汚いガキどもを見つけたので虐待することにした。   作:史上最恐の悪役

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偉大な先輩方の猫虐待コピペを読んで影響されました。
虐待マンがキヴォトスに現れたぞ!!


アリウスに汚いガキどもを見つけたので虐待することにした。
第1話


 

 

 

 

 

 俺の名はサド。

 転生者でありながら、このキヴォトス史上自他共に認める最恐最悪のサディストだ。

 

 俺が向かう場所では女子供関係なく咽び泣き、そして最後には必ず従順な道具になってしまうというとんでもない所業を成し遂げるのが俺である。

 まぁ、今回が初任務だからそんな実績はないんだが、きっとこれからそうなっていく筈だから言っても問題ないだろう。

 

 

 さて、そんな悪魔も恐れるサディストである俺がいる場所はというと、トリニティのカタコンベ内だ。

 おっと、何も初任務が誰かの墓地荒らしだとか、ましてやお墓の掃除なんてちゃちなもんじゃあ断じてねぇ。俺はカタコンベの先にある()()()()()()()に用があんだよ。

 

 俺が受けた任務っていうのが『ベアトリーチェの代わりにアリウス自治区を治める代理になってほしい』というものだ。

 何でも俺の同志であり拾ってくれた恩人でもある黒服が言うには、ベアトリーチェが“色彩”に関して結構グレーな事をしている疑いがあるから、しばらく監視するって話だ。

 まぁ、うん。まだ“色彩”ってヤツも十分に理解してないけど、火がないところに煙は立たないって言うし、とにかくベアトリーチェがなんかやらかしてるんだなってのはよ〜〜く分かった。何やってんだよ、あのババァ。

 

 しかしまぁ、俺にとっては朗報も朗報だったけどな。これでようやく前世からの夢だった嗜虐心を満たすことができる。

 殆ど失われた記憶の中でたった一つだけ光り輝いていた欲求────それが嗜虐心だ。

 それほどまでに熱望し、渇望していた欲求を誰が止められるものか。

 

 しかも、そのアリウス自治区にはガキどもが沢山いるらしいぜ。

 ……あぁ、可哀想に。同情してしまうよ。ベアトリーチェが容疑をかけられただけに、不幸にもキヴォトス史上最恐最悪のサディストである俺を呼び寄せてしまうだなんてなぁ?そんなお前たちに言ってやれることはただ一つ、震えて待て。

 

 

 

 

 

 「クククッ─────ハーッハッハッハ!!俺の時代が来るぞ〜!!」

 

 

 

 

 

 意気揚々と声を上げ、高笑いがカタコンベ内で反響して返ってくる。

 チッ、ウルセェな!誰だよこんな大きな声出した馬鹿野郎は────あっ、俺か。

 

 

 

 

 

◇◆

 

 

 

 

 

 無事にアリウス自治区に辿り着いて一番最初にやったことは、大広場にガキどもを全員集めることだった。

 俺は徐々に集まってくるガキどもを壇場の上から腕を組み眺めているだけだ。

 

 それにしてもまぁ、クククッ……見ろよ、あの顔を。外から来た全く知らねぇ大人が大広場にお前らを集めたっていうのに、何も感じていないし、何も思っていなそうな顔じゃねぇか。

 これを見て確信を得たよ。コイツらはベアトリーチェに甘えに甘やかされてきたせいで大人に対する恐怖心が皆無ってことをなぁ……!!

 

 だけど、そこはベアトリーチェに感謝だな。最初っから屈服した状態だと何の面白味の欠片もねぇ。

 精々今のうちにぬぼーっとしてろ。今夜には咽び泣くような虐待がお前らを待ち構えているんだからなぁ……!

