最初のチームの戦いを見てる私だよ!
皆の特訓をしてたけど、やっぱり成長してるね!
ちなみに空想達は分離してるよ!
理由は解説のためだね!
「塩崎さんは地中にツタを伸ばすことで、地上で発生する振動から相手の位置を特定できるようになっています、なので自陣の檻前から離れずとも振動から切島さんと上鳴さんの位置を特定し、拘束できたようですね」
「まぁ、ツタを運動場全域に張り巡らせるのに時間掛かるから、宍田と円場が特攻で時間稼いだわけだな、なんせ張り巡らせれば地面を歩くだけで補足、捕縛が出来るからな、現状数は互角だが、B組が有利だ」
「どうだいA組!これが僕らB組の実力さ!」
「まだ負けてないんだからわかんないじゃん!」
流石に全員で時間稼ぎに行くと塩崎ちゃんが心配だから唯一来てない鱗君が近くで守ってるはず
「心さん、どっちが勝つと思う?」
「んー?そうだねぇ、現状を打破出来なかったらB組が勝つよねぇ、動くだけでツタが飛び出して拘束するわけだから」
「打破出来なかったら、つまりこの状況でも梅雨ちゃんと口田くんが勝てる可能性があるってこと?」
「そー言う事」
気づけば簡単、二人が捕まって、ツタが飛び出した状況で混乱した頭で気づくのは難しいだろうけど、梅雨ちゃんの頭の回転があれば
side蛙吹
上鳴ちゃんと切島ちゃんが茨ちゃんのツタに捕まってしまったわ
「つ、梅雨ちゃん、どうしよう」
「とりあえず落ち着きましょう、下手に動いたら茨ちゃんに捕まるわ」
でもじっとしてるだけじゃダメだわ、時間がギリギリになったら、ツタをさっきの場所から広げてくる筈
「とりあえず口田ちゃん、茨ちゃんの位置はどうかしら」
「ちょっと待ってね・・・感謝します、動いてないみたいだよ、それと集中してるのか、近づいても反応が薄かったって」
ツタに意識を集中してるのね、鱗ちゃんが攻めてこれない理由も分かったわ
後はどのくらいの音に反応するのか、転がってる鉄パイプを投げてみましょう
「口田ちゃん、絶対に動かないでちょうだい」ポイッ
カランッ
ズガガッ!鉄パイプが落ちた場所からツタが生え、鉄パイプに巻き付いた
「!」
「あの音でも反応するのね、それなら口田ちゃん」
作戦が、実行できそうだわ
side切島
「油断しちまった!」
まさか塩崎のツタがあんなとこにまで伸びてるなんて思わなかったぜ!
あのままツタに引っ張られて檻に入れられちまった!
「思ったんだけどさ、鱗は捕まえに行かないわけ?」
「行けるかよ、この技使ってる時塩崎はめっちゃ集中してるから、自分に向けられた攻撃に対しての反応が遅くなる、最低でも守りが一人いないと駄目だ」
「宍田と円場は時間稼ぎだったのか」
「梅雨ちゃんと口田勝てっかなぁ」
塩崎のツタは硬化しても切れなかった、捕まっちまったら逃げられねぇ
「・・・っ!捉えられません!」
「どうした塩崎」
「幾度も振動が伝わってくるのですが、振動の数が多いのです!二人以上でなければ、説明がつかないほど!」
「上鳴!これって」
「梅雨ちゃんと口田がなにかしてんだ!」
side心
おー、至る所から塩崎ちゃんのツタが飛び出てる、さっきパイプ投げた後に口田君に何か話してたし、梅雨ちゃん気づけたね
「心さん、何が起きてるか分かるの?」
「分かるよー、でも空想達が言うんじゃないかな」
モニターを見ていた空想と強化が口を開く
「梅雨ちゃんが口田に何か伝えたら塩崎のツタが飛び出してきたな」
「どうやら、塩崎さんの技の弱点に気づいたようですね」
「あれって弱点あったの!?」
「ええ、塩崎さんのあの技『
モニターを見ながら空想が言葉を続ける
「簡単と言っても、継続的に無数の振動を発生させなければいけないのですが、口田さんの個性で虫に呼びかければそれは可能です」
「一匹じゃ意味ないが、塵も積もればってやつだ」
モニターでは梅雨ちゃんと口田君がどんどん近づいてるね、塩崎ちゃんは振動に気を取られてるし、戻すまで時間掛かるから、鱗君一人で梅雨ちゃんと口田君を迎え撃つことになるね
「まぁ、制限時間ギリギリだし、人数は一緒だから、鱗君は引き分けを狙うかな」
正直、鱗君を梅雨ちゃんと口田君がダウンさせる方法がほぼないんだけどね
あ、鱗君と遭遇した
side鱗
塩崎がツタを戻すのに時間掛かるし、制限時間がもう無い、不本意だが、せめて引き分けだ
「流石に二人はキツイから」ガガガッ
ガラララッ!
鱗の手から鱗が連射され、口田を囲うように巨大なパイプ等が落下する
「分断させてもらう!」
「しまった!?」
「口田ちゃん!」シュルッ
飛んで上から舌で口田を回収する気か!
「させねぇ!」『鱗散弾』
バァンッ!
鱗が両手を勢いよく合わせると破裂音が響き、無数の細かな鱗が蛙吹に向かって飛ぶ
「まずいわ」ピョンッ
スウッ
飛び上がった蛙吹の姿が景色と同化し、認識しづらくなる
「アイヤー・・・保護色か」
心いわく、よく見れば誰でも気付けるらしいが、よく見る余裕なんて無い
口田の足止めは成功してる、蛙吹の足止めさえすれば、引き分けだ
「だから」ガガガッ
鱗の右腕に鱗が何重にも重なり、細かく震える
「全方位攻撃しかねぇよな!?」『鱗爆』
バァンッ!
鱗の右腕が爆発し、無数の細かい鱗が四方八方に飛散する
「痛っ!」
「っー!いってぇ!」
皮膚は鱗で守ってるが、鱗の下に何重も鱗を生やして、振動させて爆発を引き起こすとか、よく思いつくよな!そして、声がしたのはあそこだ!
「そこだな蛙吹!行かせねぇぞ!」ガガガッ!
鱗の左手から鱗が射出され、蛙吹はそれを避けるために、パイプを飛び回る
『そこまで!第一セット引き分けだ!』
side心
予想した通り、鱗君は引き分けに持ち込んだね!
まぁ、実践であの状況だったら時間稼ぎに徹して、援軍を待つのが一番だし、間違ってないね!
「はいはーい、先生達の評価受けた人は僕のとこ来てね!再生させるから!」
「詳しい改善点知りたかったら僕の方に、先生と一緒に細かな動作を指摘するから」
再生と解析が一番忙しいかな、理壊と破滅は
「同志、次頑張ってね」
「ああ、期待以上の活躍をしてみせよう」
「うん、期待する」
「理壊さん!私頑張りますので!」
「八百万ちゃんそんなに気張らなくていいから、いつも通りを意識して頑張ってね」
「ハイ!」
応援してるね!次のチームの戦いは・・・どっちも初見殺しの必殺技が多いなぁ
『では第二セット!チーム2準備を!』
鱗飛竜の腕は一応無傷です