(破)治崎の顔面殴り飛ばした私
(破)周りに仲間らしき奴らがいるけど、気にしない、治崎ボコす!
「さぁ、エリちゃんにやった分だけ、痛めつけてあげる!」
「っああ!本当に腹が立つな!あの時の学生!お前か、壊理を連れ去ったのは!」
「連れ去ったなんて人聞きの悪い、保護したって言ってほしい」
「あれは呪われた子だ、あれはうまく扱わなければ」
「相手を道具にしか見てない発言、本当に苛立つ、あの娘は、道具なんかじゃない」
「あれを道具として利用しないでどうする?」
ピキッ
破滅の周辺の空気が歪む
「・・・ほんと、クソ野郎が」『滅空』
空気がひび割れ、治崎へと向かっていく
しかし、地面が分解し、壁となってひび割れを受け止める
そして受け止めた壁は、塵になって消え去った
「俺は忙しいんだ、酒木、音本、相手をしろ、玄野は俺と一緒に来い」
「行かせるわけ、無いでしょ」グラッ
(破)平衡感覚がおかしい?
「酔払ちまったかぁ!ウィィ」
(破)あれか
パンッ!
(破)弾丸は消し去るから当たらない
「どういう個性だ?」
「『触手』背中に生えてる六本の触手がそれぞれ能力を持ってる、あぁ、なるほど」『非破滅波動100%』
破滅が指先を真っ直ぐ音本に向け、波動を打ち出す
「は!?」
「これ以上勝手に動かされたくないの」
波動が命中した音本は気絶してその場に突っ伏す
「あぁ〜?オッかしぃなぁ?音本には移らねぇようにぃ、調整したはずぅ」
「落ちろ」ガシッ
「あぁ?」
ドガッ!
破滅は天井のパイプを掴んでいる酒木の顔面を掴み、地面に叩きつける
(破)弱い、個性にかまけてトレーニングしてなかったのか。それはいいとして
「治崎!」ダンッ!
破滅が再び浮かび上がり、先に進んだ治崎を追うと、広い空間に出る
「早いな、あの二人で数秒しか足止めできないか」
「言ったでしょ、痛めつけてあげるって」
「その自信、打ち砕いてやろう」スッ
ズアッ!
地面が崩れ、刺々しく変化し、破滅の全身に突き刺さる
「即死だ」
「そうかな?」ピシッ
バララッ
破滅に突き刺さった棘は塵のようになり、地面に広がる
「私には通用しない、チンケな銃も、圧倒的質量を持った攻撃も」
破滅の全身から紫色の波動が溢れていく
「全て等しく、塵になる」『
ビシビシビシッ!
治崎が作った壁にヒビが走る
「あなたの個性、練度が異常だ、何回エリちゃんにその仕打ちをしたのか、想像したくもない」
破滅の紫に輝く瞳が、治崎と玄野を捉える
「逃げ道を塞いだつもりだろうけど、それは貴方達も同様、さぁ」ズアッ
壁に紫の波動が纏われる
「痛めつけてあげる」
「酷い有様だ」
元の道に戻り、通路を進むミリオはそう呟く
「エブリシングフィーラが通った後なんだろうけど、道がボロボロだ」
通路はいたるところに亀裂が走り、少しでも衝撃を加えれば崩れてしまいそうな状態だった
(俺と戦った時は抑えてたのか、それとも、怒りで強力になってるのか、どちらにしても)
「早く追いつかないと」
ミリオは走る速度を上げる
ドンッ!ドゴォッ!
通路の奥から、衝撃音が響いてくる
「戦闘中か、予測できたけどこの音に揺れは、相当大きい何かがぶつかってる音のはず」
(エブリシングフィーラは大きいけど、触手があるからだ、本人はそれほどだし、治崎もこの音に揺れを出せるほど大きくない、一体何が?)
ミリオが思考している間に、目の前に壁が見えてくる
その壁を透過し、すり抜けると
「必要なこととはいえ、気分は良くないな」
「仲間を自分と融合させるなんて、なんとも思わないの」
紫色の波動で二倍以上の大きさになった破滅と腕が四本になった治崎が睨み合っていた
「あのまま使い物にならなくなるよりも、こうしたほうが有意義だろう」
「・・・ほんと、人を道具としてしか見てないね」
「エブリシングフィーラ、であってるかい?」
「ルミリオン、今の私に透過しないで近づかないで、あなたが消滅する」
「破滅の力だよね!今何があったんだい?」
「治崎が隣りにいた玄野を自分ごと分解して、修復した、手が四本になって、ちょっと大きくなってるのはそれが理由」
ズアッ!
