SCP財団の戦闘職必須科目、登場です。
クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンスに基づいて作成します。
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja
SCP財団
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そっちじゃない?えぇ、そうです。
空落天戸先生の根幹の一端も、登場します。
〈さて…と。言っちまったからにはやるしか無いよな…〉
―数分前
〈では、私に一つ案があります〉
「案?」
〈私が監視カメラ等々を潰してきましょう。私の顔は記憶には残らない上、不審にすら思われない。侵入にはうってつけでしょう〉
「え、そうなの?」
〈そうです〉
…本当は
〈では、行ってまいります。合図は…この手榴弾の爆発でお願いします〉
で、今に至るというわけである。
〈とりあえず…やるしか無いよな…〉
裏口に回り、堂々と侵入しようとする。
「オイ!お前何者だ!」
〈何者でもありません。ただの何でも屋です〉
そう言って私は
「ガハッ…!?」
〈そこで大人しく寝ていてください〉
不審に思われる前に叩き潰せばなにも問題ない。思考回路が若干脳筋じみているが気の所為だろう。あの三バカがやりそうなのも気の所為だ。
〈さて…ここからは地図ないから運ゲーだな…〉
私はお目当てのものを探す為手を壁に当てて歩く。全神経を集中し、
〈地下か〉
私は思いっ切り足を振り上げ、我らが拳法の応用技を使用する。
〈財団神拳…共振脚衝!〉
共振現象で床を叩き割る。財団神拳は常にアップデートし続ける最強の拳法なのだァ…!…というのは小林博士の弁である。
飛び降りるとそこには電気配線が張り巡らせある配電盤が存在した。そこに小型爆弾を張り付ける。
〈後は壁爆破と点火だけですね…〉
(3…2…1…今!)
手榴弾爆破と同時に配電盤を爆破して電気を落とす。
後は頼んだよ、皆。
「アルちゃ~ん。融資まだぁ~?」
「も、もう少しのはずよムツキ」
「……はぁ。予想以上の報酬が支払われたはずなのに、どうしてこうなるんだか……」
「しょ、しょうがないじゃない! 請求書が溜まってたんだから……」
「……だからって、全額使って払わなくても。……期限が先のモノだってあったのに」
「あ、アル様! わ、私がバイトでもして稼いできましょうか!?」
「だ、大丈夫よハルカ。融資だってもうすぐ……」
「お待たせ致しました、お客様」
「……噂をすればね。…………えぇ、待ったわよ! 本当に待ったわよ! 6時間も! ここで!!」
…君達にゃあ無理だと思うけどなぁ…
まぁ
さぁて、これからどうしようか…
ドォォォォン!!!
…!?なんだこの爆発は!?壁に穴!?
「全員その場に伏せなさい! 持っている武器は捨てて!」
「言うこと聞かないと、痛い目にあいますよ☆」
「あ、あはは……。み、みなさん、ケガしちゃいけないので……伏せてくださいね……」
…アビドスの面々?あー…つまりアイツか?財団職員が何やってるんだ?今の立場分かってるのか?
〈えぇえぇ。大人しくしておいてくださいね?じゃないと…最悪殺しますよ?〉
…誰ぇ…?認識災害かぁ…?反ミーム除去システムを…
…彼ぇ!?え!?なんでぇ…?あ、一人蹴り飛ばした。
「な、何者ですか貴方は!」
〈黙れ。このミスターはばたきを舐めるな〉
共振脚衝で腹部を抉りながら吹っ飛んだロボット。多分生徒には見られてない。うん。多分きっとメイビー。
「非常事態発生! 非常事態発生!」
「うへぇ~無駄無駄。外部に通報される警備システムの電源は落としちゃったからね~」
「ひ、ひぃっ!」
「ほら、そこ! 伏せてってば! 下手に動くとあの世行きだよ!?」
