アビリティ・バース   作:NeetStudent

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主な登場人物

桜庭 睦月・・・身長170cm、体重63kgの16歳男性。これといった特徴は無く、成績「普通」、運動「普通」、顔「普通」の全てが普通の高校1年生。そんな彼には気になる人がいる。その人は成績優秀、運動もできるカワイコちゃん……おっと、ここで話すことではないだろう。好きな食べ物は母の作った豚汁。
白石 麻琴・・・身長154cm、体重45kgの16歳女性。運動もでき、ある一つの教科以外は勉強もできるパーフェクト美人。睦月とは幼稚園から一緒。そんな彼女が一番苦手な教科は「化学」。化学だけは毎度赤点を取っているが、他は90点以上であるのでそんなことは些細な問題である。……多分。
五条 隆景・・・身長168cm、体重61kgの16歳男性。睦月の親友で、席が隣なことも相まって休み時間は永遠に話し続ける。麻琴がそれをニヤニヤしながら眺め、正一郎がたまに話に入る光景は1年4組の名物。そこそこイケメンであるため、バレンタインの日はチョコを良く貰う。ちょっと頭が悪い。
長岡 正一郎・・・身長173cm、体重70kgの32歳男性。1年4組の担任。英語を担当。毎回面白い授業と褒めて伸ばす教育方針で生徒・教師から信頼は絶大。……そんな彼の裏の顔は、とてつもなく服のセンスが悪い人。シャツとズボンの色が必ず補色関係であることはもちろんのこと、ひどい時には意味不明な文字がプリントされたシャツを着て教室に入ってくる。
クロノ・スターライツ・・・身長196cm、体重79kgの謎の男。突然全世界のテレビを乗っ取り、「アビリティ・バース」の開催を宣言する。「アビリティ・バース」の「ラスボス」。


プロローグ 謎の男クロノ・スターライツ!始まってしまった物語

???「よせェッ!!■■■!!それ以上戦ったら死んじまうぞ!!」

こ……は……

な…だ?…の…めは?

???「やめろぉッ!!!俺はこれ以上何も…!!」

……ろ

???「やめろぉ…っ…!!」

 

睦月「やめろォォォォーーーーーーーッッッ」ガタッ

周囲の学生「!?!?」

 

あ…あれ???

長岡「What's up Mutsuki? Did you see nightmare?」

夢……だったのか?

 

睦月「い…いぇす!あいむそーそーりー!!」

周囲の学生「わっはっはっはっ」

 

五条「どうしたぁ睦月 いきなり大声出して」

コイツの名前は五条 隆景。高校入ってからできた、俺の大事な大事な親友だ。

睦月「あぁ 悪い… 多分悪夢だった」

恥ずかしい……ぜってぇバラされる…

睦月「…バラすなよ」

五条「もう聞かれてるし、手遅れだと思うぜ」

手遅れかぁ……そんなぁ

 

こうして無事(?)に4時間目が終わり、食堂に急いだ。

しかし……

睦月「げぇーーーーッ!!「デブまっしぐラーメン」売り切れてる~~~!!」

俺はちょっとだけ絶望した。誰だこんなラーメン頼んだデブは。いや頼もうとした俺もデブだけど……チクショウどこの誰か分からんデブ!!覚えてろy…

白石「む~くんっ!あたし間違えてそのラーメンの食券買っちゃってさぁ 良かったらもらってくれる~?」

睦月「うぇっ!?いいのぉ!?」

白石「あたしが頼んでるんだからいいんだぜぃ!……なんて~えへへ」

神だ。この世界に女神は居たんだ。おおジーザス。感謝します。

Hail h■ly qu■en and throne above, Oh Ma■ia~

なんと心地よい世界だ。僕は今、幸せに包まれている…

無いはずのない羽が生えた気がした。

ウッキウキで食券をおばちゃんに渡し、「デブまっしぐラーメン」を受け取る。このラーメンはチャーシュー20枚、麺5人前、その他具材も最低3人前は越えているような怪物級にデカいラーメンだ。そのラーメンを食い、その分だけ運動する……それが最近の俺のブームだ。

天使でも拝むみたいに麺をすすろうとしたその時、食堂のテレビが誰も付けてもないのに映像を映す。

 

