機動戦士ガンダムSEED 変革修正の旅   作:ライダーGX

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第14話 消えていく光 後編

第8艦隊の先遣隊がザフトに攻撃されているのを察知したアークエンジェルは救助に向かう為、俺はストライクに乗り込む。

 

「遅いぞ坊主!!」

 

「すまん!」

 

マードックさんに怒鳴られながらも、俺はストライクを起動し、ストライクのモニター画面にある物が映る。

それはスクラップ・オブ・ビルダーズが何やら追加パーツを作っている様な物を出して入る様子だった。

 

「何だ…? マードックさん!あれは何だ!?」

 

『あ?俺にも分からねぇよ! 何やらストライクの部品の様なもんらしいが、それが俺にもさっぱりだ! だが今はそんな事は言い!!さっさと行きな!!』

 

「了解だ!」

 

俺はそう言って通信を切り、ストライクはカタパルトに向かい、武装はエールを装着する。

そしてミリアリアがアナウンスする。

 

『システムオールグリーン! ストライク発進どうぞ!』

 

「森川総司、ストライク出る!!」

 

スキージャンプの様に飛び出し、俺は戦場へと赴く。

その光景を見ると、第8艦隊の先遣隊は三隻程度で、辺りはザフトの艦隊で覆いつくされていた。

 

この光景は見覚えあるぜ、クルーゼ隊がラクスの捜索をしている時に第8艦隊を見つけ、それを攻撃した際にアークエンジェルが見つけたっと言う事だろうな。

 

それにフレイが親父さんを守ってくれって言うが、それは無理な話しさ。物事に絶対はないし、第一こんな所に来たのが間違いだ。

戦場で娘さんを迎えに行くのは分かるが、わざわざ敵に見つかる戦艦に乗り込むのが可笑しいんだよ。

 

お偉いさんならお偉いさんらしく家で待っていればいいのに。

 

俺はそう思いながら敵を撃破し始める。

 

ビームライフルでジンを撃退し、ジンの重突撃銃を躱しながらビームサーベルを抜いて、相手を真っ二つにした。

 

その時だった。

 

『総司!!』

 

「っ!」

 

俺は振り向くと、アスランが乗るイージスが俺に迫って来て、ビームサーベルを抜いて迫り、俺は対ビームシールドで防御する。

 

「ようアスラン! お前がこんな所にいるとは奇遇だな?」

 

『いい加減目を覚ませ!! ナチュラルに利用されている事がまだ分からないのか!?』

 

アスランは俺が未だに騙されていると思っている、おいおい…お前がそれを言うなよ。騙されてるんだったらお前はどうなんだ?親父さんの暴走にお前が付き合わされるってのはよう?

 

それこそお前が騙されてるって事と一緒だぜ。

 

俺はそう思いながら俺はアスランと対峙する。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そしてアークエンジェルが戦闘を行っている中で、フレイは俺に言われた事にかなり気にしていた。

 

 

《これだけは覚悟して欲しい。戦場でいつ死ぬか分からない、じゃなきゃ自分を失う事になるかな》

 

 

その言葉にフレイは一度立ち上がって、ブリッジに行った。まあ当然ブリッジに行った所で皆から追い出され、サイがフレイを抑える。

 

「フレイ!ブリッジに来ちゃだめだ!」

 

「ねえ!パパの船はどうなってるの!?」

 

「それは…」

 

「総司は…あの子は一体何やってるのよ!?」

 

「そんな事言われても、向こうにはイージスがいるし、そう簡単には…」

 

サイの言葉にフレイは俯くが、するとある事を考えて、サイから離れ、ある場所に行き、それにサイは慌てて追いかける。

フレイが付いた場所はラクスが居る部屋で、フレイがそこに入り、ラクスはフレイを見る。

 

ラクスはそれに思わず首を傾げ、フレイはある行動に出る。

 

 

一方宇宙では激しい戦闘が続いていて、俺はアスランの華麗な攻撃を軽く躱しながら攻撃をする。

 

アスランは俺の予想以上の動きに驚きを隠せないでいた。アスランは俺を素人とだと思っており、攻撃が当たらない事に焦っていた。

 

「(総司…一体何処であんな戦い方を! 軍事訓練なんて受けていない筈…!)」

 

「(甘いぜアスラン。俺はハッキングで軍事訓練を受けてるのさ、お前の戦いはお見通しなんだよ!)」

 

俺がアスランと激戦を繰り広げている中で、アークエンジェルではちょっとばかし問題が起きた。それは…。

 

「この子を殺すわ!今すぐ戦闘を辞めないとこの子を殺すってあいつ等に言って!!」

 

「あ、貴女…」

 

その事にはマリューさん達は唖然としてしまう、まさかフレイがそんな行動を取るとは思わなかったからだ。サイは何とかフレイを抑えようとしたが、彼女はそれに全く止まろうしなかった。

