(破)心から任された私、破滅だよ
(破)とりあえず両手両足を消し飛ばそうかな、うん
「怪しい素振りどころやなかったな!」
「ああ、恐らくだが俺等が本部前に集まった時点で手が打たれた」
「今頃治崎や幹部は地下で隠蔽の準備だろうな」
「子分に責任押し付けて逃げ出そうなんて、漢らしくねえ!!」
(破)漢らしいかどうかはおいといて、卑怯者だ
「ここだ」
ナイトアイが止まり、仕掛けを動かす
そして中で待機していた数人をサイドキックのセンチピーダーとバブルガールが拘束する
「先行ってくださいすぐ合流します!」
「流石プロ」
「行くぞ!!」
(破)ここまでは順調、でもルートがそのままなんてことはありえないから
「行き止まりじゃねえか!!」
「説明しろナイトアイ!」
「多分だけど、通路を作り変えたんじゃない?治崎の個性なら簡単だろうし」
「それじゃあ俺、見てきます!」
(破)ルミリオン先輩が見に行った、もう戻ってきた
「壁で塞いであるだけです!」
「ただの壁なら、話は簡単」ズズズッ
「来られたら困るって言ってるようなもんだ!」バリバリッ
「そだな!」バキバキッ
『
『フルカウル!!シュートスタイル!!』
『烈怒頑斗裂屠!!!』
三人の攻撃が壁を崩し、道が開く
「やるじゃねぇか」
「どーだウチの娘は!」
「子供自慢は後にしてや、ブラックハング」
「とりあえず進みましょう」
ズズズッ
道がうねり始める
「道が!」
「治崎じゃねぇ、逸脱してる!考えられるとしたら、本部長「入中」!」
(破)入中、個性は擬態、モノに入り込んで自由自在に操れる、個性を強化するブーストでも使ったのかな
「何に化けとるか注意しとったがまさかの「地下」相当負担かかるはずやで」
「そんだけ、証拠隠滅に躍起になってんだろ、イレイザー!」
「本体が確認できなければどうにも」
「本体が確認できればいいんだね、イレイザーヘッド」『解析
(破)壁の中に存在する生命は
(解)ここだね
「あそこ」『非破滅波動100%』
破滅の指先から波動が真っすぐ飛んでいく
それに焦ったのか、入中は足場を変形させ、落下させようとする
「私相手にそれは無駄」
「なっ!ゴボッ!?」
飛び上がった破滅の声が聞こえると同時に波動がぶち当たり、入中が気絶する
「・・・皆落とされたか、ご丁寧に戻ってこれないように戻してるし、まぁいいか、治崎を追わないと」『
(破)いくら壁で道を塞いでても、この波動で滅して進む、治崎はこの手で
「ぶちのめす」
通路を波動で破壊させながら、破滅が走っていった
「騒がしいな、ちゃんとあいつらは足止めできてるのか?」
「言いたかないですが、八斎會は終わりですね」
治崎は苛立ちながら通路を歩いている
苛立ちの原因は勿論、計画の要であるエリの行方が知れないことと、ヒーロー達が突入してきたことである
「腹が立って仕方がない!」
「まぁ落ち着いてください、入中の奴が通路を塞いでるはずです、持ち出すには十分かと」
「この完成品と血清、これだけは奪われるわけにはいかねぇ、壊理の行方が知れない今、計画を遂行する為に必要なサンプルが、これだけしか残ってない」
治崎は通路を歩いていく
「いいな?誰か来たら足止めしろ、そういう協力関係のはずだ、連合」
「できる限りやらせてもらいまーす」
「いいぜ!守ってやらねぇ!」
トガとトゥワイスがそう返事する
治崎は不機嫌そうに頭を掻きながら通路の奥へと進んでいった
「トガちゃん、個性消失弾は?」
「ここにありますよ仁くん!弔くんの言ってた通り、変なもの開発してましたね!」
「さっすがトガちゃんだ!じゃあ治崎の持ってた箱は何だ?個性消失弾だよな!」
「外見そっくりな何の影響もない液体です、打ち込んだ所で人体に影響はありませんよ」
「俺でも作れそうなやつだな!この後どうする?言われた通り相手してもいいが」
「やめときましょう、子触ちゃんがブチギレてる時点で死穢八斎會に未来はないです、ここに子触ちゃんが来る前に」
ドゴォッ!
壁が崩れ、トゥワイスに何かが衝突する
「ぐべっ!」
「仁くん!?」
「あれ、トガちゃん」
壁から出てきたのは、全身に波動を纏った破滅だった
「何でこんな所に?」
「それはこっちのセリフですよ!?入中さんの足止めどうしたんですか!」
「一撃KO」
「うわぁやりそう、ってそんな事言ってる場合じゃないです!」タタッ
トガが破滅に吹き飛ばされたトゥワイスに駆け寄る
「大丈夫ですか仁くん!生きてたら返事してください!」
「はは!何だよ、痛ぇのに消えねぇ!消えねぇよ俺!」
「・・・狂った?」
「狂ってないさ!これが俺、俺なんだ!」
「あー、とりあえず仁くんは私がどうにかするので、この先に行ったらいいと思います、治崎が歩いていったので、多分データとか取りに行ってるかと」
「そっか、ありがとトガちゃん、連合の皆によろしく伝えといて」
「はい」
『
破滅から波動が勢いよく放出され、通路の奥へと消えていった
「仁くん、克服できたのが嬉しいのは分かりますけど、ここで発動しないでくださいね?どんな相乗効果を生むか分かりませんから」
「あぁ、分かってるよトガちゃん!」
「軽いトリップですね、目がキマってます」
(さてどうしましょう、こういうトリップは衝撃を加えれば消え去りますが、仁くんの場合、ビンタだと逆にトリップが深まりそうですね・・・あ)
グイッ
トガがトゥワイスのマスクを持ち上げる
「トガちゃん?」
「ん」グッ
トガはトゥワイスの顔を引き寄せ、口を重ねる
「!?」
「さて、落ち着きましたか仁くん」
「え、あ、と、トガちゃん、今、何を」
「何って口づけです、キスって言ったほうが伝わりやすいです?」
「何で!?俺のこと好きなのか!?大嫌いだろ!?」
「はい大好きです、まぁ詳しい話は後にして、帰りましょう」ゴクッ
トガは小さな瓶に入った血を飲む
すると、トガの全身が黒い霧に覆われていく
「アジトと繋げて、こんな感じですね」ズアァ
見慣れたワープホールが二人の前に出現する
「ほら帰りますよ仁くん、いつヒーローが来てもおかしくないんですから」
「詳しく聞かせてくれよトガちゃん!簡単でいいから!」
そのまま、二人の姿はゲートの奥に消えていった
(破)解析、治崎に着くまで後どれくらい
(解)三十秒後ぐらいかな
通路をズタボロにしながら破滅が飛行して進んでいく
両手には波動が溜め込まれ、いつ暴発してもおかしくないぐらい膨張していた
(破)ひとまず、出会い頭にぶん殴る
破滅の視界に治崎の後ろ姿が映る
(破)いた!
「治崎ぃ!」
(解)治崎の両隣と真上にも人、幹部らしいけどどうする?
(破)スルー、さっき言ったよ
「ひとまず、ぶん殴る!」ググッ
破滅の声に反応し、治崎と玄野、音本、酒木が振り向く
しかしそこに破滅の姿は無く
ドンッ!
既に治崎の前に破滅が立っていた
「っぐあ!?」
「エリちゃんを道具扱いした分、痛めつけてあげる」
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