ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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職場体験です! 飯田君から連絡です

ヴィランを11人無力化した私だよ!

無力化して拘束したヴィランは警察に引き渡したよ!

そのまま一日目は寝て二日目も似たような活動をしたよ!

お父さんとお母さんの個性が改めて無法だと思ったね、私が言えたことじゃないけどね!

 

今日も今日とてパトロール〜、ヒーロー殺しはまだ出ないー

 

「ヒーロー殺しの目撃情報すらねぇな、ヴィラン共は簡単に捕まるんだが」

「元々が神出鬼没、姿を隠す隠れ家的なものがあるのかもね、あったとして私達は入れないでしょうけど」

「もう夕方だぁ~、ヴィランが活発になるんだっけ」

「ああ、大体暗くなれば活動がー」

 

ドゴォン!

 

「っ!」

「何かしら、こんなど派手な登場するやつなんて」

 

「ーーーーー」

砂埃が晴れると、そこには黒い皮膚で筋肉が巨大な脳みそむき出しの存在が立っていた

 

(強)コイツ!あの脳無ってバケモンじゃねぇか!?

 

「脳無!」

「あぁ、公安からの資料に載ってたな」

「そうね、確か複数個性持ち、見た目からして改造された人間であることは間違いないわ」

 

「ーーー!」ブンッ!

 

早い!

「遅ぇ」『黒剣』

 

ブラックハングの手に出現した剣が、脳無の右腕を貫く

 

「痛みはねぇか、これで無理に動こうとするってこたぁ、能無しだな」

「エブリシングフィーラ、個性の使用を許可するわ、周囲に同じようなのがいないか索敵を」

「了解!『解析』範囲保須市!」

 

心の目に保須に存在する人々の情報が次々と映し出される

 

「数確認!脳無は目の前の含めて4体!」

「場所は」

「大通り2,駅近く1,どちらもヒーローが戦闘中!」

「了解、こいつとおんなじ強さなら並のヒーローは疎か、プロですら怪しいな」『黒棘』

 

突き刺さった剣から棘が発生し、脳無の全身を貫き、固定する

 

「鎮圧完了!警察に連絡」

「しておいたわ、早く向かうわよ」

 

三人が路地から出ると、炎が上がっている場所が目に入った

 

「あそこだな、ホワイトヴェール!」

「分かってるわ」『白層空』

 

ホワイトヴェールの服の白が浮き上がり、巨大化する

 

「のりなさいエブリシングフィーラ、現場に急行したらあなたも戦闘に参加してもらう」

「分かってる」プルルン

 

あれ、私のスマホの着信?

(破)今の音は通知ですね、念の為確認したほうがよろしいかと

誰からかな、飯田君?わざわざクラスのグループに・・・これって場所?

(解)ちょ!心これここの近くだよ!

 

「お父さん!」

「何だ?」

「友達から位置情報!ここの近くの」

「なるほど・・・よし行け!あの化け物は俺とホワイトヴェールが拘束する、個性の使用は許可しているから、救える命を救え、エブリシングフィーラ!」

タンッ

ブラックハングの言葉を聞くと同時に心は飛び降りた

 

 

 

 

 

 

「スーツを着た子供、何者だ」

「血のように赤い巻物と全身に携帯した刃物、ヒーロー殺しステインはお前か!」

「そうだ」

 

飯田は目の前に立つ存在が放つ殺気に押されていた、それでも立ち上がり、ステインを睨む

 

「僕は、お前にやられたヒーローの弟だ!」

「そうか、それで何を望む、仇討ちか?」

「ああそうだ!僕がするのはお前を止め、お前にやられたヒーロ達の仇を討つ!」

 

ステインは刀を構えている

 

「僕の名を忘れるな!インゲニウム、お前を倒すヒーローの名だ!」

「そうか、死ね」

 

飯田が走り出し、それを迎え撃つためステインがカウンターを狙う

ズドンッ!

その二人の間に何かが落下し、土埃を巻き上げる

 

「飯田君、早急な座標送信ありがとう!おかげで助けに来れた!」

「心君!」

 

「なるほど仲間が助けに来た、良い台詞じゃないか」

 

ステインがユラリと体制を整える

 

「だが俺はこいつらを殺す義務がある、ぶつかり合えば当然・・・弱いほうが淘汰されるわけだが、さぁ、どうする」

 

ステインが放つ殺気が心の全身に突き刺さる、これ以上踏み込めば問答無用で殺す

そう感じるほどの殺気を

 

「決まってる、ここで自分が死ぬのに怯えて立ち向かわないなんて、どこがヒーローだ、私は『エブリシングフィーラ』!ここであなたを拘束し、友人とヒーローを救う!」

 

「ハァ!・・・良い!」

 

ステインが刀を横向きに構える

心はそれを確認し、一直線にステインに突っ込む

 

(解)長物なら、近づけば当たりにくい

(強)で、コイツはそれを読んでくる

だからあえて!

