治崎と遭遇して、女の子保護した私だよ!
威圧が半端ないね、流石指定ヴィラン団体の死穢八斎會若頭
(理)でも、この手でぶちのめすんでしょ
「その子が、治崎がわざわざ追っていた女の子か」
「角が生えてる以外は普通の女の子ね、腕とかに巻かれてる包帯が気になるけど」
今女の子、エリちゃんでいいのかな?は事務所のソファーに寝かせてるよ!
「にしても、トガちゃんが事前に接触してたのか、聞けるか?」
「ちょっと待ってね」
『トガちゃんトガちゃん』
『どうしました子触ちゃん?』
『おでこからちっさい角生えた女の子、エリちゃん保護したんだけど、知ってる?』
『逃げ出したんですね!知ってますよ勿論、でも治崎が普通につれて戻ってきたんですけど』
『それ私が作ったダミー』
『本格的に何でもありになってきましたね子触ちゃん、エリちゃんは治崎が計画に必要とか言ってましたから、虐待か何かの形跡が残ってるはずです』
『そっか、トガちゃんありがと!潜入頑張って!』
(解)包帯の下は裂傷だからね、何で切りつけたのかがまだ判断できないけど
「治崎が計画に必要とか言ってたみたい」
「そう、それじゃあちょっと包帯の下見てみるわね」
「聞いとくがフィーラ、包帯の下は?」
「裂傷、何で切りつけたかはまだ判別できないよ」
シュルルッ
包帯を解き、ホワイトヴェールが傷を見る
「・・・メス?」
「どう見たっていや、素人目だが、手術痕じゃねぇよなぁ・・・メディカル呼ぶか?」
「そうしましょ、多分彼、詳しいでしょうし」
「メディカル?」
数時間後
ガチャッ
「私は出張医じゃないんだ、ブラックハングホワイトヴェール」
「あ!治礼さん!」
「・・・子触ちゃんか、大きくなったなそれと、外じゃメディカルだ、本名が知られるのは闇医者として困るからな」
私が小学生の時たまに来てた治礼さんだ!
(理)外見が全く変わってないわね、まさか闇医者だなんて思わなかったけど
「で、要件は何だ?」
「この子の傷を見てほしい」
「この子?」
メディカルの視線がソファーに向く
「・・・とうとう人攫いまでするようになったか」
「んなわけ無いでしょ、公安に人殺しまでは頼まれるけど、人攫いまでは頼まれないわよ」
「冗談だ、だがどういう経緯で保護した?」
「死穢八斎會の若頭が執拗に追ってたから子触が保護した」
「なるほど、確かに最近動きがあるが、この子に関係するのか、それじゃあ少し見る」ペタペタ
メディカルはソファーで寝ているエリの腕を触る
「・・・ふむ、少し記憶も見せてもらおうか」
「記憶って、そんな事出来るようになったのか?」
「ああ、と言っても、傷に関する記憶が見れるだけだが」『
メディカルの指先が淡く光り、メディカルの脳に記憶が流れ込んでくる
「・・・くそったれが」
「メディカルがそんな事言うなんて、珍しい」
「言葉の通りくそったれな経緯しか流れてこなかったからな」ガチャガチャ
メディカルは持ってきたバッグから薬を取り出している
「この傷は、治崎がこの子の個性を道具として見て、切り刻んだことで出来た傷だ、この傷を表面的に見えないように治療するのは、子触ちゃんが出来るだろうが、心の奥深くまで刻まれた恐怖は外部からの治療じゃどうしようもない」ポンッ
「メディカルこいつは?」
「精神安定剤、トラウマが原因で個性が暴走することが簡単にある、特にこの子の個性は危険だ」
「危険?そうは見えないけど」
「個性は巻き戻しと言ったらいいだろうか、再生や治癒じゃなく、物体や生物を昔の姿に巻き戻す、巻き戻り続ければ、存在は消滅するだろう」
「よくそこまで分かったな?」
「傷つけながら部下に何度も説明してるのが見えたし聞こえたからな、そこから推測しただけだ」
メディカルはそう言い、ソファに座る
「で、どうするんだ?保護したとはいえ、このままここに置いとくわけにはいかないだろう」
「サー・ナイトアイに連絡しておいたから近々集まるはずよ、そのときにでも決めればいいと思うわ」
解析、どうエリちゃんは?
