月夜見少年の日常!?   作:朱月 律架

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はいはい。
今回は説明が多めになりまーす。
そして、私が書いているもうひとつの作品と絡ませてみたりw
では、三話どーぞ。


月の力と日の力

マリーが階段を降りてきた。

今日は白いシュシュでツインテールにして、シンプルなデザインの赤いワンピースを着ている。

 

「おはよう、マリー。」

「あぁ。おはよう。」

「コーヒー?」

「頼む。」

「すごい眠そうやね,,,。」

 

やはり吸血鬼は夜行性らしい。

マリーは華梨からコーヒーを受け取って一口。

 

「,,,ふぅ。寝起きはこれに限るな。,,,さてと、目が覚めてきたところで。わざわざノアを向かわせたのは、昨日話せなかったことを色々と話す必要があったからだ。」

「今は分からなくてもいいから、とりあえず聞いててくれればいいよ。」

 

そして、マリーは話始めた。

 

「何から話せばいいか分からないが,,,とりあえず月夜見一族と天魔一族の話からかな。」

 

彼女の話を要約すると

月夜見一族は、月夜見命(つきよみのみこと)の子孫に当たる一族で、月の力を持った子供が途絶えることなくいたのだという。

ところが時代が進みそういったものへの信仰が薄くなり次第に力を持った子供も生まれにくくなっていた様である。

そして、力を持った子供には、「佳夜」という名が付けられる。

確かに佳夜の祖母もこの字を書いて「かや」と読む。

そして、天魔一族は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫に当たる一族。こちらも途絶えることなく日の力を持った子供が生まれていた。だが、月夜見一族と同じ理由で力を持った子供が生まれにくくなっていたそうだ。

本来、日の力と月の力とは、二つで一対の力とされている。

どちらか片方が欠けると世界のバランスが崩れ大厄災が起こるのだという。

 

「数年前の大地震がそれに当たる。そのときはまだ佳夜の力は弱かったからな。小夜と出会ったことが力の覚醒に繋がったんだろう。」

 

次にマリーは、こんこん亭について話してくれた。

その昔、月夜見の者が怪我をした狐を助けた。

狐はそんな心優しい人間の役に立ちたいと考えた。

それがこんこん亭の始まりで、その狐とは華梨の姉の月影白狐(つきかげびゃっこ)のことらしい。

彼女は、空間をねじ曲げることでこんこん亭を色々な世界と繋がるようにしたらしい。

その本人は今、幻想郷というところでひっそりと暮らしているらしい。

 

「話すことは大体こんなものだろう。そうそう,,,私は、ここを手伝いながら生き別れた妹を探している。実は、フレデリカというのは私の名前ではなく、妹の名前だったりする。」

 

そこまでいってから彼女は、いつの間にか現れていたノアが持ってきた一冊のノートを佳夜に手渡した。

 

「これは?」

「さっき説明したことをより詳しくまとめたものだ。必要になったら読むといい。」

「ありがと。」

「お嬢様、これを書くために睡眠時間をけずっていたんですよ,,,ふふっ」

「ちょっ,,,余計なことを言うんじゃない。」

 

まるで、姉が妹をからかっているような微笑ましい光景である。

 

_それから数日後、佳夜と小夜は毎日のように店へ通った。

佳夜の祖母は彼の帰りが多少遅くてもなにも言わない。

ただ、いつもマリーに一言礼を言うだけだった。

(マリー達の姿は常人には見えないし声もきこえない。彼女には、声した聞こえていないらしい。)

 

「小夜。今日もよっていくか?」

「いや、今日はばっちゃの帰りが遅いから晩飯作らんと。」

 

そのうち、小夜は五人姉弟の一番上だとわかった。

 

「わかった。神社の仕事はやっとくよ。」

「ありがとう。」

 

そして、今日も今日でこんこん亭へ向かう佳夜だった。

戸を開ければまた、いつもの様に華梨が出迎えてくれる。

そして、いつしか日課になっていた。二階に上がってマリーを起こすこと。

 

「マリー。」

「あと、五分,,,いや、十分,,,」

「駄目だ。そんなこと言って三十分は寝るだろ。」

 

,,,モゾモゾ,,,むくっ,,,

 

「おはよう、佳夜」

「あぁ、おはよう。」




はい。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
作者は個人的にはマリーに一番力を注いでいたりします。
本当は、人気投票とかしてみたいのですがねw

良ければ感想をください。。
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