ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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ホークス、エンデヴァーとチームアップねぇ

ヒーロービルボードチャートで4位だったブラックハングだ

表に出るようにしてからたった数ヶ月で4位だぞ、やりすぎだろ公安

え?今までの事件解決数に合ってるって?支持率ねぇと混乱しかねぇんだよ!

 

で、控室に戻ろうと思ってたんだが

 

「ちょっと待ってくださいよ先輩達」

「なんだよホークス?仕事か?」

「それとも別の用事かしら?」

 

なんかホークスに呼び止められた

面識あるし何なら特訓したこともあるが、ほんとに何のようだ?

 

「仕事じゃなくて、チームアップのお願いですよ」

「・・・通路でする話かよ」

「ちょっと急いでるんでお願いしますよ〜」

「断る理由はないけど、どうしたのよ」

「俺の地元嫌な目撃談が増えてんです」

「九州で?」

「脳無って覚えてます?」

「覚えてるわ、私とブラックハングは直接対峙したことも何回かあるし」

「それ関連ってことか・・・よし、受ける」

「ありがとうございます、それじゃちょっと待ってて下さい、用事あるんで」

 

通路戻ってったなぁ・・・

 

「なあホワイトヴェール、ホークスってエンデヴァーのぬいぐるみ持ってなかったか?」

「持ってたわね、大切なものって言ってたし、エンデヴァーのファンでしょうし」

「戻ってった方向ってエンデヴァーの控室あるよな」

「あるわね、だってここからまっすぐ進めば私達の控室だもの」

「脳無案件ってことは戦力必須だよな」

「そうよ、出会わないに越したことはないけど、出くわせば即鎮圧しないといけないもの」

「ホークスエンデヴァーにもチームアップ頼む気じゃね?」

「・・・十中八九そうでしょうね」

 

 

 

 

「クソ会社、散々がなってから・・・解放せよ、解放せよ、異能開放万ざ」ズドンッ!

 

男性の後頭部に黒い塊が直撃する

 

「落ちろ変質者」

「早いっすねー先輩」

「エンデヴァーあなた、思ってたより支持率無かったのね」

「余計なお世話だ」

 

マジでエンデヴァーとチームアップするとは思わなかったぞおい、てかこんな時間から露出って、変な奴だよほんと

 

「てかホークス、なんか個性の使い方が上手くなってねぇか?」

「分かります?先輩達の教えの通り、感覚を研ぎ澄ませてるんで」ヒュンヒュン

 

話しながら犬を助けたり婆さん助けたり、使い方が上手くなりすぎだろ、って、人集まってきたし

 

「ホークス2位おめでと!」

「見たぞ昨日の!謙虚にいかんと敵増やすだけぞ!」

「敵て」

「人気だな」

「No.2ですから、そういう先輩もファンが来てるみたいですよ」

「俺にぃ?なにかの冗談だろ」

 

ホワイトヴェールになら分かるが、俺にファン?いるか?

 

「ブラックハングだ!」

「うぉぉ!マジだ!本物がいる!」

「・・・いたわ」

 

なんでいるんだよ、物好きか?

 

「さっきも黒いの投げてたけど個性なんだよ!?」

「サインくれ!ファンなんだ!」

「サイン?俺書いたことねぇんだけど」

「なんでもいいから!」

「あら、ブラックハング人気ねぇ」

「あ、あの」

「あら?」

「えと、は、初めてテレビで見た日からいつも応援してます!」

「あらぁ、嬉しいわ、それじゃあこれからも応援よろしくね?」ギュッ

「は、はい!」

 

ホワイトヴェールにもファンがいるみたいだし、お、エンデヴァーが青年に近づいてる

 

「遠慮などしなくていい」

「・・・違う」

「違うのか!」

「エンデヴァーはファンサとかせん・・・!!媚びん姿勢がカッコイイたい・・・!」

 

あー・・・ガチファンってやつかあれが?解釈違いでも起こしたか?

