そして、一応これが最終回としますが、これの続き、つまり続編をこのままここに投稿していきたいと思います♪
なので、そちらもよろしくお願いいたします♪
それでは、第一期最終回、ゆっくりしていってね!!
僕は、桜花妖さくらか ようと)。『変える程度の能力』を持つ、現代人だ。
僕は、今、命を『変えて』、力にしている。今の僕は、正に諸刃の剣状態だ。背水の陣だ。
僕は、幻想郷と呼ばれる不思議な所に飛ばされ、そこで異変に巻き込まれ、その異変を解決しようとする博麗霊夢の手伝いをしていたところ、謎の少女の妨害にあう。
霊夢が森に叩きつけられ、僕は博麗神社まで吹っ飛ばされた。霊夢に少女の出した弾幕が向かっていくのを、尻目にみていた。
なかったからだ。
少女が起こした異変、それは幻想郷そのものを消し去ろうというものだ。
今のところ少女の能力、名前はわからない。わかるのは、赤いワンピースを着て、薄紫色の髪をしているということだけだ。
それと、少女の出した光の刃。あれは無数にあり、霊夢で戦いの最中に何度も切られているくらいだ。あれは能力なのだろうか。
でも、今の僕も恐らく負けてないのではないだろうか。
今の僕の容姿は、全体的に紫色をしていて、服から伸びた、背中に陰陽玉の描かれたマントに、両頬には勾玉が三つずつ縦にならべて描かれている。
腹のところにも勾玉が描かれている。
そして、体の端々から小さい切れ切れとした紫色の火柱が上がっている。
これが命を霊力に『変えた』僕の力だ。
溢れる霊力、削られていく命。
そして、僕はまだちからを一つだけ残している。あれはやると分刻みに命が削られるので、今よりさらに死ぬ早さが早くなるだろう。
「死にたく……ないなぁ……。」
かっこつけて博麗神社を飛び出し、異変に向かって幻想郷の森を飛んでいるのに、死を意識したとたん、涙も溢れてきて、僕は涙声で呟いた。
「でも、かっこつけたんだ。幻想郷を、霊夢と守るんだ。」
覚悟を決め、僕は飛ぶスピードを早めた。
――――――
異変がもう目前にみえはじめたとき、怒号が聞こえた。
「遅いわよ!!妖人!!」
「霊夢!!無事だったんだね!?」
「当たり前よ!!……ちょっと苦しいけどね。」
霊夢は結界を張っていた。
霊夢の横に並ぶ。
謎の少女の目は、怒りが灯り、霊夢に集中放火していた。どうやら相当ご立腹で 、霊夢以外目にはいってないようだ。
……覚悟決めて早くも覚悟が空回りしそうだ。
「それより妖人!!あんたその姿は何!?」
「あぁ、 これは……命を『変えて』手に入れた力さ。」
「!?あんた死ぬ気!?」
「そんなこと言ってられないさ。」
「……ふぅん?何やら覚悟を決めたって感じね。……ま、いいわ。早く倒せばいいだけの話だわ!さ、見にきただけじゃないでしょ?」
「……うん!うぉぉお!!」
勘の鋭い霊夢は、僕の覚悟を尊重してくれ、戦いへの参加を促す。そのことに感謝しながら、僕は光の刃を飛ばしながらも、多彩な、そして多様な弾幕をはなつ少女目掛けてフルスピードで飛び出した。
「!?」
少女は、ようやく気付いたのか、しまったと言う顔をした。
ここだ!!
狙いを定めて技を放つ。
「命符!!『明桜霊玉』!!」
命符『明桜霊玉』は、僕が来る途中に考えた、霊力を手に集中させて、中が激しく渦巻いている、霊力がこもった玉だ。威力はためた時間に比例するが、この状態なら一瞬で通常の倍はこめられる。
少女の腹に直撃し、そしてそこを中心に玉が爆発して少女を後ろに吹き飛ばした。
「きゃぁぁあ!!」
「いっけぇ!!」
僕が後ろに吹き飛ばした理由は、少女の後ろにある異変に少女をぶつけて、異変で消してしまおうというなんともまぁ惨たらしい理由である。
……いのちをだいじに、って作戦知ってるかい?
