ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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社会人生活大変です・・・


何でこう面倒事になるんですか! 夢を見た

私です、荼毘君に無理矢理連れてこられた、トガヒミコです

色々ありすぎですよ本当に、ハイエンド脳無を潰すために来たら聞いたこともない青い脳無がいて、姿を見せたら、荼毘君がエンデヴァーの息子で、情報が多すぎますよ!

 

「さて、脳無は死んだが、トガちゃん達をどうすっかなぁ、エンデヴァーこんな調子だし」

「できれば見逃してほしいんですけど、もう色々ありすぎて帰りたいんです」

「俺としてもそうしたいが、ヘリが飛んでるからなぁ、見逃せねぇんだよなぁ」

 

そうなんですよねぇ、今エンデヴァーが放心状態だからお父さんと会話出来てますけど、正気に戻ったら確実に戦闘することに

 

「すいません遅くなりました」

「お、ホークス、白い脳無は終わったのか」

「羽が減って機動力が落ちたんで、駆けつけるの遅れました」

 

戦闘が避けられなくなりました、いや、公安でホークスさんと面識ありますけど、ヘリがいる時点でそういう選択肢無いですもん

 

「先輩、三人でトガヒミコと荼毘捕らえられますかね」

「エンデヴァーが放心してるから実質二人なんだが、ギリギリじゃないか?俺は顔右半分血みどろだし、ホークスも、羽が減ってんだろ?」

「そうなんですよ、どうしましょうか」

 

もしかして、チャンスですか、全員脳無との戦闘でボロボロだから、逃げられても仕方無いってことに出来るかも、ってことですか

 

「荼毘君!逃げますよ!」

「ああそうだな、親父にこんな反応させられたんだ、再生には感謝しねぇとな」

 

黒霧さんの血を飲んで、手だけ黒霧さんのものに

 

「さあ開きました、早く入ってください!」

「そんなに急かすなよ」ズズッ

 

荼毘君が入りました、あとは私が入れば

ゾクッ

 

「っ!」タッ

ズドォン!

トガヒミコがゲートを閉じ、一歩飛び退くと、ミルコが飛来した

 

「よく避けたな!」

 

「何のようですか、ミルコ」

 

荼毘君を逃がした後だから最悪ではありませんけど、嫌な人が来ましたね

 

「ニュース見て飛んできた!」

 

「今回は私なにもしてないんですけど」

 

「連合だろ!蹴っ飛ばす!」

 

ゲートを開く時間はないし、逃げる隙もない、助けは黒霧さんがいないので来ない

・・・こうなったら

 

「・・・仕方ないです」スッ

 

トガヒミコが胸ポケットに右手を入れ、目線をホークスに向ける

 

「あ、おいホークス、ちょっとかがめ」

「え?何です先ぱ」チッ

 

ホークスの頬を鋭い針が掠め、血が流れる

 

「いただきました」ペロッ

バサッ

 

ホークスの血が付いた針を舐め、トガヒミコの背中に剛翼が生える

 

「さよならです!」ビュンッ!

 

こういうのはさっさと逃げるが勝ちです!

お父さん達を相手になんてしてられません!

 

「・・・行っちゃいましたね」

「正直行ってくれて助かったけどな、トガヒミコが誰の血を持ってるかわからねぇから、ヤケクソになられたら何が起きるかわからねぇ」

「逃げやがって、蹴っ飛ばしてやろうと思ったのによ!」

「んな悔しがっても仕方ねぇ、あーやべ、視界ぼやけてきた」

 

 

 

街から遠く離れた山の中に、トガヒミコが着地する

 

「ここまでくれば大丈夫ですよね、本当に危なかったです」

 

私の任務を知ってるお父さんとホークスさんは手加減してくれると思いますけど、ミルコとエンデヴァーは本気で来たでしょうし

 

「それにしてもどうしましょう、黒霧さんの血は帰りの為に使っちゃいましたし、残ってるのは弔君、荼毘君、マグ姉、仁くんの血・・・どれも移動には使えないです」

 

