本編から数年後の話です
めでたく子触とお付き合いさせてもらってる俺、死柄木弔だ
志村転弧って名はどうしたって?子触が呼び慣れてんのが弔なんだよ、変えられるか
あの大事件からもう数年、子触が二十歳になってあっちから告白してきたから連合の奴らにからかわれた、俺だってこっちから告白したかったが、まさか0時に突撃してきて付き合おうなんて言われると誰が予想できる?
トガだけは分かってたのか肩ポンしてきたな、ほんと、苦労するぜ
で、今の俺の状況なんだが
「子触、結婚しねぇか?」
「いいよ!」
プロポーズがあっさり成功してびっくりしてる
普通はもうちょっと反応があるもんじゃないのか?それとも子触が特殊なのか?恐らく後者だろうが
「お前、そんなあっさりでいいのか?」
「弔くんは嫌なの?」
「こっちから言っといて嫌なわけあるか、ただ、もうちょっと悩むもんかと」
「学生の頃から好きだったんだよ?悩むわけ無いじゃん!」
「・・・そうか」
正直ヒーローと元ヴィランっていう壁もあると思ってたんだが、それは些細な問題か、つーかこっから、一番の壁だな
「結婚するってことは、互いの両親に挨拶しないとね!弔くんの両親って、黒霧さんでいいのかな?」
「黒霧でいいと思うぞ、あいつ、俺がお前と付き合うって知った時号泣してたからな」
「黒霧さんだけじゃなくて連合の皆涙流してたでしょ、まさか荼毘君が涙流すとは思わなかったけど、あ、燈矢君って言ったほうがいいかな」
「荼毘でいいって前も言ってただろあいつ、おれの死柄木弔って名乗るのと似たようなもんだ」
「そっか!」
「で、俺はお前の両親、ブラックハングとホワイトヴェールに挨拶か・・・」
正直、膝が震えてる、脳内の荼毘が『子鹿みたいぜリーダー』って言うぐらいに
「えっと、弔くんそんなに怖い?」
「怖いに決まってるな、ビルボードチャート元No.4とNo.5相手は」
今でもトップ10に入ってるんだから余計恐ろしい、下手な言い方したら半殺しにされかねない
「もーそんなに怖がらないでよ、それとも、私と結婚できなくても」
「行くか、挨拶に」
「早いね!」
先延ばしにしたって意味はない、挨拶に行かねぇと
ブラックハング事務所前
「で、なんで事務所なんだ?」
「事務所が家だからね!寝泊まりできて、仕事もできるから一石二鳥って言ってたよ!」
「仕事と各別した家も必要だと思うんだが」
「まぁ、お父さんとお母さん仕事が無いと駄目らしいから」
「変な中毒だな」
さて、深呼吸して、行くか!
ガチャッ
「来たな死柄木弔」
「とりあえず奥に行きましょ、和室があるから」
なんでヒーローコスチュームなんだ?
「あれが正装だから、らしいよ弔くん!」
「さらっと解析で心を読むなよ」
(解)ふっふっふ、無理な相談を
入ってくんな人の心のなかに、出てけほら、崩壊させるぞ
(解)ちょ、やめて、洒落にならないから、出てくから!
