主な描写はやはり主人公になります
合格を知らせる投影機が来てから、日にちが経つのは早かった気がする
今の今まで現実味がなかったけど、この雄英高校の前に立ってると合格した実感が湧いてくる!
「って、だからここで止まってたら遅刻しちゃうって!ただでさえ広くて把握しきれてないのに、急がないと!」
個性使っちゃだめかな?・・・バレなきゃいいよね?
「『解析』範囲雄英高校全域」
おぉー目に情報が写る写る、休みの内にちょっと鍛えといてよかった
あそこかな
「よーし出発!」
ここを曲がったら、うん、あった、1−A教室
扉でっかいなぁ、背中の子たち出してても通れそう、それより気になるのはなんでか立ち止まってる緑谷君なんだけど
「やっほー緑谷くん、教室の前で立ち止まってどうしちゃったの?」
「ふぇあっ!?あ、し、心さん」
「あーもー、ガッチガチじゃん、もしかして緊張して止まっちゃってたの?」
「う、うん、心さんは、緊張しないの?」
「ちょーっとはしてるよ?でもさ、緊張して進まないよりも、緊張しながら進んだほうがいいでしょ、というわけで、はいガラー」
「机に足をかけるのはやめたまえ!先輩方や制作者の方々に失礼だとは思わないのか!!」
「はあ!?んなこと思うわけねーよ!
・・・これはひどい
飯田君の注意にキレてるのは、爆豪君だねぇ、中学生の時から性格と口がすっごく悪いんだよね
緑谷君が言うには小学生ぐらいのときにはもうあれだったらしいけど
「ねぇ緑谷くん、爆豪君なんとかできないの?」
「いやぁ、僕が何か言ったところでかっちゃん止まらないし」
「あー!」
「うひゃ!」
急に後ろから声かけられちゃった、また緑谷君変な声上げてるし
「試験で助けてくれた二人だ!」
「てことは、瓦礫に挟まってたあの娘?貴方も合格できてたんだ!」
「私は二人が合格できてて良かったと思った!私を助けるために緑谷君はポイントを犠牲にしたみたいな感じだったから」
「人の心配できるなんて優しいね!私、心 子触!貴方の名前は?」
「私は麗日 お茶子、ほんと二人のお陰で助かったよ!ありがとう!」
あらら、緑谷君真っ赤になって固まっちゃって、そういえば私と初めて話した時もこんな感じだったような
飯田君もこっち来てるし、話が盛り上がるなぁ
ん?なんか変な物体が前の扉から教室に、イモムシ?
うわ立ち上がった
「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け、ここは雄英だぞ」ジュルッ
急に喋り始めるしゼリー飲んでるし、てかあれ寝袋?状況が把握できないよぉ
なんか急に出てきたせいで皆固まってるし、あ、寝袋外し始めた
「はい静かになるまで8秒かかりました、時間は有限だ、君たちは合理性に欠くね」
なんか、ディスられた、はい皆ステイステイ、今暴走したら絶対退学
「担任の相澤消太だ、よろしくね」
「た、担任!?」
うん緑谷君、私もそう思った
目の下のクマがひどいし、ヒゲ剃ってないし、髪も適当、よく見たら目が充血してるし
不審者かヴィランって言われたほうがまだ分かる
でも、佇まいから隙があんまり感じられないから、相当鍛えてるヒーローって予想できる
ヒーローに詳しくないからヒーロー名わかんないけど!
ってなんか寝袋ゴソゴソしてる
「早速だが、お前らこれ着てグラウンド出ろ」
「「「「「え?」」」」」
わぁ、クラス全体が困惑に包まれてる、何かあるって予想してた私とあんまり変わらない爆豪君以外唖然としちゃってる
まぁ言われたからには着替えないとね、よいしょ
「ちょ、心ちゃん!?行動早ない?」
「一応担任の先生が言ってるんだから従ったほうがいいでしょ?それに、あの先生、合理的な動きをしてほしいみたいだし、さっさと着替えて集合したほうがいいと思うよ?」
お茶子ちゃんの言葉に答えて、とりあえず女子更衣室に行こっと
「ん、よいしょ、ちゃんと背中に6つ穴が空いててよかった、『空想』達が窮屈にならなくてすむからね」
「心ちゃんの背中に生えてるの、引っ込められないの?」
「完全に引っ込めることは出来ないよー、まあ、基本困らないよ、ただねぇ、さっき教室でちっさい男子が私の姿見て、『しょ、触手、エロい、エロいぜぇ』って言ってたからねぇ、ま、高校生はそういうのが盛んだし、気にしなければいいだけなんだけど」
・・・あれ私なにかまずいこと言ったかな、お茶子ちゃんだけじゃなく、他の女子もちょっとオーラがでてるよ?
「心ちゃん、なにかあったら私に言ってね、絶対守るから」
「う、うん?分かったお茶子ちゃん」
とりあえずグラウンドに行こ?なんか精神統一みたいなことしてないで、ね?
