星南「あー、あー」   作:羊の脚

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この話とは関係ありませんが信号機ガチャで天井キメて手毬と咲季を手に入れてもうお金はらわね〜よ〜と3年生組で一回突っ込んだら一発で星南が出てきて感動しすぎてじゃあ広もいけんべと片足入れたら天井に頭突っ込んでました。もう一回星南が来ました。こんなお金の使い方はしたくないと思いながら書いた話です。


星南「…」

星南「…」

 

p「集中されてますね、星南さん」

 

星南「あら、ごめんなさい。何かあった?」

 

p「いえ。熱心に何をご覧になられているのかと気になりまして」

 

星南「先日のあの子達のライブをね…会心の出来だったわ。フフ」

 

p「…」

 

星南「…なに?」

 

p「その映像…もう10回以上は観返してませんか?」

 

星南「…そのくらい、観返すでしょう。自分のプロデュースしている子たちなのだから」

 

p「ただのファンみたいなキラキラした目でしたが」

 

星南「ファンでもあるのよ、いいでしょう、別に!」

 

 

p「ご自身のアイドル活動に障りが出ない程度であれば、ご自由にでいいのですが」

 

星南「ふふ、愚問ね。逆に訊くけれど、トップアイドルであるこの私がそれをおろそかにすると思う?」

 

p「…」

 

星南「…え?どうして黙り込むの」

 

p「最近の星南さんの悩み事の大半が彼女たちのプロデュース方針についてのような気がしていて…」

 

星南「そ、そうかしら…?」

 

p「いえ、もちろん、あなたのアイドル意識を疑うわけではありませんが。随分と…ハマっているようだな、と」

 

星南「…あら。なんだか…含みのある、言い方じゃない?」

 

p「そう聞こえますか?」

 

星南「もしかして…プロデューサーの真似事に熱を入れて、とでも言いたいのかしらね?」

 

p「そうではないことくらいわかるでしょうに」

 

星南「くっ…その生暖かい目をやめて頂戴…!」

 

 

p「最近の星南さんからは…そうですね。例えるなら、娘の運動会にバズーカみたいなカメラを購入しているみたいな熱量を」

 

星南「ちょっと!私が親ばかだとでも言いたいの!?」

 

p「担当のグッズで溢れているここの現状を鑑みれば妥当かと」

 

星南「プロデューサーなのだからいいでしょう!?」

 

p「免罪符ではありませんよ、それは」

 

 

星南「こ、このライブの時は本当に苦労して、前日までなかなか仕上がらなかったところに、ヤキモキしていて…!でも本番では完璧にパフォーマンスをこなしてくれて…!」

 

p「訊いていませんが」

 

星南「くっ…!」

 

p「…担当アイドルに言うことではないかもしれませんが…星南さんは将来、子煩悩になりそうですね」

 

星南「知らないわよ…そんな先のこと…」

 

p「藤田さんのときのように空回りしないといいのですが」

 

星南「やめてよ!!今はもう仲良しなんだから!!!!」

 

p「そうですね、口が過ぎました。やめます。作業に戻りましょう」

 

星南「…」

 

p「…」

 

 

星南「…」

 

p「…」

 

星南「…あなたは…アレね」

 

p「…アレとは?」

 

星南「子どもに懐かれないタイプの父親になりそう」

 

p「おや、そうですか?」

 

星南「ふん。感情がわかりにくいもの。愛されているか、子どもが不安になるわ」

 

p「…なるほど」

 

星南「…あくまで、一般論なのだけれど」

 

p「…そう言えば、俺と十王社長が似ていると仰っていたことがありましたね」

 

星南「だから、一般論よ。私とは関係ないわ」

 

p「そうですか。何にしても、肝に銘じておきますよ」

 

星南「……………あては、あるの?」

 

p「まだ学生ですし」

 

星南「…まあ、そうね」

 

p「…」

 

星南「…」

 

 

p「…どうも」

 

星南「なに?」

 

p「近頃は、あなたに話さなくてもいいことまで、話してしまいます」

 

星南「…あら。どうして?」

 

p「共感することが増えたからでしょうかね」

 

星南「ふうん?」

 

p「担当のことが可愛くて、しょうがなくなる気持ちはわかるつもりですよ」

 

