通形先輩と戦って降参した私だよ!
恐ろしく強かったね!透過って練度が物を言うみたいなのに!
(理)ほぼほぼ私が戦ったものでしょ
「ねーお父さん、インターン先にお父さんの事務所指定できる?」
『電話の相手は確認してから尋ねるものよ』
「あ、お母さんだった」
現在私は寮の自室で電話してるよ、インターン先にお父さん、ブラックハングの事務所を指定できるかで聞きたかったから
『まぁ、ブラックハングの事務所は一応指定できると思うわよ、イレイザーから連絡があって、インターン受け入れ実績の多い事務所なら一年の実施を許可するって言われたけど』
「あれ?ブラックハングの事務所って受け入れたことあるの?」
『無いわよ』
「無いよね?」
『子触の受け入れだけ特例で認められたのよ、私達の娘だから、手の届く範囲で活動させたほうが、安心できるでしょうって』
「あそっか、神野区」
『そう、あれ以来裏の方の動きが活発なの、あの事件で注目された子触にヴィランが接触する可能性がないとも言い切れないから』
そういえばトガちゃんからそういう連絡があったね、表に出てこないヴィラン組織が活発に動いてるって
「それじゃあ、インターンに行っていいってこと?」
『ええ、雄英にはこっちから指名を送っておくから、予定がイレイザーから伝えられると思うわ』
「分かった!」
『それじゃあ、子触、体調には気をつけてね』
「お母さんもね!」
ピッ
(理)インターン先の目処が立ったわね
うん、職場体験よりも濃い体験が出来るんだって!
(強)言っちゃ何だけどよ、ヴィランと戦った時点で既に片足踏み込んでね?
(空)一応、職場体験はお客様扱い、インターンでは新人扱いなので、学ぶことが多いはずですよ
(解)まー何するかはお父さんとお母さんの判断になるんだけどね!
「ん、ふあぁぁ、寝よ」コテンッ
心は仰向けになり、目を閉じる
「・・・相変わらず秒速で寝るわね」
目が開かれ、黒い目に光が反射する
「さて、今この時間も起きてるのは・・・青山君だけね、お腹の調子でも悪いのかしら?それとも・・・」
(理)内通者か
「変に勘ぐっても仕方ないわ、変わった動きがないか、解析を借りて調べておけばいいだけ」『解析 雄英高校全域』
(理)こうするのも慣れたものね、子触が鍛え過ぎてこれぐらい負担がほぼないし
週末
「来たよブラックハング、ホワイトヴェール!」
「来たなエブリシングフィーラ、仮免試験の時から、クラスメイトの必殺技は改善されたか?」
「威力調整して、大体がもっと火力出せるようになったね」
「駄目じゃないの、ヴィランが死ぬわ」
前と似たような会話をしてるけど、急に攻撃してこないよね?
(解)殺気は感じられないから、仕掛けてくる可能性は低いよ
低いだけ?
(解)世の中には殺気を全く出さずに攻撃してくる相手もいるからね
「ちなみに言っとくが、お前の成長は仮免試験で見れたから特訓はしない、というよりも、教えられることがもう無い」
「後は実践を積めばプロとして活躍できるレベルだから、職場体験でやった見回りを強化したスタイルでやってもらうわ!」
「それはいいんだけど、事務所の場所変わってない?」
雄英から電車で一時間の場所だったよ
(空)事務所を全国に持っていると言ってましたし、今日はここが一番近いんでしょう、案件に
「公安からも、サー・ナイトアイからも頼まれてる案件をやりやすい場所だからな」
「ってことは、なにか組織?」
「死穢八斎會っていう指定ヴィラン団体、ヤクザ組織ね、それの若頭 治崎が妙な動きを始めてるし、トガちゃんからの情報と、目撃情報から、敵連合と接触したことも明らかになってる」
「それで捕まえてないってことは、まだ犯罪行為が明らかじゃないってこと?」
「そういう事だ、指定ヴィラン団体が悪事を企んでても証拠がない、それを裏の方から探ってほしいってのが、公安とサー・ナイトアイからの頼みだ」
「ここは死穢八斎會の事務所に近いのよ、周辺をパトロールすれば、なにか掴めるからね」
(理)きっと碌でもない事を企んでるわね、連合と接触するなんて
ってことは路地裏あたりのパトロールかな
「そういうわけでエブリシングフィーラ、今から指定する場所をパトロールしてくれ、なにか問題があったらこれで知らせることだ」ポンッ
「ちっさな通信機、どうやって使えばいいの?」
「脳波を受信してるから、緊急って念じればいいわよ」
「わぁハイテク!」
「それじゃ、場所を指定するぞ、ここをだなー」
ってなわけで、路地裏パトロール中!