グラウンドに行ったら私が一番乗り、まだ相澤先生しかいなかった
「お前が最初に来たか、心」
「はい、そうですけど、あの、何か?」
「他の奴らもそろそろ来るだろうから簡潔に言う、この後職員室に来い、いいな?」
「うぇ?特に何も無いのでいいですけど、なにかやらかしました私?」
足音がする、先生も離れちゃったし、結局何で呼び出されたのかわかんないなぁ?
この後って言ってるってことは、今から試験でもするのかな?
あ、皆・・・なんか、私のことエロいって言った男子が女子に縛り上げられて引きずられながら来た
「・・・全員揃ったな」
先生あれスルーするんですね、分かります
「それではこれから、個性把握テストを行う」
「「「「個性把握テストぉ!?」」」」
また困惑しちゃってる
「入学式は?ガイダンスは?」
「ヒーローになるならそんな悠長なことしてる暇はないよ、雄英は自由な校風が売り文句、それは俺達教師陣側もしかり」
予想した通りになっちゃった、でも個性把握って、何をするのかな?
「中学の頃からやってるだろ、個性禁止の体力テスト」
ははぁ、なるほど?つまり体力テストを個性アリで行って、個性がどんな作用をするのかを教師が把握するためのテストってわけだね!
・・・うん大事だけど入学式すっ飛ばしてやることかな!?
「実技試験のトップは心だったな?」
「あ、はいそうですけど」
なんか爆豪くんがすっごく睨んでくる、なんだろ、嫉妬?渇望?色々混ざりすぎて訳分かんないよ
「中学の時、ソフトボール投げの記録は?」
「えぇっと、大体60メートルちょっとです」
「・・・嘘じゃないな?」
「嘘なんてつきませんよ!この子達に振り回されないように必死に鍛えたら順当に筋力もついたってだけです!」
たしかに女子の記録にしてはすごいけど、私の純粋なる身体能力だよ!
「そうか、それじゃあ個性を使ってやってみろ、円の中からでなければ何しても構わん」
「お、そうなんですか!じゃあ全力で行きます!」
ザッ
ちゃんと円の中でボールを握りしめる
うん、硬さは普通より頑丈、個性に耐えるためだろうね
それじゃあ限界ギリギリの!
「『強化』筋力50倍!」
「うぉ!触手が一本光ったぞ!?」
「眩しいね☆」
後は腕を振り上げて、投げる!
「そぉれ!」
バシュゥン!
あ、ボールが見えなくなっちゃった
どこまで行ったかな?
「・・・まずは、自分の限界を知る、それがヒーローの素体を形成する合理的な手段」
先生がスマホを見せてくれる
「完全にやりすぎちゃった」
スマホにはエラーと表示されてる、多分圏外に行っちゃった
「え、エラー!!?」
「何これ面白そう!」
「個性が思いっきり使えるなんて、流石ヒーロー科!」
皆口々に色々言うけど、芦戸ちゃん、面白そうはどうかと思うよ?
「なるほど面白そう、か」
明らかに先生の地雷か何か踏み抜いちゃってる!?
なんか髪が逆だってきてるし
「ヒーローになるための三年間をそんな腹づもりで過ごす気でいるのか?」
あ、ニタァって笑った、絶対ろくでもないこと口走る気だこれ!初めて見るけど分かる!
「よし、八種目トータル成績で最下位者は見込み無しとして、除籍処分としよう」
「「「「「はぁぁぁ!?!?」」」」」
皆目玉飛び出るくらい驚いてる、縛り上げられてる男子も同じ反応してる
あの状態でこっちに意識回るってすごいね!
「生徒のいかんは俺達の自由、ようこそ雄英高校ヒーロー科へ!」
今度は髪が持ち上がってはっきりと凄みを出してる、この一瞬で色々してるなぁ
あ、お茶子ちゃんが抗議してる、でも先生に講義したところでねぇ、他の先生がどうかわからないけど、相澤先生はこういうことは滅多なことがないと曲げない人だ
それに見込みがない人を除籍処分にするのは、先生風に言うなら合理的なんだろう、見込がない人がヒーローになったところで助けられる命は限られてる
つまり今からやる個性把握テストは選別、見込みがあるかどうかを見極めるって話だ
「さて、デモンストレーションは終わり、こっからが本番だ」
あ、いつの間にか先生の話終わってた
50メートル走
大体4人一緒に走るみたい、で、飯田君が同じグループ
「悪いが勝たせてもらうぞ心君!」
「全力でやらないと意味ないからそれでいいよー、私も負ける気はないから」
そろそろ、ピストルが鳴る
「『強化』脚力50倍!」
『用意・・・パァン』
ビュン!
ピッ
「1秒00」
「「「「はっや!?」」」」
そりゃ五十倍だからねー
「くっ、負けた!」ダンッ
「飯田君すっごいきれいな悔しがり方するね」
握力測定
なんか男子の方で540キロって騒いでる、ついでに『空想』達も複数腕を生やしてる様子を見てはしゃいでる、そしてボソッと「タコってエロいよね」といった例の男子が梅雨ちゃんにしばかれてた
「まぁ、やろっか!『強化』握力50倍!」
グググッ
「ふぅ」
「2250キロぉ!?うっそぉ!?」
一番近くにいた芦戸ちゃんが私より声出してた
ちなみに先生はちょっと動揺してた
立ち幅とび
「いっち、にっの、さん!」ピョン
飛んだ瞬間に!
