転生したらもっふもふの九尾狐だった件 作:時長凜祢@二次創作主力垢
しかし、その役割決めのあと新たな問題が発覚して・・・?
リムルにより決められた村のルール。
村に住んでいるみんなは、すぐにそのルールを守るとリムルに約束した。
みんなの言葉を聞いたリムルは、少しだけ安心したような様子を見せた後、次の話をすると伝える。
「村の統率を図るために、次は役割分担の話をする。確かに、今のままでも十分物事をこなして行くことができるが、ある程度役割を決めておいた方が、村を円滑に回して行くことができるからな。
とりあえず決めておきたいことは、警備担当。狩猟担当。村の整備担当だが・・・・・・」
そこまで言って、リムルはキョロキョロと辺りを見渡す。
【大賢者】さん曰く、これから先遠くに行くことも考えて、リムルは村を統率するリーダーを決めようとしているようだ。
『告。個体名:リムル=テンペストより【永続共有】されているユニークスキル【大賢者】に、保有しているユニークスキル【看破者】を同期させることで新たな情報の開示が可能になります。
【永続共有・大賢者】に、ユニークスキル【看破者】を同期させますか?』
何かお手伝いできないかなぁ・・・・・・と考えながらキョロキョロしていると、【大賢者】さんが話しかけてきた。
新しい情報を見ることができるとのことらしく、何か役に立てるかもしれないと思い、【大賢者】さんに【看破者】を繋げてもらうと、確かに新しい情報が見え始めた。
そこに記されているのは、統率力、攻撃力、防御力、魔術力、敏捷と言う文字で、その横には数字がいくつも浮かんでいた。
これが新しい情報かぁ・・・と辺りを見渡しながら見ていると、視界に入るみんなの中で、リグルドおじさんの統率力が誰よりも高い数字を持っていることがわかった。
まぁ、それよりもリムルの方が大きいみたいだけど、リムルがいない時に必要な人を探しているわけだから、ここはノーカンと言うヤツなのです。
「・・・・・・ねぇ、リムル。村のリーダーさんなら、リグルドおじさんがいいんじゃないかな?
お狐様達が村に来るまで、リグルドおじさんがずっとみんなを引っ張ってきたし、【大賢者】さんが、私のスキルの【看破者】さんを【大賢者】さんに同期してくれたおかげで他にも情報が見れるようになったんだけど、統率力・・・?って力が、村の中に暮らしている誰よりも大きいみたいだよ?」
そんなことを思いながらリムルに話しかけると、リムルは驚いたような反応を見せる。
だけど、すぐに【大賢者】さんから私の【共存者】を通してみんなの情報を見たのか、リムルは頷くような様子を見せる。
「コリンの言う通りのようだな。よし、リグルド。」
「はっ」
「君をゴブリン・ロードに任命する。俺とコリンが来るまでずっと村を率いていた君なら、問題ないだろうからな。」
「みんなもリグルドおじさんを中心にしながら、これから大所帯になっちゃった村をいい村にしていこうね〜。」
「!?ははぁ!!身命を賭してその任、引き受けさせて頂きます!!」
リムルと私の言葉を聞いて、リグルドおじさんはその場で勢いよく頭を下げながら、ゴブリン・ロードを引き受けると私達に言ってくる。
リムルが任せたぞって言っているけど、【大賢者】さんからこっそりとリムルは口だけ番長になろうと考えていることを教えられた。
え〜と・・・・・・でも、ちゃんと指示はするん・・・・・・だよね?
「ん〜と・・・・・・リグルドおじさん。ちょっといい?」
「はっ!何なりとお申し付けください、コリン様!」
そんなことを思いながら、私はリグルドおじさんに話しかける。
【大賢者】さんのおかげで新しい情報を【看破者】で見ることができるようになったので、私もちょっとお手伝いです。
「あのね〜、私のスキルでみんなを見たら、攻撃力?って力と防御力?って力がどれだけあるのかわかるんだ〜。
それでね。リムルから一緒に使っていいよって言われてるリムルのスキルさんに教えてもらったんだけど、攻撃力は戦う力で、防御力は守る力でしょ?
