いつも読んで下さる皆様ありがとうございます
我が宣戦布告し一週間、その間我は新たな力と、不安の化物達のコントロールをしていた
無論ヒーロー達も準備してきただろう、我を倒し、世界を守るため
余裕はあるが油断はしない、いつも言っていることだ、予想外というものは油断しているときに襲ってくる
「・・・では、始めよう」『万事 境壊』
「主、高速で接近する生命確認」
「迎撃しろ、我も行く」
「理解」
空は不安の化物に任せよう、我は地をやる
「さて来たなヒーロー達、不意打ちをしてこないのは少々意外だったが」
先頭にオールマイト、その後ろに続くようにトップヒーローが並んでいるな、姿が見えない者はサポート等に回っているか
「君相手に不意打ちは不利になると、理壊少女が教えてくれてね」
「なるほど、うむ確かに正しい、我相手にそれは意味をなさない、それと、『抹消』もな」
個性因子の動きを止めるのが、『抹消』の力だ
「個性因子の動きを止めたところで既に生み出されたほぼ無限のエネルギーを止めることは不可能だ」ズルッ
「触手が生えた、備えろ!」
「まずは小手調べといこうじゃないか」『万事 気象 竜巻』
触手が輝き、風が吹き始める
ゴォォォ!
風が渦巻き、巨大な竜巻となってヒーロー達に向かっていく
「デラウェアスマッシュ!」
オールマイトが拳を振り抜き、竜巻を消し飛ばす
「ふむ、流石だ、な」ガッ!
万事の頭を狙って放たれたミルコの蹴りが右腕に防がれる
「チッ、防がれた」
「どけミルコ!焼き尽くす!」
「おう!」ドガッ!
ミルコが万事を蹴り飛ばし、エンデヴァーが接近する
「『赫灼熱拳』」
「『疑似再現』」ズルルッ!
万事の半身に冷気が集まる
「『プロミネンスバーン!!』」
「『穿天氷壁』」
巨大な氷壁がエンデヴァーの炎を受け止める
「ふむ、なかなかに使い勝手がいいな」
「その技、どこで知った!」
「雄英高校敷地内の体育館γにて理壊達との特訓の末に轟焦凍が習得しているのを見ただけだが?我からしてみれば貴様が知っていることのほうが意外だぞエンデヴァー」
「雄英は雄英バリアが作動するようになっているはずだ!」
「フハハ!最高峰の技術を詰め込んだ機械ごとき、我の前には何の障害にもならんということだ!どれ」『疑似再現』
万事の全身が炎に包まれ、空気が膨張する
「っ!」
「『膨冷熱波』だったか?」
膨張した空気が破裂するように広がり、エンデヴァーを吹き飛ばした
「・・・おや」『空想再現 緩衝大気』
ボフッ
飛ばされたエンデヴァーが空気に受け止められ、静止する
「大丈夫ですかエンデヴァー」
「すまない、助かった空想」
「お気になさらず、これが今回の私の役目ですから」『空想再現 熱波』
空想が上空に向け熱波を生み出し、降り注いでくる氷柱を溶かす
「傷があれば再生に、何もなければ万事に攻撃を、とにかく消耗させ、隙を作ることが最優先です」
「ああ、わかっている!」ボッ!
エンデヴァーが前線に向かったのを見送り、空想の瞳が輝きを増す
「被害の拡大を防ぐのが役目ですが」『
風がうねり、土を巻き上げて壁のようになる
「防ぎきれますかね・・・漏れは他のヒーロー達に任せましょうか」
「フハハ!どうした、我に近づくことすらままならんか?」『万事 過重域』
「バカみたいに体が重ぇ!」
「当たり前だ、今我より半径10メートル内に存在するものは全て自らの重量の3倍がかかるように作用している」
「俺には効かないんだよね!」スゥッ
ルミリオンの体が地面に消え飛び出してくる
「ルミリオンか、確かに貴様の個性『透過』は無視できるだろう、だがな」ガシッ
ルミリオンの腕が万事の手に掴まれる
「なっ!なんで俺を掴んで」
「個性『透過』はこの次元から別次元に身体を移動させるものだ、であれば、その別次元を特定していれば、無効化することは容易い」グイッ
万事はルミリオンを近づける
「して、このまま投げ飛ばしたところで貴様は透過で衝撃を無くすだろう、故に一撃で意識を刈り取る」ブォンッ!
「っらぁ!」『
ドゴォンッ!
強化が割り込み、万事の拳を腕で受け止め、ルミリオンを救出する
「ほう」
「誰か!ルミリオン任せた!」ブンッ!
「乱暴すぎやしないかい!?」
そのままルミリオンは投げ飛ばされ、地上から伸びた黒い鞭に回収された
「貴様が来るか、強化」
「ワリィな、もうちっと後だと思ったか?」
「当然だ、貴様の力は自らのみではなく他者にも掛けられる、戦えるものがいなくなったときに来ると思っていたが」
「はっ、てめぇ相手にする余裕あるわけねぇだろ、俺らは初っ端から全力だ」
強化が姿勢を低く構え、少々前倒し気味になる
「だからよぉ」ダンッ!
一直線に飛び出し、万事の顔を掴む
「死ね」『頭投』
ブォンッ!
勢いを乗せ空中へ万事の体を投げ飛ばす
投げ飛ばされた万事の体を灰色の波動が貫き、固定する
「今」『非破滅脚 地滅刃』
「死にさらせぇ!」『
「返せ!」『赫灼熱拳 ヘルスパイダー』
固定された万事に向け、ほぼ全てのヒーロー達の必殺技が向かってくる
(動けんか、ふむ、油断していないつもりだったが、隙をつかれ、固定され、このような状態にさらされたということは、油断があったな、だが、しかしどうして)
「こうも、胸が踊るのか」
必殺技がぶつかり、爆発を起こす
「・・・これで倒せたわけないよな」
「当たり前だ、触手女の本当の個性ってやつがこの程度で終わるわけがねぇ」
「その通りだ」ゴォッ!
暴風が吹き、爆発で発生した煙が全て吹き飛ばされる
そこには頬に僅かに傷がついた万事が浮かんでいた
「フフフ、まさか我が傷をつけられるとはな」
「殆ど効いてねぇ」
「殆ど効いていないだけで、ダメージはあったという話だ、それだけでこの場にいるヒーロー達がどれほどの覚悟を持って来ているか再度認識した、故に・・・本気を出したところで死するものがいないと判断した」
『
万事の背中から無数の触手が生える
「なんだ、あれは」
「触手・・・だよな?」
「あんなに生やして、一体何を」
ヒーロー達が変化に気づき、触手が何をするためのものか思案する
「さあ、天災を前に、抗ってみせるがいい」カッ!
触手が全て輝き、空が暗雲に覆われ、風が強さを増していった
今年最後の投稿になりますね
投稿ペースは落ちましたが作者は元気です
皆様良いお年を