アビリティ・バース   作:NeetStudent

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前回のあらすじ
ヨルをあと一歩の所まで追い詰めた長岡!しかし、ハチスによって斬首されてしまい、絶命する!このハチスの行動が、アビリティ・バースに激震を起こした!


第14話 狂乱のギャンブラー

睦月「……。」

白石「……。」

五条「……。」

三人の間には、絶望にも、悲しみにも似た感情が渦巻いていた…

五条「…悪い…ちょっと行くわ」

睦月「隆景っ……」

白石「…行かせてあげて アイツ馬鹿だし、止めても無駄なの知ってるでしょ」

特に五条は、色々面倒を見てもらったのもあってかなりショックを受けている様子だ…

 

なんで先生は死ななきゃいけなかった?

 

俺がそこにいれば守れた話じゃないのか?

 

悔しい…俺が情けない

 

五条「クソ…クソォ…!!!」

 

俺がもっとそばにいてやれたら…!!

 

 

先生を殺した奴…なんつー名前だったか

 

『ヨル・ブラック』…?

 

行かなきゃ…絶対殺す

 

???「よぉ」

五条「!?」

???「『暁』」

謎の人物は、突如目にもとまらぬ速さで斬りかかってきた!

あまりに速すぎて、五条は彼がテレポートしたと思い込んでいる!

五条「誰だテメー!」ドォン

五条もすかさず反撃する!…が、その拳は宙を舞った…

???「ッヒュー!スリルあるなぁ!」

こいつが…『炸裂(スパーク)』…中々面白れぇ奴じゃねぇか

大乗「俺の名前か?大乗 反歌(おおのり そるか)だ…名前だけでも覚えて逝きやがれ!!」

大乗はそう言うと再び手に持っている剣で五条を攻撃する!

が、五条も経験を積んだおかげか、避けれるようになっていた!

五条「そろそろ喰らっとけよ…!『裂拳』!!」

あまりにも強すぎるエネルギーで、空気ごと『割る』最強の一撃!

これには大乗もとうとうダメージを受けた!

大乗「ぐおおっ…!?」

五条「まだまだぁ!!ブチかます!!」

五条は大乗の懐へと飛び込み、能力を宿した拳で連打を畳みかける!

五条「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァーーーーーッ!!!」

大乗「ぐぁばああああああっ」

なんという攻撃…なんという執念…なんという殺意…!

最高じゃねぇか…興奮してきた

 

大乗「ワクワクさせてくれるなぁ!!いいぜ!見せてやるよ…!!俺の『能力(プレミア)』!!」

 

大乗「『制限解除(リミット・ゼロ)』」

 

大乗の能力『狂乱(インサニティ)』。体内のアドレナリンを操作・増幅させて戦う能力だ。しかし、あまりにも能力が危険すぎるため、普段は能力を著しく制限しており、昇陽古来の武術「将武統技」を使って戦う。

「将武統技」に含まれる術は、音速で近づき半月状に相手を一刀両断する「暁」、身体を回転させながら宙を舞いながら斬り付ける「黒影」、身体を毎秒1000回以上震わせ、相手の感覚を鈍らせて攻撃の回避率を格段に上昇させる「朧」などがある。

しかし、戦いの最中でアドレナリンが分泌されると…一時的に能力を抑え込もうとするタガが外れる。大乗もまた、人間なのだ

 

大乗「さっきの技!!覚えたぜ…確か…こうだったよなぁ!?」

大乗「『裂拳』!!!」

ドゴォッ!!!

五条「ぐおああっ!?」

おいおいおいおいおいおいおいおい!!マジか!!

俺の能力を…パクった!?

大乗「次はこっちのターンだ!『黒影』!」

五条「来い!」

大丈夫…躱せる!

 

ザシュッ!

五条「ぐあっ…な…なんで…!?確かによけたはず…!」

大乗「ぶは…ぶはははははははは!!!気づいたか!?」

 

大乗「この能力が発動してる最中はな……どんな攻撃も絶対当たるんだよ」

大乗「しかも!どれだけ技を打ってもちっとも疲れない!!」

 

大乗「だからよ…こんなこともできるんだぜ」

大乗「『裂拳』!!…100連発!!!」

ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!

五条「あっ………」

 

バゴォーン!!!!!!!!

 

大乗「終わったな」

大乗「さて、山物語でも打ちにいくか」

 

ドォッ!!!

 

大乗「ぐっ…!?ま…まさか!?」

 

五条「そのまさかだよ!!この帝京成平大学E判定!!!」

 

大乗「なぜ…なぜ生きてんだ!?」

 

五条「そんなこと今は!!関係ねぇ!!!」

 

大乗「馬鹿は寝て言えよ!!」

 

五条「オッパッピーだよ!!パチンカス!!!」

 

五条が生還できた理由。

それはたった一つの単純なことだった。

 

大乗「『裂拳』!!100連発!!!」

ドガガガガガガガガ!!