いや、血涙流す程かよ

 

「変わってしもた!!変わってしもたよあーた!!」

 

エンデヴァー呆然としてらぁ、いや、俺もあんなファンと会ったらああなる自身しかねぇな

 

 

焼き鳥ヨツトミミドリ

 

「ハハハハ、そりゃ言われますって、キャラじゃないですもん」

「そうね、エンデヴァーが自分から歩み寄る姿はあまり想像つかないわ」

「そうなのか・・・」

「まぁ、あんま気にすんなよ、ファンは幻想的な思いを抱くやつが多いからな」

「あ、もう食べないならもらっていいです?エンデヴァーさん」

「いやしいな、勝手に食え」

「ホークスは昔からそういう奴だぞ」

「先輩の言う通り、ほしいと思ったらどうにも我慢出来ない性分で」

 

二本同時にくってんな、よくあんな軽く行けるもんだ

 

「体育祭の後も息子さん指名したんすよ!もちろん先輩達の娘さんも」

「食うのはいいとしてだな、本題移ってくれよホークス」

「ああ、そんな話の為に九州くんだりまで来たんじゃない」

「噂ですか?」

「それ以外あるか?」

「改人脳無、AFOが持つ悪趣味な操り人形、神野で格納されていた数十体をAFOもろとも捕らえ、それ以降脳無の出現は確認されていない」

「関係ありそうな連合はAFO関係の組織潰して回ってるしな」

「脳無はあれで全部だった、まだあるけどAFOさんが隠してるのどちらかって見方です」

「噂というが貴様、俺達にチームアップを頼んだからには何かしら確証を」

「あー、期待しないほうがいいぞエンデヴァー、ホークスは確証を得てなくてもこういう事をする」

「ひどいですね先輩、俺だってちゃんと確証を得てから動くことはありますよ」

「あら、じゃあ今回は?」モグモグ

「得てないです、ガチ噂です」

「会計だ!俺は帰る!!」パンッ!

 

ほらこうなる、エンデヴァーはちゃんと情報が無いと納得しねぇ

 

「待って下さいよ聞いて下さい、つーかね、脳無の目撃談はここだけじゃないんですよ」

「どういうことかしら」モグモグ

「全国でそういう噂が立ってるんですよ、記事にするほどじゃないけれど、奥様方の井戸端会議の中や、小中学生の下校での会話に出るぐらい」

「・・・どういう事だ」

「なんとなーく掴めたが、脳無っていう化け物が知れ渡ったせいで、不安が全国に広がってるってことか」

「そういうことです先輩」

「あんまり遠回しな発言は良くないわよホークス、結論から言ったらどう?」モグモグ

「ホワイトヴェールはいつまで食ってんだよ」

「要するにですね、俺はNo.1のあなたに頼れるリーダーになってほしい!立ち込める噂話をあなたが検証して、あなたが安心してくれと!胸を張って伝えてほしい!俺は特に何もしない!」

「スタンスどうなっとるんだ貴様!」

「俺は楽したいんですよ、本当、適当にダラダラパトロールして、今日も何もなかったとくだを巻いて床につく!これ最高の生活!」

 

変わってねぇのか、その目標は

 

「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」

 

なったらいいんだがなぁ、まだ当分先だろうな・・・あ?

 

「・・・ホワイトヴェール」

「ええ」

「エンデヴァーさん」

 

全員気付いたが、来てんな、あれは脳無

 

「はーいお会計ですね」

「下がりなさい!」

 

ガシャァン!!