少女が回転しながら、カーテン状の異変にぶつかる、というところで、異常が起きた。
「「!?」」
カーテン状の異変が少女に合わせて後ろに下がったのだ!!さらに、消えたはずの幻想郷がまた現れたのだ!
僕と霊夢の顔に悪意の滲み出る。
「これは………!!」
「これで合法的にボコれる……!!」
どちらが悪役かわからない君、正常だ。
と、楽天的になってしまった僕らはすぐに過ちに気付いた。気付かされた。
「あなたたち……私を気絶させるか、倒すかしない限り永遠に異変が続くこと忘れてない?」
「「……そーうーでーしーたー!!」」
「アホだな」
ね?
「はぁ……。何だか馬鹿馬鹿しくなったわ……。」
と言って少女が指をパチンとならすと、カーテン状の異変が消えて、元の幻想郷が帰ってきた。空は寿色だし、時間は隔離されたままみたいだけど。
「へ!?な、なんで!?」
「まだ異変をやめた訳ではないわよ?……賭けをしましょう?」
「賭け?」
「これから私と……君が一対一をするの。あとは……わかるわよね?」
「まぁ、なんとなく。」
「ふふっ♪……あなたもそれでいいわね?」
「めんどくさいのが減るからいいわ♪」
「 the 無責任ですな。」
「ほらほら、頑張ってらっしゃい♪」
こうして、死ぬかどうかの瀬戸際の……って、あれ?
「命が……削られていない?」
「ん?あの命を変えたってやつ?」
「うん、削られていないんだ……なんで?」
「あら、それについては私が消したわよ?……お兄ちゃん?」
「!?削るという事実を消したってこと!?そして……お、お兄ちゃん!?」
「……あらま。」
重大事実。僕は死なないらしい。ものっそい恥ずかしい!!かっこつけただけに余計に!!
そして、僕らが倒そうとしていた敵は、僕の妹?だった。
――――――
「……成る程、お前が異変を起こしたのは、突然紫さんにこっちに連れてこられて、『消す程度の能力』を勝手に与えられて、さらに僕がここにいることも知らされて、悩んだ結果ここを異変を起こして消そうとした、と。」
「うん。」
「そして、僕と出会ったけど、気付かないから大人びた口調をしていた。そして、僕が死のうとしていてるのがわかって、僕の命符を食らった時に、かんせつ的に触れていた僕の死を 消したと。」
「うんうん♪」
「で、私達を攻撃していたあの刃は闇を『消す』ということで、あの弾幕は敵を『消す』ということで出せていた、と。」
「うんうんうん♪」
「理由は意外に馬鹿馬鹿しいのに、言葉遊びは頭いい。……馬鹿なのか、良頭なのか…わからないわ……。」
「馬鹿と天才は隣合わせ♪」
「なんでさっきからあんたは上機嫌なのよ!!」
僕と霊夢は、僕の妹(実家にいて、なかなかこちらに情報がこなかったから知らなかった。)から説明を受けていた。
名前は……桜花由夢(さくらか ゆめ)。14才だ。
改めて説明すると、彼女は『消す程度の能力』持ち主で、実家にいたところを突然紫さんに連れてこられて、勝手に能力を与えられて、勝手にこっちに連れてこられて、イライラしているところに、また紫さんが僕がここにいる、と言われて、少し逡巡した結果、ここを消そうという極論に至った。
そして、異変を起こしている最中に、僕と霊夢に出会い、(実家にいたから知らなかったのに)自分に気付かないから、最後まで大人びた口調で話していた、というわけだ。
そして、時間を隔離したのは、時間が存在している、ということを一時的に『消す』ことで止めたようにしていた、というわけだ。