「み、みなさん、お願いだからジッとしててください……あうぅ……」
「うへぇ~、ここまでは計画通りだね~。リーダーのファウストさん! 次の指示を願う!」
「えっ……えっ!? ファウストって、わ、私ですか? リーダですか? 私が!?!?」
「リーダーです☆ ボスです☆ ちなみに私は……、……覆面水着団のクリスティーナだお☆」
「うわ、何それ! いつから覆面水着団なんて名前になったの!? それにダサすぎだし!」
「……☆」
「うへぇ、ファウストさんは怒ると怖いんだよ~? 言うこと聞かないと怒られるぞ~?」
「あぅ……りーだーになっちゃいました……。……これじゃあ、ティーパーティーの名に泥を塗る羽目に……」
…彼女もしかして重要ポジションの子?そして相変わらず微妙な名が…
「警備員の動線、銀行内の構造、すべて頭に入っている。……無駄な抵抗はしないこと」
「ひ、ひぃ……」
「そこのあなた、このバッグに入れて。……少し前に到着した、現金輸送車の……」
「わ、わかりました! 何でも差し上げます! 現金でも、債券でも、金塊でも、いくらでも持ってってください!」
「そ、そうじゃなくて……集金記録を……」
「どっ、どうぞ! これでもかと詰めました! どうか命だけは!!」
「あ……う、うーん……」
〈…早くしてください。でないと頭と身体が永久にさようならしますよ?いえ、貴方がたなら戻せるのでしょうか…なら頭をこの世からバイバイさせましょうかね…?〉
「あの、シロ……い、いや、ブルー先輩! ブツは手に入った?」
「あ、う、うん。確保した」
「それじゃあ逃げるよ~」
〈殿はこちらでやりますので、お先に〉
「わかったわ!はばたきさん!」
みんなが逃げたのを確認し、私は
〈さて、どういたしましょうかね…〉
(そうだな…一般人は粗方パニックで元から正気じゃないし、気付けも兼ねて、でいいかもな)
〈少々、空でも飛んでいただきましょうか〉
そう言うと、
〈あかしけ やなげ 緋色の鳥よ〉
〈くさはみ ねはみ 毛を伸ばせ〉
広い、広い荒野。
一面が真っ赤に染められた、その大地。
乾いた風に流されて、ゆっくりと地面から離れていく。
あぁ、いけるんだ。何処までも、何処までも…
(…アレ?今私何をしているの?)
「!?カハッ!?ゴホッ…ハァ…ハァ…今、何を…?」
「!良かった、社長。やっと起きたんだね」
「か、カヨコ?何があったかわかる?」
「わからない。急に幻覚を見せられて、気絶されられていたとしか…」
「…」
「?社長?」
(や、ヤバーイ!! あの人たち何なの!? ブラックマーケットの銀行を襲うなんて!)
「…」
(こんな大胆な計画を立てちゃうアウトローが、未だに存在するなんて!!しかも最後の何!?カッコよかったんだけど!!)
「…社長?」
(めちゃくちゃ手際いいし、超プロフェッショナル! まるでこの為だけに生まれてきたみたい。ものの5分でやってのけたわ!)
「…これ、長くなりそうだね」
やりやがった。アイツ、ついに自身に流れる因果を利用しやがった。
財団時代一回もおおっぴらで使っていなかったのに。その刃を思いっ切り使いやがった。
「SCP-444-JP…アレは君のなんなんだい?空落天戸研究員…」
あの緋色の荒野の主は、今何処に居るんだい?
よし。
私は紙を外して空落天戸に戻る。
「はひー、息苦しい……。もう脱いでいいよね?」
「そうだね~。追手の気配もないし良いんじゃない?」
「……はばたきさんは大丈夫でしょうか☆?」
"彼ならもう帰ったよ。情報だけ渡してね。それにしても、銀行強盗とは恐れ入ったよ"\
「あ、先生」
"まぁ私でもそうしたから別にいいけど"
「シロコちゃん、集金記録の書類はちゃんと持ってるよね?」
「う、うん……バッグの中に」
そう言ってバッグを開くと、中には現金が…え?現金?
