個性の伸ばし方が分からないから指導側にまわった私だよ!
え?個性が触手じゃない?何の話かわかんないね!
ちなみに私が指導側って聞いた時、B組は首傾げてA組は絶望の顔してたね!
「ほらほら、皆もうバテてきちゃったの!?」『空想 空弾』
「ぐわぁ!?」
「緑谷!」
「よそ見しないの尾白くん!」『非破滅波動30%』
「ぐべっ!?」
「攻撃が見えねぇ!」
「だからって硬化で防ぐのはどうかと思うな切島君!」『強化 脚力10倍』
「ごはっ!?」
「今日の夜はあれだよ肝試し!楽しく出来るように全力で取り組まないとね!」
子触の前では緑谷、尾白、切島がのびている
「全力でやれって言われたけどよぉ、未だ一発も当てらんねぇんだけど」
「心さんの攻撃全部、僕らにとっては致命傷だよ」
「今、訓練だから死んでないだけだよな、本番だったら俺達、あっさり殺されてるんだろうな」
「その通りです、心と同等の動きをしろ、というのは合宿の期間中では不可能なので、せめてこの程度の素早さを見切れるようになっておきましょう、でないと、ネームドと出会った時に抵抗も何も出来ません」
心が緑谷達に何かを伝えているのを我ーズブートキャンプ中のB組が見る
「虎さん!緑谷こっちじゃなくて良いんですか!」
「心 子触はあの者の鍛え方を熟知している、よって我ーズブートキャンプよりも、あちらで鍛えた方が個性を伸ばしきれる」
「じゃあ俺も」
「言っておくが、我ーズブートキャンプよりもあちらがキツイ、それでも行くというなら止めはしないが、どうする?」
「「「「こっちでお願いします!」」」」
「さて、休憩は十分でしょう、また始めますよ」
「まって空想さん!」
「質問ですか緑谷さん、何を聞きたいんです?」
「今回の合宿中、個性はどれだけ引き出せるようになったらいいかな?」
「そうですね・・・現状の最大出力は20%、合宿中に最低30%引き出せるようになったらいいですね、理想は50%なんですが、何かしらキッカケがないとそれは厳しいでしょう」
「30%・・・今目指すべき壁」
「さて、質問はまた次の休憩時間に、再び心が全力で相手するので、心の動きを見切れるように頑張ってください」
特訓が終わって肝試しの時間だよ!
「その前に大変心苦しいが、補習連中はこれから俺と補習授業だ」
「「「「嘘だろ!?」」」」
「すまんな、日中の訓練が思ったより疎かだったから、こっちを削ることにした」
「まぁ、皆頑張ってねー」
「うわああ!堪忍してくれ!心ちゃん助けて!肝試しさせてくれぇ!」
悲痛の叫びを上げながら補習組は引きずられていきました
(強)まあ、自業自得だろ?期末で試験突破できなかった
(解)それ、主導権取った時に言わないでよ
肝試しは二人一組で進むみたい、途中にあるお札を取って持って帰ってきたら成功!
「闇の狂宴」
「なんかワクワクするよねー!」
「脅かす側は直接接触は禁止!個性を使って脅かすよ!」
「創意工夫でより多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ!」
「汚い・・・」
「競争でアイディアが生まれ、新たな個性の使い方を生み出す、流石雄英だ!」
なんか飯田君テンションおかしくない?
(破)彼、何にでも真面目に取り組むから、そのせいだと思うよ
(再)真面目すぎってのも考えものだねぇ
「二人一組・・・あれ、A組21人で、4人が補習だから」
「あ、私これでも指導側だよ!」
「えぇ!?なんで」
「B組に言われたんだけど、私って遠目に見たら化け物じゃん?脅かす側が逆にビビるからどうにかしてくれって」
「あぁ、確かに遠目で見たらビビるな」
「そういうわけだから、ラグドールと一緒に中間地点にいるねー!」
「順調そうですね!」
「そうだね、特に道を外れるような子もいないし、このまま進めば・・・焦げ臭い匂い?」
「そういえば・・・轟君か、爆豪君?」『解析 山全域』
心の目に生徒とプロ以外の人間の反応が映る
「ラグドール!恐らくヴィランです!」
「!間違いない?」
「生徒でもプロでも洸汰君でもない反応が9つあります!」
「分かった、それじゃあ一緒に施設に」
「行かせないよ」ズズズッ
ラグドールの目の前に黒い霧が現れ、黒いスーツを着て、黒いドクロのような物を顔に付けた男が出てくる
「なん」
「ラグドール、飛ばします!」『強化 全開放』
心がラグドールの腕を掴み、施設の方向に投げ飛ばす
「いい反応だね、彼女の個性が欲しかったんだが、君がいるとは」
「私も、あなたがこんな所に出張ってくるとは思ってなかった」
尋常じゃない威圧、純粋なる邪悪、それをひしひしと感じる
「AFO、どこで誰が呼び始めたのか知らないけど魔王とも呼ばれる、お父さんの話だと裏にすら痕跡を残さなくなったらしいじゃない?」
「よく知っているね、僕のことを追いかけたヒーローはオールマイト以外には殆どいなかったというのに」
心は拳を握りしめる
「見逃してはくれないわよね」
「見逃すわけがないだろう?君の個性は素晴らしい、是非とも手に入れたいものさ」
『押し出し+バネ+瞬発力+増強』
AFOの手からコンクリートすら打ち砕く空気砲が飛ぶ
パァン!
