アビリティ・バース   作:NeetStudent

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前回のあらすじ
突如として全世界をジャックした「クロノ・スターライツ」と名乗る男。彼はほぼ全ての者に能力を与え、「アビリティ・バース」というバトルロイヤルが始まった。無事生き残り、平穏に暮らすため睦月はこの混沌の世に一歩踏み出す…


第1話 「アビリティ・バース」開幕!

睦月「そういえば、「説明は電子機器に任せる」…って言ってたな、アイツ 何かあるのかな?」

スマホ「アナライジング完了。ようこそ。桜庭 睦月様。」

いきなりスマホが喋り出す。ちょっとビビった。

アトラス「私の名前は……「Almighty Terminal Library Admission System(「全知の図書館のパスキー」)」…Atlasと呼んでください」

睦月「なるほど……アトラス、君は何ができるんだ?」

アトラス「「タスク」の受領、「マップ」の展開、「パーティ」の結成。その他できることは様々です。分からないことがあれば話しかけてください」

睦月「じゃあ…麻琴は!隆景は!先生はどこにいるんだよ!?」

アトラス「白石 麻琴、五条 隆景、長岡 正一郎の事ですか?」

睦月「そうだ!そいつらはどこだ!」

アトラス「……アナライズ完了。白石 麻琴は北東に300m、参加者の集団に追いかけられています。もっとも、下級クラスの能力者の群れですが数が多いので彼女が殺されるのも時間の問題でしょう。」

睦月「麻琴が…!?すぐ行かなきゃ!…隆景と先生は!?」

アトラス「五条 隆景は西に400m進んだ所で参加者と交戦中。長岡 正一郎は南に150mの場所で参加者から隠れています。」

睦月「くっ…ちくしょうっ!!」

まず隆景と合流して…そっから麻琴と先生を助けに行くっ…!

???「待ちなァ!1年坊!」

睦月「!!」

 

???「おうおうおう!通行料もなしにここを通ろうなんていい度胸じゃあねえか!?あぁん!?」

睦月「どいてくれっ…!!仲間が待ってるんだ!」

???「『どいてくれ』……だとォ?」

太斎「俺はこの学園最強「太斎修(だっさいおさむ)」様だぞ!!分を弁えろ!」

 

ブチブチブチッ!!!

 

睦月「学園最強だか……ダサいだか知らねぇがよ…」

ギロッ!

睦月「俺の邪魔するなら……」ギッ!

ボォッ!メラメラ…

睦月「容赦はしない!」

 

太斎「俺の能力『カチカチヘッド』を前に…てめーはどれくらい耐えられる!」

 

太斎 修

能力「カチカチヘッド」

頭をリーゼント状にすることで鋼鉄よりも硬い硬度を獲得する。

 

太斎「オラァァーーーッ!!」

突っ込んでくる…!炎の拳でブン殴る!

睦月「うおおぉーーーっ!!」

ゴウンッ!!バキバキッ!

睦月「がはっ…!!」

なんだ…コイツの頭

硬すぎるどころじゃあねえぞ!

太斎「吹き飛べェーッ!」

バゴーン!!

睦月「ぐああああーーーッ!」

太斎は硬くなった髪をバットのように振りかざし、睦月を吹っ飛ばした!

睦月「がはっ…!」

太斎「ホームラン…げへへッ」

 

俺は…アイツらを助けなきゃいけねぇのに…!

こんなところで終わる?

睦月「冗談でも……笑えねぇなぁ」

死にかけて分かったぜ…「こいつ(フレイム)」の使い方がよ

 

睦月「魔弾の射手(マークスマン)

外さない……全神経をかけて狙い撃つ!

 

太斎「能力を発動させようってのかァ!?そうはさせねーぞォ!」

ダッダッダッ

睦月「FIRE(燃えろ)!」

 

バジュゴォォォーーーーーーン!!!