 

ガギィン!

受ける!

 

心の両腕に短刀と刀が当たり火花が散る

 

「なるほど、増強と異形の混合か」

「刃は通さないよ、相手の皮膚を切り裂くために刃が荒いなら、あなたの個性の発動条件、血だろうし!」

「よく見ている!」

 

心は地面を踏みしめ、靴に波動を纏わせる

 

「そりゃあ!」

 

振り上げられた足をステインは体をそらして距離を取り、ナイフを投げつける

真っ直ぐ足に向かったナイフは近づくとボロボロと崩れ、消滅した

 

「!その個性」

 

「油断してるんじゃないよ!」

 

心が再び踏み込み、ステインに接近する

 

「飯田君!そのヒーロー連れてさっさと逃げて!今は私がギリギリ追いつける速度だけど、これ以上早くなられるとどうしようもない!」

「し、しかし!これは俺が」

「うだうだ言うな!ヒーローとしてどうすべきか、状況を見て自分の実力と照らし合わせて行動しろ!」『非破滅波動(ノットルインウェーブ)10%』

「っ!すまない!」

 

飯田は心の言葉を聞き、倒れているヒーローを担いで路地裏から脱出した

 

「自らを犠牲にすることを迷わず選んだか、合格だ」

「さっきから気になってたけど、その良いとか合格とか、何なのさ!ヒーローに偽物がいるっていいたいの!?」

 

全ての指先から波動を放ち、ステインの動きを抑制しながら心が叫ぶ

 

「ああそうだ!ヒーローとは自らを顧みず他のために力を振るうもの、最近の世の中にはそれを理解していない輩が多すぎる、そいつらのせいで英雄(ヒーロー)は歪んでいく、それらを誰かが正さねばならない」

「大層な信念だね!それならあなた、理想のヒーロー像があるんじゃないの?」

 

二人は互いの攻撃を牽制しながら話を続けている

 

「ハァ、何がいいたい」

「一応の確認、今あなたは個性を使ってない」

「ああ、お前が言った通り俺の個性は相手が血を流していないと使えない」

「その純粋な身体能力でここまで動き回って戦えるんだ、なら、自分が理想のヒーローを目指せばよかったんじゃないの!」

「・・・」

「あなたにどんな過去があったか、私にはわからないし、知る由もない、でも!他者を殺して世を正すのは間違ってる!」

「言っただろう、誰かが血に染まらねば、正しき社会にならないと」

「はぁー、ほんと無駄に嫌なタイプだあなた、自分のやってることが絶対に正しいと、信じてやまない」

 

心は息を吐き、棒立ちになり、ステインを真っ直ぐ見据える

 

「でもね、これだけは言わせてもらうよヒーロー殺し、どれだけ信念や行動で美化しようが、あなたはヒーローを傷つけ、殺した犯罪者だ!」

 

(理)よく言ったわ、心、後は私の番

カクッ

 

心の頭が項垂れ、動きが止まる

 

「気絶したか、お前は口先だけの英雄(ヒーロー)モドキと違い、生かす価値がある」

 

ステインは心の頭が項垂れたのを確認し、背を向ける

 

「偽物を殺さねば」

「死んでない相手に背を向けるなんて、随分余裕があるのね」

 

ステインの背中に言葉と共に威圧が突き刺さる

 

「っ!お前」

「お前じゃないわよ」

 

心の触手の一本が真っ黒に輝いている

 

「逃さないわよヒーロー殺し、友人達に手出しはさせないわ」




ホワイトヴェールのコスチューム紹介

服 教会のシスターのローブが真っ白に染まったもの
靴 真っ白に染まった革靴
手 真っ白に染まった手袋

周囲に白が無くても戦闘や救助ができるようにしたコスチューム
個性を使って黒くなった場所はブラックハングに個性を使ってもらって白に戻してもらう

触手の中で誰が一番好き?

  • 空想
  • 解析
  • 強化
  • 破滅
  • 再生
  • 理壊
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