その力を上手くチームを組ませて行くと、たくさんたくさん戦えて守れるよって言ってたから、ちょっとだけ私もお話ししていい?」
「もちろんでございます!!」
「ありがと〜。じゃあ、みんな、ちょっと私に注目してくださ〜い。今から、狩りに行く人や、村を守る人を選んで行こうと思いまして〜、みんなの能力を基に、チームわけしていきま〜す。」
私の言葉を聞いて、みんなが私の方へと視線を向けてくる。
う〜ん・・・・・・こうして見ると、小さな村でもいっぱい住んでる人がいるのです・・・・・・。
たくさんの視線にちょっとびっくりしながらも、私は口を開き、【看破者】を使って見えた情報から必要な人を呼んでいく。
「・・・・・・コリンのスキルって、上手く使うと完璧な人事ができそうだな。」
『是。個体名:コリン=テンペストのスキル、【看破者】は人材を選ぶことにも最適なスキルです。
人材を分ける時に使用することで、より完璧な人事が可能になると推測されます。』
「だよな。これからコリンには人材選びの時に色々手伝ってもらおうかな・・・・・・。」
リムルと【大賢者】さんのお話を聞きながら。
܀ꕤ୭*
リムルと一緒に村のみんなに役割を割り当てた私は、今、目の前にある家を見て無言になっていた。
「・・・・・・建て直してこれなのか?」
「お恥ずかしい話です・・・・・・」
なぜなら、目の前にあるお家はかなりボロボロで、これで建て直したあとと言う状況のために。
役割を決めたあと、リムルは大まかに必要なことをリグルドおじさんに教え、あとはリグルドおじさんに任せていたのだけど、どうやらリグルドおじさんを含め、この村の中にいる子達は、お狐様と同じく知らないことだらけだったようです。
「え〜と・・・・・・ハルナお姉さん。リグルお兄さん。もしかして、村のお兄さん達も知らないことだらけだったりするの・・・・・・?」
「・・・・・・実を言うとそうなんです。」
「我々は基本的に近隣を活動の中心にしておりますので、本格的な建築技術と呼ばれるものは持ち合わせておらず・・・面目ないです・・・・・・。」
一応、近くにいたハルナお姉さんとリグルお兄さんにお話を聞いてみたところ、村の子達は基本的に近隣から離れることが少なく、様々な技術を学ぶことができていない状態だとわかった。
多分、お狐様よりはたくさんのことを知ってると思うのですが、リムル程は知らないのかな・・・・・・?
「まぁ、リグルドの采配が悪いわけじゃないさ。建築学も知らなきゃこんなもんだろう。」
「面目ない・・・・・・」
・・・・・・どうやら知らないみたいです。
ん〜・・・・・・こう言う時って、詳しい人に聞くのが1番いい・・・・・・よね?
「ねぇねぇ、リグルドおじさん。」
「はい。どうかなさいましたか?コリン様。」
「わからないことがある時は、わかる人に聞くのが1番いいと思うのですが〜・・・・・・こう言う何かを作ったりするための知識をたくさん持っているお知り合いとかいませんか〜?」
立場が上の人と呼ばれる存在は、たくさんのお仕事をすることがあり、その仕事を通じてたくさんの人と関わりを持つことがある・・・・・・偉い人だった前世のお父さんが、教えてくれた言葉を思い出しながら、私はリグルドおじさんに、物作りに関して詳しい人が知り合いにいないかを聞いてみた。
すると、リグルドおじさんは少しだけ考え込むような様子を見せた。
「何かを作ったりするための知識をたくさん持っている知り合い・・・・・・あ!
知り合いと言う程かと言われたら、何度か取引をしたことがある者達と言うだけの関係ではありますが、もしかしたら彼らなら家の作り方も存じているやもしれません!とても器用な者達でもありますので!」
しばらくの間、考え込んでいたリグルドおじさんは、心当たりがあったようで、思い出したように言葉を紡ぐ。
「取引相手・・・・・・なんて言う者達だ?」
もし、本当にその技術や知識を持ち合わせているのならば、繋がりを持ちたいと思ったらしいリムルは、すぐにリグルドおじさんに取引相手さんのことを問いかけた。
「ドワーフ族です。」
「ドワーフ!?」
リグルドおじさんから言われたドワーフ族と言う言葉に、リムルは大きく反応を見せる。
なんだか物凄くソワソワしていて、楽しいことを見つけた記憶の中にある小さなサトルくんに戻っているようだった。
「ドワーフって言うと・・・あれか?鍛冶の達人ってイメージの・・・」
「流石はリムル様。ご存知でしたか。」
ワクワクソワソワしながらリグルドさんから教えてもらったドワーフ族に関して口にするリムル。
人のことにも詳しかったリムルは、多種族に関して詳しいと思ったのか、リグルドおじさんは尊敬の眼差しをリムルに向けている。
私はと言うと・・・・・・
「かじ?」
聞きなれない言葉に首を傾げていた。
かじってなんだろう・・・・・・?疑問を浮かべて過ごしていると、頭に優しい声が響く。
『解。剣や槍と言った武器や、盾や鎧と言った防具・・・他にも、日常的に使われている包丁などと言った、鋼や鉱石等を使用した道具を作る職人のことを示す言葉です。
ドワーフ族と呼ばれる種族は、これらの道具を創り上げる能力に長けており、物作りに関しての知識は、この世界を生きる種族の中でもトップクラスの存在です。』
『なるほど〜・・・・・・』
リムルが言った「かじ」に関して、【大賢者】さんが教えてくれる。
世の中には同じ響きでありながら違う意味になる言葉がたくさんありましたが、かじって言葉にも複数の意味があったんだね〜。
