アビリティ・バース   作:NeetStudent

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前回のあらすじ
突如、白石の元に現れた外国人。彼は自身のことを「ヨル・ブラック」と称しており、白石は窮地に追い込まれる!しかし連絡を受けて駆け付けた五条に間一髪の所で救出され、遅れて睦月も合流する!ヨルが劣勢になり、撃破しようとしたその時「バーニング・デザイア」が発動し全滅かと思われたが、世界最強のクラン「リベレーター」のリーダー、「ハチス・ヴェルセルク=マーシャス」と「リベレーター」No.3の「ウナ・シャーマン」が現れ、ヨルを諫めて去っていった…


第4話 混乱だらけの生活

モグモグドワーフにて

五条「いやぁ最近銘高で困るよな~ クソデカポテト、前まで3徳だったのが今では6徳なんだからよ…2倍だぜ?俺たちが小学生の頃から何があってこんなに高くっ…!!」

そう言いながら五条は空になった財布を見ながら苦虫を嚙み潰した表情で悔しがっている。

白石&睦月「ゴチになりま~っす」

五条「ちょっとは申し訳なくしてくれよッッ」

 

長岡「はぁ~~~……やっぱ海いいなぁ~」

Smoothyな砂…Beatifulな海…Shineする太陽…そして…

 

長岡は水着を着た女性を舐めまわすように見る。

 

HOTなGIRLS!!!これを見るために僕はここまで…

半分昇天しかけている長岡。しかし彼は自分の魂を自分で引き戻す。

長岡「ハッッ!!いけないいけない…いつ能力者が僕を襲うか分からないからな…」

イカツいグラサンかけた男「オイオイオイオイ そこのアンタ」

長岡「WHAAAAAAAAAT!?!?僕!?」

グラサン男「そうテメェだよ テメェ、俺の女の事ジロジロ見てただろ?」

長岡「み…見てない…ですよ?」

はい嘘で~~~す!!!ガッツリ見てました~!!僕は二つの禁断の果実をwatchingしてました~~~

グラサン男「嘘つけよ、エロ猿」

そのと~~~り!!Exactly!!大正解です!!足から頭にかけて舐めまわすように見てました~~!!

グラサン男「この俺の「爪を飛ばす能力」で消す」

ピュピュピューン!

長岡「うわぁっ!?」

長岡は瞬時にそれを避ける。当たった先では店のシャッターが凹んでいた。

グラサン男「オラァッ!」

爪に気を取られた長岡はグラサン男のパンチをモロに受ける。

グラサン男「顔面に撃ち込んでやるぜ!」

グラサン男の手から爪が顔に向かって放たれる。

長岡「ひぃっ」

やられる。彼は死を覚悟した…しかし

 

???「暴動の発生源、および原因を特定。ターゲットの削除を開始。」

走りながら近づいてくる、赤いフードを被った若い男。

???「『マニピュレート』」

そう唱えるとグラサンの男が浮き上がる。

グラサン男「う…動けねぇ!?しかも…俺浮いてる!?」

その男は能力らしきもので大柄なグラサン男を50mはあろうかという距離まで急上昇させた後…

上を向けていた指を下に勢いよく向けた。

それと同時、グラサン男が物凄い勢いで地面へ直行する!

グラサン男「何が起きてんだよ!!じ…地面!?嫌だあああ―」

グシャリ。と気持ちよくない音が響く。そこを見ると、原型を留めていない「男だったもの」が血を流してそこにあった。

長岡「ひっ…」

長岡もこれには恐怖し、中のものを戻しそうになった。

???「対応完了。帰還する。」

そう言って謎の男は去っていった…

 

翌日、学校

長岡「~では、過去完了進行形の受け身を作ろうと思ったらどうすればいいですか?白石さん」

白石「have beenの後ろを過去分詞にするだけでしょ~?」

長岡「正解っ!さすが!じゃあ「私はそのとき、犬におもちゃにされてました。」を英訳してみて~」

白石「I had been played by dog as toy then…かな?」

長岡「すげぇ…」

拍手が鳴り響く。その一方で睦月は教科書を熟読、五条はイビキをかきながら教科書に顔をうずめて爆睡していた。

 

こうして何もない学校生活が過ぎて行った…

睦月「じゃあ俺こっちだからまたな~」

五条「おう!またなー!」

白石「ばいば~い」

 

グギュルルルル…

五条「腹減った~…マジでもうこのままだと死ぬわ」

アトラス(五条)「警告。クソ強いプレイヤーが接近中。」

五条「えっ!?」

???「み~つけた♡」

五条「ヤッベ…!」

ジャキンッ!

後ろからいきなり、巨大なカマキリの鎌のような二つの緑色の鎌が五条の首を刎ねようとしてきたが、五条はそれを間一髪で避ける。

???「きゃはは♡すごいすごーい! ボクの不意打ち避けられちゃった♡」

五条「その声……分かったぜ」

真剣な顔になり、声の主を見つける。

そして五条はその少女をドヤ顔で見つめ、名前を叫んだ

五条「ショーユ・ラーメン!」

ズコーーーッ

???「えっ…ボクの名前忘れちゃったの…???マジで???」

五条「くっっ!!違ったか!!」

???「まあいっか♡冥途の土産に教えたげる♡」

ウナ「『ウナ・シャーマン』だよ…ホントはもっと長いんだけど、ボク覚えるの苦手でさ~」

ウナ「…え~っと…ボク何しにここに来たんだっけ?」

五条「俺が聞きたいぞ!!」

ウナ「あっ!思い出した~ キミと腕試ししに来たんだった」

五条「なるほどな…」バチバチ

そう言って五条は炸裂の力を引き出す。

ウナ「きゃはっ♡準備万端みたいだね…じゃあボクも」バサァッ…

五条「なんだっ…!?羽が!」

ウナ「ボクのこの動きに追いつけるかな~?きゃはっ♡」

背中に羽を生やし、高速で移動している。

もちろんそれに対応できる術はなく、五条は混乱している。

五条「目が回るぜ……どこだ?」

一瞬のスキを突き、ウナが仕掛ける!

