後半に少しグロ・残酷な描写があるので,苦手な人は注意です。
魔人ブウが復活し,ベジータと悟飯が死んだーーー
そう天界で事態を聞かされたのは,魔人ブウが復活して少し間が空き,皆が集合してからだった。
チチやブルマはその訃報に涙を流し,他の仲間たちにも少なからず動揺を与えた。
しかし悟空は既に打開策を考えているようで,それは悟天とトランクスにフュージョンという技で合体させることで魔人ブウに対抗しようというものだった。
そしてその後悟天トランクスが修行を積み,魔人ブウが下界で暴れ回っている中,天界では少し穏やかな時間が流れた。
途中。魔人ブウとバビディが西の都の情報を嗅ぎつけ,そこへ向かうとテレパシーで宣言され,ブルマが焦りながら悟空の元へやってきた。
「孫くん!今の聞いた!?このままじゃ皆殺されて,西の都も破壊されちゃうわ!!」
「でぇじょうぶだドラゴンボールで生き返れる。」
「……」
ーーーやっぱり何かいやだ
分かってる。合理的な判断なんだって…でも地球の危機に面した時の悟空くんは……何処か達観したような…人じゃないような立場で考えているようで,私は嫌だった……
きっと……フリーザとの戦いもセルとの戦いも,魔人ブウとの戦いも悟空くんが望むような戦いじゃない。
……悟空くんは別に悪いやつを倒すといった正義感の持ち主でもなんでもない。人を殺すために戦いたいんじゃない。ただ強い人と戦いたいだけ。
自分に負けないために戦いたいだけなんだ。
でも悟空くんは自然とそういう相手と最前線で戦うように当然のごとく駆り出される。
……それは悟空くんが一番頼りになるから。悟空くんが多少冷たいと,機械的だと思われようとも自ら率先して地球のために合理的な判断を下さないと他に地球の危機を救える人がいないから。
力だけなら…悟飯くんだってベジータさんだってあるんだと思う。でもきっとその2人じゃ悟空くんのようにはなれない。
他に頼れる人がいないから…悟空くんはああやって望んでもいない地球の守護神として冷静にいなきゃいけない。
他の仲間たちも誰1人悟空くんの言葉を疑うことなく,皆それに従って行動する。ある意味では悟空くんは地球を守るために独りだったんだ。
皆の悟空くんを見る目が同じ人間に向ける目だと思えなかった
悟空くんが別のなにかになってしまうように思えてしまった
……何も出来ない自分が嫌だった
それを見たくなかった。そんなことをして欲しくなかった。
地球なんて……他の人に任せて
私はただ……悟空くんにーーー
でもきっとそれは間違いだったんだろう。だって……今私は
その後悟空はドラゴンレーダーをトランクスに取りに行かせるため,超サイヤ人3という新たな力で魔人ブウと戦うが,その消耗から現世にはもう幾分も居られなくなってしまった。
すぐに別れの時がやってくる。
「悟空……元気でなって言うのも変だけど……元気でな!」
「ああ」
悟空があの世へ戻るという事で仲間たちも皆悟空の元へあつまる。しかしその顔は不安に満ちたものだった。
「でぇじょうぶだ……今の技が完全すれば魔人ブウにだって負けやしねぇさ……」
悟空は悟天とトランクスのフュージョンが完全すれば大丈夫なはずだと……そう確信したような表情で告げる。
「悟空……そろそろじゃ」
「あぁ分かった」
「…………」
占いババからそう告げられた悟空はあの世へ帰ろうと踵を返すが,そんな中悟天が悟空に何かを求めるような表情で見つめる。
「……分かったおめぇ父ちゃんに抱っこして欲しいんだべ」
「なんだ!そうなら早くそういえば良かったのによ!」
悟天の願いを察したチチがそう言い,悟空が軽々と悟天を持ち上げしっかりと目を見て言う。
「悟天……母ちゃんを頼んだぞ!」
「……うん」
悟天にとっては今日会ったばかりの父親。でも自身を持ち上げる掌とその大きな体からは何処か安心する暖かな温もりを感じた。
ーーー凄い
チチさんだって悟飯くんが死んで,悟空くんもいなくなることになって精神的に追い詰められてるはずなのに,しっかり自分の息子の悟天くんのことを気にかけてあげてるんだ。
………………私には無理だと思う。自分の事で精一杯でそこまで気にかけてる余裕なんてきっとない
……あぁ…やっぱり凄い人なんだな……本当に本当に私は…………
この胸を占める感情は一体何なんだろうかーーー
〜〜〜〜〜〜〜
その後…魔人ブウはミスターサタンによってその凶暴性は封じ込まれ……平和が訪れた……と思われていたが,2人の馬鹿な地球人によって魔人ブウは善と悪の2人に分離し,善の魔人ブウが取り込まれたことによって,前よりも更に手が付けられない程の力を付けた魔人ブウとなってしまった。
その魔人ブウは前に悟空と戦った時に言われた"強い戦士"のことを覚えており,その戦士と戦うため魔人ブウは天界に現れた。
……しかしピッコロは少しでも悟天とトランクスの修行時間を取るために時間稼ぎをする。
その際に悟飯を殺されたことに激昂したチチが魔人ブウを叩き,無情にも卵にされそのまま殺されてしまった。
「……チチさんッ!」
