久しぶりのこうしんです。
三人は、動物病院へ向かって急いだ。
5分くらい走ってやっとたどり着いた。
***
暫くして猫の手当てが終わった。
担当してくれた獣医さんに引き取るつもりがないかと聞かれたが小夜のところは妹が猫アレルギーだし、佳夜だっておばあちゃんに聞かねばならなかったのでとりあえず曖昧に返事をしておいた。
「助けられてよかった。」
神社に向かっているときに葎佳がボソッと呟いた。
「そうやねぇ。それにしてもよく見つけられたね
私たちは気づかんかったのに」
「何となく気配がしたから。」
そう言ってから何処からか取り出した金色の懐中時計をみて、表情が曇った。
「あ、早くいかないと叱られる,,,。急がなきゃ。」
結局、三人はまた全速力で走るはめになった。
***
こんこん亭の戸を開けると、案の定怒りの色を浮かべたマリーが見えた。
「遅くなってごめんなさい!」
それを見るや否や葎佳はすぐに謝った。
いまにも土下座しそうな勢いである。
とれを見てマリーは急にぶっと吹き出してこう言った。
「演技だよ。別に怒ってない。」
「ふぇぇ?」
「よく来たな、葎佳。」
そう言ってからマリーは葎佳を抱き締めた。その頬はほんのり赤く染まっていた。
それから、三人でどうして遅れたのかを説明した。
そのあとで佳夜は、昼間の夢のことを思い出した。
「そう言えば、今日の昼間に夢で葎佳の主人みたいなこと言ってるやつが出てきたんだけど」
「紅い悪魔とか名乗ってました?」
「あぁ。」
「それなら私のご主人様のお姉様ですね。」
「で、何をいってたんだ?」
「それが」
少年説明中…
「って、言われた。それから夢の中で渡された鈴と同じものがボケッとに入ってたんだけど。どういう仕組みだよ、一体?」
「妖術の類いかなと思います。」
それまでいってから葎佳はなにかを思い出したようなしぐさを見せた。
「…ん?どうした?」
「いや、ちょっと、その鈴見せてもらっていいですか?」
「あぁ、ほい。」
「あぁ、これ…私の『忠誠の鈴』ですね。」
葎佳は苦笑を浮かべながらそう呟いた。
それを聞いてマリーが微かに反応した。
それに気づいたのはノアと葎佳だけだった。
「あぁ、お嬢様の考えていることが分かってしまいました…。不安しかない…。」
「大丈夫。私達がいるから。それより、ここにいる間上の奥の部屋を使ってもらうから荷物とか置いて来るといい。送られてきてた荷物もそこに置いてあるから。」
「はぁい。」
葎佳は佳夜に先ほどの鈴を返して階段を上っていった。
その後にマリーが真剣な表情で語り始めるのだった。
マリー「次回は過去編だ。」
ノア「ついに私達の出合いが画かれます。」
作者「感想や意見などお願いします。」