なんか毎日更新してるんですけどw
佳夜は困惑している。
目の前で起こっている出来事に。
今、目の前では二人の幼い少女が向かい合っている。
片方は、マリー。もう一方は、銀髪の少女。
見た目は5歳くらいで、顔立ちや雰囲気がマリーに似ている。
そして、彼女は,,,マリーにナイフを突きつけている。
マリーの方はというと、ナイフを突きつけられているにも関わらず、冷静に,,,淡々と、以前佳夜達に話した「事実」を語っている。
(この状況,,,。ドウシテコウナッタ)
そんなことを思っていると、マリーの声から淡々とした感じが消えた。
「そろそろ下ろして欲しいのだが?」
「まだ。そうですね,,,えぇ、大体理解しました。ですが、証拠を示して頂きたいです。」
銀髪の少女は冷たい声でそう言った。
マリーはまるで、その言葉を予想していたようにポケットからペンダントを取り出した。
そのペンダントに付いている何か_後で聞いたところ、ブラットストーンという宝石の一種だそうだ_に何かの紋章が彫り込んであった。
,,,数秒の沈黙。しかし、佳夜にはそれが何十時間にも感じるほど、周囲の空気は張り詰めていた。
「,,,はぁ,,,確かに本物ですね。,,,どうか私の無礼な行いをお許しください。」
少女はナイフをゆっくりと下ろし、マリーに向かってそう言った。
「別にいい。そりゃあ、いきなりこんなことを言って信じてもらえるとは思っていなかったしな。それで,,,今更だが,,,私はあいにく、昔の名前しか知らないんだ。」
「あ、そう言えば名乗っていませんでしたね。私の今の名前は、紅月 葎佳(こうげつりつか)と申します。」
「葎佳,,,か。いい名前だな。いい主人に恵まれたようで良かった。案外ほっといても良かった気がする。」
「意外です。てっきり戻ってこいとか言われるのかと,,,。」
「そんなことをしても私の自己満足で終わりそうだし。そっちはそっちで幸せにやってるみたいだし。それと、そろそろ敬語で喋るの止めてくれないか?」
「これはもう、職業病みたいなものなので,,,ね。まぁ,,,時々は会いに来ますよ。」
「もう帰るのか。」
「仕事が有りますから。」
そう言って葎佳は、店から出ていった。
そのあと、マリーは佳夜がいたことに気づいて少し驚いた表情を見せた。
「なんだ、来てたのか。」
「あぁ。結構前から。ところで,,,」
思いきって気になっていたことを聞いてみる。
「なんでナイフ突きつけられてあんなに冷静だったんだよ?」
「気づかなかったのか?」
「何が?」
「あいつの手、震えてたんだよ。多分、ナイフ自体は、本物だった筈だけどな。あいつは優しすぎるんだろうよ。」
そのあとにマリーはこう付け足した。
「それから、怖くなかった訳じゃないしな。」
はい。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
いやぁ。今回は大変でしたよ。
因みに、葎佳が持っていたナイフは、咲夜さんのやつです。
御守り的な意味で持たせておいただけです。
今回は、完全に狂気録読んでないと分かりにくいお話になってますね。
すみません。
ではまた次回。