「………………」
仲間たちがそれを見て悲鳴をあげるなかルナは酷く冷めた目でその光景を……否。俯瞰した自分自身を見ていた。
ーーー助けれたはずだ。でも助けなかった……
彼女の行動なんて本来の流れに関係ないはずだ。ここで助けようが助けまいが……何も問題はない。
………………でもきっと彼女がそうしたならそれが正しいんだとルナはそう思った。
……
何より
そしてピッコロがそろそろだ…と魔人ブウを連れて精神と時の部屋に向かっていった。
……仲間たちは不安に思う心を抑え,悟天とトランクスを信じ,待つこととした。
その間平和な時が訪れるが,少し経つと……否。精神と時の部屋ではそこそこ時間が経ったのだろうが
……神殿の空間に穴が空いた。それは人一人分程の穴……その中からは…………
「アハァァァ…………!」
「魔人……ブウッ!!」
絶望が這い出てきた。ピッコロと悟天,トランクスはいなく……魔人ブウが出てきたということは………………
皆が絶望と焦燥に駆られる中……この場で最も経験値が高く,何度も修羅場をくぐってきたクリリンが冷静に自分がやるべきことを判断した。
「……俺が少しでも時間を稼ぐ…だからその間に逃げるんだ……」
「クリリンッ!!」
死を覚悟し特攻する夫に18号は悲痛な叫びをあげる。
「……に……逃げるしかないわ……ルナちゃんも早く!!」
「…………」
ーーーブルマさんも死んでしまうんだよね
いやそれが正しい流れのはずだ。それに第一ドラゴンボールで生き返れる。
何も問題は無いし余計なことをしないでいいはずだ。……最悪今の私なら1人で逃げ切れる。それで流れを見守ってればいいし,地球がヤバくなっても瞬間移動がある。
大丈夫……何も余計なことをしないのが最善で1番合理的なはずだ。
そう言い聞かせても……ブルマの事が頭から離れない。
彼女との思い出が,彼女の暖かさがルナの中から離れない。
目的のためなら……他の何も要らない。本来の流れから変わってしまって……もし目的が達成できなくなってしまったら
ーーー私は
次々と仲間が魔人ブウによって殺されていく中……とうとうブルマにもその魔の手が迫る。
「キャッ!!」
「……」
「ルナちゃん……?」
ルナは飛んできた怪光線から咄嗟にブルマを守るためにこっちに彼女の体を引いて自身の腕の中に抱き留めた。その彼女の暖かさと柔らかさがルナの判断を狂わせる。
「隠れててください」
「……え?」
「いいから……隠れてて。あとは私が魔人ブウを悟天くん達が来るまで食い止めるから」
悟天達が来ると確信しているようなルナの言葉に疑問を浮かべるブルマ。……しかしルナは何処か覚悟を決めたように背を向け,そのまま足早に魔人ブウの元へ向かっていった。
「……なんだぁ……まだ生き残りがいたのか?」
「…………随分とご機嫌そうだね。そんなにチョコが食べれたのが嬉しいの?」
「……あぁもう1個チョコが来てくれた……もっと食べれるゾ…………!!」
魔人ブウが悪辣な笑みを浮かべ,真正面からルナに向かってくる……だが
「ブッッ!!!」
「…………」
素早く魔人ブウの頭上へと現れたルナがその魔人ブウの勢いを利用するように顔面に膝蹴りを叩き込む。
「………………オマエやるな。チビ共よりも面白そうだ」
「……それはどうも」
そんな魔人ブウの言葉を聞き流し,速攻でその懐に潜り込み,アッパーが顎を穿ち,体を打ち上げたあとに渾身の掌底。
……そして正面に吹き飛ぶ前に左からの裏拳で右へ吹き飛ばす。
「アハァァァッ!!」
「…………」
魔人ブウは液体のようにぬるりと体勢を整え,ルナに向かってくる。
しかしルナはその単純な突撃を避けながら,そのまま進行方向へと強烈な蹴りをお見舞いし,魔人ブウは再び建物へ衝突して瓦礫に埋もれていった。
「…………オマエまだ本気じゃないな。何故手を抜く……!」
「…………馬鹿な貴方でも相手の力量くらいは分かるんだね。手を抜く理由?さぁなんでだろうね」
「コロス……!!」
その瞬間。魔人ブウは激昂し,今までの単調な突撃とは違う。本気でルナを殺すつもりで攻撃を放つ。
「……」
「ナンデ当たらない!!」
ルナはまるで未来を見ているかのように,華麗に全ての攻撃を避ける。
……何より異常なのはその反応速度だ。魔人ブウが攻撃を放つ瞬間と殆ど同じタイミングで避ける動作を開始している。
苛立ちからか攻撃が雑になって,連打に隙間ができた瞬間。
ルナはその合間を縫って,重い一撃を胴の中心に叩き込み,魔人ブウの体がくの字に曲がってたことによって突き出た顎を思いっきり宙に蹴り上げる。
そしてそのまま瞬間移動で上に回り込みダメージを狙って気功波を溜める。
「…………か」
界王神界でそのルナの戦いの様子を見て驚愕していた悟空達は更に驚くこととなる。
「………め」
それは悟空がよく知っている構え。
「……は」
悟飯は見覚えがあった。あの時は離れていて分からなかったが……これはフリーザと戦った時に放っていた一撃だと。
「…め」
青白い気の塊が強い光を持ってルナの掌の中に凝縮されていく
波ァァァァッッ!!!!