地面が棘になり、破滅とミリオを貫く
「大丈夫かい!?」
「大丈夫、突き刺さってない」バラッ
変わらず破滅に突き刺さった棘は、塵になって広がっていく
「英雄気取りの病人が、俺の目的を阻むな!」
「エリちゃんの巻き戻しに魅せられて、それを利用しようとして、人の道を誤った、狂気に取り憑かれた病人はあんたの方だ、治崎!」
巻き上がる棘と破滅から発せられる波動が、ぶつかり合い、相殺されていく
「ルミリオン、戻って皆に伝えて、地上に戻れって、地下はこのままだと崩れる」
「分かった、君はどうするんだい」
「アイツを地上に殴り飛ばす、3分位内に伝えて」
「分かった、任せるけど、無理はしないようにね!」
ミリオが来た道を戻り、再び二人だけになる
「お前一人で何が出来る、互いに近づけないこの状況で」
「そう、私一人じゃこのまま向き合うだけ、でも私は、一人じゃない」『全放』
心の触手が全て輝き始める
「・・・やっと出番ですか」『空想再現
(強)暴れたなぁ破滅
(破)うん、でも、そろそろ変わったほうがいいかと思って
「防御を捨てたか、その状態で俺をどう止める」
無数の棘が串刺しにしようと空想に向かってくる
「簡単ですよ」『解 軌道』
空想が向かってくる棘をギリギリで避けながら、治崎に接近する
「技、借りますよ上鳴さん、『無差別放電200万ボルト!』」
空想から強烈な電気が放出され、治崎の身体の動きを止める
「ぐっ!?」
(電気だと?身体が痺れて)
「行くぜぇ!」『
赤色に輝く瞳で、強化が治崎の腹を殴る
「ガハッ」
「まだまだぁ!」ズドドドッ!
そのまま強化のラッシュが治崎の全身に叩き込まれる
「『
最後の一撃が当たる寸前、強化の拳が硬くなり、治崎の顔面を殴り飛ばした
「ぐ、あぁ!」バリッ!
壁に埋まった治崎が身体に個性を使用する
「手間取らせやがって!」
「あれで動けんのかよ、元気だなおい」
(解)元気ってか、個性で体力まで全回復してるね、僕らが言えたことじゃないけどぶっ壊れてるねぇ
「潰れろ!」
強化の足元が盛り上がり、頭上からも壁が迫る
(強)空想!爆豪の個性!
(空)分かってますよ
「喰らうかよぉ!」『空想再現
BOOOM!
強化の手が爆発し、治崎の方へと飛び出す
「借りるぜぇ、爆豪!」BOBOBO
爆発を繰り返し、強化の回転率が上昇し、治崎を巻き込む
「ぐあああ!」
(触れ、られない!)
「『
BOOOOM!
爆発が発生し、治崎が打ち上げられる
(強)っしゃぁ!
(破)今!
打ち上がった治崎の真下に破滅が滑り込む
「『
ドッ!
治崎の身体に波動がめり込み、天井を貫通して空中へと打ち上げた
ホワイトヴェールside
「あなたの個性、ブースト掛かったら凄まじいのね、まさか呼吸するだけで活力を奪うなんて」
本部前、活瓶の腕を掴んでホワイトヴェールが佇んでいた
「お前、は、放せ!」
「あらどうして?触れて吸息すれば、活力が奪えるんでしょ?ほら、もらいなさいよ」
「や、やめろ、もう、限界なんだ!」
「ホワイトベール、心ちゃんのお母さんって、こんな凄いんや」
リューキュウの影から、麗日がそう呟く
「そう、まだ私の活力は有り余ってるんだけど、残念ね」ドゴッ
「げっ、ガァァ」
ホワイトヴェールの拳が活瓶の腹に突き刺さり、気絶する
「鎮圧完了、何かで縛っといて、トラウマ植え付けたから、個性はもう使えないわ」
「ホワイトヴェール・・・元アングラヒーローだから薄々分かってたけど、えっこうえげつない事するのね」
「あら、人気ヒーローってこういうことしないのね」
「子供も見てるかも知れないから、よほどのことがなければ」
「がんじがらめで大変ねぇ」
ゴゴゴッ
地面が揺れる
「地震?にしては妙ね・・・リューキュウ、念の為ドラゴンに」
「分かったわ、具体的に何が起こるか予想出来てるのね」
「まあ、今までの経験からして、地面が揺れるのは地震か巨大なヴィランが暴れるか」
ドゴォッ!
「こんな感じで、地面から何かが打ち上げられるときね」
「冷静に言ってる場合じゃないわよ!?」
「予想外はいつでも起こり得るのよ」
地面から現れたのは、四本腕になった治崎だった
「あれは、治崎!?」
「どういう経緯で腕が増えたのかしら、ろくでもないでしょうけど」
ビュンッ!
治崎が現れた穴から心が飛び出る
「治崎ぃ!」
「めちゃくちゃにしやがって、このガキがあああ!」
空中に飛び上がった二人の叫びが響いた
新しい技の解説です
『破滅超過 破滅の化身』
全身から破滅の波動を溢れ出し、身にまとう技
破滅の波動を絶え間なく纏わせ続けるため、永遠に巨大化していく
長時間使用し続けると、心の身体が崩れ始めるが、再生と併用できるため、実質デメリットがない
触手の中で誰が一番好き?
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空想
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解析
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強化
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破滅
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再生
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理壊