ごうごうと家とか森が燃えちゃった時の火事に、家の中でのお仕事の家事。鋼や鉱石を使った道具を作る鍛冶・・・・・・覚えることがいっぱいなのです。
「ん〜・・・・・・となると〜、お家を建て直すために必要な知識を学ぶために、次はドワーフさん達に会いに行くことがやることかなぁ・・・・・・?」
「そうなるな。リグルド。そのドワーフ族と言った種族はどこに行けば会えるんだ?」
そんなことを思いながらも、次にやらないといけないことを口にして見ると、リムルは小さく頷いて、リグルドおじさんにドワーフさん達の居場所を質問する。
リグルドおじさんはすぐに大河沿いに北上して2か月くらいかかる距離に、ドワーフの王国があると教えてくれた。
私やランガお兄さん達の脚ならもっと早くつけるみたい。
「河沿いなら迷う心配もなさそうだし、俺が直接交渉しに行くか。コリンも一緒に来るか?」
ちょっと行ってみたいかも・・・・・・と少しだけ考えていると、リムルが一緒に来るかどうか聞いてきた。
その言葉に一瞬驚いてしまった私は、思わず目を丸くしてしまう。
「【大賢者】の話によれば、コリンの魔素が十分【社晶石】に込められていれば半月は持つって話だし、コリンの場合、【疾風同化】を使えばいつでもこっちに戻ることができる。
だから、少しくらい遠くの方にお出かけしてもいいと思うんだ。」
『それに、前世で約束しただろ?元気になったら、色んなところに連れて行ってやるって。
たくさん遊んで、色んなところを走り回って、アルバム一冊じゃ収まらないくらいに思い出を作ろうってさ。』
“どうかな?”と言ってくるリムルが、念話で一緒に行こうと誘ってくれた理由を教えてくれる。
そうだね。リムルは・・・・・・サトルくんは、いつも私が・・・・・・ミオが元気になったらって、たくさんの楽しいを教えてくれた。
俺1人でも楽しかったから、きっとミオが一緒だともっと楽しいに決まってるって。
『・・・・・・【大賢者】さん。私もリムルとお出かけしたい。少しくらい、村を離れても大丈夫かな?』
『解。【善狐の社】を維持するために使用している【社晶石】に追加で魔素を送り込めば、【善狐の社】は1か月近く維持することが可能であると推測できます。
【自然操作】と【結晶操作】の2種類のエクストラスキルを使用し、【風魔晶石】を村に設置し、スキル、【疾風同化】を使用することにより、遠くへと移動していたとしても、すぐに【風魔晶石】で拠点へと即時帰還することも可能になります。』
それならと、私もリムルとお出かけしたいことを【大賢者】さんに伝えると、【大賢者】さんは村に一瞬で帰る方法まで教えてくれた。
ゴブリンさん達の村が結晶だらけになりそうですが、村の入口付近に置いておけば邪魔にはならないかな?
「お狐様もお出かけしてみたいので、リムルのお出かけについて行くのです。【大賢者】さんも、しばらくは離れても大丈夫だし、すぐに戻る方法もあると教えてくれたので。」
「よし!じゃあコリンも行こう!リグルド、準備を任せても構わないか?」
「!!昼までには全ての用意を整えましょうぞ!」
【大賢者】に教えてもらったことをリムルに話しながらも、私は一緒にお出かけすることを伝える。
それを聞いたリグルドおじさんは、すぐに準備をすると言ってくれた。
私もお出かけできる!楽しみだとぴょんぴょん跳ねていると、周りからほっこりしたような眼差しを向けられた。
「この村の外はどんな感じになってるのかなぁ・・・・・・?」
「それも楽しみにしながら行こうな。何かしらのトラブルがあっても、俺が全部あっち行け!ってしてやるから、コリンは楽しむことだけを考えてくれ。」
「うん!お出かけ楽しみ〜!」
尻尾をゆらゆらふわふわと大きく揺らしながら笑って見せれば、リムルも楽しそうな笑い声を漏らした。
前世ではできなかった遠くへのお出かけ。お狐様になっちゃったけど、元気になった分、いっぱいいっぱい満喫するのです!
コリン=テンペスト
スキルを使えば人事のプロにだってなれてしまう九尾の仔狐。
初めてのお出かけができそうな今にワクワクしながら尻尾を揺らす。
リムル=テンペスト
遠くに行くのならコリンも連れて行こうと考えたスライム。
楽しそうにぴょこぴょこ跳ねていたモフにほっこりした。
【大賢者】さん
コリンがたくさんの経験をすることができるようにとサポートを頑張るユニークスキル。
ぴょこぴょことモフが跳ね回っていたことに気づいていたし、ほっこりした気がした。
リグルド
リムル様から役割を命じられ、歓喜に震えたゴブリン・ロード。
本日もコリン様が楽しそうで、我々はとても嬉しいです。
村に暮らしている者達
コリン様が飛び跳ねていらっしゃる・・・・・・なんと愛らしい・・・・・・。
狐主ちゃんの擬人化はどれを思い描きますか?(狐耳と尻尾はデフォルトです)
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もちろんゆるふわ幼女!
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10代半ば少女(つるぺた)
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10代半ば少女(つるぺたじゃない)
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普通にお姉さん