ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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絶 望 ☆


仮免試験! 死ぬぅ!死んじゃうよぉ!

お父さん殴り飛ばした私だよ!

いや馬鹿でしょ!?なんでお父さんが来てるの!お母さんもいるってか、都市部エリアに向かってたし!

無理難題が過ぎるぅ!

 

「!心さ」

「さっさと離れる!救護所を作ってくれた人達も、早く救護所を移動して!」

 

とっさに緑谷君を襲おうとしてたお父さん殴り飛ばしたけど、多分すぐ復帰してくるてか復帰してこないとおかしい

 

「はっは!やるじゃねぇか子触いや、エブリシングフィーラ!」『黒鈴』

「ほらね!さっさと逃げる!ブラックハングを倒すんだったらオールマイトレベルじゃないと無理!」『空想再現 個性(ファンタシスリプダクション エンジン)

 

飯田君、技借りるよ!

 

「超加速!『レジプロバースト!』」

「っ皆さん!傷病者を連れて救護所を移動させましょう!急いで!」

 

緑谷が声をかけ、救護所にいる人々が移動を開始する

一部の人々は残ったが

 

「俺達は戦える、足止め位にはなる!」

「なれたら良かったわね」

「「「!」」」

 

不意に真上から聞こえた声に反応する

 

「臆さないというのはヒーローにとって重要なこと、でもそれは、実力が伴えばの話」『白宙浮』

 

残った人々に白が絡みつき、宙へと運ぶ

 

「圧倒的なヴィランは、容易く命を奪い、弄ぶわ」『白器』

 

人々を捕らえた白はそのまま、ホワイトヴェールの手に乗る

 

「さて、私を止める相手は」

「オラァ!」BOMB!

「あら」

 

ホワイトヴェールは突っ込んできた相手を見て、目を細める

 

「確か、爆豪勝己、バクゴーだったかしら」

「余裕こいてんじゃねぇぞヴィランがぁ!」

「あらあら、血気盛んね、そういう相手は」『白切召』

「っ!」チッ

 

爆豪の頬を見えない何かが掠める

掠めた後から血が流れる

 

「徹底的に手段を潰す」

「はっ、上等だ!」

 

 

 

「ヴィラン乱入とか、中々に熱い展開じゃないっすか!轟!」

「ああ、俺の個性は救助に向いてねぇからな、丁度いい」

「来るか」

 

ギャングオルカの前に轟と夜嵐が立っている

 

「さあ、どうする?」

 

「夜嵐、合わせろ!」

「行くっすよ!」

 

轟の炎を夜嵐の風が巻き上げていく

 

「・・・ほう」

ゴォォォ!

風で出来上がった炎の渦にギャングオルカが閉じ込められる

 

「シャチョーが炎の渦に閉じ込められた!」

「マズいぞ!シャチョーは乾燥に弱い!アイツラを止めろー!」

「させねぇよ!」

バキンッ!

 

氷が発生し、サイドキック達の動きが止められる

 

「そのまま炎を巻き上げといてくれ、油断は出来ない」

「分かってるっすよ!自分の弱点を分かってないヴィランなんていないっす!」

「その通りだ」

「「!」」

 

ギャングオルカがペットボトルの水を浴びながら出てくる

 

「それに技を打った時には既に次の手を講じておくことだ」キンッ!

 

ギャングオルカの超音波により、炎と風が吹き飛ばされる

 

「で?次は?」

「く!」

「逃げないっすよ!逃げたらヒーローじゃないっす!」

「その通り!」ズザーッ

 

ギャングオルカと轟達の間に、誰かが入ってくる

 

「遅れてごめんね!本体がきっつい戦いしてるから!」

「お前、触手がないが、心か?」

「え!心さんっすか!?」

「そうだよ!まぁ、劣化コピーだけどね?いないよりはマシでしょ!そーいうわけで」

 

心がギャングオルカを見る

 

「私が相手!」

「援護に来たか、なかなかいい判断じゃないか」

 

 

 

とりあえずとっさに空想で私の分身作ったけど、あれ耐久力ゴミカスなんだよね!