 

五条「全部見える……!全部俺の「通常攻撃」で捌き切れば!!」

五条「やってやらぁ!!オラアアアアアアアアアア!!」

 

そう、襲い来る100発の『裂拳』を…なんと彼は、打撃で威力を大幅に低減して捌き切ったのだ!

これには大乗も、開いた口がふさがらなかった!

 

五条「それによ…あんだけの技放ったんだ、テメェの方ももう限界近いんじゃねぇのか?」

大乗「ごふっ…!?」

しまった…!調子に乗りすぎた…!

まるでこれは…次も当たると信じて翌日に有り金全部溶かしたあの時の未熟な俺のような…!!

五条「トドメだ!!『裂拳』ッ!!!」

 

ズゥーン…

大乗「何っ…!?」

五条「ぐぅっ……!?」

なんだ…!?いきなり身体が重く…!!

 

???「我こそ母なる流れより舞い降りし星の化身 世の総ての穢れを宙へと還さん」

 

「【異能解放】」

 

五条「!?」

大乗「なんだと…!?」

 

碧なる地(アポカリプス)

 

五条「なんだ…ここは!!」

いきなり夜になった…!?それにここは…宇宙!?

???「ターゲット捕捉…だが、もう一人もついでだ。消えてもらおう」

大乗「アイツは…!!『ローズ・ヴェロス』!!チキンアーミーの総隊長!なぜここに!?」

五条「あれは…隕石!?」

まずい…動けねぇ

やられる…!?

 

大乗「ちくしょう…ここで使いたくはなかったが 犬死するよりはマシか」

大乗「『超過駆動(オーバードライブ)』」

大乗の奥義『超過駆動(オーバードライブ)』。体内の血液の循環速度と筋肉量、骨密度と五感を通常時の約100倍に強化し、脳内アドレナリンを際限なく分泌し続け痛覚を飛ばし、身体の中の全細胞をドーピングのように活性化させ、負傷箇所の再生速度を大幅に加速させる。

さらに通常最大で10%しか使えない脳の制限を解除し、常に脳を100%稼働できる。しかし、その分反動も大きい。およそ3分使い続けると極度の筋肉痛、5分使えば失明、10分使えば心臓に穴が開き、そして20分使えば脳が溶けて死に至る…。

 

大乗「飛ばすぜ…!!!」

…俺の「脳」は…次にアイツは隕石の煙に乗じてあのガキに接近してくると言っている…

だったらあの位置でカウンターを決め込んだら…脳はこれも当たると言っている…!!

 

ローズ「削除開始」

ローズは俊敏な動きで五条へと近づく!

しかし、脳を100%フル稼働させた大乗は地面を強く踏み抜き、たった一歩でローズの首を掴む!

ローズ「…!?」

大乗「へへ…なら今度はこっちのもんだ」

大乗「ぶっ飛びやがれッ!!!」

ドゴォーン!!!

ローズは物凄い勢いで吹っ飛ばされ…

パリーン!!

そのままフィールド外へと投げ出される!

フィールド内に使用者がいなくなったことで、なんとかフィールドからは出られた二人…!

だが…「ローズ・ヴェロス」という男はただでは止まらない!!

 

ローズ「仕切り直しと言ったところだな」

なんと、ローズは能力を使い、素早く戦場へと戻ってきたのだ!

ローズ「圧死させる」

ローズは、能力を使い潰されそうになっている五条をぺしゃんこにしようとする!

しかし、そんな行動は大乗にはお見通しだった…!!

大乗「見えてんだよそんなのはぁ!!」

大乗はローズに一撃入れ、五条を救う…

 

五条「はぁ…はぁ………なんで助けた…?」

大乗「決まってんだろ」

 

大乗「乱数調整(ただの気分)さ」

 

大乗「俺のフィーバータイムはここまでだ…あとはお前がなんとかしろ」

五条「…大乗」

 

五条「ありがとう」

そう言って、大乗は去っていく…

ローズ「逃すか」

ローズは能力を発動し、大乗を遠隔で掴もうとする!

五条「こっちのセリフだ」

五条は道端に落ちていた石を投げたが…

スッ…

ローズに軽く躱されてしまった…!!

五条「なら次は!!」

五条はローズに急接近し、『裂拳』を叩きこもうとする!

ローズ「『エコー・ブラスト』」

ローズは凝縮したエネルギーを一気にぶっ放す!

これには五条も吹き飛ぶ!

ローズは再び能力を使い、五条を天高く浮かせる!

五条「うおああああああああっっ!?」

ビル8階はあろうかという高さで上昇をやめ…

ローズ「落ちろ」

今度は勢いよく叩きつけようとする!!

