ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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死穢八斎會突入! 私の出番

死穢八斎會のやってることを把握して色々やばい私だよ!

明後日突入作戦だけど、それまでに耐えられるかわからないね!

 

「・・・」ギンッ

「し、心さん、大丈夫?」

「心ちゃん、目が怖いよ?」

 

現在一階のエントランスホール、ウォーターサーバーの前にある机を囲むように心達1年生とビッグ3が座っていた

 

「・・・ん?あぁ、大丈夫、ちょっとね」ギンッ

「心ちゃん、その目で言われても説得力がないわ」

「目の色が変わってるー不思議ー!」

 

心の両目は見開かれており、瞳の色が紫に侵食され始めている

 

「心、お前、どうしたんだよ?そんなにキツイ表情今まで無かったよな」

「ちょっとね、うん、ふー」サラッ

「机が塵になり始めてるんだよね!」

「イレイザーヘッド、呼んだほうがいいんじゃないか」

「騒がしいな、お前達」

 

相澤がエレベーターから降りてくる

 

「先生!心ちゃんの個性を止めてほしいの」

「学外ではイレイザーヘッドで通せ、で」ギンッ!

 

机の破滅が収まる

 

「何があったんだ」

「それが、心さん、クスリの話を聞いてからこんな感じで」

「・・・理壊」

「うっ」ガクッ

 

相澤がそう呼びかけると、心が机に突っ伏す

 

ムクッ

「助かったわイレイザーヘッド、子触にいくら声かけても聞こえてなかったから、あなたの呼びかけで、出てこれたわ」

「また目の色が変わったよ、ふっしぎー!」

「波動さん、気にするところはそこじゃない」

 

(理)荒れに荒れてるのよね今の子触の精神世界

 

「気にするな、こうでもしなきゃ理由もわからないからな、それで何で子触はああなった?」

「エリちゃんを保護した時点で結構ギリギリだったんだけど、今回詳細を聞いて、怒りが吹っ切れた感じね、多分だけどインターン中止って言われても、勝手に行くわよ」

「インターンの中止?何いってんだ、えっと、理壊?」

「理壊の話は間違ってない、実は今日はインターンの中止を提言する予定だった」

「「「「ええ!?」」」」

「連合が絡んでるからな、またなにかあったらマズいから、その案が出てたんだが、各自のインターン先のヒーローが参加させてほしいって言ったから、それはなくなった」

「でも、子触だけは中止させるつもりだったでしょ?」

「ああ、精神状態が不安定だと思っていたからな、教員全会一致で決まっていたんだが、ダメそうだな」

「ちょ、ちょっと待ってください!なんで心ちゃんだけ中止なんて話が出てるんですか、先っ、イレイザーヘッド!」

「ああそうだ!心の実力はプロに匹敵するってイレイザーヘッド言ってたじゃねぇか!」

 

(理)そうよね、事情知らなければそうなるわよね

 

「あー・・・理壊どうする」

「説明するわ、ビッグ3も揃ってるし」

「そうか」

 

(理)この場にいる全員、秘密を言いふらすようなタイプじゃない、なら、説明して理解していた方が、これからの寮生活も、もしもの時も、楽になる

 

「それじゃあ最初から衝撃発言だと思うけど、子触の個性は『触手』じゃないわ」

「「「「え!!!」」」」

「正直、触手って割にはおかしいと思ってたんだよね!」

「解釈で使い方が広がるのが個性、だけど、彼女のそれは触手から明らかに離れてる」

「触手は本来の個性を捻じ曲げた結果生まれた、副産物みたいなもの、、本来の個性は『万事(everything)』全てのことが出来る、という個性よ」

「すっごく曖昧だねー!全てって何処まで出来るの?」

「この世のありとあらゆる事象を捻じ曲げることも、再現することも、消滅させることも出来る、例えば、一つの宇宙を作り出したり、一つの宇宙を消し去ったりね」

 

それから理壊の説明が続き

 