仁くんの血を飲んで個性、『二倍』で黒霧さんを出せばいいと考えられますけど、あれは人間を増やすには骨格からスリーサイズまで完璧に把握してないと不完全なものが出来ます

 

「本格的に困りましたね、いや、数日飲まず食わずで動ける自信はありますけど、アジトまで帰れるかと言われると・・・」プルルル

 

電話ですね、誰からでしょう

 

「あ、仁くん」ピッ

『トガちゃん大丈夫か!』

「大丈夫です、そっちに荼毘君は送れてます?」

『無事に来てるぞ!その後にトガちゃんがいくら待っても来ないから心配したんだ!』

「心配してくれてありがとね仁くん、荼毘君を送った後に私も入ろうとしたんだけど、ミルコが飛んできて、ゲートを閉じるしかなくなったんです」

『そうだったのか、とりあえず今どこにいる?』

「名前もわからない山の中です、まぁ、食べられる野草とか水分の確保の方法は知ってるので、死にはしないです」

『毎度のことだがトガちゃんのサバイバル力の高さは何なんだ?』

「もしもにいつも備えてるので、とりあえず街にでたら」ズズンッ

 

地響きですか、そういえば、ギガントマキアはデカくて歩くたびに地響きがするんでしたっけ・・・なるほど、不幸は立て続けに来るといいます

 

『トガちゃん?なにか音がしたけど、何かあったか』

「仁くん、電話切りますね、一週間経っても私から連絡がなかったら、切った後に送る番号に連絡して下さい」

『トガちゃん!?マジで何が』

「死ぬつもりはさらさら無いですけど、大好きです仁くん」ピッ

 

さて、電話番号を送って、スマホをしまって、いつものナイフを構えます

 

「適当な山に降りたはずなんですけど、どうしてこうも嫌なタイミングなんでしょう」

 

ズズンッ!

「AFOに逆らう、連合の一員!」

 

「どこから聞いたんですその情報」

 

訪ねた所で返ってくるわけがありませんけど

 

「応える義理は無い!」ブンッ!

 

「そりゃそうですよね!」タッ

 

振り下ろされた巨大な腕目掛けてトガヒミコが飛び上がり、皮膚の表面にナイフを滑らせる

 

ギャリギャリギャリ!

 

「硬い、聞いてた通りですか」

 

んー、死ぬつもりは無いといいましたが、これは

 

カポッ

「死ぬかも、しれないですねぇ」ゴクッ

 

 

2日後

side心

 

数日前のお父さんの大怪我とお母さんの大怪我にはびっくりした、ちょっと記憶が朧気だけど、理壊が分離して、皆と一緒に私を落ち着かせてた

流石に2日経てば私の再生も相まって怪我は消えたけど、それでも胸の中に発生した不安はそれだけじゃ払拭されない

 

「・・・怖かったなぁ」

 

お父さんもお母さんも、強いことは分かってる、鍛えてることも分かってる、二人の娘だから、でも、だからこそ、二人の性格も良く分かってる

お父さんもお母さんも、自分より社会の状況を優先するってこと

あの時お父さんがエンデヴァーを庇ったのは、No.1のスタートが大怪我っていう不安からスタートしないように、お母さんはそんなギリギリの状況で、周囲に被害が出ないように

 

「これから、あんな事がよくあるのかな」

 

社会が不安定になってる以上、そうなるのは仕方ない、でも、これは私のわがままだけど

 

「・・・ヴィランのいない、世界になればいいのにな」

 

 

そのまま意識を手放したと思ったら、知らない空間にいた

何も無い真っ白な空間、初めての筈なのに、何故か懐かしい

 

『ほう・・・まさか子触がここまで来るとは、よほど心労が祟ったか』

!?