「『空想』超常上昇気流!」
ビュゴォォォ!
突風が吹いて私の体を持ち上げる
「心、それはどれくらい発動できる?」
「そうですね・・・頑張ればずっと」
「そうか、よし降りろ、無限にしといてやる」
「「「「数字ですらなくなった!?」」」」
なんか今日あったばかりとは思えないシンクロしてない皆?
反復横跳び
例の男子が自分の個性で高速反発運動して、とてつもない記録を叩き出した
「へへ、これだけはずっと得意だぜ」
それ以外は自信ないの?まぁ、私もちょっと工夫するけど
「『空想』ブラックホール ホワイトホール!」
右側にブラックホール、左側にホワイトホールを作り出せた!あ、ちゃんと周りに被害行かないように、効果範囲私だけになってるから大丈夫!
「起動!」
「うわわ!心ちゃんの残像がたくさん」
「機械じゃなかったら測れてないわね、ケロ」
「てかこれ、心は大丈夫なの?」
体は大丈夫だよ耳郎ちゃん、目が回るけどね!
記録は例の男子を超えました
ブイ!
ボール投げ
私はエラーだからもう投げなくていいって言われたよ!
だから今は皆が投げてるとこを見学中
「死ねぇ!」
BOOOOOON!
・・・ヒーロー志望としてどうかと思う発言だよ爆豪君
記録は705メートル、実力はあるから言葉どうにかしようよ爆豪君
「このままだと、緑谷君がまずいぞ」
「ん?ああそうだね、今のところ個性を使用してないから、このままだと最下位つまり除籍処分コースだね」
「心君、君はなぜそう淡々と言える?緑谷君の友人だろう!?」
「そう友人だよ、友達友達、だから、淡々と言えるの」
「どういうことだ?」
あ、今腕全体フルパワーで投げようとして個性消された、なるほど先生の個性は個性を使えなくするんだ
「緑谷君と出会ったのは中学1年からだけど、友人として接してて、緑谷君の執念とも言える努力には驚かされちゃった、あらゆるヒーローの情報がメモされているヒーローノート、無個性でもヒーローになれるのか独自で考えて、書き留めたノート」
私は、飯田君の目を見る
「結局個性が発現したみたいだけど、ノートに書かれてた物は無個性でもヒーローになれると強い説得力を持っていた、緑谷君は努力で追いつく事が出来るんだ」
よいしょっと、ちょっと緑谷君にヒントでもあげようかな、今の使い方は危なっかしすぎるし、体が何回も壊れたらたまったもんじゃないしね
「やっほー緑谷君、考え込んでるね?」
「あ、心さん・・・」
「すぐに言葉も出てこないぐらい考えてるみたいだね?いい緑谷君、よく聞いてね?今の君を客観的に見て思ったのは」
「う、うん」
「個性の使い方ヘッタクソだね!」
「え、ええええ!?」
「だってそうとしか言えないもん、腕全体にエネルギー行き渡らせるって、無駄がすぎるよ!今回のボール投げで使う部位はどこ?そもそもその個性って、マックスしか出せないの?色々と考えてみなよ、私が言いたかったことはこれだけ、バイバーイ」
なんか、先生がやれやれって目で見てる、仕方ないでしょー、てか先生も思ってたでしょ?
個性の使い方下手って
「最小限で、最大を」ブツブツ
お、なにか思いついたね緑谷君、さてさてそれじゃあちょっとここから見ておこうっと
「スマァッシュ!」
ビュンッ!
「ッ!先生、まだ動けます!」
おぉー!なるほど指先にだけ力を集めたんだ、さっすが緑谷君、先生も嬉しそうに笑ってる
指先がちょっと変色してるけど
「テメェどういうことだ、説明しろデク!」BON!
「ちょっと落ち着こうか爆豪君」ギュルン
「うぉあ、離せ!触手女!」
「残念縛ったのはこの子の判断だから、それにちょっと冷静になりなよ爆豪勝己、今君が何を思ったのかわからないけど、その衝動で手を出すのはまずいよ?ヒーローがヴィラン以外に暴力を振るうっていうの?」
「・・・ッチ、クソが」
よーし落ち着いた、なんか皆が私を驚きの目で見てるけど気にしなーい気にしない
その後にあった長座体前屈と上体起こしと持久走でもトップだったよ!
持久走はももちゃんが原付きで走り出したからびっくりしたけどね・・・
そういえば結局緑谷くんがトータル最下位だと思うけど、除籍?
「ちなみに除籍は嘘な」
「え?」
「はっ?」
「「「「「はぁぁぁぁ!?」」」」」
ふーん、嘘ねぇ?『解析』が言うにはホントだったらしいけど、皆の取り組みを見て変えたのかな?
取り敢えず今日はこれで終わりらしい、教室で結果を語らうのもいいし、帰ってもいいらしいけど、私は先生に職員室に呼ばれてる
・・・ほんと、何やらかしたっけ???
1−Aの女性陣の名前は体育服に着替える時に聞いて覚えました
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