「……グギャァァァッ!!」
魔人ブウが……その蒼き光に飲み込まれた。
「……」
魔人ブウの反応が無くなった。完全に殺しきったのだと界王神界では喜びに包まれていた。
……だがルナだけは知っている
「まだ死んでないでしょッ!!私は今,貴方を殺すつもりじゃなかった!!変に姑息な事をするのはやめなさい!!!」
ルナは魔人ブウにかめはめ波を放った時,殺さない程度に抑えた一撃にしていた。
……だからこそルナは分かっている。まだ魔人ブウは確実に生きていると,今気配を殺しているのは恐らく自分との力の差を理解し,何か作戦でも練っているのだろうと……
ーーーそれは正解だった
「……ルナちゃん!!もしかして魔人ブウを倒したの!?さっき強い光が起きて何かと思ったら魔人ブウの反応も無くなったし……!」
「来ないでッ!!ブルマさんッ!!」
「アハァァッ!!ラッキー……!!!」
隠れていたブルマが強い光と魔人ブウの反応が無くなったのを感じて,ルナが倒してくれたのだと嬉しそうに駆け寄ってくるが……ルナはそんなブルマに対して焦燥に満ちた様子で叫んだ。
……ブルマの背後から泥のように現れた魔人ブウがブルマを掴み何時でもその命を奪える姿勢をとる。
「……アハァァッ…………オマエ大人しくしろ……そうしないと……この女を殺すゾ…………!!」
「うっ……ルナ……ちゃん……」
「……ッ!!クソッ!!」
どうする……!?と
ルナはブウに対抗しようとする姿勢を取るが……ブウはブルマを人質に取り,何時でもその命を奪えることを証明するようにブルマの首に腕を巻き付ける。
ーーー私は目的のために死ぬ訳にはいかない。第一この世界の恐らく
……リスクをとる訳には………………
見捨てれば……逃げるなり,魔人ブウを撃退するなり今の自分なら余裕で出来る。
「ブルマさん……」
「ルナ……ちゃんッ……いいから……私は……いいから……早く……コイツをッ…………」
ーーー私ごと殺して……と
ブルマの覚悟を決めたであろう言葉がルナに響いた。
「……ッ!!魔人ブウッ!!」
「……いいのかッ!!オレはコイツを本当に殺すゾッ!!」
ーーー私は……!!!
ルナが気を溜めてブウにその掌を向ける。その気は先程とは違い抑えたものでは無い,本気の力だった。
……正しく魔人ブウすら跡形もなく粉々にしてしまうほどの力……それは悟空も……ゴテンクスも……悟飯も及ばないほどの絶大な力に大気を……地球を……宇宙すら通り越して界王神界にまでもその力は届いた。
ーーー初めてルナが見せた
彼女の生き様を……彼女の今までの人生を表すように,地獄を乗り越えて身につけた……誰も届かないほどのチカラ……
魔人ブウは焦る……あれを食らったら自分は間違いなく死んでしまうと…撃てるはずがない……そう言い聞かせるが……ルナから感じる力の強さに冷や汗が止まらない。
「……あ……あぁ……」
「…………」
「……そう……よルナ……ちゃん……それでコイツを……」
ーーー『別に言わなくてもいいわよ……その悩み。…………まぁでもそうねぇ……もしアンタが誰かに頼りたくなったり,もうその悩みが解決しても苦しいようだったら……本当に私がアンタを貰ってあげるわよ。一緒に暮らしましょう?』
その瞬間ルナの絶大な力がまるで嘘だったかのように消えた
「ルナちゃんッ!!」
「占めたッ!!」
目の前に……魔人ブウのピンク色の肉塊が自分を包もうと広がっているのが見えた。
ーーーこれだけの力があれば……ブルマさんを殺させずに奪って,魔人ブウを撃退できたかもしれない?