『そう警戒するないや、警戒するか、なんせ今の我と子触は初対面というものだからな』

 

目の前に人(?)がいる、顔というか、全身発光してて見えないけど

 

『まぁ落ち着け、お前に危害を加えるつもりは無い、そうだな・・・積み木でもしながら話すとしようか?』ポンッ

 

人の手に四角形や三角形、円形の積み木が出た

 

『ほら、そこに座れ、積み木など幼児のやることと思っていないか?案外やればハマるものだ、形は制限されるが、自由に物を組み立て』カチャカチャ

 

音を立て、人が積み木でお城を作った

 

『作り直せる』ガシャーン

 

積み木が崩れて、人がまた何か作り出す

 

『さて、作りながらだが話すとしよう、世界を作るというのは難しいものだと、思っているだろう?』

 

それはそう、それこそ積み木みたいに簡単じゃない

 

『そう思えるが、仕組みをしればこの上なく簡単で単純だ、それこそ、積み木のようにな』

 

積み木みたいに?

 

『この世界には理があり、それを基盤にして世界が動いている、寿命がその最たる例か、その時が来れば、人でも星でも、全て等しく終わるのだから』

 

人が顔を上げた

 

『だが、その理さえ理解してしまえば簡単だ、例えば寿命という理を弄り、全ての存在が永遠に消えぬ世界や、制限という理を弄り、死が限りなく遠い世界など、自由に作ることが出来る』

 

人が私に近づく

 

『それこそ、寝る直前に呟いたヴィランのいない世界もな』

 

 

『だが、今、我が出来るのはこうして語る事だけだ、何故だと思う?』

 

なんで

 

『迷いだ、お前の中にそんな世界で本当にいいのかという迷いがある、我はお前の力であるが、強力故に迷いも何もかも消え去ったときにしか全てをお前は行使できない、起きればこの会話は朧気になるだろうが、この言葉だけは覚えておくんだな』

 

『我は万事、その時が来るまで、そこにいる』

 

 

 

「っ!?」ガバッ!

 

変な夢見た気がする・・・目が覚めちゃった、でも皆寝てるし・・・そうだ

 

「えい」『万事 六分離』

 

文化祭でした時みたいに皆を私から離れさして・・・ベランダから外出よう

 

「よっこいしょ」トンッ

 

まだ暗い・・・そういえば今何時だろ・・・

 

タッタッタッ

 

ん?ランニングコースから音がする、誰か走ってるのかな

 

「・・・行ってみようかな」

 

あ、緑谷君が走ってる、一緒しよ

 

「やっほー、緑谷君」

「えぇ!心さん!?」

「シー、声大きいよ、寮から離れてるからあんまり聞こえないだろうけど」

「ご、ごめん、でもなんで」

「目が覚めてね、で、緑谷君は?」

「・・・僕も似たような感じかな」

「・・・その歯切れの悪い言い方、OFAでしょ」

「何でそんなに分かるの!?」

「まぁ私だからね、それで?」

「・・・夢で、歴代の継承者と会ったんだ、それに会話も」

「ふんふん」

「80%を超えてるとか、特異点を過ぎてるって、最後には継承者の人が全員僕を見て、一人じゃないって」

「へー、特異点とか分からないけど、話が聞けたならいいんじゃない?」

「うん、とりあえずオールマイトに聞いてみるよ」

「それがいいよ、OFAは私分からないし」

「・・・あのさ、心さん」

「ん?」

「触手どこいったの?後、なんかいつもと比べて、大人しいような気が」

「あ〜、触手は部屋、このテンションなのは、寝起きなのと皆がいないから、寝起きでも皆がいたらいつものだし、皆がいなくても寝起きじゃなかったらいつものだから、この姿はレアだよ〜?」

「自分で言うんだ・・・」

 

なんか、緑谷君と話してたら元気出てきた、日が見えるまで走ろうかな

 

「ねぇ緑谷君、寝れそう?」

「いや、寝れそうにないよ」

「私もそう、朝日が見えるまで走ろっか」

「そうだね」

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