???「諸君!聞こえるか!」

全員「!?」

クロノ「私の名は「クロノ・スターライツ」!この世界の全てを手に入れた男だ!」

クロノ「なぜ私が全ての電子機器を乗っ取り、私の姿を全世界にさらしているのか!そして、何が目的か!それを今から話す……」

不思議と周りは静かになり、皆が彼の話に聞き入っていた。

クロノ「単刀直入に言おう!君たちには今から……「バトルロイヤル」をしてもらう!」

全員「えぇ~!?!?」

睦月「!?」

白石「えぇ!?」

五条「殺し合いぃ!?」

長岡「WHAT THE F-」

クロノ「……うむ。そこら中で混乱の悲鳴と叫び声が聞こえてくる。まずは謝罪させてもらおう。驚かせてすまない。」

クロノ「しかし、よく聞いてほしい。今から君たちがしてもらうのは、ただの殺し合いじゃない。」

ざわざわ…

クロノ「各々の素質で掴み取る「能力」で勝負をしてもらう!」

クロノ「今、諸君らの電子機器に「あるもの」を入れた!」

全員「えぇぇーーーっ」

わーわーがやがや

睦月「マジだ…!!何かある!」

白石「あ…あたしにもあるっ!!これは…!?」

五条「うおぉっすげぇぇぇ!!……俺のピンクなビデオ見られたりしてないよな?」

長岡「OH NO~!僕のスマホに何をされたんだ~!?」

学校中…いや、世界もきっと混乱してる中その「クロノ・スターライツ」と名乗る男は続ける。

クロノ「そのアプリを開いてくれ。そうすると能力を無作為に決めるボタンがある。それを押すと……」

睦月「これか…」

白石「これを…ポチっと…」

五条「う~~…なんか緊張するな」

長岡「これをTOUCH……」

ポチッ……

クロノ「…「能力」を入手できる。それが成功したら全身に電撃が流れるはずだ」

ジジジジジジッ!!!

睦月「ぐっ…!?」

五条「なっ…!」

長岡「ぐああっ」

白石「~~~~…っ!」

 

一瞬ビリビリと電気が身体を駆け巡る刺激を感じた

しかしそれ以上は何もない…

 

クロノ「一度諸君らが持っている電子機器に注目してくれ 能力の使い方が記されてある」

 

睦月「えぇ!?…えーっと…」

桜庭 睦月

能力 「爆炎(フレイム)

拳を合わせることで拳に「炎」を纏わせる。

睦月「マジか!……やってみよ…」

睦月「えいっ!」ギッ!

ボォッ!メラメラ…

俺の拳が……炎を…!

睦月「かっこいいな~!これ!」キラキラ

 

クロノ「『なぜ「技」みたいなものが書かれてないか』。という声が多く聞こえるな。…技というのは、己で産み出すものだ。その説明が無いからこそ、諸君らは無限に強くなれる。この技はこうやって決める!…といった説明があっては、つまらないだろう?」

 

五条「俺の能力は~…っと」

五条 隆景

能力 「炸裂(スパーク)

自身が触れたものが強い衝撃を受けると炸裂する。

五条「う~ん?…とりあえず試してみるか」

五条は0点の答案用紙で紙飛行機を作り、壁に向かって飛ばす。

バゴォーンッ!!

ものすごい轟音と共に、紙飛行機は跡形もなく砕け散り、壁には穴が開いた…

全員「えええええええ」

五条「えぇぇぇぇぇーーーーーーッッッ!!!」

全員「いやお前が一番驚いてどうすんだよっ!!」

 

クロノ「自分で編み出し、極めた者こそが強者。少なくとも私は、そう考えている」

 

白石「あたしはなんだろ~」

白石 麻琴

能力 「電光(ランブル)

指に念じることで電気を発生させる。

白石「うーんと…」ビリビリ

白石「あっ!できた!」

でもちょっと難しいな~…この電気、形変えられるのかな?

白石「ふぬぬ~~~…」グニャリ

白石「すごいすごい!変えれる~!」

 

クロノ「ほんの一握りであるが…ごくまれに能力を手に入れられなかった人々もいる」

 

長岡「さてさて…僕のAbilityは~…」

長岡 正一郎

能力 「なし」

長岡「……へ?」

長岡「I HAVE A QUESTION... FOR GOD...」

長岡「WHYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」

 

クロノ「しかし、能力がないからなんだというのだ その者達は血のにじむような努力をし、能力者の者達を越えてゆけば良いだけの話なのだ」

 

クロノ「さて!このバトルロイヤル……「アビリティ・バース」の詳細について語ろうではないか!……と言いたいところだが…諸君らの電子機器に説明は任せる!」

 

クロノ「これで私の話は終わりだ……では」

クロノ「幾億の兵を退け、私に膝をつかせる強者を待っているぞ!フハハハハハハハハハハハ!」

 

ア ビ リ テ ィ バ ー ス

    開  幕 ! !

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