(解)ちゃんと呼吸してるし、心拍数も問題なしだよ
再生、傷は?
(再)傷は消せるけど、心の傷は消せないよ
「・・・」ポンッ
「ん、んぅ」
こんなに小さい子を、道具みたいに扱って・・・許せないね
(破)そうだね、近々動くことになるんだろうし、その時は私が出る
結局インターン初日はこれだけで終わっちゃった
お父さんが言うにはまた数日後に呼び出すだろうって事だけど、私、それまで我慢できるかなぁ
数日後
なんとか我慢できた私だよ!
(理)嘘おっしゃい、空想で治崎の形した物体作って破壊してたでしょ
何のことかなー、そんな事より今日お父さんから呼ばれたからね!
(破)滅滅滅
(強)破滅がバグってんだけどどうすんだ
(空)ほっといた方がいいでしょう、正直私もそうなりそうですし
「あれ、緑谷君、切島君、今日?」
「そういう心もか?キグーだな!」
「しばらく呼ばれなくて今日やっと呼ばれたよ」
「そっか、ところで緑谷君、最近顔色悪かったけど大丈夫?」
「え?」
「あれ無意識?」
(再)インターンでなんかあったかな
そういえばさ、治崎、エリちゃんが私に抱きついた時、気になること言ってなかった?
(解)あぁ、またヒーローに抱きついて、だっけ
あの日緑谷君もインターンで、ナイトアイの事務所に行ってた筈だから、もしかして
「あれ!?おはよー!」
「うわっお茶子ちゃん!?」
「三人とも今日?」
なんか多いね?
とあるビルの一室にて
まさかの乗る電車も同じ向かう方角も同じ、更には同じ集合場所だとは
(解)ファットガムにリューキュウ、グラントリノにバブルガール、それから、相澤先生、え?ヒーロー多くない?
「こんなに大勢・・・凄いぞ!」
「明らかにただ事じゃないね、何だろ」
「リューキュウ!!」
ねじれ先輩はねじれ先輩だった
(再)まぁ、好奇心の塊みたいな人だしねぇ、インターン先だろうし
(解)あ、サー・ナイトアイとブラックハング、ホワイトヴェールが出てきた
「よーし、集合かけた奴ら全員集まったな!」
「ナイトアイ、初めていいと思うわ」
「ああ、それでは」
なにか話すね!
「あなた方に提供していただいた情報と、活躍のおかげで、調査が大幅に進みました、死穢八斎會という小さな組織が何を企んでいるのか、知り得た情報の共有と共に協議を行わせて頂きます」
大会議室
「それでは、順を追って説明します」
インターン生も巻き込まれるとは、まぁ私思いっ切り当事者だし仕方ないね!
「ナイトアイ事務所は約二週間前から死穢八斎會という指定ヴィラン団体について、独自調査を進めています!」
「キッカケは?」
ふむ、理壊!
(理)私に丸投げしないの、ちゃんと聞きなさい
うへぇー
「敵連合の一人、分倍河原 仁、ヴィラン名トゥワイスとの接触、備考は警戒され、追跡は叶いませんでしたが、警察の協力により、組織間で何らかの争いがあったことを確認」
ってことは、そこで死柄木君が何らかの条件を取り付けて、トガちゃんが死穢八斎會に入ったのかな
「雄英生とはいえ、ガキがこの場にいるのはどうなんだ?話が進まねぇや」
えっと、今喋ったヒーローって
(解)ロックロックだね
あぁ、お父さんとお母さんがなんか立ち上がりそう
「ぬかせ!この二人はスーパー重要参考人やぞ!」
(解)ファットガムが先に立ち上がったね
てか、切島君何が何やらって表情してるんだけど
「とりあえず初対面の方も多いと思いますんで!ファットガムですよろしくね!」
「「丸くて可愛い」」
「お!アメちゃんやろーな!」
(再)ノリが良いなぁ、あ、表情が変わった
「先日の烈怒頼斗デビュー戦!!見たこと無い種類のモンが環に打ち込まれた!」
あぁ、アメちゃんが砕けた
(解)気にするとこそこじゃないと思うけど
「個性を、壊すクスリや」
一気にざわついた!