ウナ「ここだよ♡」

五条「しまっ…」

ウナがさっきの鎌で急降下からの攻撃を仕掛けた!

しかし、五条はこの時をうっすらと狙っていた!

ガシッ

ウナ「ウソっ…!?」

五条「捕まえた!」

五条「デヤァアアアアアアアアアーーーーーーーーッッ!!!」

炸裂(スパーク)」の能力が宿った、破壊的な拳がウナに一撃を入れる!

バチバチバチッ!!ドギャァァァーーーン!

それは人間が出したとは思えない、マッハ10で飛行する戦闘機が直撃したほどの破壊力だった!

ウナ「想像以上の破壊力…!これを装甲ナシで喰らったらボクは……」ゾクゾクゾクッ♡

しかしウナは平然とそこへ居た!むしろ、強烈な攻撃を食らってかなり嬉しそうだ!!

理由は、彼女の『古代(エンシェント)』の能力にあった!

この能力は、身体の一部を自身が望む古代生物のものにしたり、新たにパーツを付けることができる能力!

さっき飛行できたのは、「サンダーバード」とも呼ばれる最大の鳥類「アルゲンタヴィス」の翼を付けたことであった!

そして今回は、皮膚をダイヤモンドの300倍の硬度を持つと言われる恐竜「ドエディクルス」と同じものにしたことにより、攻撃が全く効かなかった!

五条「うえぇ~…結構ハードな一撃だったんだがなぁ…」

ウナは未だ恍惚とした表情になっている。しかし程なくして…

ウナ「はっ!!いけないいけない!これ以上やっちゃったらまたハチ様に怒られちゃうっ」

ウナ「それじゃバイバ~イ♡」

そう言ってウナは飛び去って行った…

五条「バイバ~イ……なのか?」

 

無の塔、最上階「黒の皇室」

ハチス「これはどういうことだ、シャーマン」

ハチスが物凄い圧でウナを睨む。

部下たち「ざわざわ…ハチ様がお怒りだ……ざわざわ…怖えよ……ざわざわ…怖すぎておしっこ漏らした……」

ウナ「ちょ…ちょっと~!ボクをそんな名前で呼ばないで~!」

ウナはその圧に押されながらも、冗談めいた感じで返した。

ヨル「ハチ様怒ってるぞ~ 何やっちまったんだァ?ウナちゃん?」

ニヤニヤしながらヨルが聞く。

ウナ「う…うっさい!ヨルくんだってやらかしたくせにっ!」

ヨル「聞こえね~」

ヴォンッ!!

ハチス「静まれ」

部下たち「ひええええええええええええ」

ハチスの数万人の部下たちが一斉に散り散りになって逃げる。

ヨル「!!」

ウナ「ひっ…!ごめんなさい…ごめんなさいっ…!」

ハチスが謎の衝撃波を放つ。ヨルは完全に緊張し、ウナは涙と鼻水を垂らしながら泣きわめく。

ハチス(ちょっとやりすぎたか?)

ハチス「すまない。二人とも。」

部下たちがいなくなったことでハチスは即座に態度を切り替え、ウナに優しく歩み寄る。

ハチス「ウナ。何があったか、聞かせてくれるかい?」

ウナ「……! うん…うんっ!」

ヨル「ウナばっかずりぃ…ハチ様、本当はウナちゃんのこと…」

ハチス「黙 れ」

ヨル「うお…すみません」

 

???「さて、隊員はこれで全員か?」

???2「チッ…二人足りねェぞ!」

???3「あ~…そういやNo.9とNo.10は誰かにやられてたな」

???4「ウッソだろ!?あの二人が!?フォックサル中隊の仕業か!?」

???5「まあ戦場ではこういうこともよくあるわよ。それより隊長さん?私たち任務の内容を聞いてないわ」

???「そうだな。まず、V-190で昇陽の切島市上空を飛行し、各々パラシュートで落下する。」

???「その後、このリストに書かれている能力者を捜索・削除しにいく。」ペラッ

???3「んあ~?「桜庭 睦月」、「白石 麻琴」、「五条 隆景」…子供3人殺るだけ~?」

???2「はァ!?しけた仕事だなァオイ!」

???「わざわざ依頼してくるのなら、相当な強者に違いない。心してかかれ。」

 

???5「要するに、強い奴をいつものように削除しろってわけね?分かったわ」

『氷の魔女』アクア・リヒトフォーゲン

 

???4「ひえぇ~…失敗する気しかしねぇけど…やるしかね~よな~…」

『リーパー・ハンド』マリオ・ヒーニョトリッツォ・リーゴロ

 

???3「めんどくさ~…アタシ彼氏と遊びたいから帰っていいっすか~?」

『幻惑の魔術師』マリン・デヴラント

 

???2「へッ!ちょうどいいぜ…昂ってきた」

『無間地獄』ダイヤ・バルチモーレ=ゲルチェ

 

???「では…これよりチキンアーミー特殊課アビリティ・バース対策部隊、作戦開始!」

『唯我独尊』ローズ・ヴェロス

 

つづく

 




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