星南「……………はっ?」

 

p「節度は必要でしょうが…俺達は結局、そういう生き物ですし…」

 

星南「……………」

 

p「愛情深い星南さんなら、いいプロデューサーになるのだろうな、と」

 

星南「……………それは、どうも」

 

p「…優秀な同僚に、担当のシャツを下に着込んでいて、担当アイドルの前でいきなり脱いで披露した人がいるくらいですから」

 

星南「…それは…そこに至る経緯が謎じゃない?」

 

p「クッ、ハハ」

 

星南「……………」

 

p「たしかに…それは謎ですね。どうしてそうなったんだろう…」

 

星南「…」

 

p「後で訊いておきますよ」

 

星南「…ええ…おねがい」

 

星南「…」

 

 

星南「…」

 

星南「…」

 

星南「ずるいわよ」

 

p「はい?何がですか?」

 

星南「…」

 

星南「…普段、落ち着いていて、何でもお見通しみたいな態度で」

 

p「俺が星南さんみたいにはしゃいでいるのは許されないですよ」

 

星南「いちいち刺してこないで頂戴!?」

 

星南「…」

 

星南「……………たまに…あなたが感情を出しているのを見ると…スカッと、する、のよね…」

 

p「そうですか」

 

星南「ん…」

 

p「…」

 

星南「…」

 

p「…」

 

p「星南さんが笑ってくれるならそれでいいです」

 

星南「……………」

 

 

星南「…」

 

p「…?」

 

星南「…」

 

p「なんですか?」

 

星南「……………」

 

p「…ふくれっ面、珍しいですね」

 

星南「…」

 

p「そういう表情も、やはり可愛いですよ」

 

星南「だから!そういうの反応にっ、困るのよ!」

 

p「やめてください、手は出さないでください」

 

 

p「腕を引っ込めて、危ないので。落ち着いてください」

 

星南「……………さっきは…他人事みたいに、言っていたけれど」

 

p「はい?」

 

星南「あなたも、着るの?」

 

p「…何をですか?」

 

星南「デカデカと私の顔が写ったシャツ」

 

p「…あの、近いです」

 

星南「私はあの子達のを部屋着にしてるしライブにも着てるわ。あなたはどうなの?」

 

p「それは…」

 

p「…」

 

p「…まあ、一応…プロデューサーとしては」

 

星南「ああでもプロデューサーであることは、免罪符にならないのよね?」

 

p「……………」

 

星南「私のことが大好きだから着てくれているのね」

 

p「…っ、近い、近い」

 

星南「いつもありがとう、プロデューサー」

 

p「…なんですか、これ…?」

 

星南「ふふん」

 

p「…そろそろ解放していただけませんか」

 

 

星南「むりやり振りほどけばいいのに」

 

星南「…」

 

星南「ふふっ…ごめんなさい」

 

p「いえ…楽しそうで何よりです…」

 

星南「あはは」

 

p「…気分転換になったのならいいですよ。ええ」

 

p「…」

 

 

p「…もうそろそろ、失礼します」

 

星南「はしゃぎすぎちゃったかしら?」

 

p「いえ、普通に出る時間なので」

 

星南「…あら、もうこんな時間」

 

p「やることは片付きましたし」

 

星南「さすがね。私はまだまだ仕事が…」

 

p「ライブの映像を観ていなければ…」

 

星南「いろいろチェックしたいところがあったのよ…」

 

 

p「手伝いましょうか?」

 

星南「そこまで甘えていられないわ。このくらい私がやらないと、でしょう?」

 

p「そうですか。でも程々に切り上げてくださいね」

 

星南「ありがとう。本分には支障がでないようにするから、心配しないで頂戴」

 

p「信頼していますよ」

 

 

星南「私も、あなたのようにテキパキと仕事を片付けられればいいのにね」

 

p「十分手際はいいですし…プロデューサーとして既に優秀ですよ、あなたは」

 

星南「そうかしら?」

 

p「俺も時々学ばせてもらうことがある」

 

星南「……………それ、本当?」

 

p「ええ」

 

星南「…ふーん。そぉ。へえ」

 

p「また明日、星南後輩」

 

星南「…ええ。また明日、先輩」

 

星南「…」

 

 

星南「…」

 

星南「…」

 

星南「…」

 

星南「ふふっ」

 

星南「〜♪」

 

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