子触ちゃんがギガントマキアを凍らせて、アジトに帰れた私です!
流石に一週間戦い続けるのは死ぬかと思いました、相手がただの軍団だったら蹂躙してたんですけどね
つまりは究極の個は数に勝るということですね
「トガ、体の調子はどうだ」
「大丈夫ですよ弔くん、すっかり元通りです」
「トガちゃんが無事で良かったわ」
「場所もわからないもんだから、助けに行こうにも行けなかったからな」
今はアジトで休んでます
いや、さっき弔くんに答えた通り体調は元通りなので、こうしてじっとせず、なにかしら体を動かしたいんですけど
「あの、仁くん、私もう大丈夫なんですよ?だから、そんなにくっつかなくても」
「いーやダメだ!トガちゃんが何言っても俺はトガちゃんから離れねぇ!」
「・・・荼毘くんどうにかしてください」
「お前がいない一週間、トゥワイスが一番やばかったんだぞ、それぐらい受け入れろ」
・・・確かに、心配をかけさせたのは申し訳ないです、仕方ありません、仁くんが落ち着くまでこの状態でいましょう
「それで、私がギガントマキアと戦ってる間になにか変わったことありました?」
「黒霧はまだ帰ってこない、AFOの残した組織もデカいのは大分潰して情報が無い、つまり特に無いってことだ」
「そうですか」
一時停滞ということでしょうか、まあ随分組織潰しましたし、それだけ活動の成果が出ているということですね
「義爛からの連絡もないから、デカい組織のあてもないしな」
「そういえば、義爛さんから二週間以上連絡がないって珍しくないですか?一週間に一度くらいは組織の大小関係なく連絡が来ていたのに」
「そう言われるとそうねぇ・・・やだ、ちょっと心配になってきたわ」
まぁ義爛さんも情報だとかの商売相手は敵連合だけじゃないはずですし、色々な依頼が重なってこっちに情報を下ろせる時間がないとかありえますが・・・やな予感です
プルルル
「誰の電話だ?」
「私ですね、ちょっと待ってください」
この番号は、義爛さんからですね
ピッ
「もしもし義爛さん、最近連絡ありませんでしたけど何かありました?」
『ああ、連絡が無かったのは私たちのせいだ、彼の事情ではないよ』
トガの目つきが鋭くなる
「・・・ふむ、どこの誰か気になりますが、それ以前に義爛さんはどこです?」
『今、ニュースを確認できるかい?すぐに見てほしい!』
コンプレスがスマホを取り出し、ニュースを流す
死穢八斎會、保須市ターミナル前、雄英高校前、神野区グラウンドゼロ、福岡中心部で人の指と衣類等が発見された・・・どこも敵連合が出た場所ですね、保須市、神野区、福岡はわかります、普通にメディアにさらされてましたし、ですが、死穢八斎會と雄英高校はどちらも表には出ていないはず
『初めまして敵連合!異能解放軍最高指導者「リ・デストロ」だ』
「ヤクザの次は解放軍かよ、レトロブームでも来てんのか」
「異能解放軍・・・最近異能解放戦線という本が売れているそうですが、それと関係ありそうですね」
『ハッハッハ押さえてるね!だが違うよ、流行を作った側だ』
「まぁいいです、こうしてこちらと接触するため、義爛さんの番号で掛けてきたということは、義爛さんは生きてるんでしょう?」
『鋭いね、彼はもちろんここで生きている』
「そして解放する気は無いと、でないとこの行動の意味がわかりません」
『そのとおり、彼は人質だ、君達は結束が固いと聞いている、彼は立派だよ仕事に対する意識が高い、常に警察・ヒーローの目を警戒し、闇に身を潜めてきた、故に同じ闇からの追求には遅れを取った」
「・・・」
『讃えよう顧客リストを完璧に消去したこと、指をそがれても情報どころかうめき声一つ挙げなかった事、無意味な抵抗を讃えよう!我々解放戦士は来る日に向け準備を整えてきた!何代もかけて!』
「前置きはいいです、本件をどうぞ」
「なんか、トガちゃんが怖いんだが」