(強)変な気配はねぇな
(破)変な空気もなし、この調子でパトロールすれば、何事もなく終われるかも
ペタペタペタペタ
ん?足音?
(空)音からして、裸足でしょうか?
(再)音の間隔的に、子供だね、なんで子供が裸足で走って
ドンッ
「え?」
「助けて、触手のお姉さん・・・」ギュッ
フルフル
・・・どういう事?
(理)急に助けを求められたわね、触手のお姉さんって
「えっと、ねぇあなた、私のこと知ってるの?」
「うん、カァイイって言ったお姉さんが、触手のお姉さんがきっと助けてくれるって」
「カァイイ・・・」
トガちゃんだよね?
(理)敵連合と接触したし、条件を詳しく決めるために向かったんじゃないかしら
(空)つまり、この子は死穢八斎會にいた子、怯えてる様子からしてマトモな待遇じゃない
(再)腕に包帯が巻かれてるし、解析
(解)予想通り、裂傷が多いよ、治療の傷じゃない
「っ、保護してあげる」『空想
心の前に掴んできた少女と同じ姿をした存在が作り出される
「わ、私?」
「いい?今この瞬間から、何があっても喋っちゃ駄目、分かった?」
「!」コクコク
「いい子だね」『空想 認害膜』
少女の全身を覆う膜を作り、被せると心は少女を背に隠し、作り出した存在と目を合わせる
「またヒーローに抱きついて、うちの娘がすみませんねヒーロー」
「いえ、パトロールしてればよくあることです、気にしないでください」
まさか、若頭直々に追ってるなんて、そうとう重要な子だ
「そのマスク、死穢八斎會の方ですか?子供を追ってご苦労さまです」
「ええ、遊び盛りで困ったものですよ、後、マスクは気になさらず、汚れに敏感でして」
「あぁー、確かにここら辺り汚いですよねぇ」
「あなたは初めて見るヒーローだ、新人ですか?」
「はい、まだ学生なので、職場体験の真っ最中なんです」
「どこの事務所の職場体験を?」
「マイナー中のマイナーですよ、学校に言っても何処だそれって言われたぐらいなので」
(空)色々探ってきますね、よほど知られたくないと見えます
「そろそろパトロールに戻らないと、ここ以外も回らないといけないんです」ポンポンッ
心が少女の姿をした存在の頭を優しく叩くと心から離れて治崎の方へと行く
「駄々は終わったか?すいませんね、エリの相手してもらっちゃって」
「いえいえ、なんてこと無いですよ」
「それでは失礼します、お仕事頑張って」
「はい、ありがとうございます」
治崎の姿が奥の方へと消えていく
「・・・」
解析
(解)大丈夫、もう視界からも聴覚の範囲からも離れたよ
よし!
「もう大丈夫、動いていいよ」
「!」ピョン
「おっと」ガシッ
飛び込んだ少女を心が受け止め、抱きかかえる
「よく動いたり声を上げたりしなかったね、大丈夫、私が守ってあげる」
「・・・ありがとう、触手のお姉さん」コテンッ
「・・・寝ちゃった」
(強)で、どうする?
連絡でしょ、それから決めた
(破)いいよ、私もあいつのクソみたいな目を見て決めた
治崎廻は、私達がぶちのめす
「そのためには、情報共有が必要」ピッ
『フィーラ?電話なんてどうしたの?』
「若頭と接触、それと女の子を保護した」
『あら、分かったわ、事務所まで戻ってこれそう?』
「尾行されてる気配もないし、ヴィランもいないから真っ直ぐ帰れるよ」
『そう、それじゃあその女の子を連れて戻ってきなさい、詳しい話はそれから』
「うん」ピッ
それじゃあ事務所に戻ろっか
(再)あれ?理壊何処行った?
心の精神世界
「今までにない荒れようね」
心の精神世界では嵐が巻き起こり、せっかく塞いだほころびが開こうとしていた
「はぁー、ここ最近、子触の精神を揺さぶるような出来事が立て続けだわ、これが開放されたら世界が終わるのに」ズズズッ
理壊は両手に黒い粘液を出し、開きかけている綻びを見る
「まだ、開かせるわけにはいかないの、世界を終わらせたくないから」
エリちゃんをもう助け出しました、早い!
空想 模倣人間
視認した相手と全く同じ体の作りの贋物を作り出す
言動から性格まで、全く同じに作ることが可能で、やり方によってはオールマイトを量産することも
トゥワイスの二倍の上位互換に思えるが、持続時間は三時間程度で、耐久力は元の10分の1程度しかない
仮免試験で心が増えたのはこれを使用したから
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