蜀、成都にて
臣下「劉備様、急報でございます」
蜀の君主である劉備は関羽が荊州を失ったこと、呉が関羽を裏切り江陵を奪取したこと、孟達と劉封が援軍を断ったこと、臨沮で関羽がたった100兵で呉軍を撃退したことを聞いた。
劉備「なんと……弟がそんな死地に追い込まれていたのか!」
劉備「しかし、劉封と孟達は何をしている!関羽が死地に追い込まれているというのに援軍を断るとは……すぐさまあやつらを呼べ!」
臣下「は、はい!」
劉備「そして、趙雲、馬超などの将軍と約3万の兵を援軍として臨沮に送れ!すぐさまにだ!」
臣下「は、はい!」
呉、江陵にて
呂蒙「朱然殿よ!どういう事だ!」
朱然「仕方がなかったのだ!関平を捕まえてからというものも関羽がまさに鬼神のように武器を振り回し、それに怖気付いた兵どもが逃げてしまい…」
呂蒙は聞いているうちに怒りが込み上げてきた。
呂蒙「もういい!朱然、貴様は江陵の守りでもしておけ!」
その声を聞いていた陸遜が言った。
陸遜「呂蒙殿、お気持ちはよく分かります。あと一歩というところで関羽を逃がしてしまったのはとても惜しいことでしょう。ですが、朱然殿は悪くありません。朱然殿はしっかりとした統率が出来ていなかった故、このような事が起きてしまったという訳ではありません。朱然殿は統率をしっかりとれていました。関羽という強大なる存在が自然と軍を乱してしまったのでございます。なので、何故ご容赦ください。」
呂蒙はその言葉に気付かされた。
呂蒙「言われればそうかもしれぬ…我らは関羽を畏怖していたからこそ、憎むべき魏と組み関羽を包囲した…貴公の言葉がなければ気づけなかった。」
呂蒙は言葉を続ける。
呂蒙「朱然、先程は申し訳なかった。では、朱然殿は対関羽用に兵士達を訓練させ備えよ。我は魏からの攻撃に備えよう。」
朱然「我も関羽が討てなかったこと、悔しく思う。だが、次こそは関羽の首を獲ってみせよう!」
こうして、呂蒙と朱然は和解した。
魏、許昌にて。
魏の君主である曹操は驚いていた
曹操「なに!?関羽が生き残っただと?一体どう言うことだ!」
臣下「どうやら、関羽を追撃していた呉兵どもが関羽に怖気付き逃げ出したようです!」
曹操「あのヘタレ共が……ええい!こうなれば、江陵を攻撃しろ!呉から江陵を取り、我らが関羽を攻撃するのだ!」
臣下「し、しかしここで呉を敵に回すなど…」
曹操「そんなことはどうでもいい!一早く江陵を攻略し、関羽を討つのだ!」
臣下「は、ははっ!」
臨沮にて。
関羽は呉が支配している荊州を攻略する策を立てていた…………