「それとなく声も怒気がこもってるわね」
『・・・解放の先導者はデストロでなければならない、君達は名を上げ過ぎた、我々の手で潰し解放軍再臨の狼煙とする』
「宣戦布告か、随分と自信があるみたいだな」
『戦おう異能を解放して、これからすぐ!愛知”泥花市”へ来るといい、来れば義爛は解放しよう!そして選ぶといい、私達と戦って潰えるかヒーローに捕まり潰えるか!』ブツッ
「・・・切れたな」
「言いたいだけ言って切ったわねぇ」
「どうするリーダー」
「そうだな、罠の可能性があるが、行くぞ」
「まぁ、それしか情報がないしな」
「どうやって行くんだ?愛知まで距離はあるだろ」
「私、子触ちゃんの血持ってるので、『解析』で泥花市の場所を調べて『空想再現』で『ワープ』を使えますよ」
「よし、それで行こう」
「やっぱり、心ちゃんっておかしくないかしら?」
「考えたって無駄だろ、トガをここに連れて来たときに四肢欠損程度なら勝手に治るって言ってからな」
「そういう個性じゃないはずだよな、あの子」
「ここが泥花市か」
「地方ですね、大きくもなく小さくもなく・・・平凡といったところでしょうか」
「目立つものは中心部辺りの塔ね、あそこを目指せばいいのかしら」
「面倒くせぇな、焼き払おう」
「ダメだ!義爛がいんだぞ!」
「どうやって乗り込むんだ?まさか真正面から堂々と行くわけじゃないよな」
トガが気配を感じ、視線を向ける
「誰か来てます、案内でしょうか」
「襲ってきたら燃やす」ゴォォ
「ストップ!私は案内役を仰せつかった者!」
「誰だこのヒーロー」
「スライディン・ゴーですね、有名ではありません」
「そう私はスライディン・ゴー!解放軍指導者と話したければ、私について来たまえ!」
そういい、先導するスライディン・ゴーの後に続き、連合が泥花市へ足を踏み入れる
「人がいねぇ・・・」
「なんていうか、不気味ね、生活感が無いと言うか」
所々視線を感じますね、それも敵意の籠もった、まだ動く気配はありませんが、明らかにヒーローではない風貌の人も敵意を向けています、予想はしてましたが
「この町全体が、異能解放戦線の支配下にあると見て良さそうですね」
「トガもそう思ったか、俺もだ」
「私の管轄は別だが、今日は特別さ!」
「そのとおり!ここは泥花市、ヒーロー含め人口の九割が潜伏解放戦士の解放区なのであります!」
あの人は、心求党の党首、花畑ですね、政治にまで加わっているなら、ここの情報が公安にきていないのも納得ですね
「遠路はるばるようこそお越し下さいました!本日は記念すべき日、敵連合は主賓、さぁ始めてまいります」
「来ますよ!」
「やっぱ、話だけじゃねぇよな!」
「異能解放軍”再臨祭”!」
連合を囲むように衝撃波や物体が飛来してくる
「結局こうなるか」ゴォッ!
荼毘が炎の壁を作り、飛来する物体を焼き尽くす
「何でもいい!義爛はどこだ!」ドロッ
「ブローカーなら最高指導者と共に彼処でお待ちです!」
中心あたりに見えてたタワーですか、とりあえず泥花市にいる人は潜伏解放戦士、つまりは社会に不安をもたらす要因になる、殺して問題ないですね
「弔くん、指示を」
「ああ、全員タワーへ」
「後、皆殺しでいいです」シャッ!
ナイフが飛び、飛びかかろうとしていた人々の眉間に突き刺さる
「何も言われないと思うので」タッ
BOM!!
「キャッ!?」
地面が爆発し、トガが軽く吹き飛ぶ
「トガちゃん!」
「大丈夫です仁くん、ちょっと地面が爆発しただけなので」
(どういう個性でしょうか、幸い威力は低いみたいなので、服が傷つく以外問題ありませんが)
「連続猟奇殺人事件の犯人、渡我被身子ちゃんね」
「・・・なんですか」
「女子高生がなぜ狂気に至ったか、インタビュー受け」ヒュンッ
「答えはノーです、面倒なので」
ナイフを投げたトガの目は殺気が籠もっていた