 

 

 「オイ、全員集まったのか?」

 「………はい」

 

 いや、一人だけいたな。こんな間抜け面を晒す連中と違って、警戒心をバリバリに出しているガキが。

 それが目の前にいる藍色の髪を持つガキだ。俺がこの自治区にやってきた時も警戒心バチバチで銃を抜きながら挨拶をかましてきたんだわ。

 本来なら罰則もんだろうが……今回だけは許してやるよ。少し拍子抜けにも程がある平和加減にうんざりしていたところだ。コイツみたいな警戒心ビリビリのヤツもいるって知れて、今ようやく燃えてきたところだぜ。

 まぁ、それはお前たちをどうやって屈服させてやろうかって話なんだけどなぁ……!

 

 

 

 「今日からベアトリーチェの代わりにアリウス自治区を治めることになった、サドってもんだ。よろしくなぁ!!」

 

 

 

 ──────ん?なんか目の奥に輝きが戻ったか?

 ……気のせいか。コイツら俺だろうがベアトリーチェだろうがたいして変わんねぇって思ってるクチだろうからな。

 まぁ、たとえそうだったとしても、次の瞬間には地の底に叩きつけるわけだが。

 

 

 

 「ククッ……先にお前らに言っておくぜぇ。俺が着任したからには、全て俺のルールで動いてもらう!起床も、ご飯も、訓練も、就寝も……生も死もだ!ベアトリーチェのルールじゃねぇ、お前らのルールでもねぇ、俺()ルールだ!分かったな!!」

 

 

 

 ……今度は見えなかったな。やはりさっきのは見間違えただけか。

 つーか、今言われたことのヤバさも理解できていないのかよ。どんだけ甘やかして育ててきたんだ、あのババァは。

 

 まぁ、ちゃんと理解しているヤツもいるみたいだけどな?見ろよ、隣の藍色のガキがスゲェ手と歯を食いしばってやがる。

 クククッ……!素晴らしい!そういう反応が見たかった……!!

 

 

 「そんじゃあ自己紹介も済んだところで、早速お前らに命令する」

 

 

 視線が自然と集まる。そこには無気力のみが集まるばかりで、相変わらず対抗の意志もヤバさを理解するような視線もこれっぽっちもない。

 そんな顔をしていられるのも今のうちだぜぇ?次の瞬間には、そのぬぼー顔が恐怖で歪むからなぁ……!

 

 よし、ここはカッコよくビシッと決めねぇと。何回も練習したから大丈夫な筈だ。

 ……これが俺のサディスト道の第一歩だぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お前ら─────全員お風呂に入れ!!」

 

 

 

 

 「─────────は?」

 

 

 

 

 大広場に集められた全員の表情に初めて変化があった。

 ようやく歪んだか、その端正なお顔がヨォ……!

 

 

 「今、お風呂って……」

 「でも数日に一回だけじゃ……」

 

 あぁ……?なんかコソコソ話しだしたぞ、コイツら。

 はぁ……それにしても、まだ理解していないようだな。

 

 「お前らのルールなんて知ったこっちゃねぇ。俺は汚いモノが近くにあると耐えられない質でなぁ……」

 

 そう言いながら目の前にいるコイツらを見る。

 

 至るところに泥だらけ、髪に艶もなく、服もボロボロ。

 コイツら……さてはさっきまで全員で遊んでいたな?俺がせっせとバカ広いカタコンベを歩いていたときに、コイツらはニコニコ笑いながら泥団子を作って遊んでいやがったんだ。許せるか?いいや、断じて許さねぇ。

 そんな思い出、汚れと一緒に洗い流してやるぜ!!

 

 「えっ……本当にいいの……?」 

 「えっと……」

 「ごちゃごちゃウルセェぞ!!俺がルールだ!俺が法だ!さっさと行きやがれ!!」

 『は、はいっ!!』

 

 俺の怒鳴り声で蛛の子が散るかのように各々お風呂場へと向かっていく。どうせ甘やかされて育ってきたせいで、大人から怒鳴られたことがなかったんだろう?残念だったなぁ……もうそんな生活は送れねぇぜ!

