(理)ヒーロー殺しと対峙してる私よ
(理)驚いた?ここは心だけが喋るスペースじゃないのよ
(理)心にはちょっと休んでもらいましょう、こういう相手は私が適してる
「お前、何者だ?複数の個性を持っているのは異常だ」
「複数の個性は持ってないわ、全て一つの個性の中に存在する能力よ」
(理)『空想』借りるわよ
「私の目的はただ一つあなたをここで無力化する」『
理壊の両手に黒い物体が出現する
「ハァ、厄介な」
「それはこっちの台詞よ」
理壊の両手に乗った物体から黒い棘がステインに伸びる
その迫ってきた棘をステインは切り落とし、受け止めたりしながら理壊に近づいていく
「一つ問おう、エブリシングフィーラ、お前は俺の粛清を否定した、なら、お前の思う、目指すヒーローはなんだ」
「そうね・・・助からない人なんて存在させない、いるだけで周りを安心させる不可能なんて無いヒーロー、それが私の目指すヒーローよ」
「その志、本物にふさわしい!」
長刀が振り下ろされ、理壊の頬を掠める
「んっ、かすったわね」『再生』
理壊の切れた頬がすぐに塞がる
「ハァ、それも個性の力か」レロッ
ガクンッ
理壊の全身が硬直する
「なるほど、こういう個性なのね、相手の血を量にかかわらず舐めれば拘束できる」
「そのままじっとしておけ、俺は粛清しなければならない」
「いったでしょ、ここであなたを無力化するって」『
理壊の体が動き出す
「何だと!?」
「心ならまだしも、私に個性は無意味よ」ズンッ!
理壊の手に乗った物体がステインの足に突き刺さり、地面にまで貫通する
「このまま、眠りなさい!」『
身体能力を限界まで高めた理壊が地面を蹴りぬき、ステインの顔面に拳をぶつける
「が、は・・・!」
(迷いない一撃、エブリシングフィーラか、覚えておこう・・・!)
ステインの体が倒れ、白目をむく
「ふぅ、全く手こずらせてくれたわね」
(理)それにしても、粛清ね、確かにステインが手にかけたヒーローはヒーローの品位を落としたり、ヴィランと繋がっていたりで、問題のヒーローだった、お父さんの事務所の公安からの依頼に乗ってるやつもいた
「一概にも間違えてるといい切れないのが問題なのよね、こういうヤツは」
「心さん!」
(理)この声は、緑谷君ね
「緑谷君、そんなに慌ててどうしたの?」
「え、いやヒーロー殺しの足止めしてたんじゃないの?飯田君からそう聞いたけど」
「ああ、ヒーロー背負いながら走ってる飯田に聞いたぞ」
「轟君も来てたのね、無力化したわよ」
「ええ!?」
(理)そんなに驚かれてもね、無力化するって決めてたわけだし、お父さんから個性の使用許可出されたし
「お前凄いな、俺等が駆けつけるまでの時間稼ぎとかじゃなく、たった一人で無力化するって決めて、しちまうなんて」
「当たり前でしょ、これ以上被害が広がる前に目の前にいるヴィランを退治する、それがヒーローなんだから」
(理)っと、話してる場合じゃないわね、気絶はさせたけどいつ目覚めるかわからないし
「二人共手伝ってくれる?最低限縛って警察かプロに引き渡さないといけないから」
「丁度ゴミがあったぞ、良さげなロープもある」
「じゃあ武器とか外しとこう、うわ、服の中にもある!」
「使い捨てる用の武器まで用意してるなんて、ホント、用意周到ね」
(理)縛り終わって、引きずりながら歩いてるけど、他の場所も静かになってきてるわね、どうやら、お父さんとお母さんがすぐに拘束したのかも
「それにしても心さ、いや、理壊さん、よく一人で対処したね」
「一人で対処する判断を出したのは心よ、飯田君に手伝ってもらおうにも視野が狭まってたし、ヒーローが動けなくなってたから、そっちを狙われたら不味かったっていうのもあると思うけどね」
「それでも一人でやることがすげぇよ、プロもいない状況で何人も殺してるヴィランを相手取るなんてな」
(理)心が出来ると判断したならそれに従うのが私達、だから不思議でもなんでもないの
その後は飯田君と共にプロ達が来た、どうやら脳無はお父さんとお母さんが相手してるみたい
「・・・心君、すぐに駆けつけてくれてありがとう!君が僕に言葉をかけてくれなければ、無理にでもヒーロー殺しに戦いを挑んでいただろう」
「自分のすべきことを判断できたんだったらそれでいいのよ、それに、私がすぐに駆けつけられたのは飯田君が私の言葉を忘れずに連絡してくれたからよ」
(理)実際、あの連絡がなかったら私はお父さん達について行ってたわけだし、早急に連絡してくれて良かったわ
「伏せろ!!」
プロの誰かが叫ぶと同時に、巨大な羽を生やした脳無が緑谷を掴む
「っ!緑谷君!」
(理)片目がない、ヒーローにやられて逃げて来たのね、それに早いわ、空中、追いつけるけど、落とした後緑谷君をどう回収するか
「偽物が蔓延るこの社会も、いたずらに力を振りまく犯罪者も」
脳無の動きが固まり、落下し始める
それと同時にハンドカフスに隠していた刃物で縄を切り、ステインが脳無にナイフを突き刺す
「全て粛清対象だ・・・」
そのまま降りてきたステインの手にはナイフと緑谷が抱えられている
「全ては、正しき、社会の為に!」
(理)根性と思いで気絶から目覚めたのね、ヴィランながら凄まじい精神力
「何故ひとかたまりで突っ立っている!そっちに一人逃げたはずだろう!?」
「エンデヴァーさん!あちらは!?」
「拘束に特化した二人が対応している、してあの男は」
(理)エンデヴァーと、知らないヒーローね小さい老人だけど
「贋物・・・!」
瞬間、ステインから放たれた殺気に全員が飲み込まれた
誰も言葉を発せず、ただステインを見ている
「正さねば・・・誰かが血に染まらねば!」
ステインが一歩踏み出す
「
「来い、来てみろ贋物ども、俺を殺していいのは
ステインの全身からは圧が放たれ、その場にいるプロヒーローや
ただ、一人を除いて
「いい加減にしなさい、素晴らしい信念を持って現状を憂いても、人殺しに耳を貸す人が、いるわけ無いでしょう!」『理壊』
理壊の真っ黒に染まった右手がステインに触れ、ステインが棒立ちになる
「正しい行動で示せばよかったのよ、正しいヒーローの在り方を」
(理)まあ、もう聞こえてないだろうけれど、ほんと、取り返しのつかない間違い方をしたのよ、あなたは
理壊がステインと戦い拘束していた間、ブラックハングとホワイトヴェールは脳無を拘束して近くで見張ってました
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