 

廊下の先まで炎が支配し、床には焼け焦げた太斎が倒れていた…

炎の矢で壁は破壊され、向こう側の景色が見えている

 

アトラスを見ると、睦月が太斎を撃破した旨の通知が届いていた。

睦月「自分で言うのもなんだがなかなかにヤベーな…俺の能力」

睦月は友人のもとに駆けていった。

 

五条「クソ!過半数は倒したけどよ…さすがに多すぎるぜ」

生徒A「もうボロボロだなぁ五条 とどめは俺がぁ!」

生徒B「いーや俺だね!」

生徒C「ワイやで!!」

生徒D「自分に決まってるじゃん」

五条「めんどくせぇなぁ!!」

複数人相手は向いてねぇ…8人はなんとか倒したが…

さすがにもう限界…ここまでか

 

睦月「『炎帝剣(レーヴァテイン)』」

ボォォッ!!ザァァッ

炎帝剣(レーヴァテイン)』 炎を腕に纏わせ、無限に伸びる炎の刀身で一面を薙ぎ払う技。

五条を助けに行く際、睦月が咄嗟に閃いた技。

生徒A~D「ぼへぇぇぇぇぇぇっ」

 

五条「あぶねーじゃねーか睦月!!俺まで丸焦げになるとこだったんだぞ!」

睦月「助けに来たんだからブーブー言うなっ!」

五条「それはありがとう!!!」

睦月「どういたしまして!!!……ほら、麻琴を助けに行くぞ 立てるか?」

五条「ああ…!?……いってぇ…」

その時俺は、隆景のボロボロさに気づいた。

睦月「うわぁ~…傷ヤベェな 焼こうか?」

五条「ん?あぁ頼むわ」

ジュウウウ……メラメラ…

 

五条「ふっかーつ!」テッテレー

五条、完全復活!

五条「いやーありがとな睦月!よしっ!麻琴ちゃんを助けに行くぞ~!」

睦月「…。」

そうだった…こいつは元気なバカなんだった…

 

男子生徒たち「待てぇぇぇ抱かせろやぁぁ」ダッダッダッダッ

白石「いやぁぁぁぁきっしょいいいいい」

男子生徒「喰らえう〇こボール!!オボボボボエエェェッ」ゲロー

白石「ぎゃああああああああなんちゅーもん出してんの!!いやああああああああああ」

 

ダッ!

白石「あっ…!むーくんと隆景!」

睦月「麻琴に何してんだァーッ」ボバゴォーン!!メラメラ…

白石「!?」

これがむーくんの能力…!燃える手であいつらを殴って…皆やっつけた!

男子生徒たち「どひゃああああっ」

白石「むーくん!隆景!あたしを助けに来てくれたの!?」

睦月「…それ以外何があるんだっ!」

白石「かっこいいぞ~む~くん」ナデナデ

睦月「へへへ!」

男子生徒「くっそぉ…生意気な…」

気づかれてねぇな…今のうちに白石を…

パァン!!

男子生徒「がはっ…」

やられ…た…?あいつ拳銃を…

いや…違う

消しカスで……俺の頭を…

ドサッ…

五条「誰も気づいてなくても、俺の目はごまかせねぇぜ」

 

睦月「皆も揃ったことだし、次は先生を助けに行こう」

白石「さんせ~い!」

五条「いよ~し!そうと決まったなら……アトラス、長岡先生はどこにいる?」

アトラス「2階の職員室、クローゼットに隠れています」

五条「さっすがだぜアトラス!俺でも分かるように設定されてらぁ!俺、方角分かんねぇんだよなぁ」

睦月「その年で分からないのはだいぶ問題じゃねえか…???」

白石「よ~し!じゃあ先生救出作戦…スタートだ~!」

 

長岡「ひぃぃぃ……やべぇよやべぇよ…」

なんで僕だけ無能力なんだ~~~???

意味が分からね~よ~…

校長「あの無能力の雑魚を殺せば……私も上に上がれるぅくぃひひひひひ…」

もう心臓バックバクだよぉ~…

誰か助けてぇぇぇ~~~……

 

つづく

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