滅びた財団世界から来た先生   作:山瀬 鳴

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― 便利屋は攻め、先生は片鱗が落ちる。

リアルが忙しくて時間かかりました…
今回のタイトルはGoogle翻訳なのでミスってたら教えてください。

あと30連目で私服セナが来て一周回って死を覚悟しています。

クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンスに基づいて作成します。
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja

SCP財団
http://scp-jp.wikidot.com/


―The handyman attacks,The teacher is a glimpse falls.

「いやぁー、悪かったってば、アヤネちゃーん。ラーメン奢ってあげるからさ、怒らないでー。ねっ?」

「怒ってません...」

「はい、お口拭きますよー。はい、よくできましたねー☆」

「赤ちゃんじゃありませんからっ!」

”…流石に機嫌を直したらどうだい…?”

「...なんでもいいけどさ、なんでまたウチに来たの?」

”私が知りたい”

現在、我々は柴関ラーメン…セリカのバイト先に来ていた。

「アヤネ、チャーシューもっと食べる?」

「ふぁい...」

「機嫌直して、アヤネちゃん...私も煮卵あげるからぁー...」

「...ふぁい...」

"…大丈夫か?アヤネ"

「…ふぁい」

水を飲んだ後に微かに舌に残ったラーメンのスープの味を噛み締めながらアヤネに話しかけた。

すると突然、扉が開いた。

「あ...あのう......」

眼の前には一人の少女。彼女はきょどきょどしながら店の前に立っている。しかし、なぜかお店に入ろうとはしていない。なにかあったのか?

「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」

「...こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか...?」

「一番安いのは...580円の紫関ラーメンです!看板メニューなので美味しいですよ!」

「あ、ありがとうございます!」

そう言うと彼女は去っていった。私は耳を澄ます。すると四人ほどの足音が聞こえてきた。

「えへへっ、やっと見つかった! 600円以下のメニュー!」

「ふふふ。ほら、何事にも解決策はあるのよ。全部想定内だわ。」

「そ、そうでしたか...さすが社長、何でもご存知なんですね......」

「はあ......」

そこには見慣れない4人組。見たところ生徒だろうが…初めて見る顔だな

「4名様ですか? お席にご案内しますね。」

「んーん、どうせ1杯しか頼まないし大丈夫。」

いっぱい…1杯?まさか4人で1杯?

「アビドスじゃ見ない顔だけど、観光客かな...?」

「観光客はないんじゃないかなー? 観光できるものが残ってないし」

”それを君達が言って、哀しくならないかい…?”

自虐は慣れると終わりだよ…ブライト博士みたいに。 

「それにしても、アルちゃん。人員のほうにあんなに資金を注ぎ込んじゃって、夕飯代のことすっかり忘れてたでしょ~?」

「忘れてないわよ! それと、『アルちゃん』じゃなくて社長でしょう? ムツキ室長、肩書はちゃんとつけてよ」

「ん? だってもう仕事終わった後じゃん? ところで、社長のクセに社員にラーメン一杯奢れないなんてね~」

「なっ...!」

…バカじゃねぇの…?

「...今日の襲撃任務に投下する人員、正直私も多いと思うよ、社長。確かにリスクは少ないほうが良いけど」

「ぐっ...で、でも、こうして実際ラーメンは口にできているわけでしょう? それぐらい想定済みよ」

「たったの一杯分じゃん...せめて4杯分は確保しておこうよ...」

「......」

「そもそも、全財産をはたいてまで人を雇うほど、今日の襲撃目標は危険な連中なの?」

”……………”

静かに彼女らの話に耳を傾ける。この情報は重要そうだ。

「多分アルちゃんも分かってないと思うよ。だからビビっていっぱい雇ってるんだよ♪」

「誰がビビってるですって!? 全部私の想定内!失敗は許されない。あらゆるリソースを総動員して臨むわ。それが我が便利屋68のモットーよ!」

「はい、お待たせいたしましたー! 熱いのでお気をつけて!」

と、突然セリカがラーメンを…デッカ。ラーメン二郎かよ。

聞いてるとどうやら店長が手元を狂わせたなどと言い特盛にしたらしい。こういう店でみる人情ほど、いいものはないな…

さて、と。私も()()を片付けないとな。

”ふぅ…ごめん、用があるからちょっと抜けるね。すぐ戻るから。あ、みんなの分も払っとくよ。セリカ。お勘定”

「あ、はーい」

「ん、わかった」

そう言って私は全員分のラーメン代を払った。そして…

(ちょっと仕込ませて貰うよ)

静かに赤いコートを着た子のコートに向かって小型盗聴器を指で弾き貼り付けた。

 


 

電子タバコの強いミントの味が肺を満たす。

キヴォトスに赴任してから、禁煙を始め、電子式に変えた。まだ慣れないが、喫煙所じゃなくても吸えると知った時は驚いた。

さて…そんなことはどうでもいい。

”オイ、誰だ。そこで見ていやがるのは”

前々から見られて、いや()()されているのには気がついていた。

わざわざ見逃していたのは、アビドスの皆の警戒心を過度に煽らないためだ。だが

”今なら容赦しない”

拳銃で認識が存在する方向を射抜く。瞬間、響き渡る爆発音。明らかに自爆である。

向かってみるとドローンらしき機械の残骸が転がっていた。

”パーツは…チッ、焦げ付いてわからねぇな…”

じゃあ、もう一つの用を済ませるか。そう思い眼鏡のフレームを叩く。伊達メガネであるコレはSCP財団の技術の結晶の一つ。簡単に様々な電波を拾える上、クリアな骨伝導イヤホンでもある。

”狙った電波は拾えないが…それだけ()()すれば…”

盗聴成功。やはり彼女らはアビドスが狙いらしい。というか彼女らがアビドス生徒と気がついていなかったのか…あの赤コートの子…確かアルだったか。…大丈夫か?

