わぁ…可愛い骨だぁ…(号泣)   作:9ud4sul1

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ネタが思い浮かばない9ud4sul1です

面白い小説を書きたいけど、投稿頻度を売りにしてる希ガス···
ランキングに載ってる方々を見ると、やっぱり才能の差を感じますねぇ···

ではどうぞ!


ラストチャンス

 

「……私のミスでした」

 

 

どこへ向かっているのかわからない電車···私は電車の揺れに身を任せ、目の前に座る少女の言葉に耳を傾ける

 

 

「私の選択、そしてそれによって招かれた全ての状況」

 

「結局、この結果に辿り着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて」

 

 

懺悔のような言葉を零す少女の体がぼやける

そして、少しずつ少女の変化が始まる

 

 

「……いまさら図々しいですが、お願いします、先生」

 

「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません」

 

 

少女の声に低い男の声が混ざり、少女の姿も男へと変わっていく

 

 

「何も思い出せなくても、恐らくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから」

 

「ですから……大事なのは経験ではなく、選択」

 

「あなたにしか出来ない選択の数々」

 

「だから先生、どうか――」

 

 

少女が言葉を紡ぐ前に、完全に男の姿へと変わる

すると、男は無機物を見るような目で私を見つめる

見つめられてから少しの時間が経ち、男がようやく口を開く

 

 

「···お前は、何度も失敗した」

 

 

その言葉は、私を非難するような言葉だった

 

···いや、実際非難しているのだろう()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「一度目は砂漠に飲まれた土地で死亡、二度目は同じ土地で生徒を庇い死亡、三度目は混沌とした土地で銃撃戦に巻き込まれ死亡、四度目は歴史ある土地で歴史に消えた者から襲撃を受け死亡···その後も何度死んだ?何度やり直しては失敗を繰り返した?」

 

「原作の跡は殆ど消え失せ、今や名前だけ同じの別作だ」

 

 

それも歪な、と言うと男の姿が変わる

その姿は、まさに化け物だった

 

枝のような細い腕、筋肉が剥き出しで焼け爛れた体、花のように集まった九つの目

 

そして、胸元にある口が開き、悍ましい牙を見せながら化け物は話す

 

 

「···ラストチャンスだ、先生」

 

「これ以上の失敗は赦されない、次失敗をするのならば···主人公のいない物語として、進行する」

 

 

私は不協和音を奏でる化け物の言葉に頷くと同時に、意識が遠のき始めた

 

 

「そろそろ別れだ、先生···いずれ会うだろうが、その時は是非ともハッピーエンドを迎えてから会いたいものだな?」

 

 

その言葉を最後に、私は意識を手放した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♢♢♢♢

 

 

「はぁ···はぁ···ちょっと運動が過激過ぎない?」

 

「俺が捕まっている間に随分と衰えたな」

 

「俺の言葉は無視ですか···そりゃお前と違ってずっとデスクワークしてたからな、嫌でも衰えるわ」

 

 

機械野郎と執務室での戦闘から少し経ち、俺達はゲヘナの色んな場所を転々としながら戦っていた

 

空き教室、廊下、旧校舎···そして訓練所へとやってきた

 

ヘイローのある機械野郎と違い、俺にはヘイローがないから手足からは所々血が流れている

 

しかし、野郎も無傷という訳ではなく左腕にいくつかの弾丸が突き刺さり、力なく垂れている

とは言っても痛がってる様子はないが

 

流石体を機械にした男、少しは痛がってクレメンス···

 

 

「いい加減、鬼ごっこは終わりにしないか?」

 

「先に逃げたのはお前だろ」

 

「おっしゃる通りで」

 

 

ショットガンに弾を装填しながらも軽口を叩く

 

状況は、はっきり言って最悪だ

 

そもそも、機械野郎は中遠距離を得意にするのに対し俺はゴリゴリの近距離専門

使ってる武器も野郎はアサルトライフルだが、俺はショットガンだ

それに、機械野郎は左腕が使えなくなっても片手で銃は撃てるし、それ以外目立った傷はない

反対に俺は身体中に銃弾が掠る、もしくは当たっているから血は結構流しているし動く度に激痛が走る

 

···あれ、俺詰んでね?

 

まぁ、諦めないけどさ

 

 

「そろそろ終わりにするか」

 

「いや〜、俺としてはもうちょい遊びたいんだけど」

 

「最初はもう一回矯正局へ送り込むとか言っていたのにか?」

 

「やっぱ強い奴と戦うのって楽しいじゃん?だから···ねっ!」

 

 

会話の途中で距離を詰め、至近距離で弾を打ち込む

身体を捻られ避けられるが、横腹に蹴りを入れて飛ばす

カウンターに鉛玉が飛んでくるが、横に移動して避けると再び距離を詰めに行く

 

ショットガンをトンファーのように持って殴りつけ、機械野郎の頭を掴むとショットガンを持ち直して右目に向かって鉛玉をぶち込む

強い反動に流されるように上体を逸らすと、首のあった場所へ鈍色の一閃が走った

 

よく見れば、野郎は左手にナイフを握っていた

 

危ね···危うくゆっくり雀が生まれるところだった

 

ショットガンの銃口部を持ち、フルスイング

野郎はバックステップで距離を取り、何度目か忘れた睨み合いになる

 

しかし、今回は機械野郎の右目がバッキバキに壊れるという変化がある

 

 

「クソッ、油断した···」

 

「人間に勝てると思うなよ、ポンコツ機械」

 

 

そしてまた殴り込もうとして踏み込む────

 

 

「大丈夫か、雀!?」

 

「雀!」

 

 

────瞬間、訓練所の扉が開いてノガミと空崎先輩が入ってきた





ということで戦闘回と謎回でした···いかがでしたか?

ここ最近なんかネット口調が少なかった気がするので次回は増やせるといいなぁ···(願望)
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