「……へ? なんじゃこりゃ!? カバンの中に……札束が……!?」
「うええええええっ!? シロコ先輩、現金を盗んじゃったの!?」
「ち、違う……目当ての書類はちゃんとある。……このお金は、銀行の人が勝手に勘違いして入れただけで……」
「どれどれ……うへぇ~。軽く一億はあるね。本当に五分で一億稼いじゃったよ~」
「やったじゃない! 何ぼーっとしてるの! 運ぶわよ!」
「ちょ、ちょっと待ってください! そのお金、使うつもりですか!?」
「……そうだけど、なんで? 借金を返さなきゃ!」
「そんなことしたら……本当に犯罪だよ、セリカちゃん!!」
「は、犯罪だから何!? このお金はそもそも、私たちが稼いだお金なんだよ!? それがあの闇銀行に流れていたんだから!」
"理論はあってるけど、道理が通らないと思うよ"
「私はセリカちゃんの意見に賛成です☆ 犯罪者の資金ですし、私たちが正しい使い方をしたほうが良いと思います」
「ほらね! これさえあれば、学校の借金をかなり減らせるんだよ!?」
「うへぇ~、それはそうだけど……。……シロコちゃんはどう思う?」
「ん……。……自分の意見を述べるまでもない。ホシノ先輩が反対するだろうから」
「へ!?」
「さすがシロコちゃん。私のこと分かってるね~」
「私たちに必要なのは書類だけ。お金じゃない」
「でも……」
「セリカちゃん。こんな方法に慣れちゃうと、きっとまた平気で同じ事をするようになっちゃうよ。先生が言いたいのも、そういうことだろうね」
「うへぇ~、おじさんとしては、カワイイ後輩が悪い大人になっちゃうのはイヤだな~。……それで学校を守って、何の意味があるのさ」
「……」
「こんな方法を取るぐらいなら、最初からノノミちゃんのカードに頼ってたよ~」
「……私もそう提案しましたが、ホシノちゃんに反対されてしまいまして☆」
「……このバッグは置いていくよ。頂くのは必要な書類だけね。これは委員長としての命令だよ~」
「うわあああっ!! もどかしい! 意味わかんない! こんな大金を捨ててく!? 変なところで真面目なんだから!!」
「ん、委員長命令なら仕方ない」
「私はアビドスさんの事情をよく知りませんが……、……このお金を持っていると、何か他のトラブルに巻き込まれるかもしれません。……災いの種、みたいなものでしょうから」
「あは……仕方ないですよね☆ このバッグ、私が適当に処分を……」
〝その必要はない〟
「「「「「「"!?"」」」」」」
ふと天から聞こえた声に驚く。そこには以前見たドローンが浮かんでいた。
〝初めまして、と言おうか。私はDr.Wと言う。偽名だがな〟
"お前、何者だ?"
〝警戒しなくていい…私は彼の…はばたきの知り合いでね〟
"…は?"
〝彼からの要望でね。少しいい使い道があるから、と聞いているんだ〟
"何言って…"
〝口を挟まないでくれるかな?
"なっ…!?"
「?先生?」
"…なんでもない"
嘘だろ…?SCP財団関係者の生き残りだと…?要注意団体の可能性もあるが…いや、なら逆に好都合だ。
もし要注意団体なら手駒としては強力だ。好き好んでペツァディレーシュに絡んでくるなんてそうそうな実力者である可能性が高いから。
今は少しでも駒が欲しい。何が起こるかわからない。もしかしたらアノマリーが湧く可能性すらある。現に財団のことを知る奴がいるのだから。
声ではわからないのが残念でしょうがないが…
"いいだろう…だが約束だ。私と顔を合わせて貰おう。手渡しだ"
〝OK。では後日、会うことにしよう〟
「…先生、いいの?」
"…アイツの知り合いなら、マトモな使い方をするだろう。少なくとも、凶悪犯罪には使われない"
「…ならいいけど…」
こうして、ブラックマーケットの調査が終了した。
この世界線のオブジェクト解説。
SCP-710-JP-J‐財団神拳
オブジェクトクラス Achoo!
財団最強の拳法。科学×武術=最強!!!!
え?理論上でしか無理だろって?うっせぇ共振パンチブチ込むぞ!!!
SCP-[空落天戸により削除済]444-JP‐緋色の鳥よ→認識の鳥→ [アクセス不許可]
オブジェクトクラス Safe→けてるけてるけてるけてるけてるけてるけてる→存在しない
[空落天戸により削除済]
SCPにおける即死トラップ系列筆頭。知ったら即廃人√にぶち込まれるヤベー奴。呪文を知ると精神世界に飛ばされ緋色の鳥に無限回食い殺される。現実の肉体は暴走するしで中々凶悪。
止める方法は焚書しかない。しかし、財団は失敗したのである。
この世界線では奴は緋色の荒野を
私の能力を知ろうとするなど10年早い。悪いが記憶を消させてもらう。―空落 天戸
厄ネタはキヴォトスと財団世界の華。
追記:UA12000、いいね200ありがとうございます。これからもいいね、コメントよろしくおねがいします。
SCP-710-JP-J - 財団神拳
作者: Kwana
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-710-jp-j
INTRODUCTION OF 財団神拳
作者: sakagami
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/sakagami006-portal-of-foundation-shinken
SCP-444-JP - █████[アクセス不許可]
作者: locker
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-444-jp