そして、何故か今から幻想郷の未来を賭けた最終決戦が始まろうとしていた。妹いわく、「ここまでやったのに何もしないのはつまらない」だそうだ。
……どんだけ自分勝手な妹なのだろうか。
まぁ、取り敢えず、目の前で鼻唄まじりに自分の重力を『消す』ことで浮いてフワフワして
いる妹を負かして、幻想郷の安全を止めないと。……史上最大の兄弟喧嘩だよね、これ。
ちなみに上機嫌なのは、初めてちゃんと話したからだそうだ。兄みょういにつきる。
「さ、行くよ!お兄ちゃん!!」
「お、おう!!」
僕と妹の史上最大の兄弟喧嘩が始まった。
「うぉぉうらぁぁ!!」
「!?」
先制攻撃は僕だった。さすがに幻想郷がかかっているので、いきなり例の本気を出すことにした。
僕を中心に、透明だけど、濃い紫色の狐の顔が出現した。そして、そこから首、胴体、腕、足、……そして、九本の尻尾。
力が溢れるほどあるとは思ってたけど、まさかこんな形になるとは思ってなかった。
「れ、霊狐(れいこ)!?」
「霊狐?」
霊狐とゆうらしいやつ(大きさは僕の……高さ、十五倍。長さ、尻尾までいれると、二十倍以上の大きさ、狐の体を型どっているから体はとてもスマート)の眉間にいる僕が、霊狐の足元にいる霊夢の叫び声に疑問符を出した。
「幻想郷に伝わる古くからの言い伝えでね、遥か昔に大量の霊力を持った青年が、尻尾が九本ある大きな狐の眉間にいて、大きな敵から幻想郷を守っていた、というものがあるの。あれいらい、一度も出した人はいないと聞いてたけど、まさかこんな時に本物を見るとは……。」
「そ、そんな凄いものなんだ……。これ……。」
「当たり前よ!!……ま、でも出したあとは大体半日くらいずっと眠り続けてしまうらしいけど 。」
「……ますますここで由夢を倒さなくちゃ。」
「……ま、負けないもん!消せなかったからって、負けないもん!!」
「あ、消そうとしたんだ。」
「う、……が、頑張るぞぉ!!」
由夢は胸の前で両拳を握って、後ろからたくさんの弾幕と光の刃をだしてきた。
でも、効かないぞ!!
「はぁ!!」
霊狐の口から円形がたの衝撃波を飛ばし、近くにある弾幕をすべて吹き飛ばす。
やっべぇ!今おれつぇぇ状態だ!!今ならいける!!
妹よ!!新キャラだからって甘やかさん(ゲフンゲフン)妹だからって甘やかさんぞ!!
「チート過ぎるよお兄ちゃん!!」
「うるさい!!来ないならこちらから行くぞ!!」
「そんなぁ!!……いいもん!!こっちだって行くよ!!」
空を駆け、尻尾を使って弾幕を払いながら、小さな妹に近づく僕。
そして、霊狐と同じくらいの大きさの弾幕を纏って僕に向かう妹。……この発想はなかった。
僕の霊狐の拳と、大きな妹の拳がぶつかり合う。その衝撃で幻想郷の森が僕たちを中心に外倒しに靡く(なびく)。
中々の強さだ……!!
「やるなぁ、由夢!!」
「お兄ちゃんこそ!!」
「二人とも~!!頑張れ~!!」
いつのまにか遠くに移動していた霊夢が僕たちを応援する。口元に手を当てて、声を張り上げるしぐさに、何故かトキッとした。あんまり応援されたことないからだろうか。
二人が衝撃を受けて後ろにのけぞる。体勢を立て直した僕は、十三本の尻尾を妹に向ける。
グオォッと迫る十三本の尻尾に臆することなく、大きな妹は手や足で大きく凪ぎ払う。
今度は妹が蹴りをこちらに放ってきた。これを、また尻尾を使って足の直撃部分を守る。
正に一進一退の戦いだ。これは燃えてきた!!