五条「クッソオオオオオオオ!!」

今度こそ終わった…!?

ヨル・ブラック……アイツを殺るまでは終われねぇ…!!

ヨル・ブラック…!!!

五条「ヨル・ブラックゥウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!」

 

五条「奥義!!」

一砕皆駆(能力者ぶっ潰しアタック)

 

五条は大量の拳の分身を作り出し、それを地面に叩きつける!

一体一体が炸裂(スパーク)の100%の火力を誇っており、その火力は街一つが吹き飛ぶほど!

もちろんローズはそれを防ぐ手はなく…

 

ローズ「ぐっ…」

能力で致命傷は免れたが…なんだこの火力…!!

下手したらリベレーターにも届く…!!

とすると…ここで最後の力を振り絞る!

ローズ「うおおおおおおおおおお!!」

五条「!?」

ウソだろ!?あの火力で生きて…!!

ローズ「吹っ飛びやがれえええええええええええええ!!!」

 

五条「うおおおおおお!?」

 

五条は、はるか彼方へと吹き飛んだ……

だが、力を使い切ったローズは…

ローズ「クソ…」ドサッ

意識を失い、その場に倒れてしまった

 

ぼたん「…でさー、そしたらそいつがー!『誰もオマエのパンツなんて見ねーからオレが見てやってんだよ』って言ってスカートめくってきたからおしおきしたの!!!」

マリオ「うんうん、どうやって?」

ぼたん「極光(のうりょく)で!!」

マリオ「ダメーーー …ん?」

ぼたん「どしたのマリオさ…ま…?」

二人は、目撃してしまう!

気絶してピクリとも動かないローズを!

 

マリオ「隊長!?なんでこんなことにー!?」

隊長が倒された…!?リベレーター!?いやそれ以前にこの惨状は!?情報量!!!

ぼたん「おにーちゃん!?ウッソー!?」

おにーちゃんがやられる相手!?めっちゃつよーい!?!?

マリオ「とりあえずダイヤに連絡しないと…!!ぼたんちゃん、皆にも電話して!」

ぼたん「りょーかい…!!」

 

ダイヤ『はァ?隊長がブッ倒れてたァ?』

マリオ「なんでか分からないけど…俺がたまたまぼたんちゃん(部下)と歩いてたら瀕死で気絶してる隊長が…」

ダイヤ『あァ!?そこまで来たんなら加勢してやれよこのJM'NB&')&BN&B"#$R&N"#=RN&Y(』

マリン『だーもうダイヤうるっさい!アクアちゃん!』

アクア『はいはい(カチーン』

ダイヤ「ピギィッ」

 

マリオ「ダ…ダイヤが凍ってる…」

 

マリン『で…その話本当?』

マリオ「あ…あぁ」

マリン『ふーん。じゃあ、あたしらでダイヤを脅……説得しとくからさ、あんたは日本支部で応急処置で延命させといて』

マリオ「あ…ありがとう」

アクア『全く、隊長さんも無茶する人だわ。部下を守るためとか言って…』

マリン『ま、そこが魅力って感じなんだけどね』

 

マリオ「さて…急ごうかぼたんちゃん」

ぼたん「ふっふっふ」

マリオ「この状況で何か策を!?」

ぼたん「察しがいいじゃんマリオ様!!そう!!わたしは天才だからある策を思いついたのだ!!」

マリオ「おお!」

ぼたん「まずわたしの『極光(ライトニング)』で光をまぜまぜして~…空間をゆがませます!」

マリオ「うん?」

ぼたん「次にわたしたちの支部(いえ)がある方角に『終わりの閃光(ゴッドレイ)』をうちこむと~?」ピュンッ!!

マリオ「うん???」

ぼたん「なんと!ワープホールができます!」

マリオ「なるほど、わからん」

ぼたん「さ~入ってー!」

マリオは言われるがままにその光の中へと入る…

すると、なぜか二人は既に支部へと到着していた!

 

咲楽「マリオさま…!おかえ……」

つつじ「あっ、帰ってきたんすか!おかえり…っす……」

杏「お~帰ってきた~おか…え…?」

 

咲楽「ロ…ロロロロロロロ」

咲楽・つつじ・杏「ローズさん!?!?!?」

マリオ「皆!!かくかくしかじかだ!!」

つつじ「これこれうまうまってことっすね!!皆!急いで治療を!!」

バタバタバタ……

 

 

 

……俺は…なんで負けた…?

無能力の奴に……俺より弱いのに……

ヨル「俺は…どうやってエータに顔向けすりゃいいんだよ」

 

???「ヨ~ルくんっ」

ヨル「あ…?」

ウナ「戦お♡」

 

つづく…




「異能解放」はだいぶ前にヨル・ブラックが使ってます
見ての通り呪術廻戦の領域展開を参考にしてます(っていうかほぼパクリ)
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