ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

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なんか記憶とんだね? 負けないけど!

・・・はっ!?

んぇっと、何があったっけ、緑谷君を止めようとして、ああ、意識切れたんだった

何で?とりあえず状況を

 

「デクくん!心ちゃん!大丈夫!?」

「ん、えぇ!?お茶子ちゃん何でいるの!?」

「麗日さん!?」

 

空想達に避難頼まなかったっけ!?

それとも心配で飛び込んできちゃった!?だとしたら空想達振り切ったってことになるから凄いね!?

 

「空想達が行かなかった!?」

「来たけど、心配で来たの!二人共なんともない?」

「僕はなんともないけど、心さんに傷が!」

「これぐらいなら1時間ぐらいで跡形もなくなるから」

 

あの黒いので受けたのは、全身に軽い擦り傷、右腕に深めの切り傷、右足貫通と、結構殺傷能力があるんだねあれ

 

「ところでお茶子ちゃん、なんかアナウンスあった?」

「いや、何もアナウンスされてないよ?」

「ふんふん・・・二人共屈んで」

「「え?」」

 

パシッ!

 

「やっほ物間君、良い不意打ちだったね」

「何で気づいたのかなぁ!?」

「中止って言われてない、私と緑谷君が目覚めた、つまり対抗戦続行、ってなれば一番に来れそうなのは物間君か心操君、で、こういう場面で不意打ち出来る程心操君は思いきれないから、物間君」

「そこまで考えてるのかい!?」

 

小大ちゃんのサイズで大きくしたナットに乗って柳ちゃんのポルターガイストで飛んできたみたいだね

今、手掴んだから私の個性コピーしたかな、使い切れないから使わないと思うけど

 

「私は今、個性使えないけど、逃がさないよ」ググッ!

 

心が物間を掴んだ手を引き、視線を動かす

 

「峰田君パース!」ブォンッ!

急にオイラに投げるなよ!?任された以上やるけどよぉ!」

 

様子を見に来ていた峰田に向かって物間が投げ飛ばされる

シュルルッ

その投げられた物間の腕に捕縛布が巻き付き、心操の方に引き寄せられる

 

「助かったよ心操くん」

「心さんに不意打ち仕掛けるなんて、よく実行したな?」

「あの瞬間しか彼女に隙がなかったからね!でも防がれてしまったよ!」

 

「んー、無謀だったかぁ」

「何のためにオイラ受け止める準備したんだよぉ!?」

 

心の周りに、空想達が集まってくる

 

「あ、空想達」

「早く私達をもとに戻したほうがいいと思いますよ、これから乱戦が始まりそうです」

「皆がここに集まり始めてるからね、いつ攻撃が飛んでくるか」

 

ギュンッ!

無数のナットやネジが凄まじい速度で飛んでくる

 

っとぉ!?あっぶねぇなオイ!?」『瞬乱打』

 

強化が動体視力を強化し、飛んできたナット類を叩き壊す

 

「やっぱり、心相手だと防がれちゃうか」

「ん」

「しかし予期せず揃ってしまった、これでは作戦が台無しだ!」

 

「来たよ!緑谷、麗日、心、無事!?」

「こっちも全員揃った!」

「乱戦だね!」『万事 結合』

 

空想達が心に引き寄せられ、触手となり背中から生える

 

「集まってるなら、こうすればいいよね!」『空想再現 個性(ポルターガイスト)

 

ガガガッ

心の足場に近いパイプが音を立てながら空中に浮かぶ

それに合わせて、張り付いているパイプもそこから引き剥がされ、心の周囲を飛び回る

 

「・・・マジか」

「あれって私の個性、だよね?」

「正解だよ柳ちゃん!無機物を操れるっていいね!」

 

パイプが飛び回り、B組の動きを牽制する

 

「柳さん、止められないかい?」

「無理、さっきから近くに来た時に干渉しようとしてるけど、微塵も動きに干渉できない、私の個性の容量を超えてる」

 

こっからどうしよっかな

(強)やろうと思えばできんだな、個性の強化

(空)私と強化を同時使用しているので、心の負担が大きいはずなんですが、もう関係ないみたいですね

(理)(また万事が干渉しに来たのかしら、でも出入り口は塞いでたはず)

ちょっとー、考えてよ!

