

『なるほどな〜・・・・・・ってまさか、コリンのそれの発動条件を満たすために俺の魔素を枯渇させようとしたわけじゃないよな【大賢者】!!』

 

『・・・・・・・・・個体名:リムル=テンペストが保有する全てのスキルから一つスキルを選択して【永続共有】することが可能になりました。どのスキルを【永続共有】状態に移行しますか?』

 

『おい!!俺の質問をスルーするんじゃない!!』

 

 ・・・・・・やっぱり【大賢者】さん。ちょっとだけ自由な気がするのです。

 なんと言うか、意思みたいなのが見え隠れしている気がするのです。

 

『気のせいです。』

 

『『気のせいじゃないと思うのですがぁっ!?』』

 

『気のせいです。』

 

 ・・・・・・絶対に気のせいじゃないのです!!【大賢者】さんも立派な生きている人みたいになっているのです!!

 

『はぁ・・・なんか、色々とツッコミたいところがあるけど、多分、気のせいの一点張りされるだけだな・・・・・・。

 まぁ、今はいいや・・・。コリン。【共存者】の【見返り】を使って俺が持ってるスキルの【大賢者】を【永続共有】に選択してくれるか?

 コリンの能力はかなり扱いが複雑なことになりそうだし、何より知恵はたくさんあっても損はないからな。

 【大賢者】からのサポートを受けながら、これから生活していった方がいいと思うし、何よりコリンの安全のためにもなると思うんだ。』

 

『は〜い。じゃあ、【見返り】の要求で、リムルの【大賢者】さんを【永続共有】にしてくださ〜い。』

 

『了。個体名:コリン=テンペストのスキル、【共存者】による【見返り】の起動を確認・・・・・・成功しました。

 個体名:リムル=テンペストの保有スキル、【大賢者】の要求を確認・・・・・・成功しました。

 個体名:コリン=テンペストに、個体名:リムル=テンペストのユニークスキル、【大賢者】を【永続共有】を通し、同期を確認・・・・・・成功しました。

 これより個体名:コリン=テンペストに【大賢者】の【永続共有】を開始します。』

 

 【大賢者】さんの言葉を聞きながらおとなしくしていると、リムルと私の間に、何か強い繋がりができたことに気づく。

 同時に私が持ち合わせている【共存者】と、リムルが持ち合わせている【大賢者】が結びつけられたような感覚を覚え、私は目を丸くした。

 

『個体名:リムル=テンペストの保有スキル、【大賢者】は正常に個体名:コリン=テンペストに【永続共有】されました。

 これにより、個体名:コリン=テンペストは非接触状態時も使用可能になります。

 同時に、個体名:リムル=テンペストと個体名:コリン=テンペストに【共存者】による【共有パス】が繋がれました。

 これにより、個体名:リムル=テンペストは個体名:コリン=テンペストより、より多くの共有の恩恵を得ることが可能になりました。』

 

 次々と伝えられる【大賢者】さんからのお知らせに、私とリムルは無言になる。

 え〜と・・・・・・これで、私は【大賢者】さんをずっと借りられる・・・のかな・・・?

 

『是。【共存者】の【見返り】による【永続共有】は正常に機能しているため、以降、個体名:コリン=テンペストは、個体名:リムル=テンペストの保有スキルである【大賢者】を永続的に共有使用することが可能です。』

 

『『お〜・・・・・・』』

 

 どうやら、リムルが考えていた【大賢者】さんを私のサポートにもつけると言う計画は成功したようです。

 

 

 




 コリン=テンペスト
 リムルから【大賢者】をずっと共有してもらえるようになったお狐様。
 なお、これがきっかけで【大賢者】からものすごく手厚くサポートされることを彼女は知らない。

 リムル=テンペスト
 コリンに【大賢者】をずっと共有できるようになったスライム。
 これでようやくコリンのサポートができるし、守ることもできると一安心。
 コリンを頼むぞ、【大賢者】!

 【大賢者】さん
 リムルからコリンへと永続的に共有されるようになったユニークスキルさん。
 これより、固体名:コリン=テンペストのサポートも開始します。

 ランガ
 コリンに呼ばれたので向かってみれば、なんかめちゃくちゃ強くなってる元幼獣が現れたのでかなりビックリした嵐牙狼族(テンペストウルフ)
 我が主はリムル様だが、我が主が大切になさっているコリン殿も我の護衛対象だ。(なお、対応はどちらかと言うと護衛ではなくお兄ちゃん。)

 ゴブリン村の元ゴブリン達
 リムル様のお目覚めだ!!コリン様の歓迎だ!!新たな旅路のために、景気良く宴と行こう!!


狐主ちゃんの擬人化はどれを思い描きますか?(狐耳と尻尾はデフォルトです)

  • もちろんゆるふわ幼女!
  • 10代半ば少女(つるぺた)
  • 10代半ば少女(つるぺたじゃない)
  • 普通にお姉さん
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