それに心が拳を振り、相殺する
その瞬間、心と魔王の戦闘が始まった
魔王が飛び上がればそれを追うように心が跳躍し、そのままの勢いで叩き落とそうとする
魔王は空気の壁でそれを防ぎ、黒く鋭い爪を伸ばす
それを心は波動で塵にし、右手を伸ばす
「ハハハハ!やるじゃないか!まだ大人じゃないというのにその実力、これから先が末恐ろしいよ!」
「そう言う割には、余裕そうじゃん!」『空想 不個空間』
心とAFOが四角い空間に閉じ込められる
「なんだいこの空間は」
「必殺技」
「この何も無い空間がかい?この程度、個性で!?」
「気付いた?この空間は、私含めて個性が使えない」
その代わり1分程度しか持続できないんだけど
「見た感じあなた、個性だよりな戦い方しかして無い、つまり」グッ
心が力を込める
「近接は苦手だよね!」ビュン!
「っなん、ガハッ!?」
「ほらほらほら!もっと行くよ!」
心の両手から繰り出されるラッシュがAFOの体をボロボロにしていく
(ありえない!個性無しで、この力とこの速さ、とてもじゃないが捉えきれない!)
バリンッ!
音を立て、空間が消滅する
「ゲホッ!ゴホッ!全く、想定外だったよ、こんな技を使ってくるなんて」
「どうするの、まだやる?」
「はー、いや、今回はやめておくよ、僕の体が君を相手するのに適していないみたいだからね、でもやられっぱなしはつまらない」
『炎+圧縮+高温+石』
AFOの右手にバスケットボールほどの大きさの炎がついた圧縮された石が出現する
「これを勢いよく投げたら、どうなってしまうんだろうねぇ?」
「!変わりなさい!」
『肥大化4+増強8』
ブンッ
ゴォォォ!
「地面に落とさせはしないわ」『理の壊 強度』
ボシュウ
心の手に触れた途端、石が粉々に砕け散り、砂となって宙を舞う
「疑似隕石を簡単に作らないでほしいわね」
「どうやら本当に打つ手が無いようだ、君がいるなら彼女も諦めるとしよう」
AFOの前に黒い霧が現れる
「追いかけないのかい?」
「わざわざ挑発するってことは、向かったら打つ手があるんでしょ、見え透いた罠にわざわざかかるバカなんていないわ」
AFOはわざとらしく首を振り、霧の中へと消えていった
「さて、心」
分かってるよ!
「皆を助けに行かないとね!」
SMASH!
「うわっ!?あの岩山から?」
(解)威力からして緑谷君、恐らくヴィランと交戦中
(再)あれ100%使ったね、後1回は使えるけど
「とりあえず、向かう!」ダンッ!
side緑谷
思い出せ、自分の原点を!
「大丈夫!」
ワン・フォー・オール、100%!
デトロイト・スマッシュ!
緑谷の全身から電光が走り、マスキュラーの巨大な筋肉の固まりを受け止める
「どうしたぁ、さっきより弱ぇぞ!!!」
「こっから後ろは、絶対に行かせない!走れ、走れ!!」
電光が増していく
「んのガキがぁ、最っ高じゃねぇか!!」
「うぅっるせええええ!!」
緑谷が押し込まれ、マスキュラーの筋繊維が緑谷を押しつぶそうとする
SPLASH!
「や、やめろぉぉ!」
「後でな!な!殺してやるから待っーー」
「やらせるかぁぁ!」
マスキュラーの意識が逸れた一瞬で、緑谷の全身を駆け巡る力が増す
「俺の、装甲が」
「デラウェア・デトロイトスマッシュ!」
緑谷から放たれた最大出力がマスキュラーの腹に命中し、動きを止める
「何で!何も知らないくせに」
「僕は、皆を助けるヒーローになりたいんだ」
この瞬間、緑谷出久は誰かのヒーローになった
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