東方冒険禄   作:遠山tsun

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こんばんは!!遠山tsunです!!
ここで謝罪があります!今回は最終回になりませんでした!!ごめんなさい……
それでも、いいというかたはゆっくりしていってね!!


~終わりは続く

肌寒い風が僕に吹き付ける。

目を閉じて、集中しているから余計その事を感じられる。

僕は、桜花妖人(さくらかようと)。この冬幻想郷に迷い混んだ人間だ。

あと二人、僕の友達が僕と一緒にきてるんだけど、その二人は幻想郷の中心、博麗神社に魔法使いの霧雨魔理沙と一緒にいる。

 

……二人とは、少し微妙な雰囲気だけど。

 

そんなことより、僕は意識を集中させる。僕の能力、『変える程度の能力』で生命力を霊力に変えるんだ。

 

まぁ、その能力が原因で、二人と微妙な雰囲気になったのだろうけど。

 

今はこの幻想郷を、 存在そのものをなくそうとする、赤いワンピースに紫色の髪をした謎の女の子と、霊夢が対峙している。

 

さっき、目を閉じる前に見えた光景では、謎の女の子の後ろにある、無数の光の刃が霊夢目掛けて飛んでいき、その刃を紙一重(無駄に避けて無駄な体力を消費するのを避けるためだろう)で躱して、

その間に脇に出現させてる二つの陰陽玉から、お札を絶えず発射して、時折強力な札を手から放つが、

いずれも光の刃に、そして強力な札はまっすぐにしか飛ばないのでちょっとした動きで避ける、まさに弾幕ごっこと呼ぶにふさわしい戦いをしていた。

 

「ふふっ♪ほらほら、こうしてる間にも幻想郷は消えていくわよ?」

「だからこうして邪魔するあんたと戦ってるんでしょうが!!あとその余裕もムカつくわね!!」

 

二人の会話が聞こえる。

謎の女の子はとても余裕綽々としていて、霊夢は焦燥と怒りが含んだ声で叫ぶ。

そう、こうしてる間にも幻想郷はだんだんと消えていってるのだ。それに応じて、戦場も、少しずつ後ろに下がってきている。

森の上で戦っているが、そのうち森を抜けてしまうだろう。

 

こうしちゃいられない!!一刻も早くあの女の子を倒して、幻想郷を救うんだ!!

 

「霊夢!!貯まったよ!!」

「わかったわ!!妖人、スペルカード!!」

「うん!!」

「!?人の子がスペルカード!?」

 

僕が、弾幕ごっこで重要なカード、スペルカードを構える。

スペルカードを僕が使えると知らなかった女の子に、一瞬と呼ぶには大きすぎる隙ができ、刃も止まる。

 

今だ!!

 

「スペルカード!!結界!!『拡散結界』!!」

「なっ!?」

 

カードを構え、スペルカードを発動する。僕が発動したスペルカードはそのなの通り、拡散した結界が相手を取り巻くスペルカードだ。これで女の子の動きが止まる。

霊夢から教えてもらったスペルカードだ!強力だ!!

 

「くっ……!?」

 

初めて女の子の顔に焦りが浮かぶ。

霊夢がスペルカードを持ちながら僕を呼ぶ。

 

「今よ!!一気に決めるわ!!」

「はい!!」

 

霊夢が左手のお祓い棒を横に構え、スペルカードを発動させる。

それと同時に、僕もこれまた霊夢に教えてもらったスペルカードを発動させる。

 

「「霊符!!夢想封印!!」」

 

僕と霊夢の持つスペルカードから虹色の玉が溢れ、合計十六個の虹色の玉が出現し、拡散結界をつたって女の子の周りを夢想封印が回る。

 

「……。」

 

女の子が目を閉じる。てっきり諦めたと思っていたけど、夢想封印がぶつかる直前、口角をあげていたのが見えた。

大爆発のような形で風圧が吹き荒ぶ(ふきすさぶ)。

 

「やった!!……!?どうして!?」

 

笑みを浮かべた霊夢は、すぐに驚愕を浮かべる。忙しそうだ。

霊夢が驚いた理由は簡単。女の子を封印したはずなのに、幻想郷をカーテンのように囲む異変がなくならないからだ。

 

「面白い技を使うのね。貴方達。でも、それだけじゃ、私を封印するには足りないわ。」

「「!?」」

 

何処からか女の子の少し力の入った声が聞こえる。その事に驚く僕達。

女の子が、爆心地の中から現れる。

さっきより、服が煤けて、所々肌が汚れていた。

 