 

「俺を足止めするか、やっぱ強くなってんなエブリシングフィーラ!」『黒音』

 

ブラックハングの右手に握られた黒い鈴から衝撃波が飛ぶ

 

「皆強いけど二人を止められるの私ぐらいしかいないでしょうが!」『空想再現 個性(イヤホンジャック)

 

なるほどなるほど、耳郎ちゃんはこんな操作を

カチッ

 

心の耳から伸びたイヤホンジャックに空想で作られたサポートアイテムが付けられる

 

「あ?」

「してたんだね!」『強化 心拍数 音 50倍』『心音壁(ハートビートウォール)!』

 

ドッ!

音の壁に阻まれ、黒い衝撃波が掻き消える

 

「まさか、空想で個性まで作れるようになったか!」

「知ってる個性だけね!ま、練度は本家に劣るけど!」ピトッ

 

さて、お父さんには悪いけど

 

「ダウンしてもらうよ!」『ハートビート』

「がっ!!?」

 

ブラックハングの全身を衝撃波が流れる

 

「次はお母さんだけど、ヤバいんだよなぁ!」

 

(破)幸い、お父さんはここでいったんダウン、お母さんとすぐに合流は出来ない

(強)だが、親父とお袋が揃ったら、確実に全部荒らされるぞ

 

「都市部はお母さんの白で覆われてるし、どこに」

ズザーッ

「うわぁ!?って、爆豪君!?」

「あぁ!?何でテメェがここにいんだ!」

「こっちもヴィランを相手してたの!で、爆豪君は誰を相手に」

「あらあらあら、私の前で子触をテメェ呼ばわり、フフフ」

 

あ・・・爆豪君が死ぬぅ!

 

「引いて!」グイッ

「うぉあ!?」

 

心が爆豪の手を引き、自分の方に寄せると爆豪が立っていた場所に白の塊が落とされた

 

「あらあら、子触のおかげで助かったわね、でも」

 

二人の前にホワイトヴェールが立つ

 

「私を止められるかしら、ヒーローを人質に取った私をね?」

「うぅ、すまない、不意をつかれてしまった!」

「くっ、この白い物、硬すぎる!どんなに攻撃しても、緩む気配すらねぇ!」

 

白の塊から人の声がする

 

「人質・・・最悪!」

「おい触手女、案があんだろ」

「あるけどね、ホワイトヴェールの裏掻くの難しいよ?」

「裏なんざいくらでも掻いてやらぁ、さっさと教えやがれ」

 

お母さんは探知系の個性じゃないから、単純な目眩ましでも効果がある、だから

 

「爆豪君が撹乱して、私がその隙に白を壊す」

「できんのかよ」

「破滅がいるよ?」

「そういやそうだったなぁ」

 

「作戦は立てられたかしら?」『白手』

 

二人の前に立つホワイトヴェールの周辺に白い手が無数に浮かんでいる

 

「頼んだよ、爆豪君!」『破滅纏 10%』

「言われんでも分かっとるわ!」

 

 

「個性を使用しないのか?」

「言ったでしょ私クローンみたいなものなんだから、個性使えないよ!」

「そうか」キィン!

「んぐっ、痺れるぅ!」

「普通は動けないはずなんだがな!」

 

ギャングオルカに心の分身体が近接戦を仕掛け、サイドキック達を轟と夜嵐が散らしている

 

「心さんって規格外なんスね!プロ相手に肉弾戦が出来るなんて!」

「あいつは俺達の中でも突出してるからな、緑谷と心のおかげで、俺は周りを見れるようになった」

「いいっすね!熱いっす!」

「すまねぇ、火力間違えたか?」

「そっちの熱いじゃないっすよ!?」

 

「うぉぉ!炎と風が、邪魔する!」

「セメントガンも風で逸らされて意味がない!シャチョーの援護に行けねぇ!」

「それにモタモタしてられない!救助を終えたヒーローが刻一刻と集まってる!」

 

サイドキック達は果敢にセメントガンを連射したりしているが、続々と集まってくる人々に対処しきれなくなっている

 

「どう?結構戦局はこっちに傾いてる方だと思うけど!」ガンッ

「ああ、そのようだが、油断は感心しないな」キィィィン!