(解)あ、峰田君が跳ねてこっち来た

 

「心!頼んだぜ!」

「了解!行くよぉ!」

 

パイプの一本が心の前に移動し、峰田に向かって振られる

 

「「『弾峰田』!」」

 

パイプに殴られた峰田が勢いよく飛び、B組の周囲に浮かぶパイプに跳ねて襲いかかる

 

「これ以上動きを制限されるのはいただけない!」ドッ!

「グエッ!!」

「小」ポンッ

 

ありゃ、一瞬で峰田君の動き見極められちゃった

(破)パイプも小さくされちゃった

 

シュルルッ!

心の右腕に捕縛布が巻き付く

 

「あ」

「心さんの相手は俺だ!」グイッ!

「皆頑張ってねー!」

 

改めて心操君とタイマンになっちゃった

(再)緑谷君達心配してるわけじゃないでしょ

勿論、特に峰田君は、一回殴られただけでダウンしないでしょ

(強)あいつ、やる時やるからなぁ

(解)あの少ない跳弾でモギモギを至るところに投げてたからね

 

「そろそろ離そうか!」ブンッ!

 

心が腕を振り、巻き付いた捕縛布を外す

 

「よく外したな、心さん」

「そりゃね、これぐら」ガクンッ

グンッ!

項垂れた心の顔が持ち上がる

「やっぱり、使ってきた」『破滅纏』

「心さんには効かないか」

「当たり前、心の中には私達がいる」

 

心の右足に灰色の波動が集まっていく

 

「さっき発動しそこねた技を見せてあげようか、心操君」『非破滅脚 地滅流』

ズダァンッ!!

心の右足が地面に叩きつけられ、ステージ全体の地面が灰色に輝き出す

 

「予測しにくい地からの波動、避けてみてよ」

 

バリィッ!!

空間が裂けるような音と共に、地面から灰色の波動が飛び出し、心操に襲いかかる

 

「予想してた以上に、範囲が広い!」シュッ!

 

パイプに捕縛布を巻き付け、心操が空中へ避難する

それを追いかけるように心が飛び上がり、手に剣を創り出す

 

「逃しません」スパッ

「なっ!」

 

捕縛布が巻き付いていたパイプを切り落とし、心操が落下する

 

(だが、地上から心さんが離れたってことは、さっきの波動は消えてるはず)

 

ドドドッ!

そう考えた落下する心操の背中に地面から飛び出していた波動が突き刺さる

「ガハッ!?」

(な、なんで)

「なぜ心の体が宙に浮いているのに、波動が放出されていたか、疑問に思っていますね心操さん」

 

心が倒れている心操の隣に降り立つ

 

「心のヒーロースーツは耐火、耐熱、耐刃の機能を持っています、そして、腕に付いているリングは再生の粘液を、履いているブーツは破滅の波動を溜め込む機能を有しています、先程飛び上がる瞬間に私は脱いだブーツを踏みつけていたんです、そうすれば、波動は維持されますから」

「ハハッ、まだまだ、心さんには敵わないなぁ」

「特訓を始めたばかりの頃に比べれば、十分成長していますよ、捕縛布の扱いもよくなっています、今回は私達の勝ちですが、めげないでくださいね」

「めげないよ、諦める気なんて無いから」

 

うんうん、それでこそ心操君だね!

(空)目覚めているならいい加減変わってくれませんか?心操さんを檻に連れて行く際は心の方が良いでしょう

 

「さぁ檻に連れてくよ!抵抗するなら今だよ〜?」

「抵抗したい所だけど、腕を動かすのも難しいから無理だな」

「ホントかなー?まぁいいか、ホイッと」ヒョイッ

 

心が心操を肩に担ぐ

 

「心さんって筋肉が無さそうなのに力が強いよな、なんでだ?」

「解析が言うには圧縮されてるからだって、触手を抑えて動くために、体がそういう変化したんじゃないかって話」

「・・・心さんって人間なのか?」

「本人を前にして凄い事言うね!?まぁ、生物の中では一応人間の特徴を持ってるから人間だよ、多分」

「一応って、自分自身なのにわからないのか?」

「自分自身だからこそだよ心操君、自分で自分を見ると、どうしても普通に見えるようにフィルターを掛けるし、相手から自分に聞いてもあまり変わらない、だから、多分としか言えないんだよ」

「・・・心さんは難しいことをよく言うな」

「ま、私は私だけどね」

 

さっ、檻に連れて行こう

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