「そういうわけで、六本の触手が生えてて、そういう能力を持ってるの」

「じゃあ今って、結構危ないってこと!?」

「そうなるわ、まぁ、あと数日は大丈夫よ、怒りの限界点を迎えないから」

「その状態で参加させるのもどうかと思ったんだが、そんな事したら抜け出してでもやりそうだからな、今日のうちに教師全員に伝えておく」

「本当に助かるわ、イレイザーヘッド」

「前から思ってたけど、理壊ちゃんってヒーロー相手に話し方があまり変わらないのね」

「仮免とはいえ、免許を持ってるんだから、対等な関係ではあるでしょ?年数とかキャリアの差はあるだろうけど、そんなんで話し方変えてたら面倒よ」

 

死穢八斎會本部

 

「おい、壊理の居場所はまだわからないのか」

「すいやせんね、総動員で探してるんですが、全く足取りが掴めず」

「おいおい大変そうだな若頭さんよ!暇そうで何よりだぜ!」

「腹が立って仕方ないんだ、騒がしくするんじゃない、トゥワイス」

「悪かったな!俺は悪くねぇけどな!」

「・・・」

 

治崎は苛立っていた、原因は数日前、連れ帰ったエリが気がついたらいなくなっていたせいだ

職場体験とはいえヒーローと二度も遭遇し、無駄な会話をした所に加えて、連れ戻したエリがいなくなっているという報告、報告をしたエリの世話係は消えた

 

「トゥワイス、お前の個性は人を増やすんだよな」

「あぁ?最初に言っただろ人だけじゃなく、明確なイメージ持ってりゃ何でも増やせる!しっかり見てしっかり測れば、増やせるってな」

「壊理を増やしたか?」

「あ?誰だそれ!あの女の子はデータがねぇから作れないぞ!」

「仁くん何してるんですか」

「くだらない話さ!」

 

トガに連れられ、トゥワイスがいなくなる

 

「玄野、壊理の行方を徹底的に探れ」

「へい」

 

 

 

協議から2日後

 

死穢八斎會本部の前にヒーロー達インターン生、無数の警官と機動隊が並んでいた

 

AM8:30 

 

「令状読み上げたらダーッと!速やかによろしくお願いします」

「しつこいな、信用されてねぇのか」

「そう噛みつくなよ、リラックスしとけ」

 

警察がインターホンを押そうとした瞬間

 

「何なんですかァ」ガオンッ!!

 

大きな男が門を殴り飛ばしながら出てくる

 

「なっ!?」

「朝から大人数でぇ」ググッ

 

タンッ

 

「強化」『強化 全開放』

 

男の前に心が飛び出す

 

「何のようですかァ!!!」ブォン!

「ぶっ潰しに来たのよ!」ゴォッ!

 

ガンッ!

心の拳と男の拳がぶつかり合い、男を吹き飛ばす

 

「オォっ!?」

「ホワイトヴェール」

「ええ」『白縄』

 

吹き飛んだ男を白い縄が拘束する

 

「さて、この男は私が拘束しておくわ、早く中に押し入りなさい」

「リューキュウ事務所はホワイトヴェールの援護をします」

「ようわからんがもう入ってけ!行け行け!」

 

ヒーローと警察が死穢八斎會になだれ込んでいく

 

「オォい何じゃテメェ」

「どいて」『非破滅波動 纏』

 

波動を纏った心の体当たりで正面に立ちふさがったヤクザが吹き飛んでいく

 

「よぉし、最短ルートが開けた!」

「心のやつ、相当苛立ってるんだな」

「うん、あんな顔の心さん、見たこと無いから」

 

破滅、準備は?

(破)いつでも、何なら今からでも行ける

いいよ

(破)わかった

 

「あいつは、私が直接やる」

 

心の瞳が紫色に輝いた

触手の中で誰が一番好き?

  • 空想
  • 解析
  • 強化
  • 破滅
  • 再生
  • 理壊
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