 

ガラスが砕ける瞬間、ホワイトヴェールが会計に来た女性の前に立つ

 

「ホークスとホワイトヴェールは避難誘導を!ブラックハングは俺と共にこいつの相手だ!」

「了解!」

「任せなさい!」

 

指示が早いな、流石だ

 

「で、どうするエンデヴァー」

 

「どレが一番強イ?」

 

「決まっている、まずは外へ叩き出す!」『赫灼熱拳 ジェットバーン』

 

エンデヴァーの左腕から炎が噴出され、突っ込んできた脳無を外へ叩き出す

 

「飛べたのか!エンデヴァー!」

「落ちないだけだ!抜かるな!」

「そういうことか!」

 

「こコんな火で俺レをを・・殺せるとと、思っ思っ」

 

「死ね、改人が!」『黒滅』

 

ブラックハングが帽子の黒を握り、脳無に投げつける

ぶつかると同時に爆発し、脳無の腕が片方吹き飛ぶ

ズルッ

 

「思ったカ?」

 

もう再生するのかよ、喋るってことは知能がある、特別製か

 

「お前らは強いノか?」

 

「生け捕りにして情報を頂く!」『赫灼熱拳 ヘルスパイダー』

 

エンデヴァーの左指から五本の炎が射出されるが、脳無は背中のジェットの向きを変え、エンデヴァーの真横に回り込む

 

「っ!やべぇ!」

 

脳無はエンデヴァーを掴んだまま、腕を伸ばし、ブラックハングも巻き込んでビルを破壊していく

 

「ぐっ!」

「俺に構わず燃やせ!俺は個性で守れる!」

「!おおお!」カッ!

 

一瞬拘束は外れたが

ガシッ!

再生すんの早すぎだろうが!

 

ガガガッ!

ブォン!

 

ビルを破壊すると同時に、脳無がエンデヴァーとブラックハングを投げ飛ばす

 

「っああああ!」『黒空』

 

グアッ!ゴォォ!

ブラックハングは服の黒を掴んで巨大化させ、速度を緩める

 

「すまん、助かった」

「気にすんな、不意打ち受けたのはお互い様だ」

 

ビルが切れたが、大丈夫だな

 

「あらかじめ、飛び移っておいてよかったわ」

 

切れたビルの上部分は、隣のビルの屋上に移ったホワイトヴェールが見つめているため落下していなかった

 

「被害部分の76名全員避難完了です先輩!」

「了解、切りなさいエンデヴァー!」

 

ズバッ!

 

エンデヴァーの指から炎が射出され、脳無ごとビルを焼いていく

 

(微塵に焼き切る!)

ズババババッ!

 

「丁度いい切り方ね!」『白玉』

 

切れたビルの破片がホワイトヴェールの目線に操られ、集まっていく

 

「なるホど、厄介」ボコッ

ボンッ!

 

「増えた、いや、中にはいってたなあれ!」

「考えたわね、この玉、地上に飛んだあれにぶつけなくちゃいけないわ!」

 

厄介だな、自分が勝てる道筋を考えてやがる、考えなしの化け物だったら楽だったんだがな!

 

「おいエンデヴァー、後どれくらい撃てる」

「赫灼熱拳一発だ、熱が籠もっている」

 

汗が蒸発してらぁ、マジでギリギリか

 

「分かった、俺があいつの動きを封じるからその隙にやれ!」ドンッ!

 

空気を蹴って、最速で化け物に近づく!

 

「おっ」

「触れたぞ!」『巌字搦』

ギュルルルッ!

腕を、ジェットを、その顔も!黒で巻き付ける!

 

「やれ!」

「逃げも再生も間に合わぬ煉獄、灼けて静まれ!」

 

『プロミネンスバーン』

 

燃え尽きたか・・・いや!

 

「残ネン」

 

首ちぎってやがったか!今の反動でエンデヴァーは動けない、これでエンデヴァーがダウンしたらどうなる?社会は不安に飲まれる、ダウンして立ち上がって勝っても同様、ただダウンするよりも不安は少ないが、No.1として不安が残る、なら、俺が取れる行動は!

 

「どけっ!」ドンッ!

「っ!ブラッk」

 

ドシュ!

 

ブラックハングの顔を脳無の腕が抉った

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