フリー・ブラックの猛攻で死亡してしまった白石!二人は悲しみに明け暮れ、何もできずにいるのだった…
長岡「え…?白石ちゃんが…死んだ?」
アトラス(長岡)「白石 麻琴はクラン無所属の『フリー・ブラック』によって殺害されました。」
ウソだ。あんなに強い白石ちゃんが死んだ?ウソに決まってる。
アトラス(長岡)「遺体の写真を送信完了しました。」
そこに映し出されたのは、逃れようのない現実だった。
僕は思わずその場に嘔吐した後、額を何度もコンクリートに叩きつけた。
長岡「なんで!!何もできなかった!!!」
長岡「子供の一人も守れないなんて!!僕はぁ!!教師失格じゃないかぁぁぁっ!!!!」
僕の叫びで、現実が変わるわけない。
今はただ、自分の無力さが憎くてたまらない。
ハチス「…ほう。興味深い。」
ヨル「ハチス様?どんな辞書読んでんですか?」
ハチス「あるプレイヤーが
ヨル「はァ!?!?あの…バカ兄貴!!!」
ハチス「なるほど。つまり実兄であったわけか」
ヨル「ハチス様。俺アイツシメに行ってくるんで!!」ピューン!!
その頃、フリーはセーフハウスでのんびりしていた…
フリー「いや~、まさか死ぬとは思ってなかったなぁ…ヨルに怒られるかな?」
バゴォーン!!!
何者かがドアを粉砕し、中に入ってくる!
そして…
ドゴォッ!!
その人物の正体は、ヨルだった!フリーを殴り飛ばし、そのまま馬乗りで首を掴みながら問い詰める!
ヨル「テメェこのクソッタレろくでなしアンポンタンのスカタンビチグソションベン垂れゲロ野郎!!!よくも俺のお気に入りの女殺りやがったなァ!?あァ!?!?」
フリー「お…おい落ち着いてくれよヨル~…影で新しいの作ってあげるからさぁ~、そんな怒らないでくれよ~」
ヨル「いーーーーーーーーーーーーーーーーーーや!!!!!!!!!絶対オリジナルじゃないと許さねぇ!!!」
フリー「…いい加減にしろ。怒るぞ?」
ヨル「あぁやってやろうじゃねぇか?ブッ殺してやる」
???「も~!おにいちゃんたち!わるい子はめっ!なのです!」
フリー&ヨル「はっ!!!!!!!!!」
ヨル「おにいちゃん!!いたくなかった~?」フリー「いいよっ、こっちもごめ~んね!」
???「よし…おにいちゃんたち、おいで!なのです!」
フリー&ヨル「エータ(ちゃ~ん)!!!」
そう言って二人はキッショく、しかしすごい速度でほふく前進しながら、その少女を抱きしめた…
フリー「エータちゃ~ん…寂しかったよぉ~…」
ヨル「エータァ…好きだ…」
エータ「よしよし。おにいちゃんたちはよくがんばってるのですよ~」
二人を優しく受け入れる彼女は「エータ・ブラック」。
「最強」と謳われるブラック家の末っ子であり、彼女も高い戦闘力を有す。
…しかし、彼女が攻撃を受けると兄二人が飛んでくるので、彼女の本当の戦闘力を見た人物は少ない。
ピンポーン
ヨル「客かァ…?俺が出るかァ」
モニター越しに見えたのは、可愛らしい少女の姿だった…
ウナ「えっへへ~!ヨルくんに会いたくて来ちゃった♡」
後ろからフリーもモニターをのぞき込む。
フリー「すげぇべっぴんさんじゃ~ん!ヨルの彼女?」
ヨル「ちげぇよ」
エータ「あっ!ウナおねえちゃん!おひさ~なのです!」
ウナ「すごい!皆居るんだね~」
とりあえずヨルたちはウナを入れた。
ヨルとウナはホラー映画を見ながらウナが一方的に寄り添いあい…
ヨル「…ウナちゃん、なんか俺との距離近くねェか?」
ウナ「気のせいだと思う~♡」
女「今日は…3月29日……何の日だと思いますか…?」
ホラー映画のモブ「え…えっと……「アビリティ・バース」作者の誕生日……?」
女「私が死んだ日だァァァァァァァ」
かなり怖い演出がテレビに映され…
ヨル「うぎゃああああああああああああああああああああああっっっっっっ!?!?!?!?!?!?!?!?」
ウナ「あっはは♡ヨルくん叫んじゃって可愛い~♡」ギュッ
ヨル「ち…ちっくしょう……」
フリーとエータはフリーが一方的にエータを愛したり…
フリー「エータちゃん……二人きりで幸せだ~…」
エータ「わたしもフリーおにいちゃんと一緒にいれてしあわせなのです!」
…エータが無自覚最強彼女ムーブをかまし、フリーはさらにベタベタになった。
楽しい時間は過ぎてゆき、ウナは見送られながら帰路についた…
ウナ「にゅふふ~…いやぁ、今日は楽しかったな~♡ヨルくんにも会えたし、エータちゃんとも久しぶりに会えたし…」
シュパンッ!!ザクザクザクザクザクッッ!!!