「ぐぇ!さっきからうっとおしい!」

「本体より劣る分身で耐えるか!」

 

心の分身体とギャングオルカの殴り合いが激しさを増していた

 

 

 

「あぁ、くっそ、結構本気で攻撃しやがった子触!」タンッ!

 

気絶から立ち直ったブラックハングが飛び起き、周りを確認する

 

「単独で俺を倒すとは、相当に強くなってるな、お、ホワイトヴェールとやってんのか」『黒拳』

 

ブラックハングの両手を黒が覆っていく

 

「加勢しに」

「させません!」

「おっと!」ガァン!

 

緑谷が殴りかかり、それをブラックハングが受け止める

 

「緑谷、デクか、お前一人で俺を止めに来たのか?」

「僕だけじゃ、ありません!」

「はあああ!」ヴォン!

「挟み撃ちか」ガァン!

 

反対方向に回り込んだ飯田の足をブラックハングは受け止める

 

「救助もあるはずだが、そっちはどうした?」

「救助の人手は足りてます!」

「俺達は、ヴィランが合流しないように足止めに来たんです!」

「はは!いい考えだ、それに間違ってねぇ」『黒錬』

 

突然、ブラックハングの全身が黒に覆われ、緑谷と飯田が吹き飛ばされる

 

「俺とホワイトヴェールが揃えば、それこそ街一つ消し飛ぶ攻撃ぐらい簡単にできる、よく判断したな」

「くっ!大丈夫か緑谷くん!」

「大丈夫!吹き飛んだだけ!」

(まずいぞ、僕と飯田くんだけじゃ足止めになるかどうか)

「ヴィランを前にして考え事とは、相当に余裕があるな?」

 

脳内で考えを巡らせようとした緑谷の前に黒い腕が出現する

 

「うっ、ぐう!」ズザッ

「緑谷くん!」

 

受け止めた緑谷の身体が地面に後を付けながらスライドする

 

「とっさの判断は大したものだが、駄目だな」

「な、何を」

「まだまだ個性を引き出せてねぇって話だよ、後継者」

「!?」

「あ?あいつ話してねぇのか・・・まぁ、関係ない方には聞こえてねぇし・・・いいか」

 

ゆっくりと、ブラックハングが緑谷に距離を詰める

 

「さて、まずお前から気絶させて、そっから」

「ダークシャドウ!」

『ミドリヤカラハナレロ!』

「おぉ!?」

 

死角から衝撃を受け、ブラックハングの身体がよろめく

 

「はっ、やるじゃねぇ」

「『インビジブルフラッシュ!』」ピカッ!

「かあぁぁ!?」ジュッ

 

衝撃の方向を向いた瞬間、レーザーのような光が発生し、ブラックハングの視界を焼く

ついでに少々鼻先が焼けた

 

「だ、誰だ網膜を焼き尽くす閃光を放った馬鹿は!?」

「えっへん!」

「胸を張ることじゃねぇぞ!?人間の急所を遠慮なくつきやがって!ヒーローの技かよ!」

「え?心ちゃん閃光弾ぐらいって言ってたんだけど」

「うちの娘を基準にすんな!?いい機会だから言っとくが子触には身体上の急所が存在しねぇんだよ!」

 

心の訓練はA組全員の個性を伸ばしたが、それと同時に、心という何を受けても軽傷以下で済ませる存在が組手の相手だったため、技の全てに遠慮が消え去っていた

 

 

 

 

「はあああ!」

「真正面から突っ込むなんて、子触らしくないわよ」『白壁』

 

白が動き、巨大な壁を作り出す

 

「そんな壁ぇ、無駄!」バキン!

 

心は硬化した手刀で、壁を無理矢理破壊する

 

「あら」

「『閃光弾(スタングレネード)!』」

 

壁が崩され、一瞬呆けたホワイトヴェールの前に爆豪が飛び、視界を真っ白に染める

 

「まだまだぁ!『徹甲弾 機関銃(APショット オートカノン)!』」

 

続けざまに爆破を行い、周囲を爆煙で覆う

 

「なるほど、私の個性自体、封じたみたいね」

 

ホワイトヴェールの個性『白操』は視界に収めた白を自由に操れる、しかし視界を塞がれては個性を発動できない

 

「いい判断、相手の個性を熟知しているからこそ出来る戦法ね、でも」グッ

 

ホワイトヴェールが拳を握りしめる

 

「私の強さはそれだけじゃない」ズドォン!!!