「・・・挨拶の前に心労で倒れそうなんだが」
「大丈夫?再生しとく?」
「いやいい、若返る」
おかしいな、挨拶するだけのはずなんだが子触にからかわれてる気がする
そんなこんなで和室に正座してるんだが、正面二人の威圧がヤバい、てか殺気だろこれ
「さて、話があるらしいが、なんだ?」
「・・・俺に娘さんを、子触をください!」
ヤバい、殺気が濃くなったような気がする、意識刈り取る気か?実際常人だったら気絶してるだろこれ
「・・・よし、合格だ」
スッと、殺気が消え去ったな、重圧が消えた
「合格?」
「俺とホワイトヴェールの殺気に耐えたからな、それならどんな危機があっても子触を守れるだろ!」
「もし気絶してたら、腑抜けとして1年ぐらいウチで鍛えることになってたわよ、まぁ、相当な修羅場を潜り抜けてた弔君には不要だったみたいだけど」
なんだよその試験、そんな危険が軽々と降り掛かってたまるか
「さて弔、お前は自分で子触を選んだんだ、人生の最後まで、子触と歩むと約束できるな?」
「・・・俺は、自分の持てる力を全部使って、子触を愛して、墓場まで共にするって決めてるんです」
「私も!弔くんと一緒に幸せに生きるって決めてるよ!」
「うん、夫婦仲の心配は無用みたいね、式をいつ挙げるか決めたら連絡しなさい、色々と使って最高の式にするわ」
色々って何処まで含まれてるんだ
「まぁ、子触をよろしく頼む」
「はい」
はぁー、なんか疲れたなやっぱ
「弔くん!今度は私が挨拶しに行かないとほら!」
「あぁ、分かってる、だから引っ張るな、俺の腕が千切れる」
割とマジで千切れそうだ、年が経つごとに強くなってねぇか?
「お父さんお母さんまたね!」
「お邪魔しました」
『理の壊 距離』
子触と弔は懐かしのBARの前に来ていた
「ここって、あれだね、私が林間合宿で連れ去られたとこ!」
「あぁ、黒霧がここでマスターやってる」
「弔くんも家じゃないじゃん!」
「二階に私用スペースあるからいいんだよ、事務所はマジで全部仕事場だろうが」
「とりあえずお邪魔しまーす!」カランカラン
子触が扉を開くと中には黒霧と、その他敵連合がいた
「・・・なんでいるの?」
「俺に聞くな、予定じゃ黒霧だけのハズだ」
「リーダーに相応しいかを見るために来た」
「もうちょっとマシな嘘つけよ荼毘、ニヤけてんぞ」
「おじさんは息抜きついで」
「俺はトガちゃんとデートさ、デートじゃねぇよ!」
「私はお喋りに来たの」
「私は子触ちゃんが挨拶するってLOINで言ってたので」
トガは子触のせいじゃねぇか
「すいません、全員鍵を持ってるので締め出そうにも」
「まぁちょっとびっくりしたけど大丈夫!それによく考えたら連合の皆って弔くんの両親みたいなものだし」
「どういう意味だ子触?」
「そのまんま!弔くんの成長を一番近くで見てきた人達じゃん」
「あー、そういう意味なら間違ってない・・・のか?」
なんか流されてるような気がしないでもないが
「とりあえず、カウンター席にどうぞ心さん、お話はそれから聞きます」
「はーい」
「弔もお隣に」
「あぁ」
さて、一体どう切り出すのか、てか黒霧の後ろと隣に行くなお前ら
「では心さん、お話というのは」
「弔くんと結婚したいのでください!」
「平常運転ですね子触ちゃん」
「ええどうぞ」
「黒霧も軽く返したぞ」
こんなに早く話が終わることって無いだろ普通
「私は弔の生みの親ではありませんが、育ての親ではあると思っています、弔がその結婚に好意的であるなら、止める道理はありません、弔の事を大切にしてくださいね、子触さん」
「勿論大事にするよ黒霧さん!」
「その返事なら十分です」
ほんとにあっさり終わったな
「死柄木も結婚かぁ、おじさん何だか感慨深いよ」
「あなたいつから死柄木くんの親戚になったのよ、でもその気持わかるわぁ」
「リーダーと心なら問題ないか、親父もこれぐらい」ブツブツ
「死柄木が結婚するか、なんだか嬉しいなトガちゃん!」
「そうですね、私達もそろそろしますか、仁くん?」
「そりゃ嬉し・・・え?」
さてこれで挨拶は終わったわけだが、結婚式か、いつ挙げるか子触と黒霧に相談しながら決めるか
触手の中で誰が一番好き?
-
空想
-
解析
-
強化
-
破滅
-
再生
-
理壊