そんな様子にラクスは見つめていたが、その時通信が入る。

 

「っ!モントゴメリから通信!!」

 

「え!?」

 

この戦闘中にモントゴメリからの通信と聞いて、マリューさん達はそれに思わず振り向く。

そしてモニター画面には大西洋連邦の外務次官もある『ジョージ・アルスター』が映し出される。

 

『アークエンジェル聞こえるか!』

 

「パパ!!」

 

『おお!フレイ…! 良かった…最後に娘に会えて!』

 

「え?パパ…何言ってるの?」

 

フレイはジョージ・アルスターの言っている言葉が理解できずにいた、ジョージはこう思っている。もうこの艦は長くはない、沈むのも時間の問題だと…。

 

『私がこの艦に乗艦したのは、最後にフレイの言葉を聞く為だったんだ。この艦に乗艦したからには、いつ命が尽きてもおかしくはない。それを覚悟の上で乗艦したのさ』

 

「そんな!!そんな事言わないでパパ!!」

 

『フレイ、お前はもう15だ。わがままばかり言わず、しっかり…強く生きて欲しい…』

 

「い、嫌よ…パパ、そんな事…」

 

『艦長、そしてサイ君。娘を頼むぞ…、コープマン艦長!』

 

『はっ!!』

 

そう言って通信を切り、モントゴメリはそのまま突き進める。

 

「そんな!!パパ!!!」

 

そしてモントゴメリはジンの集中攻撃を受け、そのまま爆散してしまい、それには俺は後ろを振り返る。

 

「…なんてこった」

 

 

 

「いやああああああああああああああああああああ!!!」

 

フレイは父親の最後を見た事に絶叫し、そのまま気を失う。

 

サイが慌ててフレイを抱え、それを見かねたナタルが無線をオープン回線にして、連合とザフトに渡って話す。

 

「ザフト軍に告ぐ! こちらは地球連合軍所属「アークエンジェル」! 当艦は現在、プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの令嬢、ラクス・クラインを保護している。現時点では人道的立場で彼女を保護しているが、本艦の攻撃を続けた場合、それは貴艦等のラクス・クラインの保護を責任放棄と見なし、彼女の身命は一切保証しないとお伝えする!」

 

その放送を全空域に流れた事により、俺は思わずため息を吐く。

 

そしてヴェサリウスに居るクルーゼはそれに密かに笑う。

 

「フフフ…何とも格好悪いものだ。援護に来たはずが、不利になったらこれか…」

 

「隊長?いかがなさいますか?これでは…」

 

「分かっている。アスランを呼び戻せ、他の隊にも攻撃中止だ」

 

「はっ!」

 

その命令により、ジンは自分たちの隊の所に戻っていく中、アスランは怒りに満ちていた。

 

「なんて卑怯な!!救助した民間人を人質に取る。こんな卑怯な者達と戦うのがお前の正義か総司!!」

 

っと俺はその言葉を聞いた時、頭の線がプツンと切れた。

 

「軍人が自分の正義を持ち出すな!!!!!!!!!」

 

「っ!!?」

 

俺の怒声を聞いたアスランは思わず驚きを隠せず、俺はそのまま言う。

 

「確かに彼女を人質にした事に俺が言うまでもないが、ヘリオポリスを攻撃して、破壊したお前達に正義があるのか!語る資格があるのか!? 俺の知る軍人は政治の道具だ…、自分の正義を持ち出したら、それこそ駄目だ…。よーく覚えて置けアスラン…お前が一体何と戦うのかを…よーく見出せ」

 

そう言って俺は反転して、アークエンジェルへと戻っていく。

 

「…総司」

 

アスランは俺が言った言葉に何も言い返す事が出来ず、ただ俺の後ろ姿を見るしかなかった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

その後俺はアークエンジェルに戻り、コックピットから降りて一息を、ムウに声を掛ける。

 

「お疲れ、フラガ大尉」

 

「おう、お疲れさん。こっちは散々だったぜ、出たのは良いものの、ジンにやられて戻るなんて、恥ずかしいわ」

 

そう愚痴を言うムウに俺は苦笑いをするしかなく、総司は持ってきた水を飲む。

ムウはそんな様子を見て声を掛ける。

 

「…やっぱり気に入らないか? あの子を人質にした事には」

 

「…まあないって言ったら嘘になりますが、それを言っている場合じゃありませんから」

 

俺の意外な言葉にムウは目を開き、俺はムウの方を見ながら言う。

 

「どんなに非道な事でも、軍人は政治の道具として動かされます。今回は彼女が居た事でそれを利用されてしまった…それだけですよ」

 

そう言って俺は更衣室へと向かう、そんな様子をムウは頭に手を置きながら言う。

 

「はぁ~、意外と冷静だねー」

 

 

 

 

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