「なぁ、 由夢!!」
「なぁに!?」
「次に出す技で、勝敗を決めよう!!渾身の一撃で!!」
「!!いいね、面白いよお兄ちゃん!!……それじゃ、せぇので行くよ!?」
「おぅけぃ!!」
二人とも大きい分、結構離れているのでついつい大声になる。あまり長引かせると、この状態がもたない気がするので、一世一代の大博打に出ることにした。
お互い渾身の一撃の準備に入る。僕は全尻尾の先を口元に向けて、霊狐の口を開けて、霊力+封印の超巨大玉を作りに入る。周り+自分の霊力を口元に集め始める。黄色の玉が段々と大きくなる。
一方妹は、例のカ○ハ○ハ大王みたいな名前の技を出すつもりか、腰を低く構え、両手を引き絞る。両手の間に弾幕が集まり、緑色の玉が段々と大きくなる。
「「!!」」
お互いの技が完成する。
「「せぇの!!」」
「霊封玉ぁぁ!!」
「カ○ハ○波ぁぁ!!」
お互いの渾身の一撃が二人の狭間でぶつかる。こちらの威力も相当だが、相手も同じくらいの威力のようだ。
「「はぁぁぁあ……!!」」
さらに力が加わる。
「「はぁぁぁあ!!」」
今度はさらに衝撃が大きくなる。思わずのけぞりそうになるけど、まだだ! 兄弟、いや、兄妹喧嘩は兄が勝たねば顔がない!!
「う、……うぉ、うぉぉお!!」
「くっ……、うぅ……!!」
霊封玉が推していく。今だ!!
「これで、終わりだぁぁあ!!」
「っ……!!……あぁ!!」
霊封玉がついに妹にぶつかる。そして、大きく封爆がおきて、収まると同時に、 僕の意識は深い海の底に沈んでいった。
――――――――
「っハァ!?」
ガバッと布団から跳ね起きる。そして、すぐに縁側が見えた。空は……青かった。
「僕は……勝ったのかな……。」
「そうだよ、お兄ちゃん。」
「!……由夢。」
「おはよう、お兄ちゃん♪」
妹が髪をはらりと垂らしながら、はにかんでくる。僕もはにかんで返す。
「弾幕がなかったら封印されてたよ?あれ。」
「あ、あはは。すまんすまうわぁ!?」
僕は何か後ろからの衝撃に体を大きく揺さぶられる。
後ろから安堵した声が聞こえる。
「よかった……!!妖人、本当によかった……!!」
「あ、夕美……。あ、はは。カッコ悪いなぁ。カッコつけた割にはのこのこ気絶して帰ってくるなんて……。」
本当、カッコ悪いな……。うぅ……。
「あいて!?」
「ったく、心配させやがって……。カーテンみたいなのがなくなったと思ったら何か第一次大怪獣対戦が始まるし……。面白そうだったぞこんちくしょう!!」
「変わらないなぁ、真人は♪」
「人間そうそう変わらねぇ!!」
今度はどぎつい一発をもらった。真人は心配してても、史上最大の兄妹喧嘩を見て楽しんでいたようだ。ま、それが真人だよな。
「あら、みんな勢揃いみたいね、騒がしくなるわ~……。」
「まぁいいじゃないか♪賑やかなのは好きだぜ♪」
ここは博麗神社のようだ。霊夢と魔理沙が奥から出てくる。
「あなたが魔理沙さんですか?どうも、桜花妖人の妹、由夢です。」
「お、どうも。霧雨魔理沙だぜ♪」
妹と魔理沙が自己紹介をする。お見合いか。
「さて、半日寝てた妖人も起きたことだし、幻想郷についておさらいがてら、ゲームでもしましょうか♪。」
「おぉ、いいねぇ!!」
「「「「異議なぁし!!!!」」」」
僕達が、いつ向こうに帰れるか、それともいつ向こうへ帰るのかわからない。
だけど、今はこの状況を楽しもう♪とても楽しい、そして、手に入れた力で、守っていこう。
そして、いつかは、真人達にも……。
「おーい妖人!!」
「妖人ぉ!!」
「妖人♪」
「妖人~」
「お兄ちゃん♪」
皆が僕を呼ぶ。僕はハイハイ歩きで皆の輪に入っていった。
これからも、冒険を楽しんでいこう。たくさんの、冒険をしていこう。
……皆と、共に。
――――see you next series!!――――
どうでしたか?今回はナルト要素が多かったですね、ごめんなさい。
最終回どうでしたか?今回は一応最終回にしましたが、冒頭でも言った通り続編を鋭意制作中なので安心して下さい!!
それでは、これを読んで下さった皆さんに最高の感謝を。これまで読んで下さった皆さんに同じく最高の感謝を。そして、これからも読んでくれるはずの皆さんに最高の感謝を込めて、
SEE YOU Next series!!