その可能性はあったと思う。でも私には出来ない。
ブルマさんを殺す危険性を負って……そんな可能性にかける強い心は私にはない。
私は悟空くんのようにも……チチさんのようにも,ブルマさんのようにもなれない。
私には誰かを救うか殺すかのリスクを負う強さも………何かを成し遂げようとする勇気もない
どれだけ力を持っても……私はきっと漫画やアニメの主人公のようなことは出来ない…………
私はどこまでいっても……特別なナニカじゃないただの一般人でしかないんだ。
きっと……これは力だけを持ってしまった平凡な凡夫が,特別な何かになれると勘違いして出しゃばってしまった結末なんだろう。
悟空くんはなんであそこまで強いんだろうか
チチさんはなんであそこまで強いんだろうか
ブルマさんはなんであそこまで強いんだろうか
私は……どれだけ力を付けても普通の……1人の平凡な女でしかないのに……だからきっと
……あぁ
「助けて……ーーーくん……」
ルナにはもう,あれだけ執着していた目的も何も頭の中には無かった。ただただルナは願う。もう叶わないと分かっている願いを,遠い遠い日々を思い出すように何処か憂いを帯びた表情でただ願い続ける。その時…………ルナは久しぶりに元のたった一人の普通の人間に戻った気がした。
そして…願いはもう届くことはなく……無情にもルナはそのまま魔人ブウに吸収されてしまった。
ーーー瞬間。魔人ブウが強い光に包まれる
「………………」
「……う…ルナちゃん……」
強い光が止み,目を開けたブルマの目の前にはどこか女性のような風貌の魔人ブウがいた。
ーーールナちゃんを返せッ!とブルマが叫ぼうとするが
その刹那。
ゴリュッ…………
……あれなんで急に世界が反転して……あ
突然ブルマの視界が反転し……その理由を認識する前にブルマは
「…………」
その女性の姿をした魔人の足元には……体が前を向いているのに首から上が真後ろを向いているどうにも奇怪なブルマの死体があった。
「……イタダキマス」
〜〜〜〜〜
精神と時の部屋を抜け出したゴテンクスとピッコロの目の前に広がっていた光景は…………赤に染まっていた。
鮮やかなまでの赤色……そして何の臭いなのか考えたくもない程の悪臭。
そして目の前には……
赤い紅いアカイ色に塗れた……女性のような風貌をした魔人ブウ
……だが何か呆然としたように俯いているようだ……なんだ?と疑問に思ったのも束の間
ペロリと口元についていたナニカノ肉を舐めあげると一言ポツリと呟いた
「なんだぁ……遅かったじゃないか……オマエラ……」
「……な……なんだコイツ……」
女性のような風貌なのに口調は今までの魔人ブウと変わらない口調で何処かアンバランスさを感じる。
「……お…おい……!!お前!コレはどうしたんだよ!!」
ゴテンクスはこの異様な光景に指をさしながら,魔人ブウへと問い質す。
「…………?なんだこれは俺は知らないゾ……」
「はぁ……!?何言ってんだよ!お前以外誰が!」
「…………おい!魔人ブウ…その見た目の変化はどうした……?」
魔人ブウはとぼけているわけではなく……本当に知らないといったような表情で話す。
そしてピッコロが魔人ブウの変化について直球に問うと…………
「見た目……?さっきから何を言っている……?オレはオレだ……」
「……これを見てみろ」
自分でも状況が呑み込めていない魔人ブウにピッコロが鏡を取り出して見せる。
「……!?なんだこれ……オイ!俺はどうなってるんだ!!」
「し……知らねーよ!そんな事!!」
大幅に変化した見た目に魔人ブウは驚愕する。
……こんなにも異様な光景なのに誰一人としてこの状況を理解出来ていないという奇妙な状況が続く。
ーーー妙だ
冷静なピッコロが慌てふためく魔人ブウを見て考える。
ーーーあの見た目の変化……アイツがデブの魔人ブウを取り込んだ時と同じで,誰かを取り込んだ事にやって再び大きな変化が起きたのかと思ったが……奴はその記憶が無く……それに妙なことに
一体どういうことだ……?そんな疑問を浮かべるピッコロだが,魔人ブウは気にせずに話し始める。
「まぁいい……さぁまた戦うとするか……チビ共……さっきよりは面白そうだ……!!」
「お……おいこの状況で!?お前もちょっとは気にしろよ!!」
魔人ブウは超サイヤ人3となったゴテンクスに好戦的な目を向け,飛びかかってくる。
ゴテンクスはまだ動揺が収まらないが,何とか応戦し,
妙な疑問を残しながらも再び魔人ブウとの戦いが始まるのだったーーー