東方冒険禄   作:遠山tsun

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どうもこんばんは!!遠山tsunです!!
今回からブラック・ブレット編です!!
なので、ついにクロスオーバーとなりますが、それでもいいという方はゆっくりしていってね!



ブラック・ブレット―なかなかチートな主人公―
~新章・ブラック・ブレット編~


ある日のある世界のこと、僕は友達と妹と神社にいた。

神社の主の巫女さん、巫女さんの友達の魔法使いさんも一緒に。

神社の縁側で物思いにふけっていた僕を、皆が呼んだ。それぞれの表情をして。

裸足で立ち上がり、裸足で畳を歩いて、皆の輪の中に入る、はずだった。

突然、女の子の声がした。少し、大人びた声が。

 

「今、日本が危ないの。幻想郷を一歩出れば、そこは地獄。……そんな日本を、救ってほしい。突然なのはごめんなさい。だけど、時間がないのです。あなたの力が、今すぐ必要なのです。」

「「!?」」

 

僕と巫女さんが、霊夢が反応する。それに皆が怪訝そうな顔をした。

 

皆には聞こえていないのか……?

 

「妖人、聞こえた?」

「うん、霊夢も?」

「じゃなきゃこんなこと聞かないわ。」

 

僕、桜花妖人(さくらかようと)と博麗霊夢(はくれいれいむ)にしか聞こえてないみたいだ。

 

「二人しか、連れていけないから、あなたたちにしか伝えられないのです……。あなたたちなら、きっと日本を救える。……力を、守るために使ってください。」

「あんたは……?」

「今はお伝えすることが出来ないのです。でも、いつかきっと会える。だから、おねがいします。勝手なのは重々承知です。それでも、こうするしかないのです……。」

「日本を……救う?どういうこと?」

「あちらに行けば分かります。……あちらとこちらの時が離れすぎている。その原因は、あちらを救うことで分かるはずです。……それでは、ご武運を。」

「え!?ちょっと待っ……。」

 

霊夢と僕は、何も分からぬまま、幻想郷から姿を消した。

後には、そよ風だけが残っていた……。

―――――

「「……。」」

 

気が付けば、薄暗い森の中に僕はいた。

見回しても枯れ木だらけだ。……どこか硝煙の匂いと、腐卵臭の匂いがする。

空を見上げる。空は、紅い。夕暮れ時のようだ。

 

ここがどこか心配だし、何が起きるか分からないから、少し怖いけど、あの女の子の声が言っていたことを整理しよう。

 

あの女の子は、日本が危ないと言っていた。なら、ここは日本ということだろうか。どう見ても、僕の知っている日本ではない。

 

そこで、また女の子が言っていた、日本と幻想郷の時間が離れすぎている、ということだ。

……僕の知る限りではこんな木だけが枯れている、薄暗い時代は今まで聞いたことがない。

つまり、ここは未来、ということか。

……異世界の次は、日本の異常未来か。退屈しないな、ここ最近の僕の日常は。

 

ま、そんなことより、今考えられる限りでは、ここは日本で、それも未来、ただの未来ではなく、そうだな……。十年くらい先の未来ということか。

 

と、ここで僕はあることに気付く。

 

「霊夢はどこ行ったんだろう……?」

 

霊夢が見当たらない。

 

ただでさえこんな暗いのに……。そう簡単には見つからないかもしれない。バラバラに飛ばされたみたいだし、困ったなぁ……。

 

後ろでパキッと木の枝の折れる音がした。……恐る恐る振り替える。

そこには、

……ワニと言われても納得しかけるような、化け物がいた。納得しかける、なのは、普通のワニと違って、一回りも二回りも大きく、足が五本ずつ左右についており、なにより幾つもある目が赤く、赤く光っていることだ。

 

「う、うわぁあ!?」

「ヴボロロロロォ!!」

 

後退りをして、叫んだ僕に呼応するように、化け物がこちらに突進してきた。

 

やられる!!そう覚悟して、反射的に両腕を交差して、目を思いきり瞑り、その瞬間を待った。

 

だけど、その瞬間はこなかった。僕の体が急に紫色に光りだし、僕が着ている服と肌全部が紫色の不思議な光を帯び、襟と背中に陰陽玉が浮かび上がった。

そして、背中から伸びた大きな霊力の手が、ワニの化け物の巨体を受け止めていた。

 

「あ……。そ、そうだった。あの女の子も言ってたじゃないか。僕と霊夢の力が必要だって。霊夢はともかく、僕はただの一般人なのにと思って、忘れてたけど、僕にはこの力が、《霊狐》があるじゃないか……。」

 

危機的状況にあるにも関わらず、僕は自負の念にかられた。

 

僕は、桜花妖人は、一度死を覚悟して、命と引き換えに《変える程度の能力》で大量の霊力を生み出し、妹が怒って起こした《異変》を霊夢と止めようとしたんだ(これから、僕と霊夢が選ばれたのかもしれない)。

 

結局、僕は妹の能力、《消す程度の能力》で命を引き換えにする必要もなくなって、死なず、僕は《霊狐》を出して、巨大化みたいになった妹を倒し、異変を解決したのだった。

 

……あのときとは少し力が弱い気もするけど、気のせいだろう。……姿が違うから気のせいじゃないのかな。あぁもう、頭がこんがらがってるけど、とにかく、目の前のこいつを何とかしよう。

 

僕は、足で地面をしっかりと踏みしめ、拳を両脇に引いて、背中から伸びる巨大な霊手の操作に集中することにした。

ワニの化け物は、森を破壊しながら何度も踏み込み、僕を殺そうとするが、集中している僕の霊手の前には、無力に等しかった。

 

「そぉおい!!」

 

地面を大幅に擦りながらも、何とか目の前のワニの化け物を投げ飛ばした。出来る限り遠く。

 

「今だ!!」

 

僕は逃げるついでに、霊夢を探すために薄暗い森の中を駆け出した。

 

果たして、僕は夜が来て今より視界が悪くなる前に、霊夢を見つけることが出来るだろうか。

 

霊狐の力を使い、体力が削られていながらも、そんな弱音を心の中で呟いた僕だった。

―――――




どうでしたか?

日本に戻った(?)妖人は、日本の荒れ果てた姿に動揺しながらも、何とか現状を理解しようとする。そして、霊夢がいないことに気付くが、そこで謎の化け物に出会う。妖人は霊狐を使い、何とか退ける。
そして、削られている体力の中、霊夢を探すために薄暗い森の中を駆け出した、といった感じの話にしました。

妖人、チートですな……。でも、ちゃんと代償をつけるのでご安心を。

それでは、果たして妖人は霊夢を見つけ出すことが出来るのか!?今日本はどうなっているのか!?

それが気になる方は、次回を気長に待っててね!!
ではでは、のし~。
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