 

ホワイトヴェールが拳を振り下ろし、地面を叩きつけると会場全体に揺れと突風が発生する

その突風に運ばれ、巻き上がった爆煙などが散らされていく

 

「シンプルに鍛えたこの肉体が、私の真価よ」

「パワーだけならオールマイト級じゃねぇか」

「気を引いてくれてありがと爆豪君、人質はもういないよ!」

 

ホワイトヴェールの身体能力に威力に冷や汗をかいた爆豪の隣に心が立つ

 

「触手女、どうすりゃいい」

「うーん・・・全力で叩き込むぐらいしか?」『空想再現 個性(OFA)

 

心の全身を閃光が駆け巡る

 

「そーいうわけだから、飛ばすよ爆豪君!」ガシッ

「ちっ、それしかねぇんだったらやってやらぁ!」

ブォン!

 

爆豪が空中に投げられ、爆破で回転を始める

それを確認した心が拳を構え、ホワイトヴェールを見据える

 

「いくよホワイトヴェール!」バチバチッ

「ええ、きなさい」

 

心が地面を蹴り、拳を振り抜き、爆豪が遠心力を利用した最大火力を叩き込む

 

「デトロイトォ、スマッシュ!」

「『榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!』」

 

BOOOOOOM!

 

心の拳と、爆豪の最大火力がホワイトヴェールにぶつかり、凄まじい衝撃が会場全体に走る

 

ビー!

『えー只今を持ちまして、配置された全てのHUCが危険区域から救助されました、これにて仮免試験の全工程が終了となります!!』

 

「はぁ、終わったぁー!」グラッ

ポスッ

仰向けに倒れそうになった心を触手が支える

 

(理)無茶しすぎよ、分身一体に意識を向けてたんだから、もうちょっと考えなさい

えへへ、ごめん、でもさ、あのままだったら死んでたよ?

(理)まあ、そうね

 

 

 

「・・・お父さんどうしたの?」

「どうしたのじゃねぇんだよぉ、子触、お前基準で雄英生が個性鍛えたせいで相手の急所を何のためらいもなく攻撃するヒーローになりかけてんぞ」

 

現在、休憩室で他校の人とかと話してたらお父さんが来た、なんで?

 

「えーっと?」

「誰だったか、インビジブルフラッシュで俺の両目が焼けた、後鼻先もな、お陰で今、失明状態だ」

「あれそんなに強いっけ?」

「子触にとっちゃそんなに強くなくても大抵の人間にゃ効くんだよあれ!」

「あー・・・忘れてた」『再生』

 

とりあえずお父さんの全身にぶっかける、よくみたら私と戦ったダメージも多いし

 

「ふぅ、やっと見える」

「にしてもお父さんがあれ喰らうなんてね?」

「不意打ちだ完全に、死角からの攻撃に反応して振り向いた瞬間に焼かれた、威力はもうちょい落とした方が良いが、連携で必殺の威力になる技だあれは」

「そうだよね!よかったね葉隠ちゃん!」

「やったー!」

 

相変わらず手袋が勝手に動いてるようにしか見えないけどね!

 

 

仮免の結果が発表されたけど、私は勿論、A組全員合格したよ!

私の点数は90点だったね、理由?見た目だよ見た目、真っ黒な触手六本背中から生えてたら怖いじゃん

(空)まあ、変えられませんけど

 

「そーだ死柄木君に送ってみよっと、応援してくれてたし、連絡のきっかけになるしね!」




ギャングオルカの方は拳がぶつかりあった所で放送がなりました
ホワイトヴェールはあの後無傷で佇んでました、硬いね!


A組と心の組手の様子

「徹甲弾・機関銃!」
「赫灼熱拳!」
「アシッドウェーブ!」
「ハートビートファズ!」

「いいね!威力が上がってるよ!」服以外無傷
「「「「何で無傷!?」」」」
「だって、耐えられるし?」

結果、A組の必殺技の威力が異常なほど向上した

触手の中で誰が一番好き?

  • 空想
  • 解析
  • 強化
  • 破滅
  • 再生
  • 理壊
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