 それにしてもガキどもめ、ようやく俺の恐ろしさを少しは理解したらしい。まるで脱兎の如く逃げ去っていったわ!

 

 「…………」

 「あん?」

 

 壇場の下にいた藍色のガキが俺を不可思議なモノを見るような目をして見てきやがる。

 何だコイツ、そんなに近くにいて命令が聞けなかったのか?

 

 「何だ?俺の命令に不満でもあるのか?」

 「っ、いや、その……」

 

 クックック……コイツめ、まだ俺に反抗の意志があるらしい。

 だが無意味なんだよなぁ……

 

 「ククッ……!お前たちがどれだけ抵抗しようが、大人である俺に敵う道理はねぇ!さっさとお風呂場に行くんだな!」

 「────わかっ、た……」

 

 ようやくガキどもが向かったお風呂場に足を進め始めた藍色のガキを見ながら、やはりコイツは面白そうだと評価を上乗せする。

 反抗的な意志を見せてくるのはムカつくが、それはそれとして面白い。最初からイージーゲーム、もしくは既に壊れていたら何の面白味もねぇからな。

 

 

 あぁ、そうだ。大事なことを聞き逃していた。

 

 

 「オイ、藍色髪のお前」

 「……?私、か?」

 「お前以外に誰がいる」

 

 壇場から降りてズカズカとガキに近づく。

 ククッ……少し肩が震えているのが分かるぜぇ?だが安心しろ、今はお前に何もしない………今は、な?

 

 「お前らが入っているお風呂はよ、いつもどんな入浴剤を入れてんだ?」

  

 ……あん?何で今ので首を傾げんだよ、コイツ。

 

 「……いつもは、その……水で体を洗い流すだけだから、入浴剤とかはよく分からないんだ……です」

 「ほう?水か……」

 

 なかなか変わった嗜好をしてるじゃねぇか、コイツら。

 しかしなるほど……これは虐待に使えそうだ。

 

 「ククッ……オイ、藍色のガキ。俺をお風呂場まで案内しろ」

 「ど、どうして……?」

 

 震えながら尋ねられたら答えるしかねぇよな?

 聞いて慄け、俺の崇高な虐待の全貌を!!

 

 

 「お前らは今日から水で体を洗い流すんじゃねぇ、()()でゆっくりお風呂に浸かってもらうことにしたぜ!!」

 

 

 慣れ親しんでいた水とは今日でおさらばだ。今日からは38〜40度のアッツいお風呂に肩まで浸かってもらおうじゃないか!さぞ体がビックリしてしまうだろうな!!

 あぁ、瞬時にこんな虐待を思いついてしまうとは……溢れ出る俺の才能が末恐ろしいぜ……

 

 「おっと、拒否権はないからな?なんせお前らは今日から俺の道具なんだからヨォ!」

 「っ」

 

 藍色のガキに現実を突きつけてやった。

 クククッ、見給え、あまりの恐怖に顔を引き攣らせておるわ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうしてお風呂場に着いてから、流れ作業のように全てをお湯に変えてラベンダーの匂いがする入浴剤を入れてやった。理由は俺が好きだからだ!

 それにしてもコイツら、お風呂っつたのにシャワーで済まそうとしていやがったから、全員漏れなくだだっ広い大浴場に連れていってお湯にぶち込んでやったわ!もちろん浴場を掃除しといてなぁ?お風呂に入る前に掃除をするのは当たり前だろォ?

 既に何人かスッポンポンだったが、お構いなしに引っ張り出してやったぜ。アイツらの体になんか一ミリも興味ないから見ていないが、ガキどもは意識せざるを得ないだろう。なんせ気になるお年頃だからなぁ?

 こんな小さなところでも虐待してしまう俺は天才か……?

 

 

 

 

 さて、お風呂にぶち込んだし、次の虐待の準備を始めるとするか。

 今日は長い一日になりそうだぜ……!




とんでもない悪役を生み出してしまった……
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