「ハイ落ち着いて、壊すと言ってもまだまだ未完成、一発打ち込まれたぐらいじゃ個性が壊れることはないわ」
「ほ、本当ですか!」
「そんなに心配なら本人に聞けばいいさ」
「環!」
「寝たら回復してたよ、見てくれ、この立派な牛の蹄」
「朝食は牛丼かな!?」
お母さんが一気に鎮めた
(解)忘れがちだけど、お母さんって結構な気迫を飛ばすんだよね
「回復すんなら安心だな」
「あら、聞いてなかった?打ち込まれたクスリは、未完成って」
「詳しい説明はイレイザーヘッドから」
「俺の抹消とは、ちょっと違うみたいですね、俺は個性を攻撃しているわけじゃないので」
えーっとつまり?
(理)イレイザーヘッドの末梢は、個性因子を一時停止させる、それに比べて例のクスリは個性因子を攻撃して機能停止させる、このまま開発が進めば破壊できるようになるでしょうね
やっばいじゃん!
「撃ち込まれたモノの解析は?」
「環の身体は異常なし、撃った連中もだんまりで銃はバラバラ!」
「証拠隠滅か、よくやるな」
「ただ、切島くんが身を挺して弾いたおかげで一発だけ、中身の入った弾が手に入ったちゅーわけや!」
あ、ワンテンポ遅れて反応した
(再)にしても、お手柄だね、それなら中身が分かる
「その中身を調べた結果、ムッチャ気色悪いモンが出てきた!」
気色悪いもの、個性因子そのまま?
「人の血ィや細胞が入っとった」
・・・へぇ、あそこで助けてて正解だったってわけだ
(破)やっぱり、滅するしか無いか・・・組織ごと
「つまり、その効果は人由来、個性ってこと?」
「そいつがどうやって死穢八斎會と繋がるんだ?」
協議が進むけど、話が頭に入ってこない
(破)ヒーローが人殺しはいけない、でも、治崎だけは許せない
「治崎の個性は『オーバーホール』対象の分解・修復が可能という力です」
「分解、一回壊して、治す個性、そして、個性を破壊する弾丸」
「治崎が執拗に取り戻そうとしてた女の子がいた、んで、両手両足には包帯だとよ」
「まさか、そんなおぞましい」
「超人社会だ、倫理観を無視すりゃ、誰でも何だって出来ちまう」
「何?何の話」
「その娘の身体を弾にして、サンプル集めか知らないけど、色んな組織にばら撒いた」
子触が立ち上がり、そう口にする
「子触の言う通りだ、だが、それはもう行われない」
ブラックハングの言葉に、その場にいる人々の視線が集まる
「数日前、子触にとある路地裏のパトロールを任せた所、その娘と遭遇した」
「「「「!」」」」
「子触はその娘の状態を見て、すぐさま個性で保護をした、その直後に治崎と接触したが、その娘を保護しきった」
緑谷とミリオの視線が心に向く
「心さん、エリちゃんは!」
「ブラックハングの言う通り、保護したよ、緑谷君の顔色が悪かったのは、護れなかったから、だったんだね」
緑谷君と通形先輩の行動のほうが、本来は正しいんだけど、きっと二人は悔しかったんだ
「お手柄やないか心ちゃん!アメちゃんやる!」
「あ、ありがとうございます」
「それじゃあ、証拠は出てきたのか?治崎がやってるっていう証拠は」
「ええ、じゃないと集められないわ」
「記憶を覗ける個性のやつに、その娘の記憶を覗いてもらって。映像としても残してもらったからな、証拠はバッチリだ」
「確実性はあるのかしら?」
「ちゃんと警察の前でやって確認もしてもらった」
「その娘の保護はできてるんだったら、手を出す必要ってあるか?」
「ストックが残ってる可能性が高いわ、大元を潰してその技術を闇に葬らないと、犯罪がもっと増えるわよ」
「令状は明日にでも出せる、そのため、2日後死穢八斎會本部突入作戦を実行します、ご協力お願いいたします」
サー・ナイトアイがそう言い、協議は終わった
心の精神が大分荒れてます
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