”まぁ、雇われらしいし…”

 

元凶は後で一発殴っとくか

 

”…まぁ、今はどうでもいいな。っと、そろそろ向かわないと怪しまれるな”

私は静かにそこから離れた。

 


 

「もう! 学生なら、他にもっと健全なアルバイトがあるでしょう? それなのに便利屋だなんて!」

「ちょっ、アルバイトじゃないわ! れっきとしたビジネスなの! 肩書だってあるんだから!」

「そうよ! 私は社長! あっちが室長で、こっちが課長……」

「はぁ……。社長、ここでそういう風に言っちゃうと、余計薄っぺらさが際立つ……」

「ん、誰の差し金? ……いや、答えるわけないか」

…どうやらちょうどいいタイミングで戻ってこれたようだな。動き出すまで後…

”(今かっ!)”

バールを投擲。便利屋が雇っていた生徒たちとアビドスの皆の間に突き刺さる。

「!?何よコレ!」

「これって…」

”あ〜、悪いみんな。遅くなった”

「先生!」

「うへ〜、仕事は片付いた?」

”まぁね。あぁ…あとそこのアルだったか?”

「え?なんで私の名前を…」

”ファー付きの服はお洒落だが、あまりオススメはしないよ”

「「「「!?」」」」

”お陰で全部筒抜けだったよ”

「え、先生まさか…!」

「まさかあの一瞬でですか…?」

「流石です先生〜★」

”ハハハ、前職の経験が生きただけさ”

…ホシノ、君のその警戒心の高さはどこから来る?何故私の一挙手一投足を警戒して見ている?

「…社長、どうする?」

「どうするって…やるしかないでしょう!?」

”…へぇ”

立ち方、重心の置き場、観察眼…ただのバカじゃないな。実力者ではあるな…

”…これは、戦闘は避けられそうにないね…?”

「そうだと思う」

”ハァ…総員!戦闘準備!”

 


 

”流石に数が多いな…”

「だね〜…」

”コイツ使うか。小型C4”

「え、そんなもの持っていたんですか…ってえ!?」

「え、ホントにちっさ!?」

「起爆装置含めて目薬の容器に入ってる…」

”私の先輩直伝だからね”

「その先輩何者…?」

財団日本支部最強格だよ…先輩がC4爆薬に特定の()()()()をしたら化け物火力になって怒られたのは傍から見たらとても面白かった。その混ぜものがココ(キヴォトス)でも見つかって良かった。因みに起爆装置は遠隔式で錠剤程度の大きさだ。コチラは先輩がアイスバーグ博士から教わったものらしい。私は面識がないので知らないが。

”さて…コイツを糸で括って…”

バールに括る事で投擲しやすくなる上こちら視点で分かりやすくなる…

"…今だ…点火!"

「ウワァ〜!」

"よし、上手くいったな…このまま押し切るぞ!"

 

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

 

「あ、定時だ」

"…え?"

何故か帰っていく…いやまて、アイツ等雇われだよな?

…時間切れ?え?このタイミングで?…やっぱアイツ等バカでは?

"…なんか煮え切らねぇなぁ…"

「わかる…」

「なんだったんでしょうね…」

だが、分かることがある…

この事件の裏側は、思った以上に深いようだ。

 


 

「あ〜あ〜…このドローン結構金かかったんだよなぁ…」

「まぁ、それはそれでいいもの見れたからねぇ…」

「…そういや、最近きな臭い企業が暴れまわってるってねぇ…」

「どこだっけ?あぁ!そうだそうだ!カイザーコーポレーション!」

「全く…困るんだよねぇ…私の販売経路とか荒らされそうだからなぁ…」

「とりあえずブラックマーケットの経路は今は絞ろうかな…正直一番の経路がヤバそうってのは困るんだよねぇ…」

「正直大きめの経路が欲しいからなぁ…ん〜…お!そうだ!」

「先生を利用すればいいじゃないか!先生に私のことを()()してもらえばいい!面倒臭いヴァルキューレ共を巻ける上彼に関われるいい機会だ!流石私!まさに稀代の大天才!」

「そうと決まれば今はタイミングを計ろう…最高のタイミングを…」

 


 

この世界線のオブジェクト等解説。

 

アイスバーグ博士

事故により体温が-7℃になった財団の研究員。博士…と言うには立場が低い人(あまりに有能な為O5-10により昇進が取り消されている)。なのでどちらかというとアイスバーグ研究員。だが本家でDr.がついているので一応アイスバーグ博士。爆弾製作の名人。彼の上司のギアーズ博士と共に中宮 神子研究主任の知り合い。なおギアーズ博士とデキているとの噂も…(尚ギアーズ博士は妻子持ちである。もう一度言おう、妻子持ちである)




"アイスバーグ"の人事ファイル
原語版タイトル: "Iceberg" Personnel File
訳者: (user deleted)
原語版作者: Iceberg 7
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/iceberg-personnel-file
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/iceberg-personnel-file
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