アビリティ・バース   作:NeetStudent

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前回のあらすじ
長岡、白石の手によりとうとうフリー・ブラックを下す!覚醒した白石は、「アビリティ・バース」に本格的に参戦する…!


第13話 復讐の鬼

ハチス「ほう…『常闇(ダークネス)』が打倒されたか。狐につままれた気分だな……」

ハチス「現場の状況からして……『電光(ランブル)』がルーンを集めて覚醒したか」

私としてはプレイヤーが一人減っただけのこと。ただ…

ハチス「ヨル・ブラック。おそらく貴様はそうではないだろう」

 

エータ「なんで…おにいちゃんがぁ…!!!」

ヨル「…。」

兄が死んだ。それだけだ。

これでエータを独り占めできる。そう思うこともできる。

だが……それで喜んじまったら…エータを悲しませる。

うん…そう思うことにしよう

 

エータ「……ヨルおにいちゃんも……つらいのですか…?」

ヨル「…分からねぇ」

そう…思いたかった

だが 兄貴は意外と俺の中で大きな存在だった

気づけば、俺は一粒の涙を零していた。

 

ヨル「エータを泣かせたこと。それも許せない」

きっと心の中では、兄貴のことを想ってたのかもしれない

ヨル「だけどよ…」

 

 

フリー「なぁヨル~ 自分って強い?」

ヨル「知らねェよ、ハチス様に聞けよ」

フリー「えぇ~…あの人怖いよ~?」

ヨル「うるせぇなぁ…ちゃんとしてたら怒られねェっつーの」

 

ヨル「…っつーか、なんでんなコト聞いたんだよ」

 

フリー「知りたい?だって、お前とエータちゃんになんかあったら守れるでしょ?」

 

 

ヨル「今はただ…兄貴のために戦う(復讐する)

 

あの技はこの前やったから…無駄な消耗は避けたい

正々堂々、力比べで勝負する!

 

長岡「はぁ…はぁ…」

なんとかマリオさんのとこで応急処置の呼吸法を覚えてたから出血は全部止まった…!

で…この感じ、白石ちゃんが全部やったのか…!すごい…すごいよ!!

早く行かないと…皆の元へ…

長岡「…っ!?」

 

長岡が見たもの。それは…

物凄い殺気を放って歩くヨル・ブラックの姿だった

 

ヨル「…テメェか?」

長岡「…!!」

ヤバい…!だが…せめてもの抵抗だ…!!

長岡「スタイルγっ…!!」

グサッ

勝負は一瞬だった。

長岡が技を決めるより速くヨルは動き…

悪魔の尾が長岡の脳天を貫いていた

 

ドサッ

 

ヨル「…この感じは違うか」

ヨルが飛び立とうとしたその瞬間!

ガシッ

ヨル「…!!テメェ…まだ生きて!?」

長岡「何にも言わずにGoodbyeなんて…寂しいじゃねぇか」

長岡「もっかい行くぜ…だが今度はもっと痛いぜ」

 

マリオ「絶対勝てる状況…っての、知ってるか?」

長岡「なんでしょう?やっぱり数的有利とかですかね?」

マリオ「それもある。だが、それでも負ける時もある…例えば、ウチの隊長とかな」

長岡「そんな強いんですか?」

マリオ「強いもなんも、最強だぞ」

 

マリオさんが教えてくれた「勝利の一撃」…それは到底人間がやるようなことではなかった

長岡「はぁ!?そんなことしたら死にますって!!」

マリオ「一応だ、別にやれとは言わないけど…」

 

マリオ「護身術はできるだけ、あった方が良いでしょ」

 

長岡「陰陽 虚空 異の教会 紫蘭の都」

 

長岡「天、地、森羅万象を我が一手に宿さん」

 

ヨル「させるかよ」

ヨルはすかさず間合いに飛び込む!

 

喰らえ…僕のFirst Take!

「伐撃『衝鋝(リ・バース)』」

ヨル「ぐああっ…!?」

あまりの衝撃にヨルは数十m吹っ飛ぶ!

ヨル「チッ…めんどくせぇことしやがる」

ヨル「Victory Ru……」

…何…!?出せない!?

長岡「スタイルγ…!」

長岡は一瞬で距離を詰め…

長岡「暴走弾幕拳(ガトリング・ラッシュ)ゥゥゥゥゥーーーーーーーッッッ!!!!!!」

暴走弾幕拳(ガトリング・ラッシュ)。それは、長岡自身が自ら作り上げた『スタイル』。マリオは『α』、『β』のみを教えていたが、長岡は密かに鍛錬を重ね、ヨル・ブラックをも凌ぐ力を手に入れたのだ!

その技は…マッハ2で繰り出される拳を1秒の間に300回繰り出す、常軌を逸した技。

ヨル・ブラックをもってしても、その技の攻略は不可能だった……

ヨル「ぐおおおおおおあああああああああああああああああっっっ」

 

ヨル「はぁ…はぁ…」

ヨル「テメェ…舐めてんのか…能力を使わず…俺をここまで…」

 

長岡「能力を使わない?…ちょっと違うな」

 

長岡「正しくは『使えない』…だ」

 

ヨル「…!?」

こいつ…無能力者だったのか!?

ありえねぇ…こんなやつにこの俺が…!!

長岡「さぁ…終わりだ!」

長岡が拳を振り上げる。

 

 

殺され…る…?

 

 

「ならん」

 

 

その瞬間、長岡は死の感覚を明確に感じ取った。

長岡「だっ―」

声の主が誰なのか。それを気づく間もなく…

 

長岡の身体は…

「頭」を失っていた

 

長岡「なにが…おこっ…た…?」

切り離された頭が、最後の信号を頼りに口を動かす…

 

ヨル「ハチス…様…」

ハチス「意図は空のみぞ知る。私は部下を守っただけだ」

ハチスは死体となった長岡を骨も残らず燃やし、ヨルに向き直る。

 

ハチス「なるほど…『能力を無効化する体術』を使う無能力者か。傑物だな」

ハチス「さて。ブラック。本部に帰還したら説教だ」

ヨル「は…はい…すみません」

 

こうして、「逆転の無能力者」長岡 正一郎は無惨な死を遂げた

 

そして、「ハチスが動いた」という事実は、全国に響き渡った

 

ローズ「ハチスがか!ならば相当な何かが起きている…」

アクア「私たちも警戒を強めないといけないわね」

 

睦月「先生……マジかよ……」

五条「うおおおおおおおおおおおおん」

白石「……。」

 

???「へぇ…アイツが動いたんだなぁ」

???「この『アビリティ・バース』は…きっと激化するだろうなぁ…へへへ」

キュインキュインキュイン!!!

 

『俺が!人類最後の希望だ!!』

 

???「紫文字!?!?しかも特殊演出!?!?これは行けるっっ!!」

チュイーン!!!ピロピロピロピピピピピピピ!!!テレレレーレーレーレージュイン!!!

 

テレテレッテレレーーーテレレーンピュルルルルルルルルピピピピピピピピピ!!!!!!!!!

???「っほぉー!!!100万勝ちじゃオラァ!!」

 

生粋のギャンブラー『大乗 反歌(おおのり そるか)』。

彼はこの状況を…当たり台を狙うハイエナが如き目で見据えていた

 

次々と倒れゆく実力者。

ハチスの行動。

フリー・ブラックの死。

 

度重なる「想定外」で、アビリティ・バースは次のフェーズへと進んでいくのだった…

 

つづく




呪術廻戦をリスペクトして書いてます。パクリじゃないです。
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