「でも、効いたわ。……だから、本気でいってあげる!!」

 

女の子から、赤、青、緑……色は別々、形も様々だけど、虹色の弾幕が放たれる。

高速に。

 

「くっ……!!」

「うわっと!?」

 

僕らも、何とか避ける。けど、避けきれず、二人とも円形の玉の弾幕にぶつかる。

 

「きゃぁぁあ!!」

「うわぁぁあ!!」

 

縦横無尽に動く弾幕に、僕らは反応しきることが出来なかった。

霊夢は地面に、僕は遠く後ろに吹っ飛んだ。

 

吹っ飛ぶ中、 僕が見た最後の光景は、霊夢に向かってすべての弾幕が飛んでいく所だった。

 

ち……くしょぉ……。

 

僕は、意識は失わずとも、それに近い状態のまま、吹っ飛んでいった。

 

幻想郷崩壊まで、あと二十分――――。

――――――――

「……何が起こってるんだぜ!?」

「さぁ……。でも、綺麗……。」

「あぁ……。」

 

私は、魔理沙からの説明を受け、今は幻想郷がなくなりそうだ、というのは聞いたけど、それでもあの光景に見とれずにはいられなかった。

 

私は、小夜鳴夕美(さよなきゆうみ)。今は、この幻想郷の中心、博麗神社に友達の雨立真人(あまだてまなと)と霧雨魔理沙と一緒にお留守番してる。

最初妖人(おうかとは呼ばないことにした)が霊夢と一緒に異変解決しにいった時はとても嫌念してたけど、魔理沙の話を聞いて、そんな気持ちもどこかに飛んでしまった。

肌寒い風が吹き抜ける。

森が不自然に揺れる。

そして、……妖人が落ちてきた。

 

「ぐわぁぁ!!」

「よ、妖人!?」

「……あ、あちゃぁ、こんな吹っ飛んで来ちゃったか……。こりゃ、分けないぜ……。」

「そ、そんなボロボロに……。」

 

落ちてきた妖人は、これ以上ないくらいに妖人は傷ついていた。

刃に切り刻まれたような切り傷、腹には服が焼けただけだが、多少の火傷のあとがあり、目は虚ろだった。

 

「と、とにかく、また……いか、ないと……。」

 

妖人は、そんな状態になっても戦うとしてる。それなのに……、それなのに!!私達は!!

 

「駄目よ!!そんな傷でいったら!!」

「そうだ!!死ぬぞ!?」

「さすがにその状態じゃ危険だと思うぜ?」

「……なら、この状態じゃなければいいんだね?」

「そ、それはそうだけど……。」

 

少し考えるふりした妖人は、何か覚悟を決めたような声で聞いてきた。

 

「夕美、今までありがとう。たまに見せる女の子らしいところが、可愛かったよ……。真人、今までありがとう。おうか、ってアダ名、何だかんだいって結構気に入ってたんだ♪」

「き、急になに言い出すのよ……。演技の悪いこと言わないでよ……。」

「そうだ、なに言ってんだよ……。それじゃ、まるで……。」

 

妖人はにっこり笑って、ヨロヨロしながら立ち上がった。

 

「た、立っちゃだめって!!」

「待て。」

「!?どうしてですか魔理沙さん!?」

「男が死ぬって決めたなら、それを邪魔するのは野暮って物だぜ。」

「嫌です!!どうしてそんなこと言うんですか!?」

「……そいつの目、みてみろよ……。」

「……!?」

 

魔理沙にそう言われて妖人の目を見ると、もう妖人は異変の方しか見ていなかった。

 

「…っ!……!!」

「……。」

 

私と真人は、自然と涙を流した。

私は、私達は、このかおをした妖人を何度か見たことがある。そして、そのあとは必ずボロボロになって帰ってきた。止めても、聞かなかったから。この目をした妖人は、もう人のゆうことを聞かない。

今回は、死ぬだろう、恐らく。

そんな中、魔理沙は深く帽子をかぶっていた。

私たちを見て、妖人は悲しそうに笑い、

 

「ありがとう、皆。さようなら。」

 

そう言って、前を向いた。

妖人が力むと、妖人は紫色の光をして、異変に向かって飛んでいった。

 

「待って!!いかないで!!いかないで妖人ぉぉお!!」

 

私の悲痛の叫びは、寿色の空に消えていった。

 

幻想郷崩壊まで、あと十分――――。

――――――――

 

 




どうしでしたか?
次こそ最終回です!!
でも、Afterstoryを考えているので、それまでよろしくお願いいたします♪
それでは、本編最終回に~♪
see you last episode!!
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