ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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どうすっかなこいつの処遇 治礼さんも来た!

なんか衝突音がしたから、そこに向かってる俺、ブラックハングだ

早めに見回ってたんだが、まさか侵入じゃなく乱闘騒ぎをするやつがいるなんてな

 

さて、そんなわけで向かってたんだが

 

「あー・・・こいつはどういう状況だ?」

 

こいつは、迷惑動画を投稿してるジェントルクリミナルだっけか、隣りにいるのは、誰だ?つーかなんでこんなにボロボロなんだよ

 

「ヒーロー、ブラックハングか自首がしたい」

 

「そいつは構わねぇんだが、何があった?やけにボロボロだな」

 

「躓き、転倒した」

 

「そいつはありえねぇな、転んだだけなら地面はそんなに抉れねぇよ、その地面の抉れ方は超パワーの個性でしか見ねぇ・・・なぁ正直に話してほしいんだが」

「私と緑谷君が遭遇して揉めたの、お父さん」

 

木の間から心と緑谷が姿を見せる

 

「・・・買い物に行ったってオールマイトから聞いてたんだが、遅かったのはそういう事か、改めて聞くが、ジェントル・クリミナル、今お前に抵抗する意思はない、間違いないな?」

 

「ああ、だが、相場愛美には恩赦を頼む」

 

「へぇ、何でだ?お前の犯罪動画に関係してるんじゃないのか?」

 

「私は世間知らずの彼女を誑かし、洗脳していたんだ、彼女を操り、犯罪に加担させていた」

 

洗脳したねぇ、そっちの反応を見るにそういう事はなさそうだが、ま、ちょっとは聞き入れるか

 

「お前の方は分かった、で、改めて子触と緑谷君に聞くが、戦闘を行ったか?」

「いいえ、心さんの言う通り、ちょっと揉めただけです」

「そう、揉めた時に足を取られて、転んじゃっただけ、緑谷君も、ジェントルクリミナルも」

「そうか、んじゃあそういう事にしといてやる」ピピッ

『ブラックハング、どう?乱闘騒ぎの原因は見つけたかしら?』

「ああ、どうやら派手にすっ転んだだけらしい」

『はぁ?・・・まあいいわ、それで?』

「んで、すっ転んだのはちょっとネットを騒がしてるジェントルクリミナルだ、自首したいってよ」

『状況が全く読めないわね、なんで転んで自首するのよ』

「さぁな、どっかの誰かが改心でもさせたんじゃねぇの?とりあえずエクトプラズム一体よこしてくれ、警察連れてくから」

『はぁ・・・文化祭が終わった後でちゃんと全員に説明してね』

「ああ分かってる」ピッ

 

ブラックハングは耳から手を離し、四人を見る

 

「そういうわけだ、ジェントル達は引き渡しておく、とりあえず歩けるか?」

「・・・少々腕を貸して欲しい」

「了解」

 

ブラックハングは腕でジェントルを支える

 

「一つ、いいだろうか」

「ん?構わねぇよ」

「緑谷出久くん、心子触くん、私もかつてはヒーロー科にいた、「ジェントル・クリミナル」はヒーロー落伍の成れの果てだ」

 

緑谷と心がジェントルを見る

 

「とても言えた義理ではないが、君達の想い、届くといいな」

「・・・もういいか?」

「ああ」

 

ブラックハングはジェントルとラブラバを連れて、歩き出した

 

「ジェントル・クリミナル、何で自首した?言っとくが俺に嘘は通じねぇからな」

「・・・少しでも、罪を軽くするためだ、彼女の明るい未来のために」

「そうかい、お熱いねぇ、幸い家の娘も緑谷君も大怪我は無かったみたいだから、そこら辺は掛け合っとくよ」

 

 

side心

 

「・・・緑谷君、ジェントルに何言ったの?」

「想いをぶつけただけだよ、ジェントル・クリミナルは今まで戦ってきた誰よりも、戦い辛かった」

「・・・そっか、あ、ちなみに今9時だよ」

「えぇ!?早く言ってよ心さん!」

「しょうがないじゃん、トラブル起きたんだから、まぁここからなら5分程度しか掛からないから、10時には間に合うよ!」

「急ごう!」

 

9時5分

 

「よーし帰ってきた!」

「ゴメン心さん、りんご飴作るから」

「なにそれ!それ私もやる!」

「えぇ!?」

「エリちゃんにあげるんでしょ、私も作るからね!それに空想いたら時短になるよ!」

 

(空)・・・私のこと冷却器として使う気ですか

正解!