ウナ「がはっ…!?……あ…?」
ヤバい…!気づかなかった…反応が!
その時、限界まで圧縮された風がウナの身体をズタズタに切り裂いた!
服は消え去り、身体はズタズタに切り裂かれ…
そして最後には…
ザクゥッ!!!
ウナ「ぐあ…あああ…」
全く気配を感じなかった…
この…敵は…一体…
ドサッ
残像がハッキリ残る暴風に背中を斬られ…ウナは倒れた
???「奇襲成功~!あたいってやっぱ天才ね~!」
9、という数字を連想させるような言動の女性は作戦の成功を喜んでいた…
???「どの敵もあたいの『
???「あたいはずっとあんたを待っていたのよ!りべれーたー?の強いプレイヤーを奇襲できるあたい、やっぱりさいきょーね!」
そう言い残し、その女性は風の中に消えた…
その後、用事を終えたので帰宅しようとしたヨルは…
ヨル「ウソ…だろ…」
ボロボロのウナを発見してしまう!
ヨル「クソッタレがァ…俺の仲間をこんなにしやがって」
ヨル「見つけ次第殺す…殺ってやるぜェ…畜生が」
ヨルはボロボロのウナを連れ、本部へと飛び立った……
ハチスが居る「黒の皇室」まで直行し、ヨルは扉を蹴破らんとする勢いで入室した…
ヨル「ハチス様!!医療器具借りていいですか!!!」
ハチス「許可する」
ヨル「ありがとうござ―」
ヨルが走り去ろうとした、その瞬間…
ハチス「ただし…」
ハチスが手をウナへかざす。するとみるみるとウナの傷が治っていく…
ハチス「私でも「治療」はできる」
ハチスは謎の能力でウナの傷を治療した!
ほどなくして、ウナは目を覚ました!
ウナ「んぁ…ヨル…くん?」
ヨル「ウナちゃん…!!良かった…!!」
ヨルはウナを力いっぱい抱きしめた!
ウナ「ひゃうっ!?」
ヨルくんに抱きしめられてる…ボク…♡
あぁ…ヨルくぅん…♡好きぃ…♡
あ…ヤバい…嬉しすぎて…また意識…が…
ウナはヨルに抱きしめられたまま、また意識を手放した…
…自分が何も着ていないことに気づかないまま
ヨル「ありがとうございます…!!ハチス様!!この御恩は一生忘れません!!」
ハチス「それが長としての務めだ。早くシャーマンを医務室に連れて行くと良い」
ヨル「分かりました!!失礼します!!」
my sonにもこれはマズいしな…
ヨルはすごい速度でウナを医務室に運び込んだ!
ヨルは彼女に自分の着ていたジャケットを着させ、ベッドに横たわらせた…
ヨル「さて…この感じは…あのオツムが足りねェ女だな」
ヨル「絶対殺してやるからな…シータ」
ヨル「『
強い殺意を持った相手の位置を特定するスキルを発動させ、彼女の位置を割り出した…
その位置は現在地から5400km離れている!到達は不可能!かと思われたが…
ヨル「最速で終わらせてやる…『
ヨルは目にエネルギーを貯め…
ヨル「最大出力…!!発射ァ!!」
それを一気に解き放った!
最大出力の
ドッカァーーーーーーーーン!!!
5400km先まで離れていても聞こえる轟音が聞こえた時には…
アトラス(ヨル)「ナイスキルだぜ!シータ・スイートは跡形もなく消し飛んだ!間違いなくな!」
もう、対象の命は消し飛んでいるのだ
ヨル「ぜぇ…はぁ…ひっさしぶりに本気出したからか…疲れ…た…」バタッ
ヨルは最大出力のレーザーを放ち、地面に倒れてしまった
成瀬「あらあら、ヨルくんったら……ウナちゃんのために頑張ったのね」
ヨルが心配で付いてきた成瀬が、ヨルの頭をなでる。
成瀬「ふふ、いい子いい子…ここじゃ寒いでしょう、私がおぶってってあげる」
成瀬はヨルを持ちあげ、ウナの隣のベッドに寝かせた…
成瀬「おやすみ、私の可愛い先輩たち♡」
ヨル・ブラックには、守るべきものがある。家族と、大切な人を。
ウナ・シャーマンには、守るべきものがある。大切な人と、恩のある組織を。
成瀬桃花には、守るべきものがある。組織の長と、大切な人を。
誰もが大切な人を守りたいと願う。そうすることで、人は強くなれる。
白石の死、ブラック家、リベレーターの不穏な動き…
この3つが原因で、アビリティ・バースはさらに混沌を極めていく!
つづく