ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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対抗戦! 第四セットだよ!

酷い目にあった私だよ

溶けたパイプが目に直撃するなんてね、予想してなかったよ

あ、失明とかしてないからね

 

それで、こっちの戻ってきて破滅にパイプごと顔右半分消し飛ばしてもらって、再生に回復してもらってたら第三セット終わってたね

 

「いやー、酷い目にあった」

「心ちゃん、目大丈夫なん?」

「ん、大丈夫だよお茶子ちゃん、破滅に顔右半分ごと消し飛ばしてもらって、再生で元通りにしたから」

「絶対大丈夫じゃねぇよぉ、何なんだよぉ!」

「だって、腕消し飛んだことあるし、それに比べたらねぇ?」

「心さん、普通腕が消し飛ぶ経験なんて無いんだよ?」

「そういう緑谷君は自傷を躊躇わないじゃん」

 

第三セットは私が再生受けてる間に、2−0で終わったみたい

鉄哲君が轟君にダウンさせられた後、骨抜君とポニーちゃんが二人で制限時間まで耐えたみたいだね

 

「まぁそれは置いておいて」

「置いとくことじゃないよ心!?」

「次爆豪君がでる第四セットだね」

「スルーした!」

 

芦戸ちゃんはスルーして、第四セットのB組を見ると一番厄介そうなのは

 

「この第四セット、僕楽しみにしてるんだよねぇ!」

「いつも以上に元気だねぇ物間君、取蔭ちゃんがいるから?」

「その通りさ!彼女はとってもいやらしいからねぇ!!」

「まぁ、取蔭ちゃん頭回るからいろんな作戦立てるけどさ」

 

取蔭ちゃん、個性も相まっていろんな手段思いつくんだよねぇ、まぁ

 

「私は全部叩き潰したけど」

「君を基準に語らないでくれないかい!?」

 

side万事

 

子触の中にいる我が楽しんでいるから戻ってきてみたが、なるほど対抗戦か

尤も、我が楽しんでいたのは対抗戦の様子ではなく子触に翻弄される周りの様子のようだが

子触の中にいる我と記憶を共有したところ、次は爆豪勝己が出るようだ

 

「Bは取蔭切奈、鎌切尖、泡瀬洋雪、凡戸固次郎か、バランスがいい」

 

索敵も、搦手も出来る、それに取蔭切奈の頭脳がある、Aを追い詰める作戦を立てることは出来るだろう、だが

 

「相手が悪いな」

 

爆豪勝己はA組全員の得意不得意を把握している

単独で動くことが得意ではあるが、チームが苦手というわけではないからな

つまり、初手で全員を封じる手を打てなければ、Bは負けるというわけだ

 

『第四セットスタート!!』

 

始まったか、早速取蔭切奈が全身を細かく分け、目を空中に飛ばし、ステージ全体を見渡している、分けた部位で物音を立てているのは耳郎響香の索敵手段を封じるためだな

対してAは、爆豪が先行しつつ周囲の警戒をしているな、やられるまえにやる、という考えだろう

 

「初動は互いに正解、どちらもその場にとどまれば終わりしかなかった」

 

爆豪勝己が指示を出し耳郎響香がイヤホンジャックを周囲に刺しているな、何か見つけたようだが、耳郎響香の索敵は機能しない

パイプの影から取蔭切奈から分離したパーツが爆豪勝己に細かい攻撃を仕掛けている

ダメージになりはしないが、的が小さい故に迎撃も出来ない状況だ、もどかしいだろう

 

「ん?瀬呂範太がテープでバリゲードを作ったか」

 

いい判断だ、尤も、取蔭切奈の予想の範疇だったようだが

凡戸固次郎のセメダインによってテープがベタベタ、身動きが取りづらくなったな

それに合わせ、上から鎌切尖がパイプを切り落とす、このまま落下すれば爆豪勝己以外は行動不能になるが

 

BOOM!

落下していたパイプ等が、爆破により吹き飛ばされる

 

それを見過ごすわけがないな、爆豪勝己が目指しているのは完全勝利だ、遮蔽物が無くなった事により、鎌切尖が耳郎響香を狙ったが、あの距離は爆豪勝己が一瞬で届く範囲だ

迎撃された鎌切尖が引いていくか、それと共に取蔭切奈、凡戸固次郎も引いているということは仕切り直しか

 

「最初の攻撃で一人もダウンを取れなかったか・・・」

 

仕切り直しというのはいい手に見えるが、同格相手では悪手だ、攻めと撤退で体力を消費し、更に相手に手を読まれてしまう

それに、時間をかければかけるほど、爆豪勝己の汗腺が開き、活性化する

凡戸固次郎が撤退する道に待機していた泡瀬洋雪が爆豪勝己の動きを止めたが、砂藤力道が破壊したな

 

「おっと、接近してきたからと言って道具を用意するのは間違いだ」

 

先の拘束で動きを読まれると爆豪勝己は理解した、なら自らが直接狙うのではなく、後方にいる仲間に託すだろう

その証拠に、途中で上へ飛び、背後で準備していた耳郎響香の『ハートビートサラウンド』を直撃させた、そのままの勢いで凡戸固次郎を追い、爆破でダウンさせたな

 

「さて、ここまで減っては、勝ちの目が薄いな」

 

鎌切尖の反射神経は素晴らしいものだが、調子の上がった爆豪勝己の速度を捉えられるほどではない、実際発見と同時に回り込み、『爆破式(エクス)カタパルト』で壁に叩きつけられてしまったようだ

残る取蔭切奈だが、誰かをダウンさせるような攻撃手段を持ち合わせていない、場所が分かりにくいが、切り離した部位に手榴弾がつけられているようだ

 

BOOM!

 

手榴弾が炸裂したか

これで場所も割れたな、直ぐさま爆豪勝己が飛び出し、『ゼロ距離閃光弾(スタングレネード)』を放とうとしている

 

「む?フハハ、我を認識したか」

 

上空とはいえもう少し上にいたほうが良かったか?まぁ、認識された所で問題はない、閃光弾は炸裂し、取蔭切奈はダウンした

 

『第四セットわずが、5分足らずで、A組4−0の勝利だ!!』

 

しかしこの対抗戦がこれほど面白いとは、もう少し早く来るべきだったな、せめて最後の、子触が出る第五セットは見るとしようか

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