(空)はぁ、まぁ、時間を考えたらそうですね

 

「やりますよ緑谷さん、私達の都合で、迷惑をかける理由には行きません」

「うん!」

「後、わずかに出来た擦り傷を消しますよ、エリちゃんが心配します」

「うっ、そうだね」

 

side治礼

 

現在の時刻、9時15分か、概ね予定通りに着いたか、それにしても、私が付き添いとはいえ、雄英高校に足を踏み入れることになるとは、人生は何があるかわからないな

 

「治礼さん、どうしたの?」

「ん、何でもないよエリちゃん、ちょっと考えてただけだ、どこか行きたい場所はあるかな?」

「子触さんと緑谷さん、通形さんに会いたい」

「ふむ・・・相澤先生、会えるか?」

「そうですね、まだ準備中のはずなので、会えると思います」

「だそうだ、どうするエリちゃん?」

「会います!」

「うん、元気がいい」

 

ここは確か体育館γ、でかいな、確か子触ちゃん達のは10時からだから、まだ準備中か

 

「さて、入っていいのか?」

「大丈夫です」

「そうか、よし・・・お邪魔します」ガチャッ

「お、お邪魔します」

 

ちゃんと入るときの挨拶も覚えたようで何よりだ

 

「わー!エリちゃん!と・・・誰や!?」

「どうしたんだ麗日くん!おや、初めて見る子供だな」

「あー・・・そうだな、私の見た目小学生にしか見えないんだった、えーっと、メガネ君」

「メガネ君ではなく、俺には飯田天哉という名前がある!」

「じゃあ飯田君、心子触という生徒がいるはずなんだが、呼んできてくれたほうが話が進みやすい」

「心くんか、分かった!待っていてくれたまえ!」

 

元気がいいな

 

「エリちゃん、ちょっと待っておこうか」

「うん、待ちます」

 

角は小さいまま、熱が引いていくのに比例して小さくなっていったことから、角はエネルギーを貯める器官ではなく、個性の強さを意味している可能性が高い、個性の詳細を知るためにも、色々と調べたいが

 

「・・・」

「治礼さん、どうしたの?」

「ん、いや、何でもない」

 

まだするべきではないな、エリちゃんの個性は強力かつ初めて見るもの、エリちゃん自身が活用したいと思うまでは

 

side心

 

りんご飴作り終えて、緑谷君に再生ぶっかけた瞬間飯田君に呼ばれたよ!

 

「あ!ほんとに治礼さんも来てる!」

「お、やあ子触ちゃん、エリちゃんの見守りで来たよ」

「心ちゃん、この子知ってるの?」

「知ってるよ!私が紹介してもいいの?」

「私が喋るよりも、子触ちゃんが紹介したほうが、受け入れやすいだろう?」

「そっか!この人は治礼末泉さん!小学生みたいな見た目だけど」

「小学生は余計だ」

「エリちゃんの主治医で、私達よりも遥かに年上だよ!」

「遥かに年上って、どれだけなん?」

「んー、70以上?」

「「「「うっそ!?」」」」

 

まぁ、当たり前の反応だよね!

 

「子触ちゃん、エリちゃんが緑谷君とも会いたがってるんだが」

「あー、緑谷君はもうちょっとしたら来るよ!着替えとか色々とやってるから!」

「心、ちょっとこっち来い」

 

相澤先生が手招きしてる

 

「はーい、なんですか?」

「買い物に行ったのは知ってるが、何があった?」

「ちょっと一悶着ありまして、私はほぼ無傷だったんですけど」

「まぁ、そうだろうな」

 

先生の私のイメージはどうなってるんだろ

(理)並大抵のことじゃ傷すらつかない生徒じゃないかしら

(強)間違ってねぇな

 

「緑谷君は擦り傷とか土埃付いちゃったので、再生ぶっかけておきました」

「緑谷がまだここにいないのは?」

「粘液を拭き取るのに手間取ってるんだと思います」

 

(解)再生にしては珍しく放出の調整ミスったよね

(再)そうなんだよねー、理壊が主導権取った後から力の調整がうまく行かないというか

(破)再生もそう?私も、波動の威力がちょっとおかしいの

 

「子触さん、緑谷さんも踊る?」

「勿論だよエリちゃん!だから安心してね!」ポンポン

 

相変わらずエリちゃんは可愛いよね!

(空)ところで、質問攻めにあってる治礼さんどうします?

(強)すげぇ、もみくちゃだ

(解)個性が原因で成長が止まるのは珍しくないだろうけど、小学生で成長が止